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グラコス王国編 〜燃ゆる水都と暁の章〜
遺品
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昼下がり。それは午後のティータイムに飲む紅茶の種類とお菓子に悩む時間。だが、リヴィナベルクは未だ黒煙が立ち昇り、黒煙の元ではうず高く積み上げられた死体の山が乱雑に燃やされている。
「…アレン」
フレデリカがアレンに声を掛けても、アレンは反応しない。
アーサーの遺骨をどうしても回収したかったアレンは、誰も居ない焼け跡で一人、灰の中から似非吟遊詩人の遺骨を黙々と拾っていた。
(…殆ど残ってない…)
骨まで朽ちてしまった部位が多く、灰の中から出てきた骨は僅かだった。
本当に死んでしまった。背の高かった彼が、僅かな骨の欠片になってしまった。
「アレン!」
「…どうした」
フレデリカはアレンに慎重に声を掛けようと息を吸った。
「…少し、拠点で休んで来なよ。怪我してるでしょ」
「…」
聞こえているのか聞こえていないのか。アレンは灰の中から骨を探そうと必死だが、もう骨は出てきそうにない。何とか見付けた骨もちっぽけで、一般的な骨壷に入れてもまだ余裕がある。
(火加減を失敗したな)
アレンの横には火打ち石が置いてある。魔法は使わなかったらしい。
「アレン、もう拠点に戻ろう」
拠点にも商人を中心とした避難民が居るが、此処よりは荒んでいない。
「…分かった」
何とかアレンを説得すると、フレデリカとアレンはリヴィナベルク城へ向かった。
早朝の広間は怪我人でごった返していたが、あれから六時間以上が経った。蛆の湧いた死体は外へ運び出され、無造作に焼き捨てられる。
フレデリカは後悔した。さっきアレンがアーサーの遺体を焼いていた場所の方が荒んでいない。アレンは真夏だというのに、顔面蒼白だ。
フレデリカは骨壷を抱えるアレンの手を引っ張って早歩きすると、強化硝子の中にある懐中時計を起動させて拠点に入った。
拠点では商人達が荷物や物資を整頓して、どれをリヴィナベルクに無償提供するか話し合っている。こういう時の優しい心を持った商人は頼りになるが、アレンには何も見えてないようだ。
拠点にある庁舎へ辿り着くと、美凛と梓涵、ザンドラが〈プロテア〉に商人が提供した物資を運んでいた。
「ちょっと二人共、怪我してるし煤だらけじゃないですか!ザンドラさん、二人を医務室に連れて行ってください。私、除霊師さんとパカフ君呼んできます!美凛様はその荷物をお願いします!」
二人は半ば引き摺られるように庁舎の医務室へ連れて行かれる。暫くして梓涵が除霊師とパカフの二人を連れて来た。
「すいません…身嗜みを整えてないですけど…」
烏帽子を脱いだ除霊師の髷は少し乱れており、普段は飄々とした狐のような顔からは疲労が溢れている。除霊師の着物を握って立つパカフも泣きはらした顔をしており、小さな手はきつく握られている。
「気にしないで。それより、アレンが怪我をしてるの。診て欲しい」
「分かりました。アレンさん、上だけ服を脱いで。パカフ君、麦茶を淹れてきてください」
アレンは服を脱ぎながら問うた。
「…拠点の中もドタバタしてるけど」
除霊師は髪を結び直しながら答えた。
「遺品整理ですよ。死者は〈プロテア〉からも出てますし、次の幹部や主要人物の部屋も用意しなくては」
(死者…)
除霊師の冷たい手がアレンの背中に触れた。
「…痛い」
「折れてますね。腫れてますし。後で痛み止めを出します。部屋に戻って安静にしていてください。それから、たまには深呼吸もするように」
「…分かった」
そう言うと、アレンは医務室を出た。
「あ、麦茶…」
何処かうわの空のアレンに呆然としていると、パカフが戻って来た。
「あれ、兄貴は?」
「帰っちゃいましたね…フレデリカ、麦茶を飲んだらアレンさんにお薬を渡して来てください」
除霊師はパカフから麦茶を受け取ると口を開いた。
「…コンラッドを見掛けませんね」
「あいつはキオネに頼まれてドゥリンの治療をしてる。あいつの祖先は竜族だから、キオネの命令を断る訳にはいかないんだろうね」
「…となると、彼はここで一時的に離脱ですかね」
「え?でも竜族の治癒力って凄いよね」
フレデリカの問いに除霊師はとある紙を出した。
「数ヶ月前に、アレンさんとアーサー達は〈深淵〉と接触してる筈です。その時に持ち帰られた毒の情報、成分がドゥリン様の鉤爪にある毒と一致しています。恐らく、ヨルムの爪にも同じ成分があるのでしょう。彼女はヨルムの親戚ですから」
「アレンも食らった事あるやつだよね」
「ええ。その後、調子はどうですか?」
「問題無さそう。けど…今はあんな感じ」
除霊師が沈黙すると、パカフが口を開いた。
「…アーサーおじさんの事があったから、兄貴も辛いんだと思う」
パカフの言葉に除霊師とフレデリカは沈黙する。
「…ちょっと心配ですね。仮にも一国の将をやっていた彼が…それもヨルムとの共闘経験もある彼があんなに動揺するとは。確かにアーサーとは最近仲良くしてましたけど」
フレデリカは麦茶を一気に飲み干すと、アレン用に処方された薬を持って立ち上がった。
「様子を見てくる」
アレンがどういう行動をとるのか、フレデリカには全く分からなかった。だが今のアレンがとる行動は二択。自室で丸まっているか、或いは⸺
「ねえ、アレン見た?」
廊下を歩く女に声を掛けると、女は答えた。
「アーサー様のお部屋に居られます」
アーサーの部屋で何をやっているかまでは分からない。だが、彼は怪我人だ。何をやっているにしても、部屋で寝かせる必要がある。怪我人に声を荒らげるような真似はしたくないが、今のアレンはぼんやりしていて、しっかり言わないと通用しない気がする。
アレンの部屋の前を通り過ぎ、隣にあるアーサーの部屋に入ると、フレデリカは声を張り上げた。
「アレン、寝ろ!」
端的に分かりやすく伝えたつもりだが、アレンは非常にゆっくりした動作で振り向いた。その手には、アーサーと肩を組んで撮った写真が収められている額縁と骨壷があった。
「…ねえ、何してるの?」
「…遺品整理」
「何で?」
アレンは写真を見ながら言った。
「…庁舎の空き部屋に、人が入るから」
「君は怪我人でしょ」
遺品整理なら他の誰かがやる、そう言おうとしてフレデリカは思い留まった。アレンだってそのくらい解っている筈だ。普段のアレンなら治療に専念するが、今のアレンは普段とは違って精神的に疲れている。合理的な判断が出来なくなっているのだ。
(成る程ね…にしても感情表現が下手糞過ぎるわ)
アレンは誰かがアーサーの遺品に触れる事で、何か大切な物が紛失するのが怖いらしい。
「アレン、骨壷と写真立てを置いて部屋に戻って」
「…嫌だ」
「君がやる必要は無い」
フレデリカの言葉にアレンは答えなかったが、嫌だと再度言うように写真立てと骨壷を持つ手に力が入る。
「無理にやらなくて良い」
「…無理じゃない」
フレデリカはアレンに近付くと腕を掴んで怒鳴った。
「だったら何でそんな顔してるのよ!」
「…」
顔、と言っても表情は変わっていない。だが視線と手が、アーサーと関わりのある物を離すまいと捉えて動かない。まるで幼子のように縋っている。
「ねぇ我慢してるんでしょ!あんた、さっき以外で泣いた事ある?そういう感情を今まで出さないようにしてた、違う!?〈プロテア〉に居る奴らは皆、感情を持ったヒトなんだよ。だからさ、あんたも感情を出して良いんだよ!だってあんたもヒトなんだから!」
フレデリカがそう言うと、アレンは震える声で呟いた。
「…何で、皆俺を置いて逝くんだよ」
養父を殺され、肉親のアーサーを奪われたアレンの悲しみは計り知れない。時空魔法でも創造魔法でも、死者を蘇らせる事は出来ないのだ。
「それは私も同じ気持ちよ。私以外の万物は何れ死ぬ」
アイビーの髪飾りに触れながらフレデリカは言った。アレンはそれを見て万物に永遠は無いと話していた事を思い出す。
「遺品整理をやるのは、アーサーとの繋がりや痕跡が消えるのが怖いからでしょ?」
アレンは骨壷と写真立てを見詰めたまま頷く。ぼろぼろと涙を零す姿はまるで幼子だ。
「この部屋にあるアーサーの私物も、いつか消える。煙草が燃え尽きて灰になるようにね。それでも良ければ、私と取引しない?この部屋の状態をそのままに出来る。そしてそこに、一切の魔法は要らない」
アレンが頷くかは分からない。彼は慎重な性格だ。魔女との取引を嫌悪している可能性もある。しかし、彼は直ぐに頷いた。
「乗った。俺は何をすれば良い?」
「…アレン」
フレデリカがアレンに声を掛けても、アレンは反応しない。
アーサーの遺骨をどうしても回収したかったアレンは、誰も居ない焼け跡で一人、灰の中から似非吟遊詩人の遺骨を黙々と拾っていた。
(…殆ど残ってない…)
骨まで朽ちてしまった部位が多く、灰の中から出てきた骨は僅かだった。
本当に死んでしまった。背の高かった彼が、僅かな骨の欠片になってしまった。
「アレン!」
「…どうした」
フレデリカはアレンに慎重に声を掛けようと息を吸った。
「…少し、拠点で休んで来なよ。怪我してるでしょ」
「…」
聞こえているのか聞こえていないのか。アレンは灰の中から骨を探そうと必死だが、もう骨は出てきそうにない。何とか見付けた骨もちっぽけで、一般的な骨壷に入れてもまだ余裕がある。
(火加減を失敗したな)
アレンの横には火打ち石が置いてある。魔法は使わなかったらしい。
「アレン、もう拠点に戻ろう」
拠点にも商人を中心とした避難民が居るが、此処よりは荒んでいない。
「…分かった」
何とかアレンを説得すると、フレデリカとアレンはリヴィナベルク城へ向かった。
早朝の広間は怪我人でごった返していたが、あれから六時間以上が経った。蛆の湧いた死体は外へ運び出され、無造作に焼き捨てられる。
フレデリカは後悔した。さっきアレンがアーサーの遺体を焼いていた場所の方が荒んでいない。アレンは真夏だというのに、顔面蒼白だ。
フレデリカは骨壷を抱えるアレンの手を引っ張って早歩きすると、強化硝子の中にある懐中時計を起動させて拠点に入った。
拠点では商人達が荷物や物資を整頓して、どれをリヴィナベルクに無償提供するか話し合っている。こういう時の優しい心を持った商人は頼りになるが、アレンには何も見えてないようだ。
拠点にある庁舎へ辿り着くと、美凛と梓涵、ザンドラが〈プロテア〉に商人が提供した物資を運んでいた。
「ちょっと二人共、怪我してるし煤だらけじゃないですか!ザンドラさん、二人を医務室に連れて行ってください。私、除霊師さんとパカフ君呼んできます!美凛様はその荷物をお願いします!」
二人は半ば引き摺られるように庁舎の医務室へ連れて行かれる。暫くして梓涵が除霊師とパカフの二人を連れて来た。
「すいません…身嗜みを整えてないですけど…」
烏帽子を脱いだ除霊師の髷は少し乱れており、普段は飄々とした狐のような顔からは疲労が溢れている。除霊師の着物を握って立つパカフも泣きはらした顔をしており、小さな手はきつく握られている。
「気にしないで。それより、アレンが怪我をしてるの。診て欲しい」
「分かりました。アレンさん、上だけ服を脱いで。パカフ君、麦茶を淹れてきてください」
アレンは服を脱ぎながら問うた。
「…拠点の中もドタバタしてるけど」
除霊師は髪を結び直しながら答えた。
「遺品整理ですよ。死者は〈プロテア〉からも出てますし、次の幹部や主要人物の部屋も用意しなくては」
(死者…)
除霊師の冷たい手がアレンの背中に触れた。
「…痛い」
「折れてますね。腫れてますし。後で痛み止めを出します。部屋に戻って安静にしていてください。それから、たまには深呼吸もするように」
「…分かった」
そう言うと、アレンは医務室を出た。
「あ、麦茶…」
何処かうわの空のアレンに呆然としていると、パカフが戻って来た。
「あれ、兄貴は?」
「帰っちゃいましたね…フレデリカ、麦茶を飲んだらアレンさんにお薬を渡して来てください」
除霊師はパカフから麦茶を受け取ると口を開いた。
「…コンラッドを見掛けませんね」
「あいつはキオネに頼まれてドゥリンの治療をしてる。あいつの祖先は竜族だから、キオネの命令を断る訳にはいかないんだろうね」
「…となると、彼はここで一時的に離脱ですかね」
「え?でも竜族の治癒力って凄いよね」
フレデリカの問いに除霊師はとある紙を出した。
「数ヶ月前に、アレンさんとアーサー達は〈深淵〉と接触してる筈です。その時に持ち帰られた毒の情報、成分がドゥリン様の鉤爪にある毒と一致しています。恐らく、ヨルムの爪にも同じ成分があるのでしょう。彼女はヨルムの親戚ですから」
「アレンも食らった事あるやつだよね」
「ええ。その後、調子はどうですか?」
「問題無さそう。けど…今はあんな感じ」
除霊師が沈黙すると、パカフが口を開いた。
「…アーサーおじさんの事があったから、兄貴も辛いんだと思う」
パカフの言葉に除霊師とフレデリカは沈黙する。
「…ちょっと心配ですね。仮にも一国の将をやっていた彼が…それもヨルムとの共闘経験もある彼があんなに動揺するとは。確かにアーサーとは最近仲良くしてましたけど」
フレデリカは麦茶を一気に飲み干すと、アレン用に処方された薬を持って立ち上がった。
「様子を見てくる」
アレンがどういう行動をとるのか、フレデリカには全く分からなかった。だが今のアレンがとる行動は二択。自室で丸まっているか、或いは⸺
「ねえ、アレン見た?」
廊下を歩く女に声を掛けると、女は答えた。
「アーサー様のお部屋に居られます」
アーサーの部屋で何をやっているかまでは分からない。だが、彼は怪我人だ。何をやっているにしても、部屋で寝かせる必要がある。怪我人に声を荒らげるような真似はしたくないが、今のアレンはぼんやりしていて、しっかり言わないと通用しない気がする。
アレンの部屋の前を通り過ぎ、隣にあるアーサーの部屋に入ると、フレデリカは声を張り上げた。
「アレン、寝ろ!」
端的に分かりやすく伝えたつもりだが、アレンは非常にゆっくりした動作で振り向いた。その手には、アーサーと肩を組んで撮った写真が収められている額縁と骨壷があった。
「…ねえ、何してるの?」
「…遺品整理」
「何で?」
アレンは写真を見ながら言った。
「…庁舎の空き部屋に、人が入るから」
「君は怪我人でしょ」
遺品整理なら他の誰かがやる、そう言おうとしてフレデリカは思い留まった。アレンだってそのくらい解っている筈だ。普段のアレンなら治療に専念するが、今のアレンは普段とは違って精神的に疲れている。合理的な判断が出来なくなっているのだ。
(成る程ね…にしても感情表現が下手糞過ぎるわ)
アレンは誰かがアーサーの遺品に触れる事で、何か大切な物が紛失するのが怖いらしい。
「アレン、骨壷と写真立てを置いて部屋に戻って」
「…嫌だ」
「君がやる必要は無い」
フレデリカの言葉にアレンは答えなかったが、嫌だと再度言うように写真立てと骨壷を持つ手に力が入る。
「無理にやらなくて良い」
「…無理じゃない」
フレデリカはアレンに近付くと腕を掴んで怒鳴った。
「だったら何でそんな顔してるのよ!」
「…」
顔、と言っても表情は変わっていない。だが視線と手が、アーサーと関わりのある物を離すまいと捉えて動かない。まるで幼子のように縋っている。
「ねぇ我慢してるんでしょ!あんた、さっき以外で泣いた事ある?そういう感情を今まで出さないようにしてた、違う!?〈プロテア〉に居る奴らは皆、感情を持ったヒトなんだよ。だからさ、あんたも感情を出して良いんだよ!だってあんたもヒトなんだから!」
フレデリカがそう言うと、アレンは震える声で呟いた。
「…何で、皆俺を置いて逝くんだよ」
養父を殺され、肉親のアーサーを奪われたアレンの悲しみは計り知れない。時空魔法でも創造魔法でも、死者を蘇らせる事は出来ないのだ。
「それは私も同じ気持ちよ。私以外の万物は何れ死ぬ」
アイビーの髪飾りに触れながらフレデリカは言った。アレンはそれを見て万物に永遠は無いと話していた事を思い出す。
「遺品整理をやるのは、アーサーとの繋がりや痕跡が消えるのが怖いからでしょ?」
アレンは骨壷と写真立てを見詰めたまま頷く。ぼろぼろと涙を零す姿はまるで幼子だ。
「この部屋にあるアーサーの私物も、いつか消える。煙草が燃え尽きて灰になるようにね。それでも良ければ、私と取引しない?この部屋の状態をそのままに出来る。そしてそこに、一切の魔法は要らない」
アレンが頷くかは分からない。彼は慎重な性格だ。魔女との取引を嫌悪している可能性もある。しかし、彼は直ぐに頷いた。
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