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ホームページ作りと、揺籠のなかの封筒と、(十六)

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『本当にみんなと血が繋がってるのかな』

半年前始光さんにこぼしてしまった不安。

思い起こされてしまった不安を視線と一緒にカップに落とす。

コーヒーの深い深い黒がカップのなかで揺らいでる。

『大丈夫。きみはみんなに愛されてるし、僕もきみを愛するから』

よみがえる半年前の始光さんの声。

大丈夫、私はひとりじゃない。

私は顔をあげた。
 
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