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リオン覚醒編
目覚め。上編
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はぁ、、自分の不甲斐さが身に染みて分かる今日この頃。。皆さんどうもご機嫌よう。最後に神様とお会いしたのはもう1ヶ月も前の事、以来私は屋敷に引きこもり、それはもう親の脛をかじるニートのような生活を送っております。
「流石に、、もう限界。」
1ヶ月も屋敷でじっとしている事なんて人生で初めてです。更に両親が何も言ってこないのも罪悪感で一杯でした。
そろそろ動かなければ、、久しぶりにお母様とアベルをピクニックにでも誘ってみようかしら?お父様も誘いたいけれど、一週間前王都へ仕事に行ってしまわれたたので流石に誘えないわね、残念。
でもそうと決まれば後は行動するのみ!私は屋敷のキッチンへ向かいました。
「ルーク?ルークは居るかしら?」
我が家専属で働いてくれているシェフのルークを呼びます。
「これはこれは、リオン嬢。今日は何の用でしょう?」
「お母様とアベルでピクニックに行こうと思うの、昼食を作りたいから手伝ってくれませんか?」
するとルークはにっこり笑って
「もちろんです!昼食でしたらサンドウィッチはどうですか?」
「それなら簡単そうね、早速やってみましょう。」
「了解しました。」
その後あれこれいいながらやっと完成し、時計を見ると11時を回っていました。
「リオン嬢、ピクニックならそろそろ馬車の用意もしておいた方が良いのでは?」
ルークにそう言われ、ハッとなった。
「忘れていたわっ、お母様とアベルも呼ばないと行けないのに、、」
完全に焦ってしまった私を、ルークは優しく宥めてくれました。
「落ち着いてくださいリオン嬢、馬車は俺が下に行って用意をしてきます。その間にお嬢様はアベル坊ちゃんと奥様を呼んでくると良いですよ。」
「ありがとうルーク、助かります。」
「いえいえ、この位おちゃのこさいさいですよ。」
そうして私はお母様とアベルを連れ、見晴らしのいい丘へと馬車を走らせました。
「流石に、、もう限界。」
1ヶ月も屋敷でじっとしている事なんて人生で初めてです。更に両親が何も言ってこないのも罪悪感で一杯でした。
そろそろ動かなければ、、久しぶりにお母様とアベルをピクニックにでも誘ってみようかしら?お父様も誘いたいけれど、一週間前王都へ仕事に行ってしまわれたたので流石に誘えないわね、残念。
でもそうと決まれば後は行動するのみ!私は屋敷のキッチンへ向かいました。
「ルーク?ルークは居るかしら?」
我が家専属で働いてくれているシェフのルークを呼びます。
「これはこれは、リオン嬢。今日は何の用でしょう?」
「お母様とアベルでピクニックに行こうと思うの、昼食を作りたいから手伝ってくれませんか?」
するとルークはにっこり笑って
「もちろんです!昼食でしたらサンドウィッチはどうですか?」
「それなら簡単そうね、早速やってみましょう。」
「了解しました。」
その後あれこれいいながらやっと完成し、時計を見ると11時を回っていました。
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ルークにそう言われ、ハッとなった。
「忘れていたわっ、お母様とアベルも呼ばないと行けないのに、、」
完全に焦ってしまった私を、ルークは優しく宥めてくれました。
「落ち着いてくださいリオン嬢、馬車は俺が下に行って用意をしてきます。その間にお嬢様はアベル坊ちゃんと奥様を呼んでくると良いですよ。」
「ありがとうルーク、助かります。」
「いえいえ、この位おちゃのこさいさいですよ。」
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