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第5話 遺跡と遺物と力と約束
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クリアは、新たな調査報告を聞きながら、部下に遺跡の中を一通り案内してもらっていた。
……どうやら、先程ボスに報告する際に聞いていた時から、あまり調査は進展していないようだった。
遺跡内の壁には、所々古代文字で文が書かれているが、『アレ』についての古代人の感想や忠告が書かれているだけで、ありかについて記されたものは見つからなかった。
むしろ、所々劣化によるものか、崩れていたりして文字が抜けており、読めない部分があるのがクリアは気になっていた。
だが、逆にこれだけ『アレ』について綴られているのだ。
この遺跡には間違いなく目的の物があると、クリアはそう感じていた。
それから数刻の時が過ぎ、クリアが遺跡の最深部の大広間に辿り着いたのは昼を過ぎる前ぐらいの時間だった。
そこでは、大勢の調査員達が成果を上げようと必死に調査をしていた。
クリアは、心の中で労いながらひとまずぐるりと大まかに大広間を見渡す。
——妙だな。
違和感を感じたクリアがもう一度見渡せば、やはりこの大広間だけ遺跡の中でやけに床を除いた壁や建造物の劣化や損傷が激しい。
特に壁に至ってはボロボロすぎて、古代文字がなにか記されていた様だがもはや一文字すら読むことができないぐらいになっている。
そして、床に転がる瓦礫は、まるでここで大きな爆発があったかの様に焼け焦げ転がっていた。
聞けば、調査員がここにたどり着いた時よりこの有様だった様で。
調査が進んでいない原因はこれらしい。
——これはもう、遺跡以外からの情報を得るか、遺跡を破壊してでも調査を進めるしかないか。
そう考えたクリアは、情報を持っていそうな遺跡の近くの村へ行くことにしようと考えた。
例え、村人から得られる情報が無いにしろ、一度修復前提で破壊する許可をもらう必要がある。
あくまで、『ディールーツ』は表向きは善良な組織なのだから、そこはしっかり筋を通さないといけないのだ。
「という訳で、挨拶もこのぐらいにして、何か遺跡について知っていることがあればご協力お願いできないでしょうか? あ、すみませんお茶まで頂いてしまって」
村を訪問したクリアは、近くにいた村人に話がしたいと説明すると村長の家へと案内された。
その中には、村中をはじめとした数人の村人が待機していたのだった。
自分の身分を明かしながら挨拶し、差し出されたお茶をありがたく頂戴したクリアは、じっと急な訪問にも対応してくれた村長の目を見て返事を待った。
村長は少し考える素振りを見せると、立派に蓄えられた髭をさすりながら口を開いた。
「ふむ、こんなにお若いのに調査隊のリーダーとは、すごいのぅ。じゃが、ワシらからお伝えできそうな話は特には無いかのぅ」
——嘘だ。
そうクリアは直感的に感じた。
一見するとクリアを褒めつつ、残念ながら諦めて欲しいと言っているように聞こえる。
しかし、クリアは何か伝えたく無い事がある様子をわずかに見せたのを、見逃さなかった。
——とりあえず、情報が引き出せないなら仕方ない。
こちらも、早く任務をこなして目的の『アレ』を見つけなければならないのだから、長々と交渉するつもりはない。
そう思ったクリアは次の議題に移すことにした。
「そうですか、それは残念です……。しかし、こちらとしてはこれ以上情報が手に入らないのであれば、遺跡の破壊してでも調査を進めたい所存ですが、いいですかね」
クリアの発言に、その場にいた数人の村人は騒つく。
そんな村人を尻目に、クリアは話を続ける。
「まあ、破壊するとはいっても大丈夫ですよ。
うちには優秀な復旧部隊も——」
いますから、とまでは言わせてもらえなかった。
クリアが言い切る前に、村長の隣に座っていた見た目が屈強そうな男に胸ぐらを掴まれたのだ。
「あっぶないですね! せっかく頂いたお茶をこぼしちゃうところだったじゃないですか!」
「うるせぇ! 今は茶なんてどうでもいいだろうが! 黙って聞いてりゃ、遺跡を破壊するだと⁈ そんなこと許せる訳ないだろ!」
随分と激豪しているこの男は、どうやら村長に次ぐリーダー格のようだ。
村長の静止も聞かず、今にも殴りかかってきそうな勢いでこちらを睨んでくる。
それに対し、クリアは先程と変わらずもう一度お茶をすすろうと湯呑みを自分の口に近づける。
その変わらぬ態度が気に入らなかったのか、男は湯呑み目掛けて手を振るってきた。
——が、その手が湯呑みに届くことはなかった。
男の腕は、湯呑みに当たる直前でクリアの手によって掴まれ、その動きを止められてしまったからである。
男は何度も振り払おうと力を入れてくるが、いくら力を込めてもクリアの手が揺らぐことすらなかった。
その様子を見ていた村長含めた村人達は、どうなることかと思ったのだろうか。
皆、ゴクリ、と息を飲んだ。
そんな静寂の中口を開いたのは、湯呑みの中のお茶を飲み干したクリアだった。
「お茶、ご馳走様でした。それにしても、せっかく話し合いに来たというのに、随分な仕打ちですよね。知らないんですか? 話し合いっていうのは、どちらかが感情的になったら成立しないんですよ」
先程まで笑顔で交渉に来ていた少年は何処へ行ったのか、と思わせるぐらい低めで淡々としたクリアの口調は、村人達を身震いさせるには十分だった。
「あなたがいると、話が進みそうにないですね。一度、『消えて』もらってもいいですか」
「……ああ、わかったよ」
クリアに力で敵わないとわかったのか、男はこの場から出て行こうと歩き出す。
……いや、歩き出そうとした、が正しいか。
男の腕は、変わらずクリアに掴まれたままで、その場から動く事ができないのだ。
「……一体何のつもりだ?」
男は、いつまでも手を離さないクリアに向かって再び睨みつけてきた。
そんな男に対して、クリアはヒカリに向けるものとは全然違う意味合いでにこやかな笑顔で、言い放った。
「ボクが言ったのは『出てけ』じゃなくて『消えて』ですよ」
言い終わるかぐらいの時、突然男の体から光が放たれ。
——その光が収まる頃には、もう、男の姿はそこには見当たらなかった。
直後、錯乱した同席村人達はパニックになり、村長を除いて全員その場から逃げ出した。
しかし、村長だけは額から汗を流しながらも、その場から動く気配は無かった。
——うーん、まあ、村長さんだけ居れば別に問題はないか。
そう思いつつも、クリアはこれ以上、村長と遺跡について話し合いをするつもりはなかった。
初めから情報を隠蔽しようとした村長と、遺跡を破壊してでも調査すると言ってから急に力ずくにでも止めようとしてきたあの男の態度から、遺跡内に『アレ』があるのを確信したからだ。
それ以上にクリアが気になったのは、この村の人々が『ディールーツ』である自分に対して非協力的な態度を取ることだ。
今まで、『ディールーツ』の名前を前にして、協力されなかったことはなかった。
むしろ、率先して手伝いまでしてくれた人々もいたぐらいだ。
いくら異国の片隅とはいえ、『ディールーツ』の名と活動を知らないはずはない。
現に、遺跡の調査自体は快く許可をしてくれた。
——となれば、今考えられる可能性はそう多くない。
「村長さん。あなた、何処までボクらの事を知ってます?」
これはある種、カマ掛けだった。
もし、村長を始めとした村人達が『ディールーツ』の真の目的について知っている場合、それを入れ知恵した人物が必ずいると、クリアは考えたのだ。
そして、その考えは……的中した。
「大体のことは友人から聞かされておってな。それに、お主らが目的の物、〈ルーツ〉を手に入れるために最近では手段を選ばなくなってきておることも、聞いておるよ」
〈ルーツ〉。それはこの世にエレメントをもたらしたと言われる、エレメントの属性の数だけあるという伝説の秘宝。
その名の通り、エレメントの『根源』であると言われ、手にするだけでルーツが司る属性のエレメントの力を無尽蔵に使う事ができるようになると言われている代物だ。
古の神々が作り出し、世界創造の役目を終えたルーツは、世界各地に散らばり、古代人によって遺跡に収められたり、今も誰も知らないような場所に眠っているとされる。
古代の人々は、基本的にルーツの力を恐れ、それらを収めるために遺跡を作ったという伝承がある。
実際、今まで見てきた遺跡には、ルーツの恐ろしさや扱いの注意等が記されている場所が多かった。
「えーと、手段を選ばないっていうのは初耳ですね。こうしてきちんと許可を得るために話し合いだってしにきているというのに」
——話が通じない場合に限っては多少強引な手段を使っても構わない、と言われていることは否定しないけど。
そうクリアは心の中で続けた。
……今さっき人一人『消して』おいて何を言っているんだと言われればそれまでだったが。
「それで、口を割らぬワシらもダルムと同じような目に合わせるつもりかのぅ?」
村長の言葉に、まるで安心させるかのように笑顔を浮かべてクリアは返した。
「さっきの方、ダルムさんって言うんですね。……仕方ないですよね。あなた方を残していたら被害が出るかもしれないですし。でもこれだけは約束します。村人の皆さん、そして村の安全は絶対に保証します。『ディールーツ』のクリアの名にかけて。それでは、しばしのご休息を——」
現在、十三時十分。この時間をもって、『アスラカチミオ』の村は、この世界から『消滅』した——。
……どうやら、先程ボスに報告する際に聞いていた時から、あまり調査は進展していないようだった。
遺跡内の壁には、所々古代文字で文が書かれているが、『アレ』についての古代人の感想や忠告が書かれているだけで、ありかについて記されたものは見つからなかった。
むしろ、所々劣化によるものか、崩れていたりして文字が抜けており、読めない部分があるのがクリアは気になっていた。
だが、逆にこれだけ『アレ』について綴られているのだ。
この遺跡には間違いなく目的の物があると、クリアはそう感じていた。
それから数刻の時が過ぎ、クリアが遺跡の最深部の大広間に辿り着いたのは昼を過ぎる前ぐらいの時間だった。
そこでは、大勢の調査員達が成果を上げようと必死に調査をしていた。
クリアは、心の中で労いながらひとまずぐるりと大まかに大広間を見渡す。
——妙だな。
違和感を感じたクリアがもう一度見渡せば、やはりこの大広間だけ遺跡の中でやけに床を除いた壁や建造物の劣化や損傷が激しい。
特に壁に至ってはボロボロすぎて、古代文字がなにか記されていた様だがもはや一文字すら読むことができないぐらいになっている。
そして、床に転がる瓦礫は、まるでここで大きな爆発があったかの様に焼け焦げ転がっていた。
聞けば、調査員がここにたどり着いた時よりこの有様だった様で。
調査が進んでいない原因はこれらしい。
——これはもう、遺跡以外からの情報を得るか、遺跡を破壊してでも調査を進めるしかないか。
そう考えたクリアは、情報を持っていそうな遺跡の近くの村へ行くことにしようと考えた。
例え、村人から得られる情報が無いにしろ、一度修復前提で破壊する許可をもらう必要がある。
あくまで、『ディールーツ』は表向きは善良な組織なのだから、そこはしっかり筋を通さないといけないのだ。
「という訳で、挨拶もこのぐらいにして、何か遺跡について知っていることがあればご協力お願いできないでしょうか? あ、すみませんお茶まで頂いてしまって」
村を訪問したクリアは、近くにいた村人に話がしたいと説明すると村長の家へと案内された。
その中には、村中をはじめとした数人の村人が待機していたのだった。
自分の身分を明かしながら挨拶し、差し出されたお茶をありがたく頂戴したクリアは、じっと急な訪問にも対応してくれた村長の目を見て返事を待った。
村長は少し考える素振りを見せると、立派に蓄えられた髭をさすりながら口を開いた。
「ふむ、こんなにお若いのに調査隊のリーダーとは、すごいのぅ。じゃが、ワシらからお伝えできそうな話は特には無いかのぅ」
——嘘だ。
そうクリアは直感的に感じた。
一見するとクリアを褒めつつ、残念ながら諦めて欲しいと言っているように聞こえる。
しかし、クリアは何か伝えたく無い事がある様子をわずかに見せたのを、見逃さなかった。
——とりあえず、情報が引き出せないなら仕方ない。
こちらも、早く任務をこなして目的の『アレ』を見つけなければならないのだから、長々と交渉するつもりはない。
そう思ったクリアは次の議題に移すことにした。
「そうですか、それは残念です……。しかし、こちらとしてはこれ以上情報が手に入らないのであれば、遺跡の破壊してでも調査を進めたい所存ですが、いいですかね」
クリアの発言に、その場にいた数人の村人は騒つく。
そんな村人を尻目に、クリアは話を続ける。
「まあ、破壊するとはいっても大丈夫ですよ。
うちには優秀な復旧部隊も——」
いますから、とまでは言わせてもらえなかった。
クリアが言い切る前に、村長の隣に座っていた見た目が屈強そうな男に胸ぐらを掴まれたのだ。
「あっぶないですね! せっかく頂いたお茶をこぼしちゃうところだったじゃないですか!」
「うるせぇ! 今は茶なんてどうでもいいだろうが! 黙って聞いてりゃ、遺跡を破壊するだと⁈ そんなこと許せる訳ないだろ!」
随分と激豪しているこの男は、どうやら村長に次ぐリーダー格のようだ。
村長の静止も聞かず、今にも殴りかかってきそうな勢いでこちらを睨んでくる。
それに対し、クリアは先程と変わらずもう一度お茶をすすろうと湯呑みを自分の口に近づける。
その変わらぬ態度が気に入らなかったのか、男は湯呑み目掛けて手を振るってきた。
——が、その手が湯呑みに届くことはなかった。
男の腕は、湯呑みに当たる直前でクリアの手によって掴まれ、その動きを止められてしまったからである。
男は何度も振り払おうと力を入れてくるが、いくら力を込めてもクリアの手が揺らぐことすらなかった。
その様子を見ていた村長含めた村人達は、どうなることかと思ったのだろうか。
皆、ゴクリ、と息を飲んだ。
そんな静寂の中口を開いたのは、湯呑みの中のお茶を飲み干したクリアだった。
「お茶、ご馳走様でした。それにしても、せっかく話し合いに来たというのに、随分な仕打ちですよね。知らないんですか? 話し合いっていうのは、どちらかが感情的になったら成立しないんですよ」
先程まで笑顔で交渉に来ていた少年は何処へ行ったのか、と思わせるぐらい低めで淡々としたクリアの口調は、村人達を身震いさせるには十分だった。
「あなたがいると、話が進みそうにないですね。一度、『消えて』もらってもいいですか」
「……ああ、わかったよ」
クリアに力で敵わないとわかったのか、男はこの場から出て行こうと歩き出す。
……いや、歩き出そうとした、が正しいか。
男の腕は、変わらずクリアに掴まれたままで、その場から動く事ができないのだ。
「……一体何のつもりだ?」
男は、いつまでも手を離さないクリアに向かって再び睨みつけてきた。
そんな男に対して、クリアはヒカリに向けるものとは全然違う意味合いでにこやかな笑顔で、言い放った。
「ボクが言ったのは『出てけ』じゃなくて『消えて』ですよ」
言い終わるかぐらいの時、突然男の体から光が放たれ。
——その光が収まる頃には、もう、男の姿はそこには見当たらなかった。
直後、錯乱した同席村人達はパニックになり、村長を除いて全員その場から逃げ出した。
しかし、村長だけは額から汗を流しながらも、その場から動く気配は無かった。
——うーん、まあ、村長さんだけ居れば別に問題はないか。
そう思いつつも、クリアはこれ以上、村長と遺跡について話し合いをするつもりはなかった。
初めから情報を隠蔽しようとした村長と、遺跡を破壊してでも調査すると言ってから急に力ずくにでも止めようとしてきたあの男の態度から、遺跡内に『アレ』があるのを確信したからだ。
それ以上にクリアが気になったのは、この村の人々が『ディールーツ』である自分に対して非協力的な態度を取ることだ。
今まで、『ディールーツ』の名前を前にして、協力されなかったことはなかった。
むしろ、率先して手伝いまでしてくれた人々もいたぐらいだ。
いくら異国の片隅とはいえ、『ディールーツ』の名と活動を知らないはずはない。
現に、遺跡の調査自体は快く許可をしてくれた。
——となれば、今考えられる可能性はそう多くない。
「村長さん。あなた、何処までボクらの事を知ってます?」
これはある種、カマ掛けだった。
もし、村長を始めとした村人達が『ディールーツ』の真の目的について知っている場合、それを入れ知恵した人物が必ずいると、クリアは考えたのだ。
そして、その考えは……的中した。
「大体のことは友人から聞かされておってな。それに、お主らが目的の物、〈ルーツ〉を手に入れるために最近では手段を選ばなくなってきておることも、聞いておるよ」
〈ルーツ〉。それはこの世にエレメントをもたらしたと言われる、エレメントの属性の数だけあるという伝説の秘宝。
その名の通り、エレメントの『根源』であると言われ、手にするだけでルーツが司る属性のエレメントの力を無尽蔵に使う事ができるようになると言われている代物だ。
古の神々が作り出し、世界創造の役目を終えたルーツは、世界各地に散らばり、古代人によって遺跡に収められたり、今も誰も知らないような場所に眠っているとされる。
古代の人々は、基本的にルーツの力を恐れ、それらを収めるために遺跡を作ったという伝承がある。
実際、今まで見てきた遺跡には、ルーツの恐ろしさや扱いの注意等が記されている場所が多かった。
「えーと、手段を選ばないっていうのは初耳ですね。こうしてきちんと許可を得るために話し合いだってしにきているというのに」
——話が通じない場合に限っては多少強引な手段を使っても構わない、と言われていることは否定しないけど。
そうクリアは心の中で続けた。
……今さっき人一人『消して』おいて何を言っているんだと言われればそれまでだったが。
「それで、口を割らぬワシらもダルムと同じような目に合わせるつもりかのぅ?」
村長の言葉に、まるで安心させるかのように笑顔を浮かべてクリアは返した。
「さっきの方、ダルムさんって言うんですね。……仕方ないですよね。あなた方を残していたら被害が出るかもしれないですし。でもこれだけは約束します。村人の皆さん、そして村の安全は絶対に保証します。『ディールーツ』のクリアの名にかけて。それでは、しばしのご休息を——」
現在、十三時十分。この時間をもって、『アスラカチミオ』の村は、この世界から『消滅』した——。
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