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勇気を出して‥‥
ポンコツαの初恋事情 17
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そうこうしているうちに、辺りはすっかり暗くなり、次々に屋台の灯りがともりはじめた。
「日向くん、食べたいものはある?」
「んー、昼にぜんざいを食べたから、あまりお腹がすいてないんですよね」
「僕もそうなんだよ。じゅあ、たこ焼きを買って、二人で分けけあわない?」
「はい、半分こにして食べましょう」
「じゃあ僕、買ってくるから、日向くんはそこで待っててね」
そう言って帳は人で賑わう屋台通りの中を歩いていった。
帳の背中を見送った日向は、喧騒から離れた広場で夜風に混じって香るソースの香りに心を踊らせながら、ひやりとした石段に腰を下ろした。
(帳先輩、たこ焼きもフーフーを繰り返して食べるのかな?帳先輩の食事姿、可愛いからもっと見たいなぁ)
そんな事を考え、日向が胸を踊らせていると
「日向くんお待たせ!」
と、待ち焦がれていた明るい声が聞こえてきた。
声を耳にした日向は、勢いよく立ち上がり
「あっ‥‥全然待ってな‥‥」
と、言いかけ、眼前の光景に息を飲んだ。
そこには、ライトアップされて優しく光る桜を背景に、ビニール袋を持った帳が、日向を見つめて楽しそうに微笑む姿があった。
日向が帳の姿を見つめていると、突然強い夜風が桜吹雪を舞いあげ、二人を包み込んだ。
肌寒さを気きする様子もなく、帳は日向に向けた微笑みを、絶えず輝かせ続けている。
風に揺らめくピンクブラウンの髪は、陶器の様に白い肌をより強調し、グラデーションがかった眼鏡のレンズの奥の瞳は優しく日向を見つめていた。
その光景は、初めて出会った時と同じく、日向を釘付けにした。
(あの時も、俺は桜を背景に無邪気に笑う、この人に魅了されたんだった)
髪や肩に舞い降りる桜の魔法は、二人が出会った時間へと日向の意識を巻き戻させていった。
(どうしよう。好きが溢れて止まらない)
日向がいっそ苦しい位に胸を高鳴らせていると、帳が日向の目の前までやってきて
「冷めちゃわないうちに、たこ焼き、食べよ?」
と、袋を差し人し、日向に手渡した。
初めて会ったあの時より歩み寄った距離感が、日向の意識を現実へと呼び戻す。
頭をのぼせさせた日向は、真っな顔で帳から袋を受け取ると、コクコクと頷くだけで精一杯だった。
「屋台で買って食べるたこ焼きってさ、特別おいしく感じない?」
「分かります。屋台を見て歩くのも、楽しいですよね」
石段で仲睦まじくたこ焼きを分けあい、食べ終わった二人は、満足感のなか、再び手を繋いで歩きだした。
屋台に浮かれている帳と恋人繋ぎで歩いていると、帳が突然手を離し、子供の様にとてとてと走って行ったかと思うと、真っ赤に輝く林檎飴を片手に、キラキラと目を輝かせながら日向のほうへと戻ってきた。
(んんん、時折見せる子供っぽい表情が、愛らしくて仕方がないんだよなぁ)
再び手を繋ぎなおし、帳に手を引かれるままに歩き、屋台通りを抜けると、そこには沢山の桜の木々が、あたり一面に咲き誇っていた。
優しい光でライトアッブされた花々は、まるで空に広がる淡いピンクの絨毯の様に輝いており、あまりの絶景に日向は息を飲んだ。
「この美しい景色を、日向くんと一緒に見たかったんだ。付き合ってくれて、有り難うね」
「帳先輩‥‥」
帳の言葉が嬉しすぎて、日向が目に涙を滲ませ、彼を見つめていると
「溶けちゃわないうちに、これも食べちゃわないとね」
帳は先ほど買った林檎飴に口をつけ、小さな口でかぷりとかじると、表面の飴をゆっくりと舐めはじめた。
表面を舌先でなぞり、吸い付き、絡めとる様な仕草は日向の目には卑猥にうつり、あらぬ妄想をかきたてられる。
(落ち着け、俺の息子!)
日向はなんとか下半身の熱を抑えようと心の中で念仏をとなえ、煩悩をかき消そうとした。
欲望にのまれまいと戦いながらも日向が帳から目を離せずにいると、日向の視線に気付いた帳が、林檎飴を差し出しだした。
「日向くんも、食べる?」
帳は紅い飴の色素に染まり、艶を帯びた唇で問いかけると、上目遣いで日向を見つめた。
そんな姿が、自分を誘惑しているか様に日向の目には映る。
(これは素でやっている。解ってる。解っているんだけど、帳先輩を今すぐ食べてしまいたい!もう我慢できない!)
「‥‥っ、帳先輩!」
日向は、本能に突き動かされる形で差し出された腕を引くと、強く帳を抱き締めた。
「あの、日向くん‥‥硬いものが当たってるんだけど‥‥」
帳の声は困惑に満ちていたが、日向は帳の腰を更に引き寄せ
「好きです」
と、思いの丈を口にした。
「えぇっ、このタイミングで言うの?」
「俺、帳先輩が好きです。俺と付き合って下さい」
いつもの童貞くささはどこへやら、日向は真剣な目をして帳の瞳をじっと見つめ、告白の言葉を口にした。
「嬉しいな。僕も日向くんの事が好きだよ」
日向は帳の返事に感極まり、泣き出すと
「それはLIKEですか?LOVEですか?」
と嗚咽混じりに問いかけた。
「勿論、LOVEのほうの"好き"だ
よ」
(あぁ、俺、今この瞬間死んでも良い)
日向は一瞬、本気でそう思ったが、帳に告白を受け入れて貰ったからには、彼と幸せになりたいと、気持ちを改めた。
「有り難うございます。俺、生きていて良かったって、今、心の底から思っています」
日向は幸福を噛みしめると、より一層帳を強く抱き締めた。
「日向くん、一つだけ質問しても良いかな?」
「何でもどうぞ」
「僕は日向君の運命の相手なの?」
そう問いかた帳の顔は、日向からは見えない。
だが、その声はどこか真剣さを帯びており
「運命だとか、そんなの問題じゃないんです。ただただ、俺は貴方の事が好きなんです!」
日向は帳に対し、精一杯彼への想いを伝えた。
だが、その言葉を聞いた帳はどこか悲しげに
「そっか‥‥」
と消えいりそうな声で呟いた。
帳の反応に対し、告白を受け入れられ、舞い上がっている日向は気付く事もなく
「俺、帳先輩のこと、一生大切にします!」
と、決意表明をするなり、白くて滑らかな帳のうなじに噛み付こうとしたのだが
「それは駄目だよ」
と、帳に優しく咎められてしまい、日向はお預けをくらった犬の様に項垂れた。
「それよりキス、しなくて良いの?」
帳に問いかけられ、日向は
「して良いんですか?それでは慎んでいただきます」
と、真剣な顔で帳の腰を引いたまま、顔を向かい合わせた。
「あはは、何それ。日向君は本当に面白い子だね」
そう言うと、帳の方から日向の首に両腕をまわし、軽く触れ合うだけの口付けをした。
(俺のファーストキス!帳先輩、大人の階段を上らせてくれて、有り難う!)
その瞬間、日向の脳内でレベルアップのファンファーレが鳴り響く。
日向が先程のキスの余韻に浸っていると、突然帳が驚きの声をあげ
「ごめん、日向くんの服に林檎飴つけちゃった!洗って返すよ」
と慌てて離れようとしたが、日向は彼の腰を更に強く引き寄せた。
「すぐ洗ったら落ちますよ。ここから俺の家まで遠くないんで」
だから、俺の家に来てくれませんか?
日向がそう尋ねると、帳は意を決した様に
「うん」
と返事を返し、二人は来た道を戻りはじめた。
「日向くん、食べたいものはある?」
「んー、昼にぜんざいを食べたから、あまりお腹がすいてないんですよね」
「僕もそうなんだよ。じゅあ、たこ焼きを買って、二人で分けけあわない?」
「はい、半分こにして食べましょう」
「じゃあ僕、買ってくるから、日向くんはそこで待っててね」
そう言って帳は人で賑わう屋台通りの中を歩いていった。
帳の背中を見送った日向は、喧騒から離れた広場で夜風に混じって香るソースの香りに心を踊らせながら、ひやりとした石段に腰を下ろした。
(帳先輩、たこ焼きもフーフーを繰り返して食べるのかな?帳先輩の食事姿、可愛いからもっと見たいなぁ)
そんな事を考え、日向が胸を踊らせていると
「日向くんお待たせ!」
と、待ち焦がれていた明るい声が聞こえてきた。
声を耳にした日向は、勢いよく立ち上がり
「あっ‥‥全然待ってな‥‥」
と、言いかけ、眼前の光景に息を飲んだ。
そこには、ライトアップされて優しく光る桜を背景に、ビニール袋を持った帳が、日向を見つめて楽しそうに微笑む姿があった。
日向が帳の姿を見つめていると、突然強い夜風が桜吹雪を舞いあげ、二人を包み込んだ。
肌寒さを気きする様子もなく、帳は日向に向けた微笑みを、絶えず輝かせ続けている。
風に揺らめくピンクブラウンの髪は、陶器の様に白い肌をより強調し、グラデーションがかった眼鏡のレンズの奥の瞳は優しく日向を見つめていた。
その光景は、初めて出会った時と同じく、日向を釘付けにした。
(あの時も、俺は桜を背景に無邪気に笑う、この人に魅了されたんだった)
髪や肩に舞い降りる桜の魔法は、二人が出会った時間へと日向の意識を巻き戻させていった。
(どうしよう。好きが溢れて止まらない)
日向がいっそ苦しい位に胸を高鳴らせていると、帳が日向の目の前までやってきて
「冷めちゃわないうちに、たこ焼き、食べよ?」
と、袋を差し人し、日向に手渡した。
初めて会ったあの時より歩み寄った距離感が、日向の意識を現実へと呼び戻す。
頭をのぼせさせた日向は、真っな顔で帳から袋を受け取ると、コクコクと頷くだけで精一杯だった。
「屋台で買って食べるたこ焼きってさ、特別おいしく感じない?」
「分かります。屋台を見て歩くのも、楽しいですよね」
石段で仲睦まじくたこ焼きを分けあい、食べ終わった二人は、満足感のなか、再び手を繋いで歩きだした。
屋台に浮かれている帳と恋人繋ぎで歩いていると、帳が突然手を離し、子供の様にとてとてと走って行ったかと思うと、真っ赤に輝く林檎飴を片手に、キラキラと目を輝かせながら日向のほうへと戻ってきた。
(んんん、時折見せる子供っぽい表情が、愛らしくて仕方がないんだよなぁ)
再び手を繋ぎなおし、帳に手を引かれるままに歩き、屋台通りを抜けると、そこには沢山の桜の木々が、あたり一面に咲き誇っていた。
優しい光でライトアッブされた花々は、まるで空に広がる淡いピンクの絨毯の様に輝いており、あまりの絶景に日向は息を飲んだ。
「この美しい景色を、日向くんと一緒に見たかったんだ。付き合ってくれて、有り難うね」
「帳先輩‥‥」
帳の言葉が嬉しすぎて、日向が目に涙を滲ませ、彼を見つめていると
「溶けちゃわないうちに、これも食べちゃわないとね」
帳は先ほど買った林檎飴に口をつけ、小さな口でかぷりとかじると、表面の飴をゆっくりと舐めはじめた。
表面を舌先でなぞり、吸い付き、絡めとる様な仕草は日向の目には卑猥にうつり、あらぬ妄想をかきたてられる。
(落ち着け、俺の息子!)
日向はなんとか下半身の熱を抑えようと心の中で念仏をとなえ、煩悩をかき消そうとした。
欲望にのまれまいと戦いながらも日向が帳から目を離せずにいると、日向の視線に気付いた帳が、林檎飴を差し出しだした。
「日向くんも、食べる?」
帳は紅い飴の色素に染まり、艶を帯びた唇で問いかけると、上目遣いで日向を見つめた。
そんな姿が、自分を誘惑しているか様に日向の目には映る。
(これは素でやっている。解ってる。解っているんだけど、帳先輩を今すぐ食べてしまいたい!もう我慢できない!)
「‥‥っ、帳先輩!」
日向は、本能に突き動かされる形で差し出された腕を引くと、強く帳を抱き締めた。
「あの、日向くん‥‥硬いものが当たってるんだけど‥‥」
帳の声は困惑に満ちていたが、日向は帳の腰を更に引き寄せ
「好きです」
と、思いの丈を口にした。
「えぇっ、このタイミングで言うの?」
「俺、帳先輩が好きです。俺と付き合って下さい」
いつもの童貞くささはどこへやら、日向は真剣な目をして帳の瞳をじっと見つめ、告白の言葉を口にした。
「嬉しいな。僕も日向くんの事が好きだよ」
日向は帳の返事に感極まり、泣き出すと
「それはLIKEですか?LOVEですか?」
と嗚咽混じりに問いかけた。
「勿論、LOVEのほうの"好き"だ
よ」
(あぁ、俺、今この瞬間死んでも良い)
日向は一瞬、本気でそう思ったが、帳に告白を受け入れて貰ったからには、彼と幸せになりたいと、気持ちを改めた。
「有り難うございます。俺、生きていて良かったって、今、心の底から思っています」
日向は幸福を噛みしめると、より一層帳を強く抱き締めた。
「日向くん、一つだけ質問しても良いかな?」
「何でもどうぞ」
「僕は日向君の運命の相手なの?」
そう問いかた帳の顔は、日向からは見えない。
だが、その声はどこか真剣さを帯びており
「運命だとか、そんなの問題じゃないんです。ただただ、俺は貴方の事が好きなんです!」
日向は帳に対し、精一杯彼への想いを伝えた。
だが、その言葉を聞いた帳はどこか悲しげに
「そっか‥‥」
と消えいりそうな声で呟いた。
帳の反応に対し、告白を受け入れられ、舞い上がっている日向は気付く事もなく
「俺、帳先輩のこと、一生大切にします!」
と、決意表明をするなり、白くて滑らかな帳のうなじに噛み付こうとしたのだが
「それは駄目だよ」
と、帳に優しく咎められてしまい、日向はお預けをくらった犬の様に項垂れた。
「それよりキス、しなくて良いの?」
帳に問いかけられ、日向は
「して良いんですか?それでは慎んでいただきます」
と、真剣な顔で帳の腰を引いたまま、顔を向かい合わせた。
「あはは、何それ。日向君は本当に面白い子だね」
そう言うと、帳の方から日向の首に両腕をまわし、軽く触れ合うだけの口付けをした。
(俺のファーストキス!帳先輩、大人の階段を上らせてくれて、有り難う!)
その瞬間、日向の脳内でレベルアップのファンファーレが鳴り響く。
日向が先程のキスの余韻に浸っていると、突然帳が驚きの声をあげ
「ごめん、日向くんの服に林檎飴つけちゃった!洗って返すよ」
と慌てて離れようとしたが、日向は彼の腰を更に強く引き寄せた。
「すぐ洗ったら落ちますよ。ここから俺の家まで遠くないんで」
だから、俺の家に来てくれませんか?
日向がそう尋ねると、帳は意を決した様に
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