8 / 27
ジェイクの話
しおりを挟む
今だって、普段は忘れているのだが、ふと、いつジェイクに呪いが移るか心配で仕方がなくなる時がある。なのに自分のエゴで、ジェイクから離れられない。離れないといけないのに。
ずっとこのままでいたいとどこかで思っているからだ。ジェイクといると小さなことで嬉しくなる。微笑みあうと胸が幸せになるんだ。
いつなんて言おうとおれは思いながら、机でジェイクと向かい合って食事をする。自分でスプーンを持てるようになって、食事も自分で摂れるようになったんだ。たまに失敗もするけど。
ジェイクは「ずっとおれが食べさせたかった」なんて言ってくれるけど、甘えたらダメだ。
ジェイクの傍は居心地がいい。だけど彼の犠牲の上に成り立っているこの生活を続けてはいけない。
ジェイクと黙って食事をする。珍しい。ジェイクはいつもおれを退屈させないためか、色々楽しい話をしてくれるんだが。食事を食べ終わり、お茶を飲む。
「おれ話をしたかな。どうしてノアを探したか」
ジェイクが優しい目をしておれに話しかけてきた。
「え?」
「あのダンジョンにノアがいると思って探していたんだ」
おれを探した? ジェイクはおれのことを知っていたのか。そういえばおれの名前を最初から呼んでいた。
ジェイクはおれの手を掴むと優しく微笑んだ。だからその頬笑みは反則だ。可愛くてそれにおれのことが愛おしいって言っているから。
「おれの親は貧乏で、食い扶持に困るからとおれは売られたんだ。だけどそこではたくさんの子供たちが、奴隷のように働かされていた。そこからなんとか逃げ出して、街で倒れていたところをノアに助けられたんだ」
おれはジェイクの痛ましい話を聞いていた。おれが助けたってところで驚く。
おれがジェイクを助けた?
「ノアは覚えていないかもしれない。だけどおれが町の路地で、鞭で打たれた背中が痛くてお腹も空いて、もう死ぬかなと思って横たわっていたとき、ノアが助けてくれた」
ジェイクの話を聞いてうっすらと何かを思い出す。そういえば最後のダンジョンに向かう前に、街で倒れている男の子を助けた。
「何人もの人がおれを避けて通りすぎて行った。そりゃ汚い子供が倒れていたら誰も関わりたくないよね。それはわかっていたことだったから、おれはこのまま死ぬのかなって思っていた」
その子は背中の服も鞭を打たれたのか破れて血だらけだった。遠い昔の記憶だ。そういえばあの子はジェイクみたいな金髪だった。
目の前の逞しい体のジェイクとその男の子が年も雰囲気も違いすぎる。おれは目をぱちくりと開けてじっとジェイクを見る。
「なのにノアだけが助けてくれて、優しく傷の手当をしてくれて、ご飯もくれた。おれにはノアが天使みたいに見えた」
ジェイクが優しいエメラルドグリーンの目で微笑んでくれる。
おれにはジェイクが金髪の天使に見えるけど。
「そのまま宿に泊まらせてくれて、お金もくれた。おれは何かたくらみがあるのかと警戒したけど、疲れた体でそのまま寝てしまった。翌日になってもだれもおれを襲いにきたり、何かさせようとしなかった。手伝いをすれば宿の女将さんはその後も泊まらせてくれて、ごはんも食べさせてくれた」
「でもおれはジェイクだから助けたんじゃない。おれは親がいなくてずっと困っていたから、同じように困っている子がほっとけなかっただけだ」
「それでもおれを助けてくれたのはノアだけだったし、ノアのその理由でおれががっかりすると思った? ノアが優しい人だって改めて思うだけだよ」
急にダンジョンに行く日が2日早まって、おれは宿を前払いしていたから、あきらかに困っているその子に泊まっていいよって言ったんだ。
宿の女将さんもいい人だし。悪いようにはしないだろうから。
お金も、あの頃は大きなパーティに雇われていたから少しだけお金があった。
思いきって困っている男の子に小分けしていた一袋をあげたんだ。
助かったのなら良かった。一生懸命貯めていたお金、どこにいったのかな。どうせなら全部ジェイクにあげればよかった。
あれから呪われて石になったから。お金なんて必要なかった。
「…じゃあジェイクはおれを知っていたんだね」
偶然ダンジョンに居たのがおれで大層驚いただろう。それにしてもよく覚えていたな。
ジェイクは優しくおれを見つめてくる。
「おれはノアが戻ってくると思って、その宿を拠点に、宿屋の女将さんの所で働かせもらいながら待っていた。・・・ノアは帰ってこなかった」
ジェイクの表情は悲しいものから怒っているようになった。
「その後ノアと一緒にいたパーティの奴らだけ帰ってきて祝杯を挙げていた。やつらがノアをダンジョンの最後の間に置いて帰ってきたって話をしていた」
「あいつら許せないよね」ジェイクのいつも優しい目が冷たくておれは驚く。
ジェイクはおれの驚いた目に気づくとまた優しく笑った。勘違いだったのかな、優しいジェイクがあんな冷たい眼差しをするなんてないだろう。
「だからノアを助けるためおれは冒険者になるって決めたんだ」
おれは瞬きをした。意味が理解できない。
「やっとA級冒険者までなったから、あのダンジョンに行けるようになった。廃ダンジョンだけど手前の魔物はまだ生きていて随分強いから。ノアを待たせてごめんね」
ジェイクは申し訳なさそうに眉毛をさげた。金髪が光に照らされて、ジェイクが動く度に揺れている。
「……おれを助けるために冒険者に?」おれは信じられなくて唖然としてしまう。
「そうだよ。おれはノアを探すためにダンジョンに行ったし、ノアを探すために冒険者になったんだ」
ジェイクが褒めてっていうようにくすぐったそうに笑う。
「……偶然…じゃなかったんだ」
なんの価値もない役立たずのおれを探しにきてくれた?
理解できない。
リーダーたちの言葉がリフレインする。
『この・・・が』
『役立たず』
おれを見下ろして嘲笑していたメンバー達の笑い声が頭に響く。
そんな風に言われていたおれのために冒険者になった?
宝ではなくておれを探してくれた? おれが目的であの険しいダンジョンを克服した? もう宝物もないってわかってるのに?
目の前のジェイクが、涙が溢れてよく見えない。
あの水滴しか聞こえない暗闇の中でおれは一人ぼっちだった。暗くて誰もいない。寂しくて仕方がなかった。生きているのかもわからない。絶望してなお暗闇だった。
何もかも諦めていた。
なのにジェイクがおれを覚えていておれを助けにやってきてくれた。
その事実に涙が溢れてくる。
おれはジェイクの手からおれの手を抜いて、ぎゅっと自分の手を握る。顔を俯かせて泣いている顔が見えないようにする。
泣いちゃダメだって思う。嬉しいって思っちゃダメだって思う。
だけど涙がツーと頬から落ちていくのを止められなかった。
ずっとこのままでいたいとどこかで思っているからだ。ジェイクといると小さなことで嬉しくなる。微笑みあうと胸が幸せになるんだ。
いつなんて言おうとおれは思いながら、机でジェイクと向かい合って食事をする。自分でスプーンを持てるようになって、食事も自分で摂れるようになったんだ。たまに失敗もするけど。
ジェイクは「ずっとおれが食べさせたかった」なんて言ってくれるけど、甘えたらダメだ。
ジェイクの傍は居心地がいい。だけど彼の犠牲の上に成り立っているこの生活を続けてはいけない。
ジェイクと黙って食事をする。珍しい。ジェイクはいつもおれを退屈させないためか、色々楽しい話をしてくれるんだが。食事を食べ終わり、お茶を飲む。
「おれ話をしたかな。どうしてノアを探したか」
ジェイクが優しい目をしておれに話しかけてきた。
「え?」
「あのダンジョンにノアがいると思って探していたんだ」
おれを探した? ジェイクはおれのことを知っていたのか。そういえばおれの名前を最初から呼んでいた。
ジェイクはおれの手を掴むと優しく微笑んだ。だからその頬笑みは反則だ。可愛くてそれにおれのことが愛おしいって言っているから。
「おれの親は貧乏で、食い扶持に困るからとおれは売られたんだ。だけどそこではたくさんの子供たちが、奴隷のように働かされていた。そこからなんとか逃げ出して、街で倒れていたところをノアに助けられたんだ」
おれはジェイクの痛ましい話を聞いていた。おれが助けたってところで驚く。
おれがジェイクを助けた?
「ノアは覚えていないかもしれない。だけどおれが町の路地で、鞭で打たれた背中が痛くてお腹も空いて、もう死ぬかなと思って横たわっていたとき、ノアが助けてくれた」
ジェイクの話を聞いてうっすらと何かを思い出す。そういえば最後のダンジョンに向かう前に、街で倒れている男の子を助けた。
「何人もの人がおれを避けて通りすぎて行った。そりゃ汚い子供が倒れていたら誰も関わりたくないよね。それはわかっていたことだったから、おれはこのまま死ぬのかなって思っていた」
その子は背中の服も鞭を打たれたのか破れて血だらけだった。遠い昔の記憶だ。そういえばあの子はジェイクみたいな金髪だった。
目の前の逞しい体のジェイクとその男の子が年も雰囲気も違いすぎる。おれは目をぱちくりと開けてじっとジェイクを見る。
「なのにノアだけが助けてくれて、優しく傷の手当をしてくれて、ご飯もくれた。おれにはノアが天使みたいに見えた」
ジェイクが優しいエメラルドグリーンの目で微笑んでくれる。
おれにはジェイクが金髪の天使に見えるけど。
「そのまま宿に泊まらせてくれて、お金もくれた。おれは何かたくらみがあるのかと警戒したけど、疲れた体でそのまま寝てしまった。翌日になってもだれもおれを襲いにきたり、何かさせようとしなかった。手伝いをすれば宿の女将さんはその後も泊まらせてくれて、ごはんも食べさせてくれた」
「でもおれはジェイクだから助けたんじゃない。おれは親がいなくてずっと困っていたから、同じように困っている子がほっとけなかっただけだ」
「それでもおれを助けてくれたのはノアだけだったし、ノアのその理由でおれががっかりすると思った? ノアが優しい人だって改めて思うだけだよ」
急にダンジョンに行く日が2日早まって、おれは宿を前払いしていたから、あきらかに困っているその子に泊まっていいよって言ったんだ。
宿の女将さんもいい人だし。悪いようにはしないだろうから。
お金も、あの頃は大きなパーティに雇われていたから少しだけお金があった。
思いきって困っている男の子に小分けしていた一袋をあげたんだ。
助かったのなら良かった。一生懸命貯めていたお金、どこにいったのかな。どうせなら全部ジェイクにあげればよかった。
あれから呪われて石になったから。お金なんて必要なかった。
「…じゃあジェイクはおれを知っていたんだね」
偶然ダンジョンに居たのがおれで大層驚いただろう。それにしてもよく覚えていたな。
ジェイクは優しくおれを見つめてくる。
「おれはノアが戻ってくると思って、その宿を拠点に、宿屋の女将さんの所で働かせもらいながら待っていた。・・・ノアは帰ってこなかった」
ジェイクの表情は悲しいものから怒っているようになった。
「その後ノアと一緒にいたパーティの奴らだけ帰ってきて祝杯を挙げていた。やつらがノアをダンジョンの最後の間に置いて帰ってきたって話をしていた」
「あいつら許せないよね」ジェイクのいつも優しい目が冷たくておれは驚く。
ジェイクはおれの驚いた目に気づくとまた優しく笑った。勘違いだったのかな、優しいジェイクがあんな冷たい眼差しをするなんてないだろう。
「だからノアを助けるためおれは冒険者になるって決めたんだ」
おれは瞬きをした。意味が理解できない。
「やっとA級冒険者までなったから、あのダンジョンに行けるようになった。廃ダンジョンだけど手前の魔物はまだ生きていて随分強いから。ノアを待たせてごめんね」
ジェイクは申し訳なさそうに眉毛をさげた。金髪が光に照らされて、ジェイクが動く度に揺れている。
「……おれを助けるために冒険者に?」おれは信じられなくて唖然としてしまう。
「そうだよ。おれはノアを探すためにダンジョンに行ったし、ノアを探すために冒険者になったんだ」
ジェイクが褒めてっていうようにくすぐったそうに笑う。
「……偶然…じゃなかったんだ」
なんの価値もない役立たずのおれを探しにきてくれた?
理解できない。
リーダーたちの言葉がリフレインする。
『この・・・が』
『役立たず』
おれを見下ろして嘲笑していたメンバー達の笑い声が頭に響く。
そんな風に言われていたおれのために冒険者になった?
宝ではなくておれを探してくれた? おれが目的であの険しいダンジョンを克服した? もう宝物もないってわかってるのに?
目の前のジェイクが、涙が溢れてよく見えない。
あの水滴しか聞こえない暗闇の中でおれは一人ぼっちだった。暗くて誰もいない。寂しくて仕方がなかった。生きているのかもわからない。絶望してなお暗闇だった。
何もかも諦めていた。
なのにジェイクがおれを覚えていておれを助けにやってきてくれた。
その事実に涙が溢れてくる。
おれはジェイクの手からおれの手を抜いて、ぎゅっと自分の手を握る。顔を俯かせて泣いている顔が見えないようにする。
泣いちゃダメだって思う。嬉しいって思っちゃダメだって思う。
だけど涙がツーと頬から落ちていくのを止められなかった。
15
お気に入りに追加
151
あなたにおすすめの小説
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
インチキで破廉恥で、途方もなく純情。
亜衣藍
BL
運命の番は幻だった!?オメガである奏の心は、アルファとベータの間で揺れ動く!
主人公の奏は、オメガの男体。
同じオメガでも女体の方は蝶よ花よと持てはやされますが、妊娠し難い男体のオメガは、カーストの最下層という位置付です。
奏は先輩の研究を引き継ぎ、オメガの発情を止める治療法を開発しようとしますが……?
自分の手でオメガの未来を変えようと奮闘する、健気な主人公の奏!
奏は無事に幸せを掴むことが出来るのか!?
一風変わったオメガバース!
必見です(^^)/
眠れぬ夜の召喚先は王子のベッドの中でした……抱き枕の俺は、今日も彼に愛されてます。
櫻坂 真紀
BL
眠れぬ夜、突然眩しい光に吸い込まれた俺。
次に目を開けたら、そこは誰かのベッドの上で……っていうか、男の腕の中!?
俺を抱き締めていた彼は、この国の王子だと名乗る。
そんな彼の願いは……俺に、夜の相手をして欲しい、というもので──?
【全10話で完結です。R18のお話には※を付けてます。】
白銀の城の俺と僕
片海 鏡
BL
絶海の孤島。水の医神エンディリアムを祀る医療神殿ルエンカーナ。島全体が白銀の建物の集合体《神殿》によって形作られ、彼らの高度かつ不可思議な医療技術による治療を願う者達が日々海を渡ってやって来る。白銀の髪と紺色の目を持って生まれた子供は聖徒として神殿に召し上げられる。オメガの青年エンティーは不遇を受けながらも懸命に神殿で働いていた。ある出来事をきっかけに島を統治する皇族のαの青年シャングアと共に日々を過ごし始める。 *独自の設定ありのオメガバースです。恋愛ありきのエンティーとシャングアの成長物語です。下の話(セクハラ的なもの)は話しますが、性行為の様なものは一切ありません。マイペースな更新です。*
チート魔王はつまらない。
碧月 晶
BL
お人好し真面目勇者×やる気皆無のチート魔王
───────────
~あらすじ~
優秀過ぎて毎日をつまらなく生きてきた雨(アメ)は卒業を目前に控えた高校三年の冬、突然異世界に召喚された。
その世界は勇者、魔王、魔法、魔族に魔物やモンスターが普通に存在する異世界ファンタジーRPGっぽい要素が盛り沢山な世界だった。
そんな世界にやって来たアメは、実は自分は数十年前勇者に敗れた先代魔王の息子だと聞かされる。
しかし取りあえず魔王になってみたものの、アメのつまらない日常は変わらなかった。
そんな日々を送っていたある日、やって来た勇者がアメに言った言葉とは──?
───────────
何だかんだで様々な事件(クエスト)をチートな魔王の力で(ちょいちょい腹黒もはさみながら)勇者と攻略していくお話(*´▽`*)
最終的にいちゃいちゃゴールデンコンビ?いやカップルにしたいなと思ってます( ´艸`)
※BLove様でも掲載中の作品です。
※感想、質問大歓迎です!!
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
プレイボーイと噂された公爵令息は、年下の王子殿下に溺愛される
Matcha45
BL
誘拐された少年を助け出した公爵令息のスミスは、結婚出来ない男として、社交界に名を馳せていた‥‥‥。そんなある日、10才以上年下の王子殿下に、熱烈なアピールを受けてしまい?!
※には、R-18の内容が含まれております。
【完結R18】異世界転生で若いイケメンになった元おじさんは、辺境の若い領主様に溺愛される
八神紫音
BL
36歳にして引きこもりのニートの俺。
恋愛経験なんて一度もないが、恋愛小説にハマっていた。
最近のブームはBL小説。
ひょんな事故で死んだと思ったら、異世界に転生していた。
しかも身体はピチピチの10代。顔はアイドル顔の可愛い系。
転生後くらい真面目に働くか。
そしてその町の領主様の邸宅で住み込みで働くことに。
そんな領主様に溺愛される訳で……。
※エールありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる