5 / 8
5 ※
しおりを挟む
「可愛い」
「…可愛くない」
「可愛いよ。兄さまが、ミューが、その存在自体が」
乳首も背中から吸い上げて、舐めて可愛がる。
「可愛いのは・・・セレだ」
負けず嫌いで言っているのではなく、兄は本当にそう思ってそうだ。
近い年齢では剣では負け知らずで、このガタイで睨めばどんな男でも震え上がるというのに。
甘酸っぱい気持ちになる。
兄であろうとする兄でありつづけるミューが愛おしい。
「兄様、僕のこれ、兄様の中で可愛がって?」
途端に真っ赤に火照る兄に僕までもあてられる。
ギュンと更に角度をあげて、兄の尻に当たる。
弾力のある尻肉の間を擦っていく。グリグリと押し当てる。
「ダメならしない。兄様の嫌がることはしない」
ずるいいい方を僕はする。
兄はゆっくり僕を振り返って、目線を下にしたまま
「嫌じゃない・・・だってセレのこと好きだ。お前のためになんでもしてやりたい。セレを気持ちよくしたい。・・・僕の体で気持ちよくなれる?」言ってから、僕の瞳を潤んだ瞳で見た。羞恥に塗れて真っ赤になった頬。どこか不安そうな眼差し。
まさかの発言。
気持ちよくして、抜き差しできない状態にして、強請らせようと思っていた自分が小物で情けない。
「兄様。好きだ。兄様がいれば、幸せなんだ。兄様と気持ちよくなりたい」
兄以外何もいらない。あなただけなんだ。
どうすればこの思いが伝わる?
兄はもう振り返らなかった。真っ赤な首筋を美味しそうにさらしながら、頷く。
目の前の自分に与えられた供物にむしゃぶりつく。
後ろから首筋を舐めて甘噛みして、両方の手で
胸の突起を摘む。
「兄様、入れたい。もう我慢できない」
「いいよ。・・・我慢しないで」
意味わかってるのか?!
だけど止まらない。
仰向けにして、唇を合わせる。舌を唇の間に差し込むと、兄からも舌が伸びて僕の舌と絡み合う。
気持ちいい。お互い求めてあっているのを感じる。
幸せだ。
乳首からきれいな形の臍を舌で形を辿り、吸い上げる。下腹まで移り何度もその滑らかな腹にキスをする。気持ちの良いなだらかな丘の様で触れるだけで幸せになる。
その下のヌルヌルのピョコンと勃って震えている陰茎と、愛液が垂れてびしょびしょに濡れている後ろの穴が、ひくついてイヤラシイ。
舌を差し込みながら、指を一本入れるとキュンキュン締め上げてくる。
「僕はいいよ。だから、も、入れて」
鼻血が出そうなほど健気な兄。
「兄様気持ちよくないの?」僕は悲しそうに呟く。
「き、気持ちいいよ」
真っ赤になって美味しそうな兄。
「僕初めてだから上手くできるかわからない。上手くやりたいんだ。不安だから、また気持ちいいか教えてくれる?」
これは兄のためじゃなくて、僕のためだと言うだけで、兄は言う通りにしてくれる。
「これはどう?」
「あ、わかんない」
「これは?」
「わ、わかんない」
「僕の気持ちよくない?」
「気持ちいいよ?」兄が焦っていう。
「じゃあ、これは?」
一本から二本に増やして、しこりをこする。
兄の体がビクンと震える。
もう兄はここの気持ちよさを知っている。
「あ、気持ちいい。気持ちいい」
「声が小さくて聞こえないよ。だってここがこんなにグチョングチョンだから」
「ァンアン! 気持ちいい!」
「よかった兄様。僕の名前をいいながら、気持ちいいっていってほしいな」
「セレスぅー。んんんー。き、気持ち・・いいぃ」
あーまた兄様が溶けてきた。もうどこを触ってもビクビクして、愛液が漏れ出てる。
これでよく僕と離れようとしましたね。
「兄様触って」
兄様に僕のイキリたった剛直を触らせた。
「ぁおおっきぃ」
兄様の目が見開かれる。今更だけど。
「触って」
「ぁん、ふと・・い」
「入らないよ」兄が眉をクシャッて下げる。
「この大きいのを兄様のこの小さな穴に入れるんだよ。裂けるかもしれない。痛いかもしれない」
もう十分にほぐれたそこは僕を受け入れることができるけど、敢えて言う。
怖がるかと思ったら、兄は青ざめながら焦っていう。
「や、やめなくていい」
やめるわけない。止められることを嫌がるなんて、僕をそれだけ受け入れたいと思っているなんて。
「ここにぬぅって入り込んで、兄様のここまで届くかも知れない。苦しいかも知れない」
穴に指を二本入れて、もう片方の手で臍の下のまろい肌を撫でて、ぐぅと押す。
穴の中の指と、皮膚の上から両方に挟まれて刺激されて、兄の体がビクンビクンと反射で動く。声にならない叫び声をあげて、腰をだらしなく突き上げてイッている。
あまりの感じ入り方に、やはり快感に弱い兄を、僕しか相手にしないように躾けねばと改めて思う。
「兄様欲しいって言って」
「・・・!!! セレ!! ほしいほしいよ」
感じすぎて辛いぐらいなはずなのに、僕の願いを叶えてくれる。
トロトロの穴は僕の太さを受け入れるにはまだ足りなかったみたいで、ミチミチと入り口を広げて入り込む。中に入るにつれ、ヌルヌルなのに締め付けられて、兄に絞り取られそうだった。
中を押し進めるうちに、ドチュンと突き当たりに当たる。僕のは全部入り切ってないけど。
「ぁぁぁ!!」
兄がまた絶頂して、僕に痛いほどしがみつく。僕も同時に兄の体の奥にぶっかけた。
その熱さに兄がまたよがる。すぐに固くなった剛直の先端でゴリゴリこすりながら、熱い隘路を行ったり来たりする。
キツくキツく抱きしめ合い、深いキスをして一つになる。一つの心臓になったみたいに、ドドドドと早鐘みたいな音が重なり合う。
✳︎
兄のそばにいるのは僕なのだ。
同様に僕のそばにいるのは兄なのだ。
兄様のそばにいる、それが僕の幸せなのだから。
兄はうっかりして忘れているようだけど、三代前の王は王配と子供を成しているんだ。
そのことはまだ秘密だ。
兄を喜ばせるサプライズはいくつあっても足りないから。
終わり
「…可愛くない」
「可愛いよ。兄さまが、ミューが、その存在自体が」
乳首も背中から吸い上げて、舐めて可愛がる。
「可愛いのは・・・セレだ」
負けず嫌いで言っているのではなく、兄は本当にそう思ってそうだ。
近い年齢では剣では負け知らずで、このガタイで睨めばどんな男でも震え上がるというのに。
甘酸っぱい気持ちになる。
兄であろうとする兄でありつづけるミューが愛おしい。
「兄様、僕のこれ、兄様の中で可愛がって?」
途端に真っ赤に火照る兄に僕までもあてられる。
ギュンと更に角度をあげて、兄の尻に当たる。
弾力のある尻肉の間を擦っていく。グリグリと押し当てる。
「ダメならしない。兄様の嫌がることはしない」
ずるいいい方を僕はする。
兄はゆっくり僕を振り返って、目線を下にしたまま
「嫌じゃない・・・だってセレのこと好きだ。お前のためになんでもしてやりたい。セレを気持ちよくしたい。・・・僕の体で気持ちよくなれる?」言ってから、僕の瞳を潤んだ瞳で見た。羞恥に塗れて真っ赤になった頬。どこか不安そうな眼差し。
まさかの発言。
気持ちよくして、抜き差しできない状態にして、強請らせようと思っていた自分が小物で情けない。
「兄様。好きだ。兄様がいれば、幸せなんだ。兄様と気持ちよくなりたい」
兄以外何もいらない。あなただけなんだ。
どうすればこの思いが伝わる?
兄はもう振り返らなかった。真っ赤な首筋を美味しそうにさらしながら、頷く。
目の前の自分に与えられた供物にむしゃぶりつく。
後ろから首筋を舐めて甘噛みして、両方の手で
胸の突起を摘む。
「兄様、入れたい。もう我慢できない」
「いいよ。・・・我慢しないで」
意味わかってるのか?!
だけど止まらない。
仰向けにして、唇を合わせる。舌を唇の間に差し込むと、兄からも舌が伸びて僕の舌と絡み合う。
気持ちいい。お互い求めてあっているのを感じる。
幸せだ。
乳首からきれいな形の臍を舌で形を辿り、吸い上げる。下腹まで移り何度もその滑らかな腹にキスをする。気持ちの良いなだらかな丘の様で触れるだけで幸せになる。
その下のヌルヌルのピョコンと勃って震えている陰茎と、愛液が垂れてびしょびしょに濡れている後ろの穴が、ひくついてイヤラシイ。
舌を差し込みながら、指を一本入れるとキュンキュン締め上げてくる。
「僕はいいよ。だから、も、入れて」
鼻血が出そうなほど健気な兄。
「兄様気持ちよくないの?」僕は悲しそうに呟く。
「き、気持ちいいよ」
真っ赤になって美味しそうな兄。
「僕初めてだから上手くできるかわからない。上手くやりたいんだ。不安だから、また気持ちいいか教えてくれる?」
これは兄のためじゃなくて、僕のためだと言うだけで、兄は言う通りにしてくれる。
「これはどう?」
「あ、わかんない」
「これは?」
「わ、わかんない」
「僕の気持ちよくない?」
「気持ちいいよ?」兄が焦っていう。
「じゃあ、これは?」
一本から二本に増やして、しこりをこする。
兄の体がビクンと震える。
もう兄はここの気持ちよさを知っている。
「あ、気持ちいい。気持ちいい」
「声が小さくて聞こえないよ。だってここがこんなにグチョングチョンだから」
「ァンアン! 気持ちいい!」
「よかった兄様。僕の名前をいいながら、気持ちいいっていってほしいな」
「セレスぅー。んんんー。き、気持ち・・いいぃ」
あーまた兄様が溶けてきた。もうどこを触ってもビクビクして、愛液が漏れ出てる。
これでよく僕と離れようとしましたね。
「兄様触って」
兄様に僕のイキリたった剛直を触らせた。
「ぁおおっきぃ」
兄様の目が見開かれる。今更だけど。
「触って」
「ぁん、ふと・・い」
「入らないよ」兄が眉をクシャッて下げる。
「この大きいのを兄様のこの小さな穴に入れるんだよ。裂けるかもしれない。痛いかもしれない」
もう十分にほぐれたそこは僕を受け入れることができるけど、敢えて言う。
怖がるかと思ったら、兄は青ざめながら焦っていう。
「や、やめなくていい」
やめるわけない。止められることを嫌がるなんて、僕をそれだけ受け入れたいと思っているなんて。
「ここにぬぅって入り込んで、兄様のここまで届くかも知れない。苦しいかも知れない」
穴に指を二本入れて、もう片方の手で臍の下のまろい肌を撫でて、ぐぅと押す。
穴の中の指と、皮膚の上から両方に挟まれて刺激されて、兄の体がビクンビクンと反射で動く。声にならない叫び声をあげて、腰をだらしなく突き上げてイッている。
あまりの感じ入り方に、やはり快感に弱い兄を、僕しか相手にしないように躾けねばと改めて思う。
「兄様欲しいって言って」
「・・・!!! セレ!! ほしいほしいよ」
感じすぎて辛いぐらいなはずなのに、僕の願いを叶えてくれる。
トロトロの穴は僕の太さを受け入れるにはまだ足りなかったみたいで、ミチミチと入り口を広げて入り込む。中に入るにつれ、ヌルヌルなのに締め付けられて、兄に絞り取られそうだった。
中を押し進めるうちに、ドチュンと突き当たりに当たる。僕のは全部入り切ってないけど。
「ぁぁぁ!!」
兄がまた絶頂して、僕に痛いほどしがみつく。僕も同時に兄の体の奥にぶっかけた。
その熱さに兄がまたよがる。すぐに固くなった剛直の先端でゴリゴリこすりながら、熱い隘路を行ったり来たりする。
キツくキツく抱きしめ合い、深いキスをして一つになる。一つの心臓になったみたいに、ドドドドと早鐘みたいな音が重なり合う。
✳︎
兄のそばにいるのは僕なのだ。
同様に僕のそばにいるのは兄なのだ。
兄様のそばにいる、それが僕の幸せなのだから。
兄はうっかりして忘れているようだけど、三代前の王は王配と子供を成しているんだ。
そのことはまだ秘密だ。
兄を喜ばせるサプライズはいくつあっても足りないから。
終わり
10
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる