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創世戦争編 〜箱庭の主〜
魔法が使えない
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バシリスクの身体は頑丈ではない。巨体を持ちあげる為の最低限の筋肉と、その筋肉を動かしても折れない程度に空洞が出来た骨でできているからだ。つまり、飛ぶという事に特化した造りをしているのだ。とはいえ、その巨体を持ち上げるだけの身体は普通の生物より硬い。
「くっそ、このままじゃイヤードとガーズィーが刃こぼれする!」
酸の息を吐く頭尻尾の鱗は並の鉱物より硬い。ラヴァが打った名剣のイヤードとガーズィーですら、火花を散らして弾いてしまうのだ。
「こんなの本当に蛇酒にするつもりか!?」
アレンは思わず問うた。業物すら通さないならどうやってシメるのだろう。
「フレデリカ、速度上げて!そしたらそいつもついて来る。止まれなくなったタイミングでアレンの結界にぶつければ、何処かしら折れるかも!」
「分かった!アレン、ちゃんと掴まってて。飛ばすよ!」
アレンがフレデリカの胴に腕を回すと、フレデリカは速度を上げた。その速度はチーターより速いが、バシリスクにも出せる速度だ。
「ギシャァァァ!」
バシリスクの怒りの咆哮に耳を塞ぎたくなるが、そんな事をすれば空中に投げ出される。
高速で飛行するフレデリカ達の後をアイユーブ達は方向を見極めながら追跡していた。
「美凛、右に動くぞ!」
せめて頭尻尾だけでも回収するする為に、出来るだけ最短距離で。しかし距離は縮まらない。
「ああああ!何で置いてっちゃうのさ!」
持てる魔法を持ってしても、距離は縮まらない。あれはフレデリカとアレンの二人だけの飛行ではない。バシリスクとかいうでかい鳥野郎が、鳥の分際で二人に追い付いている。
「私だって〈英雄〉なのにさ!待てや鳥野郎!」
「意地でも酒に漬けてやる!」
そこに立つのは、飛ぶのは鳥じゃない。自分達だ。
「魔法が駄目だったら、これだ」
アイユーブは浮遊魔法で折れた石柱を持ち上げた。
「美凛、悪童四天王の二人でまた火遊びしようぜ」
美凛は空間魔法で爆弾を大量に取り出した。
手段を問わないのが悪童四天王だ。アーサーとの火遊びや士官学校で学んだ火薬の調合で、あの鳥を叩きのめす。
「やっちゃうぞ!丸焼きだ!」
一方、アレンは後ろからの咆哮に頭痛を感じながらも、結界を張る準備を進めていた。しかし何処か違和感を感じる。
(何も感じない…)
内側からせり上がるような、それでいて空っぽになってしまうようなあの魔力を感じない。
フレデリカもその違和感に気が付いたらしい。
「どうしたの!?ポーチや〈鍵〉は使えるでしょ!?」
「分からない!」
ポーチに手を突っ込めば、そこには古代銃がある。消費期限切れの林檎、マリアの酒場から運び出した葡萄酒、ハンカチーフ、〈鍵〉、そして銃弾とメモ帳。
試しにフレデリカの胴から手を離して、両手の中に結界を創ろうとする。しかし焦っているからか、うまく行かない。
「アレン落ち着いて、魔力が失くなった訳じゃない。いつも通りよ、分かるわよね?」
そうは言っても、アレンには分からない。戦いの中で力を得る事は、スラムに居た時からあった。しかし失うなんて初めてだ。
「どうしよう、力が湧いてこない!」
失敗すれば死ぬのに、何故出て来ないのだろう。
「他の手を打とう、掴まって!」
しかしアレンは初めての事に頭が真っ白になっていた。フレデリカの声は聞こえるが、何処か遠くで響く警鐘より小さい。
平静を失ったアレンがバランスを崩して箒から落ちかけるまで、時間は掛からなかった。
「アレン!」
気が付いた時には、アレンは宙吊りになっていた。
箒の速度も落ちていて、後ろにバシリスクが迫っている。
(あ、死ぬな)
生まれて三十五年、何度死線を潜り抜けてきただろう。そのアレンですら、確実な死を感じた。
バシリスクの目と視線はぶつかっていない。しかし身体が石のように動かない。
死を覚悟するなんて、そんな事はアレンには出来なかった。覚悟する間もなく、バシリスクの嘴がまるで時の流れを遅くしたかのように迫ってくる。
俎板の上の魚のように死を待っていた、その時だった。
「おりゃああああ!」
轟音と美凛の声が、時の流れを進める。
何が起きたか解らずにいると、美凛とアイユーブが近くの石柱の上に立っていた。
「おいおいフレデリカ、安全運転で頼むぞ」
アイユーブはアレンが魔法を使えなくなった事に気付いている筈だ。しかし気を遣ってくれているのだろう。
「ふふん、石柱ロケット大成功だね。二人共、後で何か奢ってよ~」
フレデリカはアレンを連れて美凛とアイユーブの元に降り立つ。
「分かってるよ。ありがとね」
その時だった。
「ギィァアアアアア!」
アイユーブはバシリスクの方を見ないようにしながらシャムシールを構える。
「おっと、あの鳥野郎まだ生きてたのか」
恐ろしい勢いで飛んで来た石柱と爆発によって負傷したバシリスクは、怒りの叫びを上げながら上昇した。
その風圧は凄まじく、服や髪を上方へ巻き上げる程だ。
「うわっ!」
全員が反射的に上を見上げようとした、その時だった。
「目を合わせちゃ駄目でしょ!」
一瞬、目の前が真っ白になる。明るさが元に戻ってから声の方を向くと、石柱の上に苏陽が居た。
「陽叔父上!」
くるくると矢を回して弓につがえると、その矢が青い閃光を放つ。
「まだだよ、まだ奴は死んじゃいない。油断しないで!」
二本目が放たれる。閃光を帯びたそれは、バシリスクの目を見事に貫いた。
「グギャアアアアギャアアアアッ!」
激痛に悶ながら滅茶苦茶に飛び回るバシリスクを見て、フレデリカはアレンに向かって言った。
「鳥を叩き落とそう。アーサーの剣が一本分あんたの身体が一個。これだけありゃ出来るでしょ!」
アレンは一瞬迷った。しかしその迷いを見抜いたフレデリカによって、再び上空へ連れ出される。
フレデリカはアレンに言った。
「調子悪かっただけ。後でゆっくり休めば良いわ。その剣でがあれば、結界は張れなくても敵は叩き潰でもせる。そうでしょ?」
アレンは頷いた。
「…出来る」
「あんたは出来る奴。さあ、行って来い!今日の夜ご飯を頼んだわよ!」
アレンは大剣を抜くと、箒から飛び降りた。その直後、三本目の矢がバシリスクの目を再び潰す。
「…晩飯は、お前だ!」
バシリスクの頭頂部にアレンの剣がぶつかり、骨が砕ける音が響く。頭を潰されたバシリスクは、今度は頭尻尾の方がアレンを向いた。鎌首をもたげてアレンに狙いを定めた瞬間、今度は石柱の上から飛び降りたアイユーブのシャムシールが、柔らかい首を切り裂く。
「シャアアアアアア!」
落下し断末魔の叫びを上げながらも、バシリスクは潰れた頭を上げて潰れた目でアレンを見ようとする。しかし、美凛が止めを刺した。
「どりゃあああああ!!」
炎を纏った強靭な脚による蹴りが、潰れた頭を更に砕いて粉々にしたのだ。
「よっしゃあああ、砂肝!砂肝!」
美凛は近くの石柱に着地しながら叫ぶが、振り向いた途端にその目は絶望で塗り潰される。
「あああああ、砂肝が、蛇酒がぁ…!」
アレンは思い出した。リヴィナベルクを襲撃した〈厄災〉の力を持つヨルムは、塵になったのだ。
「ぬああああ!そんな、晩御飯が!」
美凛が嘆いているのを眺めていると、浮遊魔法を使って苏陽がやって来る。
「全く…そんな荷砂肝が食べたいなら、狩りをすれば良いのに」
そう言いながら彼は、アレンを見上げた。
「アレン君、調子が悪そうだったね」
「あ…」
どうやら、苏陽にも見抜かれていたらしい。
「ふーむ、魔力詰まりを起こしてるようだけど…」
顔、首、腕…防具に覆われていない所を苏陽の篭手に覆われた指が、容赦無くドスドスと突いてくる。
「ちょ、ちょっと痛い…」
「む、すまないね。しかしジャムってるとはいえ、経穴をあっちゃこっちゃ突いてどうこうって訳じゃあなさそうだ」
苏陽はフレデリカの方を向いた。
「片付けとかは俺達がやっておくから、君がケアしてあげなさい。この手の人は、大体口下手な癖に悩みを卵のように抱えてるからね。聞き出してケアしてあげるのが、相棒の勤めだろう」
「ええ、勿論よ。アレン、休憩しましょう」
そう言ってフレデリカは箒に乗ると、箒の後部をポンポンと叩いた。
「今度は安全運転。安全運転で静かな場所へ行くわよ」
アレンはゆっくり頷くと、箒に乗った。
「くっそ、このままじゃイヤードとガーズィーが刃こぼれする!」
酸の息を吐く頭尻尾の鱗は並の鉱物より硬い。ラヴァが打った名剣のイヤードとガーズィーですら、火花を散らして弾いてしまうのだ。
「こんなの本当に蛇酒にするつもりか!?」
アレンは思わず問うた。業物すら通さないならどうやってシメるのだろう。
「フレデリカ、速度上げて!そしたらそいつもついて来る。止まれなくなったタイミングでアレンの結界にぶつければ、何処かしら折れるかも!」
「分かった!アレン、ちゃんと掴まってて。飛ばすよ!」
アレンがフレデリカの胴に腕を回すと、フレデリカは速度を上げた。その速度はチーターより速いが、バシリスクにも出せる速度だ。
「ギシャァァァ!」
バシリスクの怒りの咆哮に耳を塞ぎたくなるが、そんな事をすれば空中に投げ出される。
高速で飛行するフレデリカ達の後をアイユーブ達は方向を見極めながら追跡していた。
「美凛、右に動くぞ!」
せめて頭尻尾だけでも回収するする為に、出来るだけ最短距離で。しかし距離は縮まらない。
「ああああ!何で置いてっちゃうのさ!」
持てる魔法を持ってしても、距離は縮まらない。あれはフレデリカとアレンの二人だけの飛行ではない。バシリスクとかいうでかい鳥野郎が、鳥の分際で二人に追い付いている。
「私だって〈英雄〉なのにさ!待てや鳥野郎!」
「意地でも酒に漬けてやる!」
そこに立つのは、飛ぶのは鳥じゃない。自分達だ。
「魔法が駄目だったら、これだ」
アイユーブは浮遊魔法で折れた石柱を持ち上げた。
「美凛、悪童四天王の二人でまた火遊びしようぜ」
美凛は空間魔法で爆弾を大量に取り出した。
手段を問わないのが悪童四天王だ。アーサーとの火遊びや士官学校で学んだ火薬の調合で、あの鳥を叩きのめす。
「やっちゃうぞ!丸焼きだ!」
一方、アレンは後ろからの咆哮に頭痛を感じながらも、結界を張る準備を進めていた。しかし何処か違和感を感じる。
(何も感じない…)
内側からせり上がるような、それでいて空っぽになってしまうようなあの魔力を感じない。
フレデリカもその違和感に気が付いたらしい。
「どうしたの!?ポーチや〈鍵〉は使えるでしょ!?」
「分からない!」
ポーチに手を突っ込めば、そこには古代銃がある。消費期限切れの林檎、マリアの酒場から運び出した葡萄酒、ハンカチーフ、〈鍵〉、そして銃弾とメモ帳。
試しにフレデリカの胴から手を離して、両手の中に結界を創ろうとする。しかし焦っているからか、うまく行かない。
「アレン落ち着いて、魔力が失くなった訳じゃない。いつも通りよ、分かるわよね?」
そうは言っても、アレンには分からない。戦いの中で力を得る事は、スラムに居た時からあった。しかし失うなんて初めてだ。
「どうしよう、力が湧いてこない!」
失敗すれば死ぬのに、何故出て来ないのだろう。
「他の手を打とう、掴まって!」
しかしアレンは初めての事に頭が真っ白になっていた。フレデリカの声は聞こえるが、何処か遠くで響く警鐘より小さい。
平静を失ったアレンがバランスを崩して箒から落ちかけるまで、時間は掛からなかった。
「アレン!」
気が付いた時には、アレンは宙吊りになっていた。
箒の速度も落ちていて、後ろにバシリスクが迫っている。
(あ、死ぬな)
生まれて三十五年、何度死線を潜り抜けてきただろう。そのアレンですら、確実な死を感じた。
バシリスクの目と視線はぶつかっていない。しかし身体が石のように動かない。
死を覚悟するなんて、そんな事はアレンには出来なかった。覚悟する間もなく、バシリスクの嘴がまるで時の流れを遅くしたかのように迫ってくる。
俎板の上の魚のように死を待っていた、その時だった。
「おりゃああああ!」
轟音と美凛の声が、時の流れを進める。
何が起きたか解らずにいると、美凛とアイユーブが近くの石柱の上に立っていた。
「おいおいフレデリカ、安全運転で頼むぞ」
アイユーブはアレンが魔法を使えなくなった事に気付いている筈だ。しかし気を遣ってくれているのだろう。
「ふふん、石柱ロケット大成功だね。二人共、後で何か奢ってよ~」
フレデリカはアレンを連れて美凛とアイユーブの元に降り立つ。
「分かってるよ。ありがとね」
その時だった。
「ギィァアアアアア!」
アイユーブはバシリスクの方を見ないようにしながらシャムシールを構える。
「おっと、あの鳥野郎まだ生きてたのか」
恐ろしい勢いで飛んで来た石柱と爆発によって負傷したバシリスクは、怒りの叫びを上げながら上昇した。
その風圧は凄まじく、服や髪を上方へ巻き上げる程だ。
「うわっ!」
全員が反射的に上を見上げようとした、その時だった。
「目を合わせちゃ駄目でしょ!」
一瞬、目の前が真っ白になる。明るさが元に戻ってから声の方を向くと、石柱の上に苏陽が居た。
「陽叔父上!」
くるくると矢を回して弓につがえると、その矢が青い閃光を放つ。
「まだだよ、まだ奴は死んじゃいない。油断しないで!」
二本目が放たれる。閃光を帯びたそれは、バシリスクの目を見事に貫いた。
「グギャアアアアギャアアアアッ!」
激痛に悶ながら滅茶苦茶に飛び回るバシリスクを見て、フレデリカはアレンに向かって言った。
「鳥を叩き落とそう。アーサーの剣が一本分あんたの身体が一個。これだけありゃ出来るでしょ!」
アレンは一瞬迷った。しかしその迷いを見抜いたフレデリカによって、再び上空へ連れ出される。
フレデリカはアレンに言った。
「調子悪かっただけ。後でゆっくり休めば良いわ。その剣でがあれば、結界は張れなくても敵は叩き潰でもせる。そうでしょ?」
アレンは頷いた。
「…出来る」
「あんたは出来る奴。さあ、行って来い!今日の夜ご飯を頼んだわよ!」
アレンは大剣を抜くと、箒から飛び降りた。その直後、三本目の矢がバシリスクの目を再び潰す。
「…晩飯は、お前だ!」
バシリスクの頭頂部にアレンの剣がぶつかり、骨が砕ける音が響く。頭を潰されたバシリスクは、今度は頭尻尾の方がアレンを向いた。鎌首をもたげてアレンに狙いを定めた瞬間、今度は石柱の上から飛び降りたアイユーブのシャムシールが、柔らかい首を切り裂く。
「シャアアアアアア!」
落下し断末魔の叫びを上げながらも、バシリスクは潰れた頭を上げて潰れた目でアレンを見ようとする。しかし、美凛が止めを刺した。
「どりゃあああああ!!」
炎を纏った強靭な脚による蹴りが、潰れた頭を更に砕いて粉々にしたのだ。
「よっしゃあああ、砂肝!砂肝!」
美凛は近くの石柱に着地しながら叫ぶが、振り向いた途端にその目は絶望で塗り潰される。
「あああああ、砂肝が、蛇酒がぁ…!」
アレンは思い出した。リヴィナベルクを襲撃した〈厄災〉の力を持つヨルムは、塵になったのだ。
「ぬああああ!そんな、晩御飯が!」
美凛が嘆いているのを眺めていると、浮遊魔法を使って苏陽がやって来る。
「全く…そんな荷砂肝が食べたいなら、狩りをすれば良いのに」
そう言いながら彼は、アレンを見上げた。
「アレン君、調子が悪そうだったね」
「あ…」
どうやら、苏陽にも見抜かれていたらしい。
「ふーむ、魔力詰まりを起こしてるようだけど…」
顔、首、腕…防具に覆われていない所を苏陽の篭手に覆われた指が、容赦無くドスドスと突いてくる。
「ちょ、ちょっと痛い…」
「む、すまないね。しかしジャムってるとはいえ、経穴をあっちゃこっちゃ突いてどうこうって訳じゃあなさそうだ」
苏陽はフレデリカの方を向いた。
「片付けとかは俺達がやっておくから、君がケアしてあげなさい。この手の人は、大体口下手な癖に悩みを卵のように抱えてるからね。聞き出してケアしてあげるのが、相棒の勤めだろう」
「ええ、勿論よ。アレン、休憩しましょう」
そう言ってフレデリカは箒に乗ると、箒の後部をポンポンと叩いた。
「今度は安全運転。安全運転で静かな場所へ行くわよ」
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