創世戦争記

大和神国編 〜陰と陽、血を吸う桜葉の章〜

登場人物紹介 〜陰と陽、血を吸う桜葉の章〜

【大和ヤマト神国】
　美しい四季を誇る国。しかし、『四季には必ず赤が混じる』と噂される程に長く内戦が続いている。

〈桜狐オウコ〉
　陰陽術を扱う者が多い反政府組織。首領は桜宮さくらみや表春うわはるだったが、彼女の没後は鶴蔦と桑名が長となる。拠点は桜宮城。

鶴蔦つるつた…除霊師こと桜宮表春の最側近にして一番弟子。静かな雰囲気の女性だが、悪徳商人のような一面も。貧乳がコンプレックス。

桑名くわな…除霊師の側近。〈桜狐〉の中でも陰陽道を使えない侍部隊の長。妻子持ちで、好物は愛妻弁当。



【フェリドール帝国】
　魔人の帝国。人を凌駕する力を持った将軍達が大勢居る軍事国家。

サリバン…〈大帝の深淵〉に所属する高齢の魔人。魔法をこよなく愛し、アレンの魔力に興味を示す。

闇神ハーデオシャ…皇帝の正体。聖書から名を消された古の神。明神サアの対となる存在。



【死亡者】


除霊師…闇に堕ちる真秀場を帝国による侵攻の足掛かりにされるのを防ぐ為、人としての生を終える形で亡き兄の後を継いで皇すめらぎに即位した。かつて夫が居たが、夫は雰囲気がコンラッドに似ていたらしい。桜散る頃にコンラッドと再会する事を願って、人としての生を終えた。

榊原勝永…桜宮領を出て西の森に陣を張っていたがその最中にヴェロスラヴァの襲撃を受け、混戦の中ガンダゴウザによって誰にも知られる事なく殺される。

ヴェロスラヴァ…今までの行為から皇帝によって獣に堕とされ、最終的にアレンによって殺された。

ロウタス…桜宮の戦いでニコ、ロウタス、サリバンと共にアレンを襲撃するも最終的にアレンと御代官様の連携の前に破れ、最期はアレンに看取られてこの世を去った。

皇…表春の実兄。いつ死んだのか、今やそれを知る者は居ない。だがその強過ぎる光の力が闇を呼び寄せた事は事実であり、真秀場が闇に堕ちてから死んだ事は確かである。