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不器用な二木君が俺は愛おしくて仕方がない
再度告白する
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部活に仕方なく向かう。小学校では、水泳とサッカー、空手、中学では、バスケ。水泳は、今でも泳ぎに行っている。
高校では部活には、入ってなかったが、陸上部に勧誘されているのを見た奏が、尊敬の眼差しで見るものだから、自主練習と試合メインで干渉しないことを、約束して所属することになった。
今の俺は奏と一緒にいられないことが大問題だ。
試合の要項を担当先生からもらって、急いで奏の後を追う。
奏が猫を膝にかかえて、話しかけている。かわいいな。写メを撮る。
声が小さくて、何を言ってるかわからないけど、思ったより長く話かけているのをみて、驚く。
奏ってあんなに話すのか。猫が相手のせいか、表情も優しい。
猫相手にも嫉妬するのもどうかと思うけど、奏の一番になりたい。奏が安心して話せる相手になりたい。
奏を部屋に連れて行き、これじゃあだめだって思うのに、責めてしまう。
よくよく聞くと猫相手に俺のことを話していたらしい。「相談? 」なんていいながら首を傾げる。
可愛すぎる。
録音したい。いや、映像に残したい。
思わずパソコンの、カメラ機能をオンしてしまう。
カメラに向けてあぐらをかいて座り、奏を、足の上に乗せる。
バランスが、崩れそうになったら、しがみついてくる奏が可愛くて仕方がない。
このイチャイチャ画像映ってるかな。
スマホのカメラでふざけて撮った写真も当然永久保存だ。奏は慣れてないのか、恥ずかしがったけど、アプリで加工したものを見せたら、面白くなったみたいで、たくさん二人の写真も撮れた。
奏の恥ずかしそうな表情の写真もたくさんある。
次は動画のアプリをダウンロードして遊べば、奏の動画もたくさん撮れるな。
話を聞けば、お姫様抱っこが恥ずかしかったらしい。
体育の時間に転けた奏を役得とばかりに、抱き上げて、保健室まで運んだ。
羽根のように軽いとまで行かないけど、日頃から鍛えているので、颯爽と運べた。
奏にいいところ見せれたかと思っていたから残念だ。それにクラスの奴らに牽制もできたしな。
保健室では、先生もおらず最高だった。白いまろやかな足、膝から少し血がでてて、赤くなっている。消毒する手が震えた。
性的なことに、疎くて、何にも意識していない、奏の足を触りたくて、仕方がない。
膝を舐めたらひくかな。
どうすべきか悩んでたら、手に持った消毒液が、膝にあたったので、舐めるのはあきらめた。
その代わりに消毒液がしみるのか、痛そうに震える奏を堪能する。
痛そうなのもエロい。痛いのに声を出さずに震えながら耐えている。涙目になっていて健気だ。可哀想なのに可愛いくて食べてしまいたくなる。
「傷にバイ菌が入ると大変だから」とグランドに戻りたがる奏を宥めて、ベッドに横にならせた。俺も添い寝する。
二人きりの保健室のベッドの上で、何もないなんて、高校生男児じゃないって思う。
思うが、奏が、安心しきった顔で、「ありがとう」って言うから、俺も奏の体を抱きしめるだけで、我慢した。
俺は奏が安心できるように、気持ちよくなるように、ずっと髪をすいてあげていたんだよな。
奏も猫みたいに気持ち良さそうだった。奏の寝顔を無音シャッターで写真を撮ったのは内緒だ。
それにしても、説明で「抱っこ」って言うとき恥ずかしそうにする奏がかわいくて、抱きしめまくった。
次の話は、なんか、友達なんだから、他の奴らみたいに扱えって希望だった。却下。
付き合ってる特別な奏を、他のどうでもいい奴らと同じようにできるわけがない。
しかし、奏は、おれとの関係を友達だと言う。自分でいうのもなんだが、あれだけ好きって言って、キスもして、意識されてないってなんなの。抱きしめ合ってなかった?
思わず、腹が立ったが、同時に焦った。あのキスは? 嫌じゃないって言ったよな。
「チュウをするおれたちは特別だ。・・・だけど言ってなかったおれも悪かった。おれたちは特別な関係、恋人だ。付き合っている」謎理論で押し切る。
押しに弱い奏を押すしかない。このまま友達なんて無理だ。もっと触れ合いたいのに。もっと近い存在になりたいのに。
恋人じゃないなら、キスもハグもしない。
一緒にいない。話もしないと言いきる。
別に意地悪で言ってるんじゃない、もしこのまま恋人になれないなら、俺は失意のあまり、学校に行くこともできなくなると思ったからだ。
改めて告白する。なんだってする。
「おれは、二木奏君が好きです」
高校では部活には、入ってなかったが、陸上部に勧誘されているのを見た奏が、尊敬の眼差しで見るものだから、自主練習と試合メインで干渉しないことを、約束して所属することになった。
今の俺は奏と一緒にいられないことが大問題だ。
試合の要項を担当先生からもらって、急いで奏の後を追う。
奏が猫を膝にかかえて、話しかけている。かわいいな。写メを撮る。
声が小さくて、何を言ってるかわからないけど、思ったより長く話かけているのをみて、驚く。
奏ってあんなに話すのか。猫が相手のせいか、表情も優しい。
猫相手にも嫉妬するのもどうかと思うけど、奏の一番になりたい。奏が安心して話せる相手になりたい。
奏を部屋に連れて行き、これじゃあだめだって思うのに、責めてしまう。
よくよく聞くと猫相手に俺のことを話していたらしい。「相談? 」なんていいながら首を傾げる。
可愛すぎる。
録音したい。いや、映像に残したい。
思わずパソコンの、カメラ機能をオンしてしまう。
カメラに向けてあぐらをかいて座り、奏を、足の上に乗せる。
バランスが、崩れそうになったら、しがみついてくる奏が可愛くて仕方がない。
このイチャイチャ画像映ってるかな。
スマホのカメラでふざけて撮った写真も当然永久保存だ。奏は慣れてないのか、恥ずかしがったけど、アプリで加工したものを見せたら、面白くなったみたいで、たくさん二人の写真も撮れた。
奏の恥ずかしそうな表情の写真もたくさんある。
次は動画のアプリをダウンロードして遊べば、奏の動画もたくさん撮れるな。
話を聞けば、お姫様抱っこが恥ずかしかったらしい。
体育の時間に転けた奏を役得とばかりに、抱き上げて、保健室まで運んだ。
羽根のように軽いとまで行かないけど、日頃から鍛えているので、颯爽と運べた。
奏にいいところ見せれたかと思っていたから残念だ。それにクラスの奴らに牽制もできたしな。
保健室では、先生もおらず最高だった。白いまろやかな足、膝から少し血がでてて、赤くなっている。消毒する手が震えた。
性的なことに、疎くて、何にも意識していない、奏の足を触りたくて、仕方がない。
膝を舐めたらひくかな。
どうすべきか悩んでたら、手に持った消毒液が、膝にあたったので、舐めるのはあきらめた。
その代わりに消毒液がしみるのか、痛そうに震える奏を堪能する。
痛そうなのもエロい。痛いのに声を出さずに震えながら耐えている。涙目になっていて健気だ。可哀想なのに可愛いくて食べてしまいたくなる。
「傷にバイ菌が入ると大変だから」とグランドに戻りたがる奏を宥めて、ベッドに横にならせた。俺も添い寝する。
二人きりの保健室のベッドの上で、何もないなんて、高校生男児じゃないって思う。
思うが、奏が、安心しきった顔で、「ありがとう」って言うから、俺も奏の体を抱きしめるだけで、我慢した。
俺は奏が安心できるように、気持ちよくなるように、ずっと髪をすいてあげていたんだよな。
奏も猫みたいに気持ち良さそうだった。奏の寝顔を無音シャッターで写真を撮ったのは内緒だ。
それにしても、説明で「抱っこ」って言うとき恥ずかしそうにする奏がかわいくて、抱きしめまくった。
次の話は、なんか、友達なんだから、他の奴らみたいに扱えって希望だった。却下。
付き合ってる特別な奏を、他のどうでもいい奴らと同じようにできるわけがない。
しかし、奏は、おれとの関係を友達だと言う。自分でいうのもなんだが、あれだけ好きって言って、キスもして、意識されてないってなんなの。抱きしめ合ってなかった?
思わず、腹が立ったが、同時に焦った。あのキスは? 嫌じゃないって言ったよな。
「チュウをするおれたちは特別だ。・・・だけど言ってなかったおれも悪かった。おれたちは特別な関係、恋人だ。付き合っている」謎理論で押し切る。
押しに弱い奏を押すしかない。このまま友達なんて無理だ。もっと触れ合いたいのに。もっと近い存在になりたいのに。
恋人じゃないなら、キスもハグもしない。
一緒にいない。話もしないと言いきる。
別に意地悪で言ってるんじゃない、もしこのまま恋人になれないなら、俺は失意のあまり、学校に行くこともできなくなると思ったからだ。
改めて告白する。なんだってする。
「おれは、二木奏君が好きです」
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