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おじいちゃんの願いと、始光さんの告白と、(十八)
しおりを挟む私が“話してください”って頷く前に始光さんの口が動く。
「僕の名前はひとりの人間にもらったものなんだ。
五百年くらい前のこの土地でね。
僕に名前をくれた子はクロって言ってね。欲のない子だった」
始光さんの瞳が慈しみの色に染まる。
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