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お嬢様はわがまま(八)
しおりを挟む確かに神崎家の人間は察しが良かったが、猫語で話しかけても一方通行で話が噛み合ったと思ったことはなかった。
それでも猫語が通じてないないのではなく何となく無碍にされたりはぐらかされていたりしていると思っていた。
例えば外に出たいと鳴いたのに目の前で扉を閉められ。
例えば柿の木に登って降りられなくなって助けてくれと鳴いても下人達はゲラゲラと大笑いするだけで通り過ぎてしまって。
例えば飯の量を増やしてくれと鳴いても一向に飯の量は増えずして。
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