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第27話 祭りの前日談1 Over Work
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『トーライ』での戦いから六日後の午前。
時計の針は十時とその半分を過ぎたぐらいの場所を指していた。
つまり、ヒカリと約束した『セインテッド王国』という国家都市の王女の生誕祭——しかも成人するという大変おめでたい年だ——を明日に控えている中、
『ディールーツ』の代表補佐官——ボスの右腕ともいう——の肩書きを持つ青年であるクリアは、『ディールーツ』の経営する『ショッピングモール』——いくつもの店が一つの大きな建物に集まった商業施設のことである——のとある洋服店の前で組織内で優秀と評判の頭脳をフル回転させて悩んでいた。
時は少し遡る——。
「クリアよ。『セインテッド』での催し物がすぐそこまで控えてるというのに、最近オーバーワーク気味ではないか?」
クリアはその催し物二日前の、丁度昼時に急遽ボスに呼び出しを受けた。
そして、出頭して開口一番にかけられた言葉がそれだった。
『トーライ』での一件以来、組織の仕事——催し物の内容を多大に含む——を急ピッチで片付けながら、空いた時間で戦闘訓練を行っていたクリアにとって、特別思い当たる節は無かったのが。
他者からの視点だと、十二分に体を酷使しているように映っていたらしい。
そんな風に問いかけてきたボス、ガウスにクリアは「別にそんなことは無いですよ」と笑いながら返したのだが——。
「では、トーライの任務から今日までの平均休息時間を言ってみなさい」
その一言に、クリアは笑顔を崩すことはしなかったが、上手い返しの言葉を見つけることができなかった。
クリアのここ六日間の平均休息時間は、睡眠時間込みで一時間未満。
それがここ数日間の中でクリアが勿体無いと思いながらも仕方なく体を休めた時間である。
そんな笑顔で固まったクリアに、やれやれといった感じでガウスは〈ボス〉として指令をクリアに出してきた。
「今日はもう仕事をすることも、訓練に時間を使うことも許可しない。体を休ませることだけを考えるように。また、当日に支障をきたさない様、備えで明日も丸一日休日とし、同じく仕事と訓練を行うことを禁ずる。わかったな?」
「……ええ⁉︎ そんな無茶な! 御言葉ですがボス、それこそ生誕祭に出店する組織の出店の備品や商品の最終チェックがまだ終わってないんです。それに明日は当日僕の管轄の最後の打ち合わせが——」
「クリア」
「……はい」
クリアが説明している時にボスがクリアを名前だけ呼んで言葉を遮るのは、『既に決定事項だ』という意味である昔からのクリアとガウスの間の暗黙の了解だった。
「そもそも、その辺りの仕事は各事業の部門の然るべき人材がするべき作業なのだからお前が全てやる必要がないのは分かっているだろうに。やる気があるのは結構だが、自分の立場を理解して他の人材に任せて行くのも大事なことだぞ」
——ぐうの音も出ない正論を言われてしまった。
そもそも、何故クリアが他の人の仕事を奪う勢いで仕事を前倒しで進めていたのか。
それは、生誕祭当日に少しでも多く時間を作ってヒカリとの約束に使いたかったからだ。
今回はその約束と『トーライ』の件でより強くなりたいと向上心に火がついたのが重なってこの極端な生活リズムを作り出してしまったのはクリア自身も認めてはいるが。
幼少の頃から使命のためにと、この様な生活を何度か繰り返していたクリアにとってはもはや当たり前の感覚としてしまって動いていたのがいけなかったらしい……。
見事、ディールーツの労働基準に引っかかってしまったという訳だ。
「それに、当日の夜の城内でのパーティーは私の右腕として出席してもらわなければならない。その上、パーティーの際に行われるダンス会にミヤの相手をしてもらわなければならないのだ。そちらの方の準備にも明日の時間を少し割いてもらうぞ」
——聞き間違えかな?
一瞬クリアは自分の耳を疑った。
「あの、パーティー出席は毎年の事なのでともかく、ダンス会の、しかもミヤのダンスの相手をする話は今初めて聞いたのですが……」
「それはそうだろう。今初めて伝えたのだから。今年は王女が十六歳、つまり成人するので今まで以上の規模で催し物が開かれることになったらしい」
全く悪びれることなく言うガウスの言葉で、自分の耳に異常が無かったことを確認したクリアは「いきなり何を言い出すんだこのお父さんは……」と思いながら、困惑の表情を隠すことなく浮かべると当然のように思ったことを口にした。
「あの。そのダンス会まで二日しかないのですが? ミヤからも何も聞いてないですし、そもそもダンス会なんて今まで一度も無かったですよね?」
遠回しに『無理です』と伝えたつもりのクリアに対し、それこそガウスは逆に『何を言うか』と言わんばかりの顔で返してきた。
「ふむ、王女の成人の祝いを兼ねて、ダンス会も今年の夜の城内でのパーティーに組み込まれたというわけだが。この数日間色々と伝える暇もなく忙しなく仕事と訓練に時間を割いていたのはどこの誰だったかな?」
——いやいや、ダンス会の事ぐらいなら端末でもなんでも伝えられたでしょう。
クリアは流石にそれを口に出すことはしなかったが、内心では不満を漏らさずにはいられなかった。
……別にミヤと踊ることに問題があるわけではない。
公衆の面前で、しかも格式の高い人々の前で踊る以上、ミヤに恥を欠かせたくない。
もっと早くに言ってもらえれば万全の状態で臨めたと言うのに——。
クリアの気持ちはそんなところであった。
……もしかすると、クリアならダンスで失敗などしないだろうというある意味ガウスからのクリアへの信頼の形なのかもしれないが。
まあ、ガウスの言葉は要するに、クリアがここ数日間好きなように——遊んでいたわけではないが、クリアの約束で——時間を使って動いていた事に目を瞑るから、こちらの言うことを飲めと言いたいのだろう。
更に、今の話し合いでクリアは理解した。だいぶ普通の人なら無理な速度で表事業の仕事をしていたのに社員の皆ができる限りやけに協力的に働いてくれたのはどうやらボスが根回しをしてくれていたおかげだったようだ。
「なら、明日一日休みというのは、ダンスの練習に使えということですか?」
クリアがそう聞くと、再び『何を言っているんだ』という顔で返された。
「クリア、先程私は『少し割いてくれ』と言ったはずだが。一応動きの確認のため明日の夕方からダンス講師の予約は手配させてはあるが……。別に踊れなくなったという訳ではないだろう?」
クリアはその昔、ガウスの英才教育の一環でダンスも習っていた。
一応、クリアは講師に太鼓判をもらって修めた身ではあるので、今でもその技術は失われてはいないと思う。
が、ガウスのクリアの技術への期待が嬉しい反面、今の今まで公の場で披露する機会は無かったわけで。
——明日の久々の練習は念入りにしないとな—……。
自分のミスで今まで頑張って練習してきているはずのミヤに恥をかかすわけにはいかないのだ。
その意思を込めて、返事の代わりにこくりとクリアは頷いた。
——それにしても、何故ミヤは自分にダンスのことを何も言ってこなかったのだろうか。
ミヤのことだから、決まり次第それこそ飛びついてくる勢いで伝えにきてもおかしくないとクリアは思ったのだ。
——もしかしてボスはミヤにダンスの相手をギリギリまで隠しておくつもりとか……? いや、これ以上は憶測で考えるのはやめよう。
クリアは次の疑問に頭を切り替えた。
次に浮かんだのは、何故明日の夕方からなのだろうかという点だ。
そんなクリア考えなどお見通しで見かねたのか、——ほんの僅かの誤差の範囲かもしれないが——笑みを浮かべたガウスはクリアに尋ねた。
時計の針は十時とその半分を過ぎたぐらいの場所を指していた。
つまり、ヒカリと約束した『セインテッド王国』という国家都市の王女の生誕祭——しかも成人するという大変おめでたい年だ——を明日に控えている中、
『ディールーツ』の代表補佐官——ボスの右腕ともいう——の肩書きを持つ青年であるクリアは、『ディールーツ』の経営する『ショッピングモール』——いくつもの店が一つの大きな建物に集まった商業施設のことである——のとある洋服店の前で組織内で優秀と評判の頭脳をフル回転させて悩んでいた。
時は少し遡る——。
「クリアよ。『セインテッド』での催し物がすぐそこまで控えてるというのに、最近オーバーワーク気味ではないか?」
クリアはその催し物二日前の、丁度昼時に急遽ボスに呼び出しを受けた。
そして、出頭して開口一番にかけられた言葉がそれだった。
『トーライ』での一件以来、組織の仕事——催し物の内容を多大に含む——を急ピッチで片付けながら、空いた時間で戦闘訓練を行っていたクリアにとって、特別思い当たる節は無かったのが。
他者からの視点だと、十二分に体を酷使しているように映っていたらしい。
そんな風に問いかけてきたボス、ガウスにクリアは「別にそんなことは無いですよ」と笑いながら返したのだが——。
「では、トーライの任務から今日までの平均休息時間を言ってみなさい」
その一言に、クリアは笑顔を崩すことはしなかったが、上手い返しの言葉を見つけることができなかった。
クリアのここ六日間の平均休息時間は、睡眠時間込みで一時間未満。
それがここ数日間の中でクリアが勿体無いと思いながらも仕方なく体を休めた時間である。
そんな笑顔で固まったクリアに、やれやれといった感じでガウスは〈ボス〉として指令をクリアに出してきた。
「今日はもう仕事をすることも、訓練に時間を使うことも許可しない。体を休ませることだけを考えるように。また、当日に支障をきたさない様、備えで明日も丸一日休日とし、同じく仕事と訓練を行うことを禁ずる。わかったな?」
「……ええ⁉︎ そんな無茶な! 御言葉ですがボス、それこそ生誕祭に出店する組織の出店の備品や商品の最終チェックがまだ終わってないんです。それに明日は当日僕の管轄の最後の打ち合わせが——」
「クリア」
「……はい」
クリアが説明している時にボスがクリアを名前だけ呼んで言葉を遮るのは、『既に決定事項だ』という意味である昔からのクリアとガウスの間の暗黙の了解だった。
「そもそも、その辺りの仕事は各事業の部門の然るべき人材がするべき作業なのだからお前が全てやる必要がないのは分かっているだろうに。やる気があるのは結構だが、自分の立場を理解して他の人材に任せて行くのも大事なことだぞ」
——ぐうの音も出ない正論を言われてしまった。
そもそも、何故クリアが他の人の仕事を奪う勢いで仕事を前倒しで進めていたのか。
それは、生誕祭当日に少しでも多く時間を作ってヒカリとの約束に使いたかったからだ。
今回はその約束と『トーライ』の件でより強くなりたいと向上心に火がついたのが重なってこの極端な生活リズムを作り出してしまったのはクリア自身も認めてはいるが。
幼少の頃から使命のためにと、この様な生活を何度か繰り返していたクリアにとってはもはや当たり前の感覚としてしまって動いていたのがいけなかったらしい……。
見事、ディールーツの労働基準に引っかかってしまったという訳だ。
「それに、当日の夜の城内でのパーティーは私の右腕として出席してもらわなければならない。その上、パーティーの際に行われるダンス会にミヤの相手をしてもらわなければならないのだ。そちらの方の準備にも明日の時間を少し割いてもらうぞ」
——聞き間違えかな?
一瞬クリアは自分の耳を疑った。
「あの、パーティー出席は毎年の事なのでともかく、ダンス会の、しかもミヤのダンスの相手をする話は今初めて聞いたのですが……」
「それはそうだろう。今初めて伝えたのだから。今年は王女が十六歳、つまり成人するので今まで以上の規模で催し物が開かれることになったらしい」
全く悪びれることなく言うガウスの言葉で、自分の耳に異常が無かったことを確認したクリアは「いきなり何を言い出すんだこのお父さんは……」と思いながら、困惑の表情を隠すことなく浮かべると当然のように思ったことを口にした。
「あの。そのダンス会まで二日しかないのですが? ミヤからも何も聞いてないですし、そもそもダンス会なんて今まで一度も無かったですよね?」
遠回しに『無理です』と伝えたつもりのクリアに対し、それこそガウスは逆に『何を言うか』と言わんばかりの顔で返してきた。
「ふむ、王女の成人の祝いを兼ねて、ダンス会も今年の夜の城内でのパーティーに組み込まれたというわけだが。この数日間色々と伝える暇もなく忙しなく仕事と訓練に時間を割いていたのはどこの誰だったかな?」
——いやいや、ダンス会の事ぐらいなら端末でもなんでも伝えられたでしょう。
クリアは流石にそれを口に出すことはしなかったが、内心では不満を漏らさずにはいられなかった。
……別にミヤと踊ることに問題があるわけではない。
公衆の面前で、しかも格式の高い人々の前で踊る以上、ミヤに恥を欠かせたくない。
もっと早くに言ってもらえれば万全の状態で臨めたと言うのに——。
クリアの気持ちはそんなところであった。
……もしかすると、クリアならダンスで失敗などしないだろうというある意味ガウスからのクリアへの信頼の形なのかもしれないが。
まあ、ガウスの言葉は要するに、クリアがここ数日間好きなように——遊んでいたわけではないが、クリアの約束で——時間を使って動いていた事に目を瞑るから、こちらの言うことを飲めと言いたいのだろう。
更に、今の話し合いでクリアは理解した。だいぶ普通の人なら無理な速度で表事業の仕事をしていたのに社員の皆ができる限りやけに協力的に働いてくれたのはどうやらボスが根回しをしてくれていたおかげだったようだ。
「なら、明日一日休みというのは、ダンスの練習に使えということですか?」
クリアがそう聞くと、再び『何を言っているんだ』という顔で返された。
「クリア、先程私は『少し割いてくれ』と言ったはずだが。一応動きの確認のため明日の夕方からダンス講師の予約は手配させてはあるが……。別に踊れなくなったという訳ではないだろう?」
クリアはその昔、ガウスの英才教育の一環でダンスも習っていた。
一応、クリアは講師に太鼓判をもらって修めた身ではあるので、今でもその技術は失われてはいないと思う。
が、ガウスのクリアの技術への期待が嬉しい反面、今の今まで公の場で披露する機会は無かったわけで。
——明日の久々の練習は念入りにしないとな—……。
自分のミスで今まで頑張って練習してきているはずのミヤに恥をかかすわけにはいかないのだ。
その意思を込めて、返事の代わりにこくりとクリアは頷いた。
——それにしても、何故ミヤは自分にダンスのことを何も言ってこなかったのだろうか。
ミヤのことだから、決まり次第それこそ飛びついてくる勢いで伝えにきてもおかしくないとクリアは思ったのだ。
——もしかしてボスはミヤにダンスの相手をギリギリまで隠しておくつもりとか……? いや、これ以上は憶測で考えるのはやめよう。
クリアは次の疑問に頭を切り替えた。
次に浮かんだのは、何故明日の夕方からなのだろうかという点だ。
そんなクリア考えなどお見通しで見かねたのか、——ほんの僅かの誤差の範囲かもしれないが——笑みを浮かべたガウスはクリアに尋ねた。
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