亡くし屋の少女は死神を雇う。

散花

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第二章

亡くし屋の仕事を死神は手伝う。2

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 もしかして、神様勘違いしてるんじゃないかって思ったので、ここで神様にお手紙を書いてみることにしました。


拝啓 神様へ


人間は忘れてないよ


便利な世の中になって


24時間コンビニで色んなものが買える世の中になったけど


そのひとつひとつが自然からの恵みだって知ってる


お弁当の梅干しも


それを入れている器にも


感謝を忘れてるわけじゃない


自分のことしか考えてないように見えるのは


みんな一生懸命だから


前を向いて走ってるとね


回りの景色の綺麗さに気付かないことあるけど


そこに木々がそよいでいることにも


花が咲いていることにも


気付かなくても


ちゃんと風を感じてるから


大丈夫


人間って優しいよ


           敬具


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