となりの芝生が青いのは神様が結んだ縁だから

ゆうひゆかり

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不安がずしんと、待ち人がひょっこりと、(九)

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畳にぐったりとあひる座りした私のひざにシャカシャカゴツリってなにかが当たった。

イモムシだ、違う、プラレールだ。

緑色のプラレールがガショガショって突撃してる。

私は無言でプラレールを百八十度回転させた。

狙うは犯人であろうきゃっきゃっとはしゃぐ幸太。

よし、いけ。

接近するプラレールに幸太は

「きゃー!」

って嬉しそうな悲鳴をあげた。
 
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