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第五章 アストラ編
第四十九話 終わらぬ策略
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ようやく町の入口へと辿り着いた俺達は、周囲の様子をゆっくりと見回しながら、一歩一歩を慎重に踏み出して、黒煙の影響でうっすらと靄が掛かったような状態の町へと足を踏み入れた……。
そうして無言で町を見て回った後、俺達は一周して入口に戻ってきた。
俺は呆然としながら思わず呟く。
「……なんか、とんでもないことになってるな」
俺が思わずそう言ってしまうほど、町は荒廃した様子だった。
ほぼ全ての建物のガラスは割れ、瓦礫の山と化した建物も見受けられた。そして、火災によって炭化したため原型を留めていない建造物が町のあちこちにあり、そこからどす黒い黒煙が上がっている。この町に向かう途中で遠くから見えた黒煙は、これらが原因だとすぐに分かった。
そして、これと同じような光景が町のあちこちに広がっていた。
「ただ事じゃねぇのは見たら分かるが……一体何があったんだ?火事にしちゃあ範囲が広すぎるし、民間人の暴動にしてもここまでやる事なんざ考えらんねぇよなぁ……」
「まぁ、魔王軍絡みなのは間違いないんじゃない?」
「うーん……考えてもさっぱり分かんないな」
俺達が話をしていたその時、前方から煤でボロボロになった服を身に付けた数人の男達が歩いてくるのが見えた。
同時に彼らも俺たちを見つけたらしく、目が合うと彼らはホッとしたような笑みを浮かべてこちらに駆け寄ってくる。
「やっとだ……!ついにハルマから救援が来てくれたのか!」
「これで助かったぞ!」
彼らはそう言って喜びを爆発させ、中には涙を流している者までいた。
状況がサッパリ分からない俺達は、どういうことだと彼らに訊いてみた。
話を聞くと、この町が何故このようなひどい状態になっているのか、そして彼らの言っていた言葉の意味もだんだんと分かってきた。
――――どうやらアンパン魔人がハルマを襲撃した時とほぼ同じタイミングに、この町『アストラ』にも魔王軍が攻めてきたらしい。
そいつらは下っ端が10数名と、奴らをまとめる親玉らしきモンスターが1人いたそうだ。
それだけ聞くと、敵の人数もそこまで多くないしなんとか出来そうな気もする。
……しかし、その親玉モンスターがかなりの強敵らしく、皆はそいつにやられたらしい。
親玉モンスターは抵抗する人々に、容赦なくガスを噴射したという。それを吸ってしまった人は途端に辺り構わず暴れ出し、しばらくすると意識を失ってしまったそうだ。
その人達は今も目覚めないままだが、不幸中の幸いにも今回の件で死者は出ていないという。
そして、魔王軍の奴等は町の中を散々好き放題荒らした後、はるか昔に洞窟を改良して作られたと思われるダンジョンを占拠し、そこを拠点にして立てこもっているという。
「……だけど、一つ気になる。なんで俺たちをハルマから来た救援だと思ったんだ?」
デイモスがそう尋ねると、どうやら各市町村には、魔王軍等の明確な敵意を持った組織が襲撃に来た場合、近くの討伐隊に速やかに救援信号を送る装備があるという。
今回もすぐさまそれを使用したが、一向に応援がなかったので見捨てられたんじゃないかと思ってた、と彼らは言った。
ここまで話を聞いていた太郎は、すぐにピンと来た。
恐らくはアンパン魔人が電波塔を完全に占領した後に、彼らは救援信号を送ったのだろう。
そしてタイミング的にも、魔王軍はこの町を襲撃することは予め計画されていた。
奴らも馬鹿じゃないのは、実際に戦った俺達は身をもって知っている。
外部からの無線などの比較的弱い通信電波を妨害する事は、当然あいつらなら考えていたはずだ。
さらに付近の討伐隊はハルマの事で手一杯になり、周辺の町の警備が手薄になることも簡単に想像がつく。
ハルマという大きな本拠点が取れなかったとしても、そこに近い拠点を確保して徐々に端から崩していこうとでも考えていたのだろう。
「本当にふざけやがって……アンパン野郎がっ!俺でもここまではやらねぇぞ、多分……!」
と、デイモスの腹の中で消化されているであろうアンパン魔人に恨み言を言ってもしょうがないので、今は近くのダンジョンに立てこもっているとかいう魔王軍のモンスターのことを考える。
心配そうに表情をくもらせる彼らに、俺は日々培ってきた営業スマイルでニッコリと笑いかけながら、こう言った。
「私、魔王を倒す為の旅に出ている勇者の山田太郎といいます。私とここにいる私の仲間が来たからにはもう大丈夫です!安心してください!」
俺がそう言うと、先程まで強ばりを見せていた彼らの表情が、若干だがほぐれたのが分かった。
だが、すぐに魔王軍の所に向かう訳ではない。準備は必要だし、情報も多少は把握しておかなければならない。
「……ですが、ここは一旦落ち着いて状況を確認したいので……うーん、そうですね……例えば避難所になっているような場所はありませんか?」
「避難所、ですか?えぇ、それならこの近くにあります」
「では、ひとまずそこに向かいたいのですが可能でしょうか?避難してきた方々からも貴重な情報を得る事が出来るかもしれませんし、それらを元に作戦も考えていきたいとも考えています。……もちろん、無理にとは言いません」
……まぁ、本心は全然違う。正直言うと、すぐにでも避難所に行って魔王軍についての詳しい話を聞きたい!!が本音だが、自分のしたいことを前面に出して必死に主張しても、ダメなものはダメだし、それにあんまりしつこく言うと彼らに不信感を抱かれかねない。
ここは一歩引いて無理強いはしない大人の対応ってヤツで乗り切ることにした。
「そうですね!分かりました、では近くの避難所まで案内します!」
……想像以上にアッサリと認めてくれた事に、思わず鳩が豆鉄砲を食らったような顔になってしまったが……まあ、ラッキーだったってことにしておこう。
そうして無言で町を見て回った後、俺達は一周して入口に戻ってきた。
俺は呆然としながら思わず呟く。
「……なんか、とんでもないことになってるな」
俺が思わずそう言ってしまうほど、町は荒廃した様子だった。
ほぼ全ての建物のガラスは割れ、瓦礫の山と化した建物も見受けられた。そして、火災によって炭化したため原型を留めていない建造物が町のあちこちにあり、そこからどす黒い黒煙が上がっている。この町に向かう途中で遠くから見えた黒煙は、これらが原因だとすぐに分かった。
そして、これと同じような光景が町のあちこちに広がっていた。
「ただ事じゃねぇのは見たら分かるが……一体何があったんだ?火事にしちゃあ範囲が広すぎるし、民間人の暴動にしてもここまでやる事なんざ考えらんねぇよなぁ……」
「まぁ、魔王軍絡みなのは間違いないんじゃない?」
「うーん……考えてもさっぱり分かんないな」
俺達が話をしていたその時、前方から煤でボロボロになった服を身に付けた数人の男達が歩いてくるのが見えた。
同時に彼らも俺たちを見つけたらしく、目が合うと彼らはホッとしたような笑みを浮かべてこちらに駆け寄ってくる。
「やっとだ……!ついにハルマから救援が来てくれたのか!」
「これで助かったぞ!」
彼らはそう言って喜びを爆発させ、中には涙を流している者までいた。
状況がサッパリ分からない俺達は、どういうことだと彼らに訊いてみた。
話を聞くと、この町が何故このようなひどい状態になっているのか、そして彼らの言っていた言葉の意味もだんだんと分かってきた。
――――どうやらアンパン魔人がハルマを襲撃した時とほぼ同じタイミングに、この町『アストラ』にも魔王軍が攻めてきたらしい。
そいつらは下っ端が10数名と、奴らをまとめる親玉らしきモンスターが1人いたそうだ。
それだけ聞くと、敵の人数もそこまで多くないしなんとか出来そうな気もする。
……しかし、その親玉モンスターがかなりの強敵らしく、皆はそいつにやられたらしい。
親玉モンスターは抵抗する人々に、容赦なくガスを噴射したという。それを吸ってしまった人は途端に辺り構わず暴れ出し、しばらくすると意識を失ってしまったそうだ。
その人達は今も目覚めないままだが、不幸中の幸いにも今回の件で死者は出ていないという。
そして、魔王軍の奴等は町の中を散々好き放題荒らした後、はるか昔に洞窟を改良して作られたと思われるダンジョンを占拠し、そこを拠点にして立てこもっているという。
「……だけど、一つ気になる。なんで俺たちをハルマから来た救援だと思ったんだ?」
デイモスがそう尋ねると、どうやら各市町村には、魔王軍等の明確な敵意を持った組織が襲撃に来た場合、近くの討伐隊に速やかに救援信号を送る装備があるという。
今回もすぐさまそれを使用したが、一向に応援がなかったので見捨てられたんじゃないかと思ってた、と彼らは言った。
ここまで話を聞いていた太郎は、すぐにピンと来た。
恐らくはアンパン魔人が電波塔を完全に占領した後に、彼らは救援信号を送ったのだろう。
そしてタイミング的にも、魔王軍はこの町を襲撃することは予め計画されていた。
奴らも馬鹿じゃないのは、実際に戦った俺達は身をもって知っている。
外部からの無線などの比較的弱い通信電波を妨害する事は、当然あいつらなら考えていたはずだ。
さらに付近の討伐隊はハルマの事で手一杯になり、周辺の町の警備が手薄になることも簡単に想像がつく。
ハルマという大きな本拠点が取れなかったとしても、そこに近い拠点を確保して徐々に端から崩していこうとでも考えていたのだろう。
「本当にふざけやがって……アンパン野郎がっ!俺でもここまではやらねぇぞ、多分……!」
と、デイモスの腹の中で消化されているであろうアンパン魔人に恨み言を言ってもしょうがないので、今は近くのダンジョンに立てこもっているとかいう魔王軍のモンスターのことを考える。
心配そうに表情をくもらせる彼らに、俺は日々培ってきた営業スマイルでニッコリと笑いかけながら、こう言った。
「私、魔王を倒す為の旅に出ている勇者の山田太郎といいます。私とここにいる私の仲間が来たからにはもう大丈夫です!安心してください!」
俺がそう言うと、先程まで強ばりを見せていた彼らの表情が、若干だがほぐれたのが分かった。
だが、すぐに魔王軍の所に向かう訳ではない。準備は必要だし、情報も多少は把握しておかなければならない。
「……ですが、ここは一旦落ち着いて状況を確認したいので……うーん、そうですね……例えば避難所になっているような場所はありませんか?」
「避難所、ですか?えぇ、それならこの近くにあります」
「では、ひとまずそこに向かいたいのですが可能でしょうか?避難してきた方々からも貴重な情報を得る事が出来るかもしれませんし、それらを元に作戦も考えていきたいとも考えています。……もちろん、無理にとは言いません」
……まぁ、本心は全然違う。正直言うと、すぐにでも避難所に行って魔王軍についての詳しい話を聞きたい!!が本音だが、自分のしたいことを前面に出して必死に主張しても、ダメなものはダメだし、それにあんまりしつこく言うと彼らに不信感を抱かれかねない。
ここは一歩引いて無理強いはしない大人の対応ってヤツで乗り切ることにした。
「そうですね!分かりました、では近くの避難所まで案内します!」
……想像以上にアッサリと認めてくれた事に、思わず鳩が豆鉄砲を食らったような顔になってしまったが……まあ、ラッキーだったってことにしておこう。
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