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平凡枠の俺に主役の二人がひどい牽制をしあっているので、逃げます。
6 お仕置きされたけど逃げます ※
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マイルズにたくさんキスをされて終わった時には、横たわったおれの頬は上気し息を乱していた。
「この先に進んでいいですか?」
この先ってなんだ?
ぼーっとする頭で考えていたら、制服を着たアトラスがドアを乱暴に開けて入ってきた。
マイルズが舌打ちしている。
「シモンズ!」
わ、怒っている。金髪碧眼の整った顔が思い切り不機嫌だ。
「マイルズ、離せ」
「離すわけないでしょう。シモンズは私とのキスが気持ちいいといってくれたんです」
キッとアトラスに睨まれる。おれそんなこと言ってない。ある意味いったことになるのか?
でもおれが言いたかったのは単に技術的な意味で・・・・。
アトラスが俺の後頭部をガシっと掴むと、唇をアトラスのおれより大きい口で覆われる。
食べられるみたいなキスだ。
「・・!」
反抗したいけどできない。手は後ろ手に縛られたままだ。どんどん深いキスになる。
なぜか、後ろからマイルズがおれの服を脱がせていこうとする。
手は後ろで縛られたままだから、服はそれ以上脱がされない。中途半端に脱がされながら、裸の胸と、おれのペニスを触られる。
アトラスに深いキスをされながら、後ろからはマイルズに胸とペニスを擦られて、おれは酩酊状態になる。これだめなやつだ。
気持ちいい・・・
気持ちよすぎて涙が出てくる。
くちゅくちゅシュッシュとペニスから音がする。口の中は舐められていないとこはないくらい、グチャグチャに舐められる。
頭の中が気持ちいいで、いっぱいになって、いつの間にか射精させられて力が抜ける。
「可愛いぞシモンズ」
「可愛いです。シモンズ」
くたりとしたおれに「で、これはどう言うことだ?」とアトラスも後ろに縛られた両腕を指差す。
おれは力なくフルフルと首をふる。
「まだ隠し事なんて、お仕置きが必要だな」
アトラスが金髪碧眼の王子様フェイスをにやりと悪い顔にして宣言する、
怯えて顔を青くしていると、後ろからはマイルズの、前からはアトラスのそれぞれの長いものを俺の股に挟まれて前後に揺すられる。
何をされているのかもわからないけど、あまりの快感に怖くて、おれはイヤイヤと抜けようとする。
「言うから。言うからやめて、こわい」
「シモンズ暴れるな、ひどくしたくなる」不穏なことをいうアトラス。
「シモンズ暴れても無駄ですよ、離さない」執着じみたことをいうマイルズ。
おれが体を動かすたびに、その動きに沿ってマイルズもアトラスも動くため、グチュグチュパンパンという音はなくならず、快感からは逃れられなかった。
二人の熱に挟まれておれは頭の中が真っ白になって、また絶頂した。二人の体に挟まれてまた足が地面につかない。
アトラスとマイルズもおれの腹や尻に射精している。強く強く抱きしめられる。
快感に蕩けているおれの両腕から、いつの間にか紐を解いてくれる。
紐の痕に、マイルズが口づけてくる。
「先に進みましょうか。これ以上雑魚に邪魔されたくない」
「当たり前だ。おれが先だからな」
「まったくあなたときたら、後から来たくせに。いいですよ。今回はあなたに譲ります。あなたの方が早く見つけて囲っていましたからね」
マイルズがプラチナブロンドの髪をかき上げる。
「でも今回は私の魔法で、シモンズを助けることができたんですからね」
「ふん」と鼻で笑うアトラス。
「あなたもいいかげん、あのこざかしい者どもを整理したらいかがですか?」
「それはお前もだろう」
「もう、学園には通えないようにさせます」
「シモンズの唇を奪った者には厳罰を」
「言われなくても」
力なく横たわるおれの栗色の髪を一房つかみ、アトラスは口付ける。
「シモンズを守るのも、そばに居るのもおれだ。これからもだ」アトラスは冷たい目でマイルズを睨む。
「あなただけじゃ役不足では? 今回も私がいなかったらどうなっていたか」
マイルズは不敵に笑う。
軽く気を失ったようになったおれは二人の牽制しあっている会話でふと気が付く。
ミレ様やサッシュ様に同情している場合じゃない。
おれやばくない?
続けてイッたため、だるい体を動かす。中途半端に脱がされた服はそのままに、靴は履いてないけど仕方がない。
おれは逃げた。
「「シモンズ」」
ほんと、この人たち息があっている。二人がつきあったらいいのでは?
逃げた先の廊下で、急いでパンツとズボンを履いてたら、アトラスとマイルズに見つかって、壁ドンされて酷い目にあった。
位置情報魔法とか勘弁してください。
学校を辞めていくミレ様を切ない目で見ていたら、それもバレて、朝まで二人に、浮気したと攻められたり。
こいつらはなぜか平凡なおれを巡って牽制しあっている。やめて?
おれはいつか、話にも出てこなくなる平凡枠のモブだから、やっぱりそれを信じて、逃げます。
「この先に進んでいいですか?」
この先ってなんだ?
ぼーっとする頭で考えていたら、制服を着たアトラスがドアを乱暴に開けて入ってきた。
マイルズが舌打ちしている。
「シモンズ!」
わ、怒っている。金髪碧眼の整った顔が思い切り不機嫌だ。
「マイルズ、離せ」
「離すわけないでしょう。シモンズは私とのキスが気持ちいいといってくれたんです」
キッとアトラスに睨まれる。おれそんなこと言ってない。ある意味いったことになるのか?
でもおれが言いたかったのは単に技術的な意味で・・・・。
アトラスが俺の後頭部をガシっと掴むと、唇をアトラスのおれより大きい口で覆われる。
食べられるみたいなキスだ。
「・・!」
反抗したいけどできない。手は後ろ手に縛られたままだ。どんどん深いキスになる。
なぜか、後ろからマイルズがおれの服を脱がせていこうとする。
手は後ろで縛られたままだから、服はそれ以上脱がされない。中途半端に脱がされながら、裸の胸と、おれのペニスを触られる。
アトラスに深いキスをされながら、後ろからはマイルズに胸とペニスを擦られて、おれは酩酊状態になる。これだめなやつだ。
気持ちいい・・・
気持ちよすぎて涙が出てくる。
くちゅくちゅシュッシュとペニスから音がする。口の中は舐められていないとこはないくらい、グチャグチャに舐められる。
頭の中が気持ちいいで、いっぱいになって、いつの間にか射精させられて力が抜ける。
「可愛いぞシモンズ」
「可愛いです。シモンズ」
くたりとしたおれに「で、これはどう言うことだ?」とアトラスも後ろに縛られた両腕を指差す。
おれは力なくフルフルと首をふる。
「まだ隠し事なんて、お仕置きが必要だな」
アトラスが金髪碧眼の王子様フェイスをにやりと悪い顔にして宣言する、
怯えて顔を青くしていると、後ろからはマイルズの、前からはアトラスのそれぞれの長いものを俺の股に挟まれて前後に揺すられる。
何をされているのかもわからないけど、あまりの快感に怖くて、おれはイヤイヤと抜けようとする。
「言うから。言うからやめて、こわい」
「シモンズ暴れるな、ひどくしたくなる」不穏なことをいうアトラス。
「シモンズ暴れても無駄ですよ、離さない」執着じみたことをいうマイルズ。
おれが体を動かすたびに、その動きに沿ってマイルズもアトラスも動くため、グチュグチュパンパンという音はなくならず、快感からは逃れられなかった。
二人の熱に挟まれておれは頭の中が真っ白になって、また絶頂した。二人の体に挟まれてまた足が地面につかない。
アトラスとマイルズもおれの腹や尻に射精している。強く強く抱きしめられる。
快感に蕩けているおれの両腕から、いつの間にか紐を解いてくれる。
紐の痕に、マイルズが口づけてくる。
「先に進みましょうか。これ以上雑魚に邪魔されたくない」
「当たり前だ。おれが先だからな」
「まったくあなたときたら、後から来たくせに。いいですよ。今回はあなたに譲ります。あなたの方が早く見つけて囲っていましたからね」
マイルズがプラチナブロンドの髪をかき上げる。
「でも今回は私の魔法で、シモンズを助けることができたんですからね」
「ふん」と鼻で笑うアトラス。
「あなたもいいかげん、あのこざかしい者どもを整理したらいかがですか?」
「それはお前もだろう」
「もう、学園には通えないようにさせます」
「シモンズの唇を奪った者には厳罰を」
「言われなくても」
力なく横たわるおれの栗色の髪を一房つかみ、アトラスは口付ける。
「シモンズを守るのも、そばに居るのもおれだ。これからもだ」アトラスは冷たい目でマイルズを睨む。
「あなただけじゃ役不足では? 今回も私がいなかったらどうなっていたか」
マイルズは不敵に笑う。
軽く気を失ったようになったおれは二人の牽制しあっている会話でふと気が付く。
ミレ様やサッシュ様に同情している場合じゃない。
おれやばくない?
続けてイッたため、だるい体を動かす。中途半端に脱がされた服はそのままに、靴は履いてないけど仕方がない。
おれは逃げた。
「「シモンズ」」
ほんと、この人たち息があっている。二人がつきあったらいいのでは?
逃げた先の廊下で、急いでパンツとズボンを履いてたら、アトラスとマイルズに見つかって、壁ドンされて酷い目にあった。
位置情報魔法とか勘弁してください。
学校を辞めていくミレ様を切ない目で見ていたら、それもバレて、朝まで二人に、浮気したと攻められたり。
こいつらはなぜか平凡なおれを巡って牽制しあっている。やめて?
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