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蜜の様に甘く、切なく…
離さないで…あなたの…君の傍で…眠りたい…
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屋敷に帰った悠人と花音。車を停めて降りるといつも通りに花音を先に屋敷に居れる悠人。カチャンと戸を閉め、施錠をすると、悠人は後ろからそっと花音を抱きしめた。
「悠…人?」
「ごめん…少しだけこのままでいさせて…」
「悠人…」
「…何?」
「私…何も力になってあげれないかもしれない…今回みたいについて行く事はしない…でも、きっと心配の押しつけになっちゃうかもしれない…そんな私でもいいの?」
「何言ってるの。花音は花音のままでいい。」
そういうと花音は悠人の腕の中で体の向きを変えて、悠人の頬に触れた。そのまますぅっと指を滑らせて、悠人の口唇にそっと触れる…
「か…のん…」
「悠人…それでも私でいいと言ってくれるなら、私はずっと悠人の傍に居たい…」
「…ッ」
その言葉を聞いた悠人は抑えが利かなくなってしまったかのように花音の顎を持ち上げて口唇を重ねた。何度も重ねては離れ、息を吐く間もないほどに重ね合う…花音の口唇を割り、悠人の舌は花音の口内を犯していく。
「花音…部屋行く?」
「…」
言葉が無いものの小さく頷く花音。いつもなら抱き上げていく悠人も今宵ばかりは、傷のせいか抱き上げれなかった。有無をいう事なく、花音を自室に連れて行く悠人は部屋に入るとカチャリと鍵をかけて立ち尽くしていた花音の腕を引いてベッドへと連れて行く。トサっと押し倒すと、花音の上に覆いかぶさり、悠人は見下ろした。
「怖くないか?」
「大丈夫…」
「フ…」
小さく笑うと悠人は花音に覆いかぶさり優しくキスを落とす…ゆっくり…長く…確かめ、味わうように…
花音の服の裾から悠人の手がするりと入り込む。ブラを外し、そっと胸のふくらみを手中に収め、愛おしく、優しく解すかのように揉んでいく…
口唇から頬、瞼…耳…悠人の口唇と舌が徐々に動いて行く…首筋に降りると悠人はキュッと吸い付き、紅く印を残していく…
服を捲り上げ、全て取り払うと胸の膨らみにある小さな突起を口に含む…コロコロと転がしながら、時折カリっと甘噛みをする…まるで弄ぶかのように…
「ァ…ンァ…」
「花音…気持ちぃ?」
「ア…ンァア…」
悠人がもたらす快楽の心地よさに花音もまた体が反応し、同時に声も漏れてくる。必死に声を我慢しようとする花音…口を手でふさごうとするものの悠人がそれをさせてはくれなかった。
「ダメ…花音…もっと声聞かせて…」
「や…ぁ…」
「嫌じゃない…すごくかわいい…」
そう言いながら体に指と舌を這わせていく悠人。シーツの波に身を委ねながら、悠人の体の重みを感じていく花音…悠人も自分で上着を脱ぎ捨てる。ゆっくりと花音の両足を開き、下腹部へと手が降りていく…
「ぁ…悠人…ダメ…」
「なんで?嫌じゃないだろ?」
「だって…ンァ…」
下着越しに悠人の指が濡れきっている花音の秘部を捉える…ゆっくりとなぞっては意地悪そうに呟いている…
「花音…かわいい…こんなに濡れてる…」
「いや…言わないで…ぇ」
「ん?…何かいったか?」
聞こえているにも拘らず悠人は敢えて何か言ったかと問う…損して焦らしながらも下着の中に指を滑り込ませていった…
「…聞こえる?こんなに潤おして…」
「だって…」
どんどん花音の吐息が甘さと熱を帯びてくる…そんな蜜壺から愛液を絡めると大きく腫れ上がった蕾を軽く擦っていく悠人…一気に花音の体は跳ね上がった…
「ア…や…悠…ッツ」
「ん?」
「ぁ…ァア…」
体を捩り、シーツを握りしめる花音の手を取ると自分の首に回させる…
「花音…すがるのそっちじゃない…」
「ァ…」
「爪…立ててもいいから…」
そう言いながら一向に動きを止める様子もない悠人…ビクリと体を捩り腰が跳ねる花音…背中は弓なりに逸らし、白い喉はグッとのけぞった。
しかし、そんな花音を見ても悠人の愛撫は止まら無い…指を外すと、そっと両膝を抑えたまま顔を埋めていく…その直後だ…花音は秘部に生温かく、柔らかな感覚を覚えた…
「悠人…」
「クチュ…クチュ…」
水音と先程までとはまるで違う花音の喘ぎ声…それだけが室内に響いた…そうして軽く二度目の絶頂を迎えた花音は生き絶え絶えにベッドに沈む…ようやく体を起こした悠人は花音の愛液でのどを潤し、ペロリと舌で指に着いたそれを舐め取っていた…
「御馳走様…」
「悠人…ぉ…」
「ん?」
「…ハァハァ…悠…」
「どうした?」
「欲しい…」
「…ツ」
まさか花音の口からねだられるとも思っていなかった悠人…カチャリとベルトを外し、サイドボードから一つ、ゴムをだすとピリッと封を切った。
「いい?」
「ん…」
「優しくする…」
そういい一つキスを落とすと両足を持ち上げその大きく熱を帯びた一物を秘部に宛がうとグッと押し込んだ…
「ンァ…」
「花音…痛かったら言って…」
「へ…いき…」
ゆっくりと、花音の中を探るように…悠人は自身の欲望に任せる事無くゆっくりと…ただ確実に奥に突いて行った…長く…太く…しっかりと固くなったそれは、花音の中で時折グッと動いても見せた…そのたびに花音は声を上げる…
「花音…動いていい?」
その問いにコクリと頷く花音…その返事を聞いて悠人は腰をゆっくりと動かし始めた。
汗が落ちる…
愛情が絡み合い…
ただ目の前の相手が愛おしい…
その相手の温もりが… 香りが…・・・・
体ごと持っていかれそうなほどの心地よくも快楽に満ちた感覚…
気が… 理性が… その全てが飛んでいく…
そうして…・・・愛おしい相手と今…・・一つになる………・・・
ふとした拍子にクタリと二人揃ってベッドに沈んでいた…どれほど求め合ったか…そんな事も解らぬほど…
「悠人…」
「ん?」
「傷…痛くない?」
「痛みは今はない…気にしなくていい…」
「よかった…」
そういいすり寄る花音…しかしグッと巻きつこうとはしなかった。どこかで悠人のけがをかばっているに違いなかった。そっと花音の頭を撫で、悠人は呟いた。
「こわくなかったか?」
「全然…平気だった…」
「それならよかったが…」
「ありがとう…悠人…」
「ゆっくり休め…」
「そばに居てくれる?」
「もちろん」
そう言い残して花音の額に悠人はキスを残す。今宵は満月…月明かりもカーテンの隙間から入り込んで花音の寝顔を柔らかく照らしていた…
「悠…人?」
「ごめん…少しだけこのままでいさせて…」
「悠人…」
「…何?」
「私…何も力になってあげれないかもしれない…今回みたいについて行く事はしない…でも、きっと心配の押しつけになっちゃうかもしれない…そんな私でもいいの?」
「何言ってるの。花音は花音のままでいい。」
そういうと花音は悠人の腕の中で体の向きを変えて、悠人の頬に触れた。そのまますぅっと指を滑らせて、悠人の口唇にそっと触れる…
「か…のん…」
「悠人…それでも私でいいと言ってくれるなら、私はずっと悠人の傍に居たい…」
「…ッ」
その言葉を聞いた悠人は抑えが利かなくなってしまったかのように花音の顎を持ち上げて口唇を重ねた。何度も重ねては離れ、息を吐く間もないほどに重ね合う…花音の口唇を割り、悠人の舌は花音の口内を犯していく。
「花音…部屋行く?」
「…」
言葉が無いものの小さく頷く花音。いつもなら抱き上げていく悠人も今宵ばかりは、傷のせいか抱き上げれなかった。有無をいう事なく、花音を自室に連れて行く悠人は部屋に入るとカチャリと鍵をかけて立ち尽くしていた花音の腕を引いてベッドへと連れて行く。トサっと押し倒すと、花音の上に覆いかぶさり、悠人は見下ろした。
「怖くないか?」
「大丈夫…」
「フ…」
小さく笑うと悠人は花音に覆いかぶさり優しくキスを落とす…ゆっくり…長く…確かめ、味わうように…
花音の服の裾から悠人の手がするりと入り込む。ブラを外し、そっと胸のふくらみを手中に収め、愛おしく、優しく解すかのように揉んでいく…
口唇から頬、瞼…耳…悠人の口唇と舌が徐々に動いて行く…首筋に降りると悠人はキュッと吸い付き、紅く印を残していく…
服を捲り上げ、全て取り払うと胸の膨らみにある小さな突起を口に含む…コロコロと転がしながら、時折カリっと甘噛みをする…まるで弄ぶかのように…
「ァ…ンァ…」
「花音…気持ちぃ?」
「ア…ンァア…」
悠人がもたらす快楽の心地よさに花音もまた体が反応し、同時に声も漏れてくる。必死に声を我慢しようとする花音…口を手でふさごうとするものの悠人がそれをさせてはくれなかった。
「ダメ…花音…もっと声聞かせて…」
「や…ぁ…」
「嫌じゃない…すごくかわいい…」
そう言いながら体に指と舌を這わせていく悠人。シーツの波に身を委ねながら、悠人の体の重みを感じていく花音…悠人も自分で上着を脱ぎ捨てる。ゆっくりと花音の両足を開き、下腹部へと手が降りていく…
「ぁ…悠人…ダメ…」
「なんで?嫌じゃないだろ?」
「だって…ンァ…」
下着越しに悠人の指が濡れきっている花音の秘部を捉える…ゆっくりとなぞっては意地悪そうに呟いている…
「花音…かわいい…こんなに濡れてる…」
「いや…言わないで…ぇ」
「ん?…何かいったか?」
聞こえているにも拘らず悠人は敢えて何か言ったかと問う…損して焦らしながらも下着の中に指を滑り込ませていった…
「…聞こえる?こんなに潤おして…」
「だって…」
どんどん花音の吐息が甘さと熱を帯びてくる…そんな蜜壺から愛液を絡めると大きく腫れ上がった蕾を軽く擦っていく悠人…一気に花音の体は跳ね上がった…
「ア…や…悠…ッツ」
「ん?」
「ぁ…ァア…」
体を捩り、シーツを握りしめる花音の手を取ると自分の首に回させる…
「花音…すがるのそっちじゃない…」
「ァ…」
「爪…立ててもいいから…」
そう言いながら一向に動きを止める様子もない悠人…ビクリと体を捩り腰が跳ねる花音…背中は弓なりに逸らし、白い喉はグッとのけぞった。
しかし、そんな花音を見ても悠人の愛撫は止まら無い…指を外すと、そっと両膝を抑えたまま顔を埋めていく…その直後だ…花音は秘部に生温かく、柔らかな感覚を覚えた…
「悠人…」
「クチュ…クチュ…」
水音と先程までとはまるで違う花音の喘ぎ声…それだけが室内に響いた…そうして軽く二度目の絶頂を迎えた花音は生き絶え絶えにベッドに沈む…ようやく体を起こした悠人は花音の愛液でのどを潤し、ペロリと舌で指に着いたそれを舐め取っていた…
「御馳走様…」
「悠人…ぉ…」
「ん?」
「…ハァハァ…悠…」
「どうした?」
「欲しい…」
「…ツ」
まさか花音の口からねだられるとも思っていなかった悠人…カチャリとベルトを外し、サイドボードから一つ、ゴムをだすとピリッと封を切った。
「いい?」
「ん…」
「優しくする…」
そういい一つキスを落とすと両足を持ち上げその大きく熱を帯びた一物を秘部に宛がうとグッと押し込んだ…
「ンァ…」
「花音…痛かったら言って…」
「へ…いき…」
ゆっくりと、花音の中を探るように…悠人は自身の欲望に任せる事無くゆっくりと…ただ確実に奥に突いて行った…長く…太く…しっかりと固くなったそれは、花音の中で時折グッと動いても見せた…そのたびに花音は声を上げる…
「花音…動いていい?」
その問いにコクリと頷く花音…その返事を聞いて悠人は腰をゆっくりと動かし始めた。
汗が落ちる…
愛情が絡み合い…
ただ目の前の相手が愛おしい…
その相手の温もりが… 香りが…・・・・
体ごと持っていかれそうなほどの心地よくも快楽に満ちた感覚…
気が… 理性が… その全てが飛んでいく…
そうして…・・・愛おしい相手と今…・・一つになる………・・・
ふとした拍子にクタリと二人揃ってベッドに沈んでいた…どれほど求め合ったか…そんな事も解らぬほど…
「悠人…」
「ん?」
「傷…痛くない?」
「痛みは今はない…気にしなくていい…」
「よかった…」
そういいすり寄る花音…しかしグッと巻きつこうとはしなかった。どこかで悠人のけがをかばっているに違いなかった。そっと花音の頭を撫で、悠人は呟いた。
「こわくなかったか?」
「全然…平気だった…」
「それならよかったが…」
「ありがとう…悠人…」
「ゆっくり休め…」
「そばに居てくれる?」
「もちろん」
そう言い残して花音の額に悠人はキスを残す。今宵は満月…月明かりもカーテンの隙間から入り込んで花音の寝顔を柔らかく照らしていた…
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