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アナザーストーリー
懐古させるは突然の雨
しおりを挟むぽつり、と落ちたひと粒の雨に私・大山重彦は掃く箒の手を止めて空を見上げた。
空は暗雲が立ち込め、降る雨粒は増すばかり。
掃除は諦めて境内から社に少しばかり駆け足で戻る。
いつしか鳴り始めた遠雷に耳を傾けながら私はあの日のことを思い出していた。
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