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別離(リタが別の人と結婚あり)
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味のしない晩餐を第7王子と食べて、夜には、王子の寝室で抱かれた。
婚約が決まってすぐだった。王子の寝室に呼ばれた。
正直、聖水をもらう代わりに王子の物になるようにと言われても、どうしたいのかわからなかった。意図がわからなかった。
形式上だけなのか、または裏でそういう行為をするだけなのか、愛人になるのか。
小細工はあったが、マイラと正式に別れ、王子と婚約し、将来結婚する。王子は体面も中身も揃えた。
それでもリタには王子の考えていることがわからない。そこまでする意味があるのかと思ってしまう。
マイラとはあんなにも、恥ずかしくて気持ちが良かった特別な行為も、王子相手だと何も感じなかった。
おれは不感症だったんだな。
マイラの時は初めてだったから、きっと何も分からず特別なことのように感じただけだったんだ。
第7王子がおれのことが好きなのかわからない。気に入ってはいるのかもしれない。でも多分心から好きとかではない。だから、何の不安もない。最初から気持ちがないとわかっているから。
おれは淡々と王子の宮殿で暮らし、いつの間にか王子と結婚し、時折、要請があれば至高の杖をもち、魔獣を退治し、いつの間にか歳をとっていた。
第7王子は後継者争いの関連で子供を作ってはいけなかった。だから伴侶が男のおれでちょうどよかったんだろう。それにしてももっとましな相手もいただろうに。わざわざおれを選ばなくても。まあおれは魔獣対策にはちょうどいい人材だが。
不感症だと思っていたおれも、第7王子が強力な媚薬を手に入れ、使っているうちに快感を拾うようになった。
だからといって、何も感情は動かない。そんなものだ。
頭がおかしくなるくらいに、快感に支配され、第7王子を求めて、縋る。第7王子は笑いながらそれに応える。自分が馬鹿みたいに思うが、それくらいでちょうど良い。
第7王子は私的な仕事は全てやめており、王族としての公的な仕事のみしている。
時折王室の仕事で外交やパーティーに参加する。それにはおれも参加している。たぶんマイラより長い時間一緒にいる。ほぼ一日中、一緒だ。
研究室で一緒に魔術を研究したりもする。同じ魔術師として話は弾む。
ある時は、書斎で第7王子は机の前に座り、おれは長椅子に座る。互いに本や書類を読み、時間になれば食事を一緒にとる。そんな距離感だった。
穏やかな日々。たぶんマイラといるよりも。
※
第7王子が病に倒れた。10年ほど一緒に過ごす間に、第7王子に家族に対する情みたいなものはあった。
第7王子の病気を知って、おれは聖水を求めた。
「早く聖水を!」
以前マイラに使用した時に聖水の劇的な回復力を見たおれは、聖水だのみになっていた。何かあれば聖水を。だがこの病には聖水は効かないという。
遺伝的な病には効かない、気休め程度にしかならないと。ではポーションは薬は? と色々試した。
第7王子の病の進行は早かった。若いから発症すれば進むのが早いと王宮医が言う。
「若ければ回復力が優れているのではないのか」
王宮医を詰ってしまう。
「もっと効く薬を持ってこい」
王宮医は顔を青くして、首を振る。
ちょっと前まで元気で普通に歩いていた人が、歩けなくなった。あっという間に次には立てなくなった。口だけは話せる。
元々細かったが、あまり食べれなくなって更に細くなる。不思議と肌は綺麗で顔色も悪くはない。
リタは王子に、ゆっくり食べさせながら
「おいまた神器とか隠してるんじゃないのか、早くだせ。この病にも効く聖水とかないのか」
リタが言うと第7王子は笑う。
「無茶を言わないでください。なんでもかんでもあると思ったら大間違いですよ」
「光の魔法をもう一度試そう。もう一回魔術師を呼ぼう」
「僕が死んだら、マイラ侯爵の元に戻れますよ」
第7王子が苦笑している。
「死ぬとか言うな」
リタはため息をつく。
「そんなことを言うくらいなら、もう一口食べてくれ」
「マイラ侯爵とあなたを引き離した、こんな僕でも心配してくれるんですか」
「お前が助かるなら全力で助けるよ」
だからもう何も言うな、とリタは王子の頭を撫でた。
また、あくる日には、王子がまた自分が死んだらや、どうしてこんな僕にも親切なんですかなど言ってくる。
「お前の性格はそんなに良くない事は知っている。そんなの今更ではないか。おれだってそんなに性格は良くない」
リタは呆れたように言う。
「あなたは優しいです。まっすぐで自分を突き通す強さがある」
王子は、力なく笑う。リタを見ているのでなく、何か眩しいものを見ているような眼差しだ。
いつもの貴族や他の者に見せる、何を考えているかわからない薄い笑みとは違う。
「おい」
「リタ、もし僕を心配しているのならば、最後までそばにいてください。そんなに長くかかりません。その後はあなたは、・・・どこにでも、好きなところに、いってください。もう僕のことや、多くのことを気にしなくてもいいです」
「ずっと側にいるだろう? だから安心しろ」
リタは寝ている王子の髪をすく。
「それに、おれがそんなに器用だったら、こんな捻くれてないし、もっとうまくやっている」
「確かに、あなたは、不器用ですね」
王子は思い出したように笑う。
「リタ、・・・リタは覚えてないかもしれませんが、僕が王宮で肩身狭く、息苦しく暮らしているときに、あなたに助けられたんですよ。・・・その時僕にはあなたが、輝いて見えたなぁ。・・・・・きっとあなたを、・・・そんな、風に思っている、・・・そんな人が、他にもいっぱい・・・」
「もう他の人の話はいらない。お前がしたいことを話せ。そばにずっといてやるから」
・・
第7王子はリタのことを思う。
だから、あなたは優しいんですよ。
無理矢理マイラ侯爵と引き離した僕を憎むことなく、一緒に過ごしてくれた。そのことがどれだけうれしかったか。
薬の力を使っていたけど、あなたが僕に感じてくれた時、僕は嬉しかった。
一緒に普通に横に寝るようになって、あなたのその白い体を抱きしめることが、僕の癒しだった。
心配げにリタの黒い瞳が王子を見ている。
あなたが僕だけを見ている。僕はあなただけを感じている。
僕は満ち足りた想いでいっぱいになる。
最後に欲しいものは、あなたが側にいることだけ。
・・
リタは微笑んで見える第7王子の穏やかな表情を眺める。顔色もいい。
「今は落ち着いてるようだな」
せめて痛みを感じないように、安らかに、穏やかに過ごせるようにしてあげたい。
第7王子の宮殿には、他の王族もめったに来ないから楽でいいと思っていたが、こんな風に病に倒れても、形式的な見舞いの手紙と品が届けられるだけだった。
もしかしたら寂しい王子だったのかもしれない。
※
リタは第7王子の顔を布で優しく拭く。
少しでも食べれるものをと、果実を絞ったり、薄く伸ばしたお粥を食べさせる。
何もしない時は、ずっと手を握って取り留めない話をする。
「ほら、これいい匂いがするだろ」
少しでも食欲が増せばと思って、以前好きだった果実を枕元に持ってくる。
鼻先にまでその果実を持っていく。
「ほら持てるか?」
手に持たせようとするが、コロリと落ちる。
「しっかり持って」
指でしっかり掴ませるが、またコロリと落ちる。
「なんで・・・」
リタは果実を掴むが、王子の手に渡せない。また落ちるところを見たくない。
いつもと変わりない顔色だから、大丈夫だと思っていた。穏やかな表情だから・・・。
まだ大丈夫だって。
次の年の春の話までしていただろう。だからせめてそこまではいけると思っていた。
約束をしていないけど。
そういえば、結婚の時以外、第7王子とは何の約束もしていない。だけど、ずっと一緒にいた。
約束をしていないから、嘘をつかれたと思ったことがない。
おれが無頓着だから、第7王子のことを知ろうともしなかった。今更ながら後悔する。誰よりも、これほど長く一緒にいた人はいなかったのに。
リタの片方の目から知らずに涙が落ちた。
婚約が決まってすぐだった。王子の寝室に呼ばれた。
正直、聖水をもらう代わりに王子の物になるようにと言われても、どうしたいのかわからなかった。意図がわからなかった。
形式上だけなのか、または裏でそういう行為をするだけなのか、愛人になるのか。
小細工はあったが、マイラと正式に別れ、王子と婚約し、将来結婚する。王子は体面も中身も揃えた。
それでもリタには王子の考えていることがわからない。そこまでする意味があるのかと思ってしまう。
マイラとはあんなにも、恥ずかしくて気持ちが良かった特別な行為も、王子相手だと何も感じなかった。
おれは不感症だったんだな。
マイラの時は初めてだったから、きっと何も分からず特別なことのように感じただけだったんだ。
第7王子がおれのことが好きなのかわからない。気に入ってはいるのかもしれない。でも多分心から好きとかではない。だから、何の不安もない。最初から気持ちがないとわかっているから。
おれは淡々と王子の宮殿で暮らし、いつの間にか王子と結婚し、時折、要請があれば至高の杖をもち、魔獣を退治し、いつの間にか歳をとっていた。
第7王子は後継者争いの関連で子供を作ってはいけなかった。だから伴侶が男のおれでちょうどよかったんだろう。それにしてももっとましな相手もいただろうに。わざわざおれを選ばなくても。まあおれは魔獣対策にはちょうどいい人材だが。
不感症だと思っていたおれも、第7王子が強力な媚薬を手に入れ、使っているうちに快感を拾うようになった。
だからといって、何も感情は動かない。そんなものだ。
頭がおかしくなるくらいに、快感に支配され、第7王子を求めて、縋る。第7王子は笑いながらそれに応える。自分が馬鹿みたいに思うが、それくらいでちょうど良い。
第7王子は私的な仕事は全てやめており、王族としての公的な仕事のみしている。
時折王室の仕事で外交やパーティーに参加する。それにはおれも参加している。たぶんマイラより長い時間一緒にいる。ほぼ一日中、一緒だ。
研究室で一緒に魔術を研究したりもする。同じ魔術師として話は弾む。
ある時は、書斎で第7王子は机の前に座り、おれは長椅子に座る。互いに本や書類を読み、時間になれば食事を一緒にとる。そんな距離感だった。
穏やかな日々。たぶんマイラといるよりも。
※
第7王子が病に倒れた。10年ほど一緒に過ごす間に、第7王子に家族に対する情みたいなものはあった。
第7王子の病気を知って、おれは聖水を求めた。
「早く聖水を!」
以前マイラに使用した時に聖水の劇的な回復力を見たおれは、聖水だのみになっていた。何かあれば聖水を。だがこの病には聖水は効かないという。
遺伝的な病には効かない、気休め程度にしかならないと。ではポーションは薬は? と色々試した。
第7王子の病の進行は早かった。若いから発症すれば進むのが早いと王宮医が言う。
「若ければ回復力が優れているのではないのか」
王宮医を詰ってしまう。
「もっと効く薬を持ってこい」
王宮医は顔を青くして、首を振る。
ちょっと前まで元気で普通に歩いていた人が、歩けなくなった。あっという間に次には立てなくなった。口だけは話せる。
元々細かったが、あまり食べれなくなって更に細くなる。不思議と肌は綺麗で顔色も悪くはない。
リタは王子に、ゆっくり食べさせながら
「おいまた神器とか隠してるんじゃないのか、早くだせ。この病にも効く聖水とかないのか」
リタが言うと第7王子は笑う。
「無茶を言わないでください。なんでもかんでもあると思ったら大間違いですよ」
「光の魔法をもう一度試そう。もう一回魔術師を呼ぼう」
「僕が死んだら、マイラ侯爵の元に戻れますよ」
第7王子が苦笑している。
「死ぬとか言うな」
リタはため息をつく。
「そんなことを言うくらいなら、もう一口食べてくれ」
「マイラ侯爵とあなたを引き離した、こんな僕でも心配してくれるんですか」
「お前が助かるなら全力で助けるよ」
だからもう何も言うな、とリタは王子の頭を撫でた。
また、あくる日には、王子がまた自分が死んだらや、どうしてこんな僕にも親切なんですかなど言ってくる。
「お前の性格はそんなに良くない事は知っている。そんなの今更ではないか。おれだってそんなに性格は良くない」
リタは呆れたように言う。
「あなたは優しいです。まっすぐで自分を突き通す強さがある」
王子は、力なく笑う。リタを見ているのでなく、何か眩しいものを見ているような眼差しだ。
いつもの貴族や他の者に見せる、何を考えているかわからない薄い笑みとは違う。
「おい」
「リタ、もし僕を心配しているのならば、最後までそばにいてください。そんなに長くかかりません。その後はあなたは、・・・どこにでも、好きなところに、いってください。もう僕のことや、多くのことを気にしなくてもいいです」
「ずっと側にいるだろう? だから安心しろ」
リタは寝ている王子の髪をすく。
「それに、おれがそんなに器用だったら、こんな捻くれてないし、もっとうまくやっている」
「確かに、あなたは、不器用ですね」
王子は思い出したように笑う。
「リタ、・・・リタは覚えてないかもしれませんが、僕が王宮で肩身狭く、息苦しく暮らしているときに、あなたに助けられたんですよ。・・・その時僕にはあなたが、輝いて見えたなぁ。・・・・・きっとあなたを、・・・そんな、風に思っている、・・・そんな人が、他にもいっぱい・・・」
「もう他の人の話はいらない。お前がしたいことを話せ。そばにずっといてやるから」
・・
第7王子はリタのことを思う。
だから、あなたは優しいんですよ。
無理矢理マイラ侯爵と引き離した僕を憎むことなく、一緒に過ごしてくれた。そのことがどれだけうれしかったか。
薬の力を使っていたけど、あなたが僕に感じてくれた時、僕は嬉しかった。
一緒に普通に横に寝るようになって、あなたのその白い体を抱きしめることが、僕の癒しだった。
心配げにリタの黒い瞳が王子を見ている。
あなたが僕だけを見ている。僕はあなただけを感じている。
僕は満ち足りた想いでいっぱいになる。
最後に欲しいものは、あなたが側にいることだけ。
・・
リタは微笑んで見える第7王子の穏やかな表情を眺める。顔色もいい。
「今は落ち着いてるようだな」
せめて痛みを感じないように、安らかに、穏やかに過ごせるようにしてあげたい。
第7王子の宮殿には、他の王族もめったに来ないから楽でいいと思っていたが、こんな風に病に倒れても、形式的な見舞いの手紙と品が届けられるだけだった。
もしかしたら寂しい王子だったのかもしれない。
※
リタは第7王子の顔を布で優しく拭く。
少しでも食べれるものをと、果実を絞ったり、薄く伸ばしたお粥を食べさせる。
何もしない時は、ずっと手を握って取り留めない話をする。
「ほら、これいい匂いがするだろ」
少しでも食欲が増せばと思って、以前好きだった果実を枕元に持ってくる。
鼻先にまでその果実を持っていく。
「ほら持てるか?」
手に持たせようとするが、コロリと落ちる。
「しっかり持って」
指でしっかり掴ませるが、またコロリと落ちる。
「なんで・・・」
リタは果実を掴むが、王子の手に渡せない。また落ちるところを見たくない。
いつもと変わりない顔色だから、大丈夫だと思っていた。穏やかな表情だから・・・。
まだ大丈夫だって。
次の年の春の話までしていただろう。だからせめてそこまではいけると思っていた。
約束をしていないけど。
そういえば、結婚の時以外、第7王子とは何の約束もしていない。だけど、ずっと一緒にいた。
約束をしていないから、嘘をつかれたと思ったことがない。
おれが無頓着だから、第7王子のことを知ろうともしなかった。今更ながら後悔する。誰よりも、これほど長く一緒にいた人はいなかったのに。
リタの片方の目から知らずに涙が落ちた。
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