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2-3 恋と出会いとお化け
第72話 お見合い 2
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ルーティ、ロットと別れ、別席へ移動した俺は、"仲人役"の重責から解放された事もあり、素直にコース料理を楽しもうと二人と共に、テーブルを囲んでいた。
「そういえばフルコースなんて経験した事無いなぁ」
「ホー! ホ……ホー!」
やはりロットはかなり出来る人物のようで、リーフル用の小規模のフルコースが事前に準備されており、自分専用の何枚もの並び立つ皿を前に、リーフルはかなり喜んでいる様子だ。
本来であれば仲人の俺が店の手配もするところなのだが、ロットに任せておいて正解だったようだ。
「リーフルちゃん大興奮ですね、ふふ。私も負けませんよ~!」
一方キャシーはというと、俺がまだ前菜とスープを楽しんでいる段階だというのに、先んじてメインの肉料理まで用意させ、瞬く間に平らげてしまっている。
プライベートでは交流が無く、"お茶"すら共有したことが無かったので知らなかったが、キャシーはどうやら相当な大食漢らしい。
「あ、すみません。こちらのお皿のをもう二つと、あ! スープもジャガイモの物を……」
キャシーが通りがかりの店員に料理を追加注文している。
「ホーホ? (ヤマト)」
リーフルがキャシーの前に置かれた皿を指し『自分の物と違う』という事を訴えてくる。
「ん~? 大きさ? 材料はほとんど同じに見えるし、少ないのはしょうがないだろ~?」
「ホー! (テキ!)」
「それは我がままだぞ~。そもそもロットさんがわざわざ特注してくれたんだから、感謝しないとダメだろ~?」
「ホーホホ! (タベモノ!)」
「むぅ……わかったわかった──すみません、小さめの牛のステーキを一皿お願いします」
駄々をこねだしたリーフルは機嫌を戻すのに時間を要するので、仕方なく俺も追加で注文する。
「ホーホ! (ヤマト!)」
リーフルが俺の手に駆け寄り、頬擦りしている。
「まったく……ところで、あの二人、上手くいきますかね?」
「あ~。多分大丈夫ですよ」
「そうですか。どうしてまた?」
「あれ、ヤマトさん、お気付きじゃないんですか?」
「? どういう事でしょうか?」
「ロットさんはこのお見合いが開かれる以前から、ルーティさんの事はご存知でしたよね? という事は、いくらヤマトさんの紹介でも、ロットさんの性格からして、その気が無ければ最初から断っているはずです」
「ふむふむ」
「後は……女の勘!──ですかね?」
器用にも会話をしながらナイフとフォークを止める事無く動かし続けている。
「なるほど?」
「ルーティさんは露店を経営されてて度胸も十分。母性的な面も強いですから、ロットさんをさぞ寵愛されるでしょう」
「あぁ~……確かにルーティさん、ロットさんの事を『かわいい』と言ってました」
「なので多分上手くいくと思いますよ」
「そういうものですか」
んぐんぐ──「ホー!……ホッ……」
自分にそういった経験が無いので読みも何もあったものではなく、キャシーの言う事が正解なのかもわからない。
リーフルとキャシー、あっけらかんとして花より団子の二人を前にしていると、先程まで異様に緊張していた自分が可笑しく思えた。
「それにしてもここのお料理は変わらず……」
『──!!』
何やら店内に殺気立つ張り詰めた空気が漂う。
視線を向けると、ルーティが中年と思しき男性と口論になっている所が見えた。
そして何故かロットが間に入り仲裁している様子が見える。
俺も今回の仲人役の責任としてリーフルをキャシーに預け、事情を伺いに駆け付ける。
「──ですので他のお客様のご迷惑になりますので……」
店員の青年が中年男性に注意している。
「だぁ~? おめえにゃあ、ヒック──かんけいねえらろう~」
アルコールの匂いがこちらにまで漂ってくる程の酒気を帯びた、ろれつの回っていない中年男性が何やら訴えている。
「あなたに何が分かるのよっ!──ホント頭に来るわ! 何が偽物よ!!」
ルーティが肩を怒らせ男性に詰め寄っている。
「まぁまぁルーティ。気にすんなよ、な?」
ロットが困った様子でルーティをなだめている。
「どうされたんですか?」
状況を把握しようと声を掛ける。
「──ヤマトさん! ごめんなさいお食事中に……」
「ヤマトら~? 今度はへいぼんぼんのクソ冒険者様のご登場ってかぁ~? ヒック!」
「随分酔われてるみたいですね──ところで、偽物って何の事なんですか?」
「この人っ!……入店早々ロットさんを見つけて『人気だけのチャラチャラした偽物が、偉そうにこの店で楽しんでるんじゃねえよ』って!」
「なるほど……」
「ああ、すまねえなヤマト。察しの通り大した事じゃねえんだ」
「揃いも揃って、ヒック──名前だけが有名な冒険者風情が集まって、俺の店に来るんじゃあれえよ~」
見ると高級そうなスーツに身を包み、おびただしい量の趣味の悪い金色のアクセサリーが胸元を覆っている。
「俺の店……? 失礼ですが、ここのオーナー様で……」
「──何てこと!!」
突然俺達の背後、店の入り口辺りから大声がこだました。
一瞬静寂を取り戻した店内で、皆振り返る。
「あなた……接近禁止だと沙汰は下ったはずでしょ!」
「はっ!……シャロン──な、なぁ、お願いだよ! もう一度考え直してくれねえか……!」
途端に中年男性の酔いが覚め、何やら懇願している。
「この期に及んでまだそんな事を……誰か! この男をつまみ出してちょうだいっ!」
「って事はあんたが本物の経営者って訳だな。事情はよくわからねえが、そういう事なら俺達に任せな! 散々馬鹿にした偽物達の出番だぜ!」
勢いづける拳を合わせるジェスチャーを一つ取ると、ロットが戦闘モードに急変する。
「そうですね──」
ロットと俺、二人で中年男性の脇を固め、店外へと引きずってゆく。
「ちょ、ちょっと待てっ! なぁシャロン! 話だけでも──」
◇
店外で軽く事情を聞いた俺達は、街の自警団事務所に中年男性を預け、レストランへと戻って来た。
仕切り直し皆で一つのテーブルに着き、詳細を聞くことになった。
「はぁ……すみません皆様。改めまして、当レストランのオーナーシャロンでございます。この度は元夫がご迷惑をおかけしました事、深くお詫び申し上げますわ」
そういってシャロンが頭を下げる。
「いえいえ、どうぞお気にされずに」
「そうだぜ。俺達冒険者はこういう事に慣れてるんだ、気にすんなって!」
「ごめんなさいロットさん……ついカッとなっちゃって……」
ルーティが後悔の表情を浮かべうつむいている。
「そうだな……──よし、決めたぜ」
ロットが真剣な表情で呟く。
「ん? 何がですか?」
「ルーティ、俺と付き合ってくれ」
「「「えっ!!」」」
ルーティは元より、突然の告白に唖然とする一同。
「えっ──え?! あの……え??」
ルーティが信じられないといった様子で何度も俺達と顔を見合わせている。
「おめでとうございますルーティさん!」
キャシーが満面の笑みでルーティの手を取り上下に振り回している。
「ホホーホ? (ナカマ?)」
「そ、そうだなリーフル……」
急展開に理解が追い付かず、喜ぶ間も無くリーフルを見つめる。
「まぁ!──なんておめでたいのかしら! お祝いよ! 準備なさい!」
シャロンが従業員に指示を飛ばす。
「そういえばフルコースなんて経験した事無いなぁ」
「ホー! ホ……ホー!」
やはりロットはかなり出来る人物のようで、リーフル用の小規模のフルコースが事前に準備されており、自分専用の何枚もの並び立つ皿を前に、リーフルはかなり喜んでいる様子だ。
本来であれば仲人の俺が店の手配もするところなのだが、ロットに任せておいて正解だったようだ。
「リーフルちゃん大興奮ですね、ふふ。私も負けませんよ~!」
一方キャシーはというと、俺がまだ前菜とスープを楽しんでいる段階だというのに、先んじてメインの肉料理まで用意させ、瞬く間に平らげてしまっている。
プライベートでは交流が無く、"お茶"すら共有したことが無かったので知らなかったが、キャシーはどうやら相当な大食漢らしい。
「あ、すみません。こちらのお皿のをもう二つと、あ! スープもジャガイモの物を……」
キャシーが通りがかりの店員に料理を追加注文している。
「ホーホ? (ヤマト)」
リーフルがキャシーの前に置かれた皿を指し『自分の物と違う』という事を訴えてくる。
「ん~? 大きさ? 材料はほとんど同じに見えるし、少ないのはしょうがないだろ~?」
「ホー! (テキ!)」
「それは我がままだぞ~。そもそもロットさんがわざわざ特注してくれたんだから、感謝しないとダメだろ~?」
「ホーホホ! (タベモノ!)」
「むぅ……わかったわかった──すみません、小さめの牛のステーキを一皿お願いします」
駄々をこねだしたリーフルは機嫌を戻すのに時間を要するので、仕方なく俺も追加で注文する。
「ホーホ! (ヤマト!)」
リーフルが俺の手に駆け寄り、頬擦りしている。
「まったく……ところで、あの二人、上手くいきますかね?」
「あ~。多分大丈夫ですよ」
「そうですか。どうしてまた?」
「あれ、ヤマトさん、お気付きじゃないんですか?」
「? どういう事でしょうか?」
「ロットさんはこのお見合いが開かれる以前から、ルーティさんの事はご存知でしたよね? という事は、いくらヤマトさんの紹介でも、ロットさんの性格からして、その気が無ければ最初から断っているはずです」
「ふむふむ」
「後は……女の勘!──ですかね?」
器用にも会話をしながらナイフとフォークを止める事無く動かし続けている。
「なるほど?」
「ルーティさんは露店を経営されてて度胸も十分。母性的な面も強いですから、ロットさんをさぞ寵愛されるでしょう」
「あぁ~……確かにルーティさん、ロットさんの事を『かわいい』と言ってました」
「なので多分上手くいくと思いますよ」
「そういうものですか」
んぐんぐ──「ホー!……ホッ……」
自分にそういった経験が無いので読みも何もあったものではなく、キャシーの言う事が正解なのかもわからない。
リーフルとキャシー、あっけらかんとして花より団子の二人を前にしていると、先程まで異様に緊張していた自分が可笑しく思えた。
「それにしてもここのお料理は変わらず……」
『──!!』
何やら店内に殺気立つ張り詰めた空気が漂う。
視線を向けると、ルーティが中年と思しき男性と口論になっている所が見えた。
そして何故かロットが間に入り仲裁している様子が見える。
俺も今回の仲人役の責任としてリーフルをキャシーに預け、事情を伺いに駆け付ける。
「──ですので他のお客様のご迷惑になりますので……」
店員の青年が中年男性に注意している。
「だぁ~? おめえにゃあ、ヒック──かんけいねえらろう~」
アルコールの匂いがこちらにまで漂ってくる程の酒気を帯びた、ろれつの回っていない中年男性が何やら訴えている。
「あなたに何が分かるのよっ!──ホント頭に来るわ! 何が偽物よ!!」
ルーティが肩を怒らせ男性に詰め寄っている。
「まぁまぁルーティ。気にすんなよ、な?」
ロットが困った様子でルーティをなだめている。
「どうされたんですか?」
状況を把握しようと声を掛ける。
「──ヤマトさん! ごめんなさいお食事中に……」
「ヤマトら~? 今度はへいぼんぼんのクソ冒険者様のご登場ってかぁ~? ヒック!」
「随分酔われてるみたいですね──ところで、偽物って何の事なんですか?」
「この人っ!……入店早々ロットさんを見つけて『人気だけのチャラチャラした偽物が、偉そうにこの店で楽しんでるんじゃねえよ』って!」
「なるほど……」
「ああ、すまねえなヤマト。察しの通り大した事じゃねえんだ」
「揃いも揃って、ヒック──名前だけが有名な冒険者風情が集まって、俺の店に来るんじゃあれえよ~」
見ると高級そうなスーツに身を包み、おびただしい量の趣味の悪い金色のアクセサリーが胸元を覆っている。
「俺の店……? 失礼ですが、ここのオーナー様で……」
「──何てこと!!」
突然俺達の背後、店の入り口辺りから大声がこだました。
一瞬静寂を取り戻した店内で、皆振り返る。
「あなた……接近禁止だと沙汰は下ったはずでしょ!」
「はっ!……シャロン──な、なぁ、お願いだよ! もう一度考え直してくれねえか……!」
途端に中年男性の酔いが覚め、何やら懇願している。
「この期に及んでまだそんな事を……誰か! この男をつまみ出してちょうだいっ!」
「って事はあんたが本物の経営者って訳だな。事情はよくわからねえが、そういう事なら俺達に任せな! 散々馬鹿にした偽物達の出番だぜ!」
勢いづける拳を合わせるジェスチャーを一つ取ると、ロットが戦闘モードに急変する。
「そうですね──」
ロットと俺、二人で中年男性の脇を固め、店外へと引きずってゆく。
「ちょ、ちょっと待てっ! なぁシャロン! 話だけでも──」
◇
店外で軽く事情を聞いた俺達は、街の自警団事務所に中年男性を預け、レストランへと戻って来た。
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「はぁ……すみません皆様。改めまして、当レストランのオーナーシャロンでございます。この度は元夫がご迷惑をおかけしました事、深くお詫び申し上げますわ」
そういってシャロンが頭を下げる。
「いえいえ、どうぞお気にされずに」
「そうだぜ。俺達冒険者はこういう事に慣れてるんだ、気にすんなって!」
「ごめんなさいロットさん……ついカッとなっちゃって……」
ルーティが後悔の表情を浮かべうつむいている。
「そうだな……──よし、決めたぜ」
ロットが真剣な表情で呟く。
「ん? 何がですか?」
「ルーティ、俺と付き合ってくれ」
「「「えっ!!」」」
ルーティは元より、突然の告白に唖然とする一同。
「えっ──え?! あの……え??」
ルーティが信じられないといった様子で何度も俺達と顔を見合わせている。
「おめでとうございますルーティさん!」
キャシーが満面の笑みでルーティの手を取り上下に振り回している。
「ホホーホ? (ナカマ?)」
「そ、そうだなリーフル……」
急展開に理解が追い付かず、喜ぶ間も無くリーフルを見つめる。
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