ポンコツαの初恋事情

京夜灯

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二度目の‥‥‥

ポンコツαの初恋事情 29(R18)

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「んぅ、んくっ、ぷあっ……」

「っは……」

「んっ‥はぁっ……僕、うまく‥‥出来たかな?」

「っつ‥‥、帳先輩っ‥‥!」

日向は衝動のままに、再び帳を押し倒すと、彼に覆いかぶさり、唇を奪う。

突然の動きについてこられなかったのか、帳は目を丸くしてただされるがままになっていた。

「ひなたくっ……ひゃっ!?」

日向が首筋に舌を這わせ、再び桃色の尖りに唇を寄せる。

そのまま舌を這わせ、ほんのり色付いた乳首に吸い付くと、帳の腰がびくりと跳ねた。

「んゃ、ひなたくっ……あっ」

「っはぁっ、帳‥‥先輩」

「も、ぁっ‥‥そこ、やぁっ……あぁっ!」

「気持ち良いですか?」

「んっ、気持ちいいっ‥‥気持ちいいよぅっ」

軽く歯を立てぷっくりと膨らんだ感触を舌で楽しみながら、空いているほうの指先でもう片方の乳首を摘み、乳頭を撫でながら転がす様に刺激を与えると、両方の乳首が同じように赤く色づいてきた。

「んぅっ‥‥んぅっ、はぁっ!!」

(かわいい...‥愛しい‥‥‥)

悩ましげな吐息を漏らし、指を咥える帳の仕草と反応に、日向もまた、過剰な興奮を抑えようと熱い息を吐く。

「ふっう、ぁ……やっ……あっだめ、噛んじゃ……きゃぅっ!」

このままずっとこうしていたい。

そう感じつつも、自身の限界が近いこともあり、日向は名残惜しみながらも、彼の胸元から顔を上げた。

「日向‥‥くん‥‥?」

「帳先輩、俺、全く余裕がない」

日向は帳が用意していたローションを手繰り寄せると、指に絡め、固く閉ざされた窄まりに押し当てた。

「あっ、ひなたく……ん、ぃ……あぁっ」

入口を揉みほぐし、柔い粘膜を傷つけないように拡げて、人差し指をゆっくりと沈ませる。

「ぁっ‥‥はぁっ、ひなたくんの指っ、入って……! ひぅっ」

入口を通過してしまえば中は初夜ほどきつくはなく、これならばなんとかなりそうだと、日向は内心安堵した。

「帳先輩、一人の時もここ‥‥触ってました?」

「は、ぅぅ~……きっ、きかないで……あぁっ」

「答えてください、帳先輩‥‥」

「だって、日向くんがっ……ッあぁ!」
「俺のせいですか?」

何度も指で腸壁をなぞり、指に引っ掛かるしこりを捏ねると、大げさな程に帳が身体を跳ねさせた。

「あぁっ、そこぉっっっ‥‥!!」

「っ、一人の時も、こんな風になるんですか?」

日向は帳の内壁のしこりを指の腹で軽く叩きながら、彼に問いかけた。

「ひ、ぃぃッ!? あぁぁ、待っ……やぁっ、んぅぅ……!」

「帳先輩?」

「わか、らな……はぁ、ああ……なん! あたま、へんになるッ……くぅ、んんッ」

がくがくと腰を揺らし、首筋まで赤く染めて喘ぐ姿に煽られ、日向は下腹部によりいっそう熱が集まるのを感じ、中をこじ開けるように中指を挿入した。

声にならない悲鳴と共に、きゅうきゅうと締め付ける後孔に、日向は愛しさのあまり、帳の頬に口づける。

「ぁ、や、日向くっ……や、あっん……」

「帳先輩‥‥‥」

「一人じゃ、こんな風に…ならなっ…あっ、あぁっ‥‥‥」

「本当に、俺だから‥‥‥?」

「ぁっんっ‥‥ひっ‥‥ひなたくんは、特別...だからっ」

涙を一粒だけ零し、愛情を宿らせた瞳で帳にみつめられ、日向は満足そうに微笑んだ。

「日向くっ、きもちいっ……、んぁっ……!」

中指も帳のなかを傷つけることなく侵入に成功し、日向は拡げることに専念するように中を掻き回す。

「んぁ、あ、はぅ……おく、……もっと、おくにほしい……」

「ここも好きですよね」

「やぁっ、そこ、ぁ!ぜんりつせん、指、ぐりぐりしちゃ……!」

帳は解っていない。

日向がどれだけの理性を総動員して、この淫靡な身体を味わい尽くしたいという劣情と闘っているのか。

際限なく煽る帳のしこりを指で挟むように刺激すると、帳は甘やかな鳴き声をあげ、背中を波打たせる。

「ぅ、あっん……!きもちい、きもちいいよぉ……!」

「その表情‥‥もっと見せて下さい」

「あぁぁッ! やぁぁ! はげしっ、あぁっ、も、ッ……!」

「可愛い、可愛いっ、堪らないっ」

「あつい、からだあついよぉ……!ひなたくっ、お願いっ……な、なんとかしてぇ」

「……あまり俺を煽らないで下さい」

(もう、限界だ。早く中を暴きたい。帳先輩の身体で快楽を貪って、壊れてしまうまで善がらせたい)

身体と密接にリンクした本能が、優しくしたいという気持ちを蝕んでいく。

「んっ、ぁっ……僕より、日向くんのほうが苦しそうだよ……だから、我慢しないで、はやく、来てっ‥‥」

「帳先輩っ……!」

帳がシーツを掴んでいた両手で日向の頬を包み込み、涙で濡れた顔で微笑みかけたその瞬間、日向の最後の理性が断ち切れた。

「……帳先輩、挿れますね」

帳を求めて逸る熱をもう自分でどうすることもできず、勢いよく指を引き抜くと、手早くスキンを取り付け、先端をあてがい、日向は一息に、帳のなかに己の欲を突き入れた。
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