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バルタス王国編 〜騎士と楽園の章〜
魔人という種族
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「この中で我こそは一騎当千って奴、出て来い」
その問いに挙手した者はファーティマ、サーリヤ、美凛、ロルツ、ネメシア、アーサーの六人だった。ロルツとネメシアは先程の稽古でも特に強かった者達だ。
(この面子って、アーサー以外は五年前に廃校になった士官学校の戦闘科の奴らじゃないか)
士官学校ゼク・グムシク学院の学科には経営・戦略科と戦闘科の二つがあったが、戦闘科は有名な軍人を数多く排出している事で有名だ。
また、士官学校に通える者は大体が良い生まれか国王からの支援を受けている。この中だとネメシアは平民出身で、ロルツはライカニアの民間軍事会社の御曹司、後は全員王族だ。
ほぼ全員が高い教養を得る為の資金とそれに見合った実力を持っているが、今からやるのは、戦いながらの逃走だ。果たしてこれは学校でやったのだろうか。
「それじゃあ、この中で騎馬戦が得意な人?」
ロルツとネメシアが悔しそうな顔をして手を降ろす。残ったのはクテシア兄妹と美凛だけになった。
「美凛、お前は無しだぞ」
「え、何でぇ!?」
アーサーの言葉に美凛が反応するが、アレンもアーサーの言葉に賛成だった。今美凛に何かあったら、〈プロテア〉と彼女の父親との間にある関係に更に亀裂が入る。
「美凛は却下。ザンドラ達と住民避難の手伝いして来い」
「ぶぅ~!酷いや!」
クテシア兄妹を見てアレンは問うた。
「故郷へ帰る為の旅費は?二人共持ってる?」
「アレン、二人って?」
訝しげに問うたファーティマを見てサーリヤが腕を組んだ。
「まさか、兄貴一人で帰るつもりだった?オレだって旅費くらい貯めてるよ。兄貴が金貯めてるのは知ってたし」
ファーティマが苦言を呈しようとしたのを遮ってアレンは問う。
「故郷で討死する覚悟は出来てるか?」
「おう、出来てるよ」
「そうか…全員聞け。ファーティマとサーリヤはこれから作る扉の媒体を持ってグラコスの国境まで移動する。美凛とザンドラ、フレデリカ、梓涵は避難民の誘導。ペータルはゼオルを空間に運んだ後に避難民の誘導を行え。クルトは空間の内部で炊き出し。ダルカン爺さんは空間の内部で武器の補修。後は全員城壁の防衛だ。質問はあるか?」
戦闘員が武器を取り出し、いつでも戦えると意思表示する。誘導係も頷いたのを確認してアレンは号令した。
「全員行動開始!」
ドワーフのダルカンとクルトが扉の向こうへ行ったのを確認すると、アレンはポーチから金色の歯車を取り出した。スラムに居た時に拾ったガラクタで、僅かながら魔力の残滓が残っている事から魔導具の一種だったと思われる。
アレンは歯車と扉を紐付けてファーティマに渡した。
「失くすなよ」
「分かってる。馬は?それとも騎士団からぶんどれば良いか?」
「洞窟内で馬を駆るのは危険だろう。外に居る軍隊からぶんどれるか?」
「人生初の強盗体験が馬を盗む事とか、こんな経験二度と出来ねぇぞ」
そう言ってヘラヘラ笑う彼は随分と余裕そうだ。
「水晶盤の連絡先も渡しておく。国境に着いたら教えてくれ」
「まさか、俺達が国境に着くまで此処でドンパチする訳じゃないよな」
「タイミングを見計らって空間へ撤退する。国境までどのくらい掛かる?」
「馬なら一週間で着ける」
「分かった。二人共、任務が終了したら自由に動いてくれて構わない」
それは故郷へ帰る許可。
ファーティマは歯車を失くさないよう空間魔法で仕舞って胸に拳を当てた。
「了解した、将軍殿。それじゃあ、一週間後に国境で」
兄妹は武器を取り出して城門へ向かった。
二人を見送ると、アレンはペータル達と共にダンスホールから出て来たコンラッドを呼び止める。
「先生、敵は破城槌を持っていないとは思うが、念の為にファーティマ達が出た後に魔法で城門を凍らせて欲しい」
「随分と慎重だな」
「敵の中に魔人の存在を確認した。恐らく〈大帝の深淵〉だろう。万が一に備えて城門を補強しておきたい」
魔人であれば城門を壊さずに無理矢理でもよじ登って来るかも知れないが、この場においては魔人にしか出来ない芸当だ。弱い種族では混戦状態で魔人に勝つのは難しいが、登ってくる魔人や敵の数を絞れれば勝機はある。
「分かった。アレン、お前はどうするんだ?」
「あいつらの狙いは俺とこの魔導書だ。将軍として戦いながらこの本を守るだけだよ」
「〈桜狐〉と動くと良い。そこに居る」
除霊師達は続々と空間へ入る貧民達に目を光らせていた。すると、アレンと目が合った除霊師が近付いて来る。
朱色の紅を引いた唇は薄く笑みを浮かべ、細柳のような眉は困ったように下がっている。
「アレンさん。もしかして貴方、魔人と人間の区別が苦手で?」
「角と身長と…魔人が菱形の瞳孔。あとは個体によっては尻尾とか翼があって、眼球が黒かったりする…だよな」
「あなや…魔力の波長もかなり違うのですよ。か弱い一般人ですら違いを感知する程に。例えば⸺」
除霊師の御祓棒が除霊師とアレンの前を通ろうとした男の顎の下に当てられる。
「この者なんかは魔人ですね」
アレンが剣を抜くより早く、男が動いた。その場は一瞬で混沌に満ちる。
男の短剣を篭手で受け止めると、今度は除霊師が御祓棒で男の頭を強打する。しかし、男は首をぽきぽきと鳴らしただけで全くダメージを与えられていないようだ。
「魔人や、もう変装を解いても大丈夫ですよ、バレバレですから。アレンさん、魔人が何か、お見せしますよ」
そう言うと除霊師は細くて長い指で印を結んだ。
「臨・兵・闘・者・ 皆・陣・列・前・行(臨む兵よ、闘う者よ、皆 陣列べて前を行け)」
白魚の手から放たれた呪が魔人にぶつかると、魔人は悍ましい悲鳴を上げてのたうち回った。
「九字は災いから身を守る術ですが、災いその物にもよく効きます。魔人の本質は魔法族か、それとも化物か。答えは誰も解らない。あのフレデリカでさえも、ね」
除霊師の薄い唇が淡々と動く。
「不思議ではありませぬか?何故コーネリアスは貴方を連れて帝国から逃げるのではなく、内通していたのか」
アレンはまるで妖術に魅せられたかのようにその薄い唇を見詰めた。
「払い給え、清め給え。急々如律令」
次の瞬間、除霊師の着物が赤黒く染まった。
「例えば大和に来れば、侍か陰陽師、その他武装組織に殺される。クテシアへ行けば間違いなく市井引き摺り回しの末に臓物を引き抜かれ、目の前で自身の臓物を焼かれて処刑される。苏安では密告制度がありますから、直ぐに捕まって凌遅刑を受けるでしょう。男女問わずに、子供も対象です。何処の国も、似たようなものですよ。何故か分かりますか?」
アレンは死んだ魔人の姿を見て察した。男には漆黒の翼と四本の角が生えていた。魔人とは魔法族が魔物に近い形で変異した種族だが、本質は魔物と変わらない。魔人とは、異質なのだ。
「コーネリアスは逃げても行く先が無い事、逃げたら貴方に友人が出来ない可能性を考えていた。強い魔人なら邪魔者全てを排除出来ますが、彼はそうしなかった。理由は、貴方のルーツがあり、貴方と出逢って人間に興味を抱いたからです。そして私も彼のような魔人に出逢った事で魔人に興味を持ち、彼らについて研究した」
除霊師は嘆くような溜息を吐いて息絶えた男を見下ろした。もう二度と光映さぬ男の瞳は苦痛に満ちたまま虚空を見詰めている。除霊師は弔うように男の瞼を閉じて言った。
「魔人は魔物が人間に近い姿をして社会的集団を作る文明的な種族と言っても遜色無いでしょう。人々は少数を差別し排除します。アレンさん、貴方ならもう解っているでしょう。半魔人の貴方が東方諸国の信用を勝ち取るには、魔人を多く殺す必要があるという事を」
その為には魔人と人間の区別がついていないといけない。それを認識した途端、アレンは寒気に襲われた。自分の中にある魔人と人間の血が余りにも違い過ぎる。
(俺は、人でも魔人でもない)
恐らく未来で最も要らない、世界で三人しか居ないゴミ。
〈プロテア〉のような反帝国組織や反帝国派国家の望む未来には、人々に害をなしてきた魔人は存在しない。存在してはいけないのだ。
その問いに挙手した者はファーティマ、サーリヤ、美凛、ロルツ、ネメシア、アーサーの六人だった。ロルツとネメシアは先程の稽古でも特に強かった者達だ。
(この面子って、アーサー以外は五年前に廃校になった士官学校の戦闘科の奴らじゃないか)
士官学校ゼク・グムシク学院の学科には経営・戦略科と戦闘科の二つがあったが、戦闘科は有名な軍人を数多く排出している事で有名だ。
また、士官学校に通える者は大体が良い生まれか国王からの支援を受けている。この中だとネメシアは平民出身で、ロルツはライカニアの民間軍事会社の御曹司、後は全員王族だ。
ほぼ全員が高い教養を得る為の資金とそれに見合った実力を持っているが、今からやるのは、戦いながらの逃走だ。果たしてこれは学校でやったのだろうか。
「それじゃあ、この中で騎馬戦が得意な人?」
ロルツとネメシアが悔しそうな顔をして手を降ろす。残ったのはクテシア兄妹と美凛だけになった。
「美凛、お前は無しだぞ」
「え、何でぇ!?」
アーサーの言葉に美凛が反応するが、アレンもアーサーの言葉に賛成だった。今美凛に何かあったら、〈プロテア〉と彼女の父親との間にある関係に更に亀裂が入る。
「美凛は却下。ザンドラ達と住民避難の手伝いして来い」
「ぶぅ~!酷いや!」
クテシア兄妹を見てアレンは問うた。
「故郷へ帰る為の旅費は?二人共持ってる?」
「アレン、二人って?」
訝しげに問うたファーティマを見てサーリヤが腕を組んだ。
「まさか、兄貴一人で帰るつもりだった?オレだって旅費くらい貯めてるよ。兄貴が金貯めてるのは知ってたし」
ファーティマが苦言を呈しようとしたのを遮ってアレンは問う。
「故郷で討死する覚悟は出来てるか?」
「おう、出来てるよ」
「そうか…全員聞け。ファーティマとサーリヤはこれから作る扉の媒体を持ってグラコスの国境まで移動する。美凛とザンドラ、フレデリカ、梓涵は避難民の誘導。ペータルはゼオルを空間に運んだ後に避難民の誘導を行え。クルトは空間の内部で炊き出し。ダルカン爺さんは空間の内部で武器の補修。後は全員城壁の防衛だ。質問はあるか?」
戦闘員が武器を取り出し、いつでも戦えると意思表示する。誘導係も頷いたのを確認してアレンは号令した。
「全員行動開始!」
ドワーフのダルカンとクルトが扉の向こうへ行ったのを確認すると、アレンはポーチから金色の歯車を取り出した。スラムに居た時に拾ったガラクタで、僅かながら魔力の残滓が残っている事から魔導具の一種だったと思われる。
アレンは歯車と扉を紐付けてファーティマに渡した。
「失くすなよ」
「分かってる。馬は?それとも騎士団からぶんどれば良いか?」
「洞窟内で馬を駆るのは危険だろう。外に居る軍隊からぶんどれるか?」
「人生初の強盗体験が馬を盗む事とか、こんな経験二度と出来ねぇぞ」
そう言ってヘラヘラ笑う彼は随分と余裕そうだ。
「水晶盤の連絡先も渡しておく。国境に着いたら教えてくれ」
「まさか、俺達が国境に着くまで此処でドンパチする訳じゃないよな」
「タイミングを見計らって空間へ撤退する。国境までどのくらい掛かる?」
「馬なら一週間で着ける」
「分かった。二人共、任務が終了したら自由に動いてくれて構わない」
それは故郷へ帰る許可。
ファーティマは歯車を失くさないよう空間魔法で仕舞って胸に拳を当てた。
「了解した、将軍殿。それじゃあ、一週間後に国境で」
兄妹は武器を取り出して城門へ向かった。
二人を見送ると、アレンはペータル達と共にダンスホールから出て来たコンラッドを呼び止める。
「先生、敵は破城槌を持っていないとは思うが、念の為にファーティマ達が出た後に魔法で城門を凍らせて欲しい」
「随分と慎重だな」
「敵の中に魔人の存在を確認した。恐らく〈大帝の深淵〉だろう。万が一に備えて城門を補強しておきたい」
魔人であれば城門を壊さずに無理矢理でもよじ登って来るかも知れないが、この場においては魔人にしか出来ない芸当だ。弱い種族では混戦状態で魔人に勝つのは難しいが、登ってくる魔人や敵の数を絞れれば勝機はある。
「分かった。アレン、お前はどうするんだ?」
「あいつらの狙いは俺とこの魔導書だ。将軍として戦いながらこの本を守るだけだよ」
「〈桜狐〉と動くと良い。そこに居る」
除霊師達は続々と空間へ入る貧民達に目を光らせていた。すると、アレンと目が合った除霊師が近付いて来る。
朱色の紅を引いた唇は薄く笑みを浮かべ、細柳のような眉は困ったように下がっている。
「アレンさん。もしかして貴方、魔人と人間の区別が苦手で?」
「角と身長と…魔人が菱形の瞳孔。あとは個体によっては尻尾とか翼があって、眼球が黒かったりする…だよな」
「あなや…魔力の波長もかなり違うのですよ。か弱い一般人ですら違いを感知する程に。例えば⸺」
除霊師の御祓棒が除霊師とアレンの前を通ろうとした男の顎の下に当てられる。
「この者なんかは魔人ですね」
アレンが剣を抜くより早く、男が動いた。その場は一瞬で混沌に満ちる。
男の短剣を篭手で受け止めると、今度は除霊師が御祓棒で男の頭を強打する。しかし、男は首をぽきぽきと鳴らしただけで全くダメージを与えられていないようだ。
「魔人や、もう変装を解いても大丈夫ですよ、バレバレですから。アレンさん、魔人が何か、お見せしますよ」
そう言うと除霊師は細くて長い指で印を結んだ。
「臨・兵・闘・者・ 皆・陣・列・前・行(臨む兵よ、闘う者よ、皆 陣列べて前を行け)」
白魚の手から放たれた呪が魔人にぶつかると、魔人は悍ましい悲鳴を上げてのたうち回った。
「九字は災いから身を守る術ですが、災いその物にもよく効きます。魔人の本質は魔法族か、それとも化物か。答えは誰も解らない。あのフレデリカでさえも、ね」
除霊師の薄い唇が淡々と動く。
「不思議ではありませぬか?何故コーネリアスは貴方を連れて帝国から逃げるのではなく、内通していたのか」
アレンはまるで妖術に魅せられたかのようにその薄い唇を見詰めた。
「払い給え、清め給え。急々如律令」
次の瞬間、除霊師の着物が赤黒く染まった。
「例えば大和に来れば、侍か陰陽師、その他武装組織に殺される。クテシアへ行けば間違いなく市井引き摺り回しの末に臓物を引き抜かれ、目の前で自身の臓物を焼かれて処刑される。苏安では密告制度がありますから、直ぐに捕まって凌遅刑を受けるでしょう。男女問わずに、子供も対象です。何処の国も、似たようなものですよ。何故か分かりますか?」
アレンは死んだ魔人の姿を見て察した。男には漆黒の翼と四本の角が生えていた。魔人とは魔法族が魔物に近い形で変異した種族だが、本質は魔物と変わらない。魔人とは、異質なのだ。
「コーネリアスは逃げても行く先が無い事、逃げたら貴方に友人が出来ない可能性を考えていた。強い魔人なら邪魔者全てを排除出来ますが、彼はそうしなかった。理由は、貴方のルーツがあり、貴方と出逢って人間に興味を抱いたからです。そして私も彼のような魔人に出逢った事で魔人に興味を持ち、彼らについて研究した」
除霊師は嘆くような溜息を吐いて息絶えた男を見下ろした。もう二度と光映さぬ男の瞳は苦痛に満ちたまま虚空を見詰めている。除霊師は弔うように男の瞼を閉じて言った。
「魔人は魔物が人間に近い姿をして社会的集団を作る文明的な種族と言っても遜色無いでしょう。人々は少数を差別し排除します。アレンさん、貴方ならもう解っているでしょう。半魔人の貴方が東方諸国の信用を勝ち取るには、魔人を多く殺す必要があるという事を」
その為には魔人と人間の区別がついていないといけない。それを認識した途端、アレンは寒気に襲われた。自分の中にある魔人と人間の血が余りにも違い過ぎる。
(俺は、人でも魔人でもない)
恐らく未来で最も要らない、世界で三人しか居ないゴミ。
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