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フェリドール帝国編 〜砂塵の流れ着く不朽の城〜
失ったものと取り戻したもの
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時は一週間前に遡る。
「力を奪う…そんなもの、何に使うんです?」
アリシアは苏月に問うた。
「何に使うかは決めていない。だが、使い道はあるだろう。お前の闇を吸収するあの術は」
アレンから闇の因子を吸収したアリシアの技は、応用すれば使い道が広がる。
「…吸収出来るなら、逆もまた然りだ。習得するに越した事はなかろう」
「…以前、アーサーが言っていました。『叔父貴は俺が危ない事をすると怒るけど、自分が危ない事をする事については何も言わない』って。今度は何を企んでるんです?」
「あいつ、お前にそんな事を言っていたのか…だが、今回は何も考えていない。久し振りに何も考えない事をしたくなった。つまり、只の好奇心だ」
アリシアは溜息を吐いた。
「はあ、どうだか…叔父様がヌールハーン様やシルヴェストロ様と変な事してるのは知ってますからね」
「余り口外するなよ。敵を欺くには、先ず味方からと言う。今回は私の興味本位での質問だが、フレデリカとかその辺にも教えられれば、アレンの安全も計れる」
アレンの安全、その言葉にアリシアは反応した。
「…何故、あの子の安全とこの力が関係あるのです?」
「知っての通り、皇帝があれを狙っている。意地でも殺したいのだろう。何せ、殺す事の出来る英雄だからな。力は持っておくに越した事はない。理屈は頭で理解出来ている。だが、やり方が分からない。教えてくれないか?」
アリシアは皇帝の顔を思い出した。夜の砂漠より冷たい、青く暗い瞳。人の子一人殺すくらい、何でもない。
「…分かりました。では、お見せします」
オグリオンが動く度に、目玉がその動きを追う。そしてその動きに連動するように鎖もまた追撃するが、動きが頼りない。
「ヌールハーン、月さんまだ酔ってる!?」
『桶に顔を突っ込んでいる…が、皇帝に内臓を潰されたので…吐くものと内臓が、無いぞう』
ヌールハーンの声は皆に聞こえているので、全員が思わず怒鳴った。
「黙れよ!」
アラナンの氷魔法で洞窟内の気温が低くなっているが、更に気温が下がった。
苏月の声も聞こえてくる。
『ゔぅ…寒い、吐きそう…内臓も無いぞ⸺』
「二人共、後で殴るからね」
そう通告すると、苏月の声が小さくなる。それでも「気持ち悪い」とか「世界がぐるぐる」だとか訳の分からない事を言っているから、本当に酔って吐く寸前なのだろう。
『こいつが乗っている黒馬はかなりの暴れ馬だと思っていたんだが』
「…馬と視界じゃ話が違うよ」
思わずそう言って、アレンは鎖が追撃しやすいようにオグリオンに攻撃する。
アーサーの形見の剣は斬る事には向いていない。敵を叩き潰す目的で作られているが、切れ味が悪い訳ではない。
真っ黒で屈強な左腕が形見の剣を受け止めると、どす黒い血が流れてきた。
「強化!」
アラナンの魔法によって斬れ味が強化されると、左腕の肘から先が切断された。
オトゥタールとアナスタージアの悲鳴が響くと、コーネリアスがオグリオンの腕を掴んで押し倒す。
オグリオンは手の中に太い鍼を召喚してコーネリアスに突き立てようとした。しかし、その動きをヌールハーンの目を通して見ていた苏月によって阻まれる。鎖がオグリオンの四肢を絡め取ったのだ。
『ゔぅ、吐きそう…恩人に…こういう事をするのは心苦しいが…』
鎖が紫電を纏った。
「ガ、ァアアアアア!」
鎖はオグリオンから力をどんどん吸い取っていく。その力は、皇帝が持つ闇の力に近しいものだった。
以前、アリシアはアレンから闇の因子を取り除いた時に言った。
『磁石みたいに、相反する物でも引き寄せ合うの。それを利用して取り除くわ』
「どうして月さんがあれを真似出来るんだ?」
それについて、コーネリアスが答える。
「あいつとはちょっと話しただけの仲だが、此処…頭が出来過ぎてる。多少こじつければ何だって達成出来ちまう。それから、破壊神の力を持っていながら英雄の末裔であるってのもあるだろうな。相反する要素を持っていながら近しい要素もあるから、奪うのは簡単って認識だろう。ああいう魔法絡みの事は、心持ちも大事なんだ」
アレンはオグリオンの四肢に絡みつく鎖を見た。
「…吸収速度が随分ゆっくりなのは…」
「…ああ、吐き気で参ってるんだろ。誰が叩き起こしたのかは知らないが、随分無茶をさせる。だって内臓が無いぞうしてるんだろ?」
アレンは身震いした。何度その笑えない冗談をぶり返せば気が済むのだろう。
「お前まであの寒い冗談言うのやめてくれないかな」
『叩き起こしたのは舞蘭だ。私は脚が無いのでな。代わりに叩き起こしてもらった』
「寝かせてやれよ」
そうぼそりと言って、アレンはオグリオンに近付いた。魔獣としての力を奪われた彼は、ゆっくりと顔を上げた。
「俺、分かる?」
魔獣に堕ちた事で進行した亀裂は、腕だけでなく顔にも深く刻まれている。
「…ぁ、え?」
「じゃあ、アナさんとオトゥタール、分かる?」
オグリオンは生気の無い瞳で首を傾げた。その口ははくはくと動いているが、それ以上声は出ない。どうやら言葉まで失ったらしい。
アラナンが重力を元に戻すと、オトゥタールとアナスタージアはオグリオンの元に駆け寄った。
「ねぇ、私だよ?分かる?」
「兄さん、元に戻ったのか?なあ返事をしてくれ!」
アレンはコーネリアスの方を向いた。
「あいつ、喋れないのか?」
「…医者に診せるべきだが、あれだけ亀裂が深いと、脳にまで影響してそうではあるな。以前あいつの本を読んだが、左脳を損傷したりすると、右半身に麻痺が残ったり、失語症になるらしい。失語症って声が出なくなる訳じゃないから、別で失声症も発症したかも知れない」
アラナンが手早く止血しているが、本来ならオグリオンが自分の手当をしていただろう。しかし、彼はもうそれすら出来ない。
「…でも、以前よりは表情が明るい気がする」
コーネリアスはそう言った。オグリオンの目は暗いが、言葉を分からないなりにもオトゥタールとアナスタージアの声を楽しんでいるようだ。二人もそれに気付いたのか、オグリオンに色々な話をしている。
「…コーネリアスは、あれで良かったと思う?」
「…さあね」
アレンの問いに、コーネリアスはそう返した。
「あいつってさ、根は優しい良い奴なんだよ。ちょっと妹が大好き過ぎるけど。そういう奴に限って傷付くから、医者じゃなくなる事でもう傷付かないなら、それでも良いのかな…」
そう言うコーネリアスの顔は複雑な表情を浮かべている。オグリオンが狂った事の原因の一部は自分にあると感じているのだ。
今まで黙っていたフレデリカが口を開いた。
「コーネリアス、あんたが変に気負う必要は無いよ。これからきっと、あいつは前向いて生きていける。あんたもそろそろ前を向かないと」
アレンは頷いた。
「余所見して歩いてたら転ぶって、お前が教えてくれただろ」
「…そうだな」
コーネリアスはもう一度、自分に言い聞かせるように頷いた。
「そうだな!よし、俺があいつにしてやれる事は何でもやってやる。ちゃんと前向いて歩けるようにさ」
アレンとフレデリカは元気を取り戻したコーネリアスを見ると、互いの顔を見合わせて頷いた。
「じゃあ先ずは手当しないとだな」
アレンはオグリオンの元へ駆け寄った。
「帰ろう、皆で」
そう言って外を指差す。昼の光が射し込む出口を見たオグリオンは目を細めた。
「皆で、家に帰るぞ」
彼がその言葉を理解したのか、誰にも分からない。だが彼はまるで理解しているかのように自分で立ち上がると、自力で歩こうとした。それでも右半身が麻痺しているからか、よろけてしまう。それを見たコーネリアスが、オグリオンに肩を貸した。
「よし、これで大丈夫」
コーネリアスの言葉も、理解しているのかは分からない。しかし彼が支えようとしている事は理解出来たのか、オグリオンは初めて自嘲でも何でもない、純粋な笑みを浮かべた。
「力を奪う…そんなもの、何に使うんです?」
アリシアは苏月に問うた。
「何に使うかは決めていない。だが、使い道はあるだろう。お前の闇を吸収するあの術は」
アレンから闇の因子を吸収したアリシアの技は、応用すれば使い道が広がる。
「…吸収出来るなら、逆もまた然りだ。習得するに越した事はなかろう」
「…以前、アーサーが言っていました。『叔父貴は俺が危ない事をすると怒るけど、自分が危ない事をする事については何も言わない』って。今度は何を企んでるんです?」
「あいつ、お前にそんな事を言っていたのか…だが、今回は何も考えていない。久し振りに何も考えない事をしたくなった。つまり、只の好奇心だ」
アリシアは溜息を吐いた。
「はあ、どうだか…叔父様がヌールハーン様やシルヴェストロ様と変な事してるのは知ってますからね」
「余り口外するなよ。敵を欺くには、先ず味方からと言う。今回は私の興味本位での質問だが、フレデリカとかその辺にも教えられれば、アレンの安全も計れる」
アレンの安全、その言葉にアリシアは反応した。
「…何故、あの子の安全とこの力が関係あるのです?」
「知っての通り、皇帝があれを狙っている。意地でも殺したいのだろう。何せ、殺す事の出来る英雄だからな。力は持っておくに越した事はない。理屈は頭で理解出来ている。だが、やり方が分からない。教えてくれないか?」
アリシアは皇帝の顔を思い出した。夜の砂漠より冷たい、青く暗い瞳。人の子一人殺すくらい、何でもない。
「…分かりました。では、お見せします」
オグリオンが動く度に、目玉がその動きを追う。そしてその動きに連動するように鎖もまた追撃するが、動きが頼りない。
「ヌールハーン、月さんまだ酔ってる!?」
『桶に顔を突っ込んでいる…が、皇帝に内臓を潰されたので…吐くものと内臓が、無いぞう』
ヌールハーンの声は皆に聞こえているので、全員が思わず怒鳴った。
「黙れよ!」
アラナンの氷魔法で洞窟内の気温が低くなっているが、更に気温が下がった。
苏月の声も聞こえてくる。
『ゔぅ…寒い、吐きそう…内臓も無いぞ⸺』
「二人共、後で殴るからね」
そう通告すると、苏月の声が小さくなる。それでも「気持ち悪い」とか「世界がぐるぐる」だとか訳の分からない事を言っているから、本当に酔って吐く寸前なのだろう。
『こいつが乗っている黒馬はかなりの暴れ馬だと思っていたんだが』
「…馬と視界じゃ話が違うよ」
思わずそう言って、アレンは鎖が追撃しやすいようにオグリオンに攻撃する。
アーサーの形見の剣は斬る事には向いていない。敵を叩き潰す目的で作られているが、切れ味が悪い訳ではない。
真っ黒で屈強な左腕が形見の剣を受け止めると、どす黒い血が流れてきた。
「強化!」
アラナンの魔法によって斬れ味が強化されると、左腕の肘から先が切断された。
オトゥタールとアナスタージアの悲鳴が響くと、コーネリアスがオグリオンの腕を掴んで押し倒す。
オグリオンは手の中に太い鍼を召喚してコーネリアスに突き立てようとした。しかし、その動きをヌールハーンの目を通して見ていた苏月によって阻まれる。鎖がオグリオンの四肢を絡め取ったのだ。
『ゔぅ、吐きそう…恩人に…こういう事をするのは心苦しいが…』
鎖が紫電を纏った。
「ガ、ァアアアアア!」
鎖はオグリオンから力をどんどん吸い取っていく。その力は、皇帝が持つ闇の力に近しいものだった。
以前、アリシアはアレンから闇の因子を取り除いた時に言った。
『磁石みたいに、相反する物でも引き寄せ合うの。それを利用して取り除くわ』
「どうして月さんがあれを真似出来るんだ?」
それについて、コーネリアスが答える。
「あいつとはちょっと話しただけの仲だが、此処…頭が出来過ぎてる。多少こじつければ何だって達成出来ちまう。それから、破壊神の力を持っていながら英雄の末裔であるってのもあるだろうな。相反する要素を持っていながら近しい要素もあるから、奪うのは簡単って認識だろう。ああいう魔法絡みの事は、心持ちも大事なんだ」
アレンはオグリオンの四肢に絡みつく鎖を見た。
「…吸収速度が随分ゆっくりなのは…」
「…ああ、吐き気で参ってるんだろ。誰が叩き起こしたのかは知らないが、随分無茶をさせる。だって内臓が無いぞうしてるんだろ?」
アレンは身震いした。何度その笑えない冗談をぶり返せば気が済むのだろう。
「お前まであの寒い冗談言うのやめてくれないかな」
『叩き起こしたのは舞蘭だ。私は脚が無いのでな。代わりに叩き起こしてもらった』
「寝かせてやれよ」
そうぼそりと言って、アレンはオグリオンに近付いた。魔獣としての力を奪われた彼は、ゆっくりと顔を上げた。
「俺、分かる?」
魔獣に堕ちた事で進行した亀裂は、腕だけでなく顔にも深く刻まれている。
「…ぁ、え?」
「じゃあ、アナさんとオトゥタール、分かる?」
オグリオンは生気の無い瞳で首を傾げた。その口ははくはくと動いているが、それ以上声は出ない。どうやら言葉まで失ったらしい。
アラナンが重力を元に戻すと、オトゥタールとアナスタージアはオグリオンの元に駆け寄った。
「ねぇ、私だよ?分かる?」
「兄さん、元に戻ったのか?なあ返事をしてくれ!」
アレンはコーネリアスの方を向いた。
「あいつ、喋れないのか?」
「…医者に診せるべきだが、あれだけ亀裂が深いと、脳にまで影響してそうではあるな。以前あいつの本を読んだが、左脳を損傷したりすると、右半身に麻痺が残ったり、失語症になるらしい。失語症って声が出なくなる訳じゃないから、別で失声症も発症したかも知れない」
アラナンが手早く止血しているが、本来ならオグリオンが自分の手当をしていただろう。しかし、彼はもうそれすら出来ない。
「…でも、以前よりは表情が明るい気がする」
コーネリアスはそう言った。オグリオンの目は暗いが、言葉を分からないなりにもオトゥタールとアナスタージアの声を楽しんでいるようだ。二人もそれに気付いたのか、オグリオンに色々な話をしている。
「…コーネリアスは、あれで良かったと思う?」
「…さあね」
アレンの問いに、コーネリアスはそう返した。
「あいつってさ、根は優しい良い奴なんだよ。ちょっと妹が大好き過ぎるけど。そういう奴に限って傷付くから、医者じゃなくなる事でもう傷付かないなら、それでも良いのかな…」
そう言うコーネリアスの顔は複雑な表情を浮かべている。オグリオンが狂った事の原因の一部は自分にあると感じているのだ。
今まで黙っていたフレデリカが口を開いた。
「コーネリアス、あんたが変に気負う必要は無いよ。これからきっと、あいつは前向いて生きていける。あんたもそろそろ前を向かないと」
アレンは頷いた。
「余所見して歩いてたら転ぶって、お前が教えてくれただろ」
「…そうだな」
コーネリアスはもう一度、自分に言い聞かせるように頷いた。
「そうだな!よし、俺があいつにしてやれる事は何でもやってやる。ちゃんと前向いて歩けるようにさ」
アレンとフレデリカは元気を取り戻したコーネリアスを見ると、互いの顔を見合わせて頷いた。
「じゃあ先ずは手当しないとだな」
アレンはオグリオンの元へ駆け寄った。
「帰ろう、皆で」
そう言って外を指差す。昼の光が射し込む出口を見たオグリオンは目を細めた。
「皆で、家に帰るぞ」
彼がその言葉を理解したのか、誰にも分からない。だが彼はまるで理解しているかのように自分で立ち上がると、自力で歩こうとした。それでも右半身が麻痺しているからか、よろけてしまう。それを見たコーネリアスが、オグリオンに肩を貸した。
「よし、これで大丈夫」
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