38 / 85
第一章 狼の少女
37.ある日の午前
しおりを挟む
二人で家に帰って来てから、しばらくの日数が経過した。
ルーンとの生活は、思っていたよりも楽しかった。
ルーンに新しいことを教えていくことも楽しかったが、何より話し相手がいることが大きい。
それにルーンは、俺を信頼してなついてくれている。
俺のどんな話も真剣に聞いて、感心してくれる。
いつも自分の傍にいて、自分の話を聞いてくれる。それも可愛い女の子が。
1人で生活していた俺にとっては、劇的に環境が変わっていた。
まあさすがにまだ幼いからな、もちろん手を出したりはしてないが。
俺だってルーンが望んでもいないのに、手を出すつもりは無い。
そういうことをすれば、奴隷を虐げるやつと同じようなやつになるからな。
そんなことをするくらいなら、腹を切って死んだ方がマシだ。
入浴や就寝はもちろんだが、ルーンはよくトイレも一緒に入って来る。
ルーンはもちろん、男の子である俺に対して性的な興味があるわけではない。
いや、あるのかもしれなかったが、一緒に居たがるのは寂しさとか、憧れとか、好奇心とか、別の要素が大きいからだと思われた。
まだ幼いということも相まって、娘を育てているような感じがしなくもない。
しかし、別の見方をすれば教祖を崇拝する狂信的な信者に似てなくもないかな...。
まあ、ルーンは盲目的に俺を崇拝しているわけではないか。
賢くて柔軟な発想が出来て、さらに洞察力もある。
俺がやってはいけないことをしようとしたら、迷わずに止めてくれるだろう。
間違っても一緒にやる、なんてことにはならないはずだ。
ルーンに自分の家だと言って安心させたことによるのか、それとも二人の生活が問題無く続いてることによるのか、とにかくルーンの白い花は4分咲きになっていた。
おそらくだが、ルーンはこの生活が幸せだと感じてくれているんだろうな。
でなければ開花したりしないはずだが...。
少なくとも嫌なことや、不安を抱えて生活してるわけではないことは確かだ。
それは毎日ルーンの顔を見ていればわかる、いつ見ても明るい笑顔だからな。
毎朝笑顔で「おはよう、お兄ちゃん」と言ってくれる。
そんなルーンに、俺は感謝していた。
そんなある日の朝、ルーンと一緒に起きる。
しがみついているルーンを起こさないように腕の中から抜けようとするが、バレずに抜け出したことはない。
いつものごとく、ルーンが笑顔で言う。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはようルーン」
俺達は寝間着のまま、二人で家の裏にある川まで歩いていく。
「今日もいい天気だなー」
「今日もお洗濯するよ!お兄ちゃん」
そういやルーンが来てから洗濯の習慣ができたな。
前は俺1人だけで暮らしていたから、気にしなかったが...。
やっぱり毎日同じものを着ていて、人間の汗とかいろいろなもので汚れて、臭いままってのはダメだな、うん。
歩いて1分もしない内に川に着く。
ルーンは両手で水をすくって顔を洗っていたが、俺はかがんで顔を水面に突っ込んだ。
ひんやりとした水の感触が気持ちよく、目が覚める。
「あー、爽快感」
「お兄ちゃん、髪まで濡れてるよ」
「まあ細かいことはいい」
ルーンと他愛のない会話をしながら、両手をまっすぐ空に向けて、目を閉じて伸びる。
「うーーーーーん。体が伸びる」
「お兄ちゃんたら、猫さんみたいで可愛い」
「よし、ルーンも伸ばしてやろう」
「わっ、お兄ちゃん...」
俺はルーンの両手を取り、万歳の姿勢になるように優しく持ち上げる。
そのまま少し力を入れて、伸ばしてやる。
「痛くないか?」
「うー...んん...。気持ちいいよ、お兄ちゃん」
「伸びろ伸びろ」
二人でじゃれあいながら、朝の時間を過ごす。
家に戻り、朝食の準備をする。いつものようにイノシシ肉にチーズもどき、木の実と野菜を皿に盛りつけた。
二人でもしゃもしゃと食いながら、今日の予定について話しをする。
午前はだいたい森に行き、木の実や果物などを採取したり、獲物がいれば狩りをする。
「さて、朝食も終わったし、今日も森に行くか」
「今日はどうするの?」
「とりあえずガザンの実を採って、あとは獲物がいれば狩りでもするか」
「お昼には戻る?」
「そうだな、一回戻るか」
「はーい、じゃあ洗濯物を干してくるね」
「よし、まずは洗濯だな」
二人で洗濯をして、衣類を干す。
それから家を出て、ルーンとおしゃべりしながら獣道を歩いた。
「うーむ、平和だなぁ」
「平和だねっ」
「狂暴な獣も...いないようだな」
「暖かいからまだ寝てるのかな?」
ルーンの頭の中では、クマが寝息を立ててスヤァ...と眠っているのだろう。
「平和な世界だな」
「お兄ちゃんが森の主様だねっ」
「そんなガラじゃない...ただの怠け者だよ」
くだらないことを話しながら、ガザンの樹の群生地に着く。
「すっごーい、おっきいね...」
ルーンがそこら中にそびえ立つ、高い樹を見上げて声を漏らす。
俺もつられて見上げる。
呆然と見ていたら、あることが思い浮かんだ。
そういや...今までは、高い場所に生っているでかい実は採れなかったが、『狂戦士』の力を使えば採れるんじゃないか?
よし、やってみるか。
「ルーン、高い枝に生っている実が見えるか?あのでかい実を採るぞ」
「どうやって採るの?樹に登るのは危ないよ」
「大丈夫だって、祝福の力があるだろ?」
「あ...でも、危ないことはしないでね」
「ああ、約束するよ」
俺はルーンにそう言って、辺りを確認する。
まあこんな森の奥深くに人なんて滅多にいないと思うが、念のためにな。
辺りに人の気配が無いのを確認した俺は、服を脱ぐ。
突然脱ぎだした俺に、ルーンが驚く。
「お、お兄ちゃんっ...」
「まてまて、『狂戦士』の力を使うんだから、服が破れたらまずいだろ」
顔を真っ赤にしたルーンが、あたふたと慌てている。
「う、うん...そうだね...」
ルーンにかまわず、俺は服を脱いで裸になる。
ちらりとルーンを見ると、顔をトマトのように染めて俯いている。
こんな可愛い姿のルーンを見ると、つい意地悪したくなるな。
俺は『狂戦士』の力を使い、獣じみた外見に変身してルーンに告げる。
4分咲きの影響か、あの洞穴での変身時と比べて衝動が大きく抑えられていた。
「ルーン、大丈夫だとは思うが念のために見ててくれ」
「はーい...」
ルーンは恥ずかしそうにそう返事した。
さて、疲れる前にやるか。
俺は勢いよく地面を蹴って跳躍する。
ガザンの樹の枝に捕まり、腕に力を込めて、より高く登る。
サルのようにするすると登り、森の樹々が見渡せるほどの高い場所まで来る。
目の前には大きい実がいくつも見える。
こいつでいいか。
実を一つもぎ取って、すぐに飛び降りて落下する。
途中で何度か枝に片手をかけて、落下の衝撃を殺しながら難なく地面まで辿り着く。
『狂戦士』の力を解除し、疲労で息が上がっていたが、裸のまま両手でガザンの実を持ち上げ、ルーンに声をかける。
「はぁ...はぁ...見ろよルーン、でかいだろー!」
ふらふらとした足取りで、ルーンの方に向かって歩く。
まだ顔が赤いルーンは、ちらちらとこちらを見ながら呟く。
「お兄ちゃん...わかったから服を着て...」
「おっ、そうだったな」
服を着ると、ルーンが心配そうに声をかけてくる。
「お兄ちゃん疲れてない?大丈夫?」
「ああ、ちょっと疲れたな。休むか」
俺は地面に腰を降ろし...そのまま寝転ぶ。
地面は芝生のように短い雑草が生えていた。風がそよいで、草や葉が音を立てて揺れている。
目を閉じて横になっていると、ルーンが近づいて、俺の頭の方で屈んだ。
「お兄ちゃん...じっとして」
ルーンは俺の頭を持ち上げ、自分の膝の上に乗せた。
おー、これが膝枕というやつか。
前の世界では彼女なんていなかったからな。
うーむ、いい匂いもするし、これは素晴らしい。
そんなことを考えつつ、ルーンに話し掛ける。
「でかい実も採れたし、これで当面は油の心配は無いな。ちょっと休んだら一旦戻るか」
「そうだね、お兄ちゃん」
「頭重くないか」
「大丈夫だよ」
「そっか。ルーンのふともも柔らかくていい感じだ」
「...」
ちらりと目を開けると、ルーンがまた顔を赤くして俺を見つめていた。
再び目を閉じて休んでいると、疲労に加えて、風とルーンの膝の心地良さに、すぐにうとうとする。
平和だなぁ。
ここが、今の暮らしが、幸せというやつなのかもしれんな。
そのまま眠りについた。
ルーンとの生活は、思っていたよりも楽しかった。
ルーンに新しいことを教えていくことも楽しかったが、何より話し相手がいることが大きい。
それにルーンは、俺を信頼してなついてくれている。
俺のどんな話も真剣に聞いて、感心してくれる。
いつも自分の傍にいて、自分の話を聞いてくれる。それも可愛い女の子が。
1人で生活していた俺にとっては、劇的に環境が変わっていた。
まあさすがにまだ幼いからな、もちろん手を出したりはしてないが。
俺だってルーンが望んでもいないのに、手を出すつもりは無い。
そういうことをすれば、奴隷を虐げるやつと同じようなやつになるからな。
そんなことをするくらいなら、腹を切って死んだ方がマシだ。
入浴や就寝はもちろんだが、ルーンはよくトイレも一緒に入って来る。
ルーンはもちろん、男の子である俺に対して性的な興味があるわけではない。
いや、あるのかもしれなかったが、一緒に居たがるのは寂しさとか、憧れとか、好奇心とか、別の要素が大きいからだと思われた。
まだ幼いということも相まって、娘を育てているような感じがしなくもない。
しかし、別の見方をすれば教祖を崇拝する狂信的な信者に似てなくもないかな...。
まあ、ルーンは盲目的に俺を崇拝しているわけではないか。
賢くて柔軟な発想が出来て、さらに洞察力もある。
俺がやってはいけないことをしようとしたら、迷わずに止めてくれるだろう。
間違っても一緒にやる、なんてことにはならないはずだ。
ルーンに自分の家だと言って安心させたことによるのか、それとも二人の生活が問題無く続いてることによるのか、とにかくルーンの白い花は4分咲きになっていた。
おそらくだが、ルーンはこの生活が幸せだと感じてくれているんだろうな。
でなければ開花したりしないはずだが...。
少なくとも嫌なことや、不安を抱えて生活してるわけではないことは確かだ。
それは毎日ルーンの顔を見ていればわかる、いつ見ても明るい笑顔だからな。
毎朝笑顔で「おはよう、お兄ちゃん」と言ってくれる。
そんなルーンに、俺は感謝していた。
そんなある日の朝、ルーンと一緒に起きる。
しがみついているルーンを起こさないように腕の中から抜けようとするが、バレずに抜け出したことはない。
いつものごとく、ルーンが笑顔で言う。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはようルーン」
俺達は寝間着のまま、二人で家の裏にある川まで歩いていく。
「今日もいい天気だなー」
「今日もお洗濯するよ!お兄ちゃん」
そういやルーンが来てから洗濯の習慣ができたな。
前は俺1人だけで暮らしていたから、気にしなかったが...。
やっぱり毎日同じものを着ていて、人間の汗とかいろいろなもので汚れて、臭いままってのはダメだな、うん。
歩いて1分もしない内に川に着く。
ルーンは両手で水をすくって顔を洗っていたが、俺はかがんで顔を水面に突っ込んだ。
ひんやりとした水の感触が気持ちよく、目が覚める。
「あー、爽快感」
「お兄ちゃん、髪まで濡れてるよ」
「まあ細かいことはいい」
ルーンと他愛のない会話をしながら、両手をまっすぐ空に向けて、目を閉じて伸びる。
「うーーーーーん。体が伸びる」
「お兄ちゃんたら、猫さんみたいで可愛い」
「よし、ルーンも伸ばしてやろう」
「わっ、お兄ちゃん...」
俺はルーンの両手を取り、万歳の姿勢になるように優しく持ち上げる。
そのまま少し力を入れて、伸ばしてやる。
「痛くないか?」
「うー...んん...。気持ちいいよ、お兄ちゃん」
「伸びろ伸びろ」
二人でじゃれあいながら、朝の時間を過ごす。
家に戻り、朝食の準備をする。いつものようにイノシシ肉にチーズもどき、木の実と野菜を皿に盛りつけた。
二人でもしゃもしゃと食いながら、今日の予定について話しをする。
午前はだいたい森に行き、木の実や果物などを採取したり、獲物がいれば狩りをする。
「さて、朝食も終わったし、今日も森に行くか」
「今日はどうするの?」
「とりあえずガザンの実を採って、あとは獲物がいれば狩りでもするか」
「お昼には戻る?」
「そうだな、一回戻るか」
「はーい、じゃあ洗濯物を干してくるね」
「よし、まずは洗濯だな」
二人で洗濯をして、衣類を干す。
それから家を出て、ルーンとおしゃべりしながら獣道を歩いた。
「うーむ、平和だなぁ」
「平和だねっ」
「狂暴な獣も...いないようだな」
「暖かいからまだ寝てるのかな?」
ルーンの頭の中では、クマが寝息を立ててスヤァ...と眠っているのだろう。
「平和な世界だな」
「お兄ちゃんが森の主様だねっ」
「そんなガラじゃない...ただの怠け者だよ」
くだらないことを話しながら、ガザンの樹の群生地に着く。
「すっごーい、おっきいね...」
ルーンがそこら中にそびえ立つ、高い樹を見上げて声を漏らす。
俺もつられて見上げる。
呆然と見ていたら、あることが思い浮かんだ。
そういや...今までは、高い場所に生っているでかい実は採れなかったが、『狂戦士』の力を使えば採れるんじゃないか?
よし、やってみるか。
「ルーン、高い枝に生っている実が見えるか?あのでかい実を採るぞ」
「どうやって採るの?樹に登るのは危ないよ」
「大丈夫だって、祝福の力があるだろ?」
「あ...でも、危ないことはしないでね」
「ああ、約束するよ」
俺はルーンにそう言って、辺りを確認する。
まあこんな森の奥深くに人なんて滅多にいないと思うが、念のためにな。
辺りに人の気配が無いのを確認した俺は、服を脱ぐ。
突然脱ぎだした俺に、ルーンが驚く。
「お、お兄ちゃんっ...」
「まてまて、『狂戦士』の力を使うんだから、服が破れたらまずいだろ」
顔を真っ赤にしたルーンが、あたふたと慌てている。
「う、うん...そうだね...」
ルーンにかまわず、俺は服を脱いで裸になる。
ちらりとルーンを見ると、顔をトマトのように染めて俯いている。
こんな可愛い姿のルーンを見ると、つい意地悪したくなるな。
俺は『狂戦士』の力を使い、獣じみた外見に変身してルーンに告げる。
4分咲きの影響か、あの洞穴での変身時と比べて衝動が大きく抑えられていた。
「ルーン、大丈夫だとは思うが念のために見ててくれ」
「はーい...」
ルーンは恥ずかしそうにそう返事した。
さて、疲れる前にやるか。
俺は勢いよく地面を蹴って跳躍する。
ガザンの樹の枝に捕まり、腕に力を込めて、より高く登る。
サルのようにするすると登り、森の樹々が見渡せるほどの高い場所まで来る。
目の前には大きい実がいくつも見える。
こいつでいいか。
実を一つもぎ取って、すぐに飛び降りて落下する。
途中で何度か枝に片手をかけて、落下の衝撃を殺しながら難なく地面まで辿り着く。
『狂戦士』の力を解除し、疲労で息が上がっていたが、裸のまま両手でガザンの実を持ち上げ、ルーンに声をかける。
「はぁ...はぁ...見ろよルーン、でかいだろー!」
ふらふらとした足取りで、ルーンの方に向かって歩く。
まだ顔が赤いルーンは、ちらちらとこちらを見ながら呟く。
「お兄ちゃん...わかったから服を着て...」
「おっ、そうだったな」
服を着ると、ルーンが心配そうに声をかけてくる。
「お兄ちゃん疲れてない?大丈夫?」
「ああ、ちょっと疲れたな。休むか」
俺は地面に腰を降ろし...そのまま寝転ぶ。
地面は芝生のように短い雑草が生えていた。風がそよいで、草や葉が音を立てて揺れている。
目を閉じて横になっていると、ルーンが近づいて、俺の頭の方で屈んだ。
「お兄ちゃん...じっとして」
ルーンは俺の頭を持ち上げ、自分の膝の上に乗せた。
おー、これが膝枕というやつか。
前の世界では彼女なんていなかったからな。
うーむ、いい匂いもするし、これは素晴らしい。
そんなことを考えつつ、ルーンに話し掛ける。
「でかい実も採れたし、これで当面は油の心配は無いな。ちょっと休んだら一旦戻るか」
「そうだね、お兄ちゃん」
「頭重くないか」
「大丈夫だよ」
「そっか。ルーンのふともも柔らかくていい感じだ」
「...」
ちらりと目を開けると、ルーンがまた顔を赤くして俺を見つめていた。
再び目を閉じて休んでいると、疲労に加えて、風とルーンの膝の心地良さに、すぐにうとうとする。
平和だなぁ。
ここが、今の暮らしが、幸せというやつなのかもしれんな。
そのまま眠りについた。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。


くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる