ただのポエム

ソメイヨシノ

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欠片を捨てる

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何を言えば良かったの
引き止める言葉を
あの時には見つからなかった
適切な言葉の欠片でいい
なにかを捨てるということは
思い出と一緒に消すことだ
なにかを捨てるということは
きっとなにか忘れたいんだ
一つずつ時が動く中で
過去と過去が混ざりあって
ひとつの思い出に変わる
どちらかのひとつは
きっと捨てられる予定だったんだ
拾い上げたその欠片も全て
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