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第六話「御堂廻は色がない」
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ーー第六話 御堂廻は色がない
――以上のような結果から御堂メグルは、無属性の魔力を持った魔法発現者であり、配属は水守ハジメの下が妥当であると結論付けられました」
「だそうだ、水守、江良に続き二人目の無属性で苦労を掛けるがよろしく頼む」
「ハッ」
厳粛な会議が終わり、水守の下に一人の男が来た。先ほど説明をしていた科学捜査班の班長であった。
「水守」
「黒井さん」
「いや、江良君の時もだいぶ苦労したことは知っているが、それでも水守なら任せられると思ってな」
「そう思っていただけているならありがたいです。江良もなんとかなりましたし、その時のノウハウがありますから、今回も上手く育てて見せますよ」
「それは頼もしい限りだ」黒井は水守の背中をポンと叩いてその場を後にした。
「本当は面倒くさいと思っているんじゃないか」水守はぼそりとつぶやいた。「いや、そうではない。面倒くさいなど思っていない。ただ、進めば進むほど向けられるこの期待みたいなやつが苦手なんだ」
水守はポケットに手を突っ込みながら非常階段へと向かった。
ある種のものごとは時間の経過に比例して話しづらくなっていく。次の朝に話すべきだったかもしれない。そう思いながら御堂は社員寮の一室でパソコンを眺めて時間をつぶしていた。無理を言って研究室に行かせてもらったので、ある程度の情報は水守には報告したが、あの夜の地下室の光景については話さなかった。黒井からの催促と時間があったので、メグミという女に連絡した。状況だけは知っていた。もう付き合って三年になるらしい。とても心根のいい女性らしい。皆が羨ましがるほど見目が麗しいらしい。(だからなんだ、それは俺の恋人ではない)
彼女はとても心配していた。可能なら会いたいと伝えてきた。ただ、御堂の両親から会えない状態であることは聞いているとも言っていた。だから、御堂は合わない選択肢を選んだ。御堂なりの考えがあっての選択だった。会うのであれば問題が解決してからの方が良い。ただ、連絡は出来るので、御堂は過去のメッセージを参考にしつつ、御堂が送りそうな文面をつくり上げた。そんなやり取りの中でも、彼(メグル)は幸せ者だなと思うことが多々あった。
そうして穏やかな時間を過ごしていると、病室で起きたことも、地下室で見たことも、全て淡いセピアの記憶になっていった。そして、ようやく御堂の処遇が決まった。
【御堂メグル 魔導警備 警備部 特殊班配属】その辞令を持って部屋を訪ねたのは水守であった。
「これからよろしく頼む」水守は言う。「なるべく東京の配属になるように苦心したんだ、そうしたら空きは俺のところにしかなくてね」
「お心遣いありがとうございます。これからもよろしくお願いします」
「まずは書類をたくさん書かなければならないが、それは明日からでいい。今日はゆっくり休め。良くも悪くも明日からの方が監視は少ない」
「はい」(良くも悪くも?)御堂はその言葉が引っ掛かった。
次の日、御堂は宅配ボックスに入れられていた制服を着て、魔導警備本社へと向かう。徒歩で行ける距離に通勤先があるというのはとてもありがたい。御堂はその道を、変な朝会とかあったら嫌だなとか、二人の他にも同僚はいるのだろうかとか、この先の将来のこととかを考えて歩いて行った。良く晴れた日であり、彼に降り注ぐ光は冬の装いである。そして、10分ほどで着いた。正面から入るのははじめてであった。支給されたIDカードをかざしてエレベーターの乗り口へと向かっていく。御堂の他にも若い男女がエレベーターを待っていた。乗り込むと彼らは5,6,10.15と押した。御堂は11を押した。10を押した女性が彼のことをちらりと見た。綺麗だが気の強そうな顔の人だった。
10階は一般警備員のフロアだと水守が言っていた。一般警備員は、「一般」と名前がついているが、業務内容は一般的な警備会社のものとは異なる。魔道具と呼ばれる装備を身に着けて、魔法犯罪者に立ち向かう、魔法犯罪のスペシャリストである。水守ら特殊班はイレギュラーな存在であり、ほとんどの魔法犯罪は彼らが対処する。彼女からも微かに魔力の香りがする。おそらく魔道具の残り香だろう。
11階の大半は書庫である。12階が応接室や会議室、14階が社長室である。御堂は特殊班の部屋まで歩いていく。部屋の中では水守と江良が口論を繰り広げている雰囲気がある。どうせ煙草のことで揉めているのだろう。御堂が扉を開けたとき、江良の身体が倒れこんでくる。
「あ」御堂と江良は目が合った。御堂は仕方なく手を貸したが、顔は明後日を向いていた。「気を付けてくださいね」
「ありがとう」江良はしおらしく言う。「御堂くん、制服、似合っているね」
「そうですか? 制服のデザインが良いんだと思いますよ」
「それもそうだ、制服は隊員ごと、似合うように作られているんだからな」
「へぇ(そのこだわり……)、確かに水守さんの制服と少し違いますね。形も……特に色が違う。肩の社章の色がネイビーですか。ぼくのはいろんな色が入っている」
「これは、魔法の属性に合わせた色になっている。お前の社章は一般隊員と同じスタンダードなものだ」
「決まりがあるんですか?」
「まぁ、そういうことだ。お前と江良は属性が判別できない、無属性だからそういう風になっている」
「なるほど」
「今日は、書類書いてもらうって言っていたよな」
「えぇ、そう仰っていました」
「それは後回しにする」
「へぇ」
「それよりも御堂、お前は俺に報告しなければいけないことがあるんじゃないか?」
「へ」
「この間、久々津のところに行ったとき、お前は何を見た。夜に大学内に入ったことは知っているんだ」水守が凄んで言うので、御堂は壁に身体をぶつけてしまった。ただ、御堂としてもいいきっかけが出来たため正直に話した。地下で見たアンドロイドの話。そして、彼の助けを求める声を。このころには自分の能力についてどこまで話していいか見当がつくようになっていた。上手くかいつまんで二人に話した。
・・・
「それで、今すぐにでも司馬さまのところへ行きたいと?」根津は慇懃な笑みを浮かべて、両の手を揉んで言う。「どういった心変わりなのでしょうか?」
「うるさい、今すぐに案内しろ!」久々津は怒鳴る。眉間にしわが寄り、目は血走り、右の口角だけが上がっている。彼は今資料をまとめている。時刻は夜の十一時。場所は地下二階。
「今すぐにですと、司馬さまはご就寝なされていると思いますが」
「それで構わない、挨拶は明朝にすればいい。すぐにこの場を離れたいのだ!」
「いや、それは困ります。司馬さまはそういう雑な対応をお嫌いになります。なので、明朝にお迎えに上がります。大丈夫です」
「なにが大丈夫なんだ! 今この瞬間も、魔導警備の奴らの足音が聞こえる」久々津は荷物をまとめる手を止める。「話しかけられたんだ、今日! あの水守とかいうのとは違う女に。奴は魔導警備の制服を着ていた!」
「社章の色は何色でしたか?」
「社章? なんでそんなこと聞くんだ」
「それはとても重要なことなのです」
「う、うむ……社章」久々津はこめかみに指を二本立てて揉む。彼には中途半端だが映像記憶能力がある。「あぁ、単色ではない、黄色と青と赤と……」
「なるほど、それならば一般隊員ですね。であるなら、そう悲観することはありませんよ。彼らは魔法を検知することが出来ない。何気なく話しかけてきたのでしょう」
「そ、そうか? そうなのか」久々津の顔から力が抜けた。手に持っていたロボット工学ハンドブックが床に落ちて大きな音をたてた。
「ただ、早朝にはお迎えに上がります。何か感じ取られた可能性はあります。魔力は感じ取れなくても勘が鋭い人間はいますから」
「あぁ、頼む」久々津の声は本棚にあたって消えた。
・・・
「相当怪しかったわよ、久々津とかいう男。魔導警備の社章を見た途端、表情がこわばっていた。ただ、さすがは大学教授ね、それ以降の受け答えはスムーズだったわ。ただ、御堂君の話以外はね」
「裏は取れたと言っていいかもしれない。御堂の話はおおよそ正しいだろう」
「信用してあげなさいよ。あんな小さなお子様が、上官をだますなんて考えすぎよ」
「お子様とはいえ、頭は切れる」
「そうだとしても、人をだまそうなんてしないんじゃない? 彼は明るい道を歩いていそうだし」
「経歴はそうだ。現在の人間関係もそうだ。暗い部分などないように見える。ただ……」
「ただ、なにさ?」
「話がかみ合わないんだよな。少し部品がかけていて、はまらないんだ。あいつの口から出る言葉はすべて、取り繕ったもののように聞こえる」
「そう? 私は彼と話したことないから知らないけれど……でもそれと信用しないことは別じゃない?」
「別じゃないだろう?」
「別よ」柊はカウンターから身体を離す。右手で水守の肩に触れる。「言葉だけを聞いていちゃだめよ。ちゃんと彼の行動も評価しなきゃね」彼女は手を振って店を出ていった。[これで貸1]水守は柊からのメッセージを呆然と見ていた。グラスの中で氷がカランと音を立てて溶けた。
――以上のような結果から御堂メグルは、無属性の魔力を持った魔法発現者であり、配属は水守ハジメの下が妥当であると結論付けられました」
「だそうだ、水守、江良に続き二人目の無属性で苦労を掛けるがよろしく頼む」
「ハッ」
厳粛な会議が終わり、水守の下に一人の男が来た。先ほど説明をしていた科学捜査班の班長であった。
「水守」
「黒井さん」
「いや、江良君の時もだいぶ苦労したことは知っているが、それでも水守なら任せられると思ってな」
「そう思っていただけているならありがたいです。江良もなんとかなりましたし、その時のノウハウがありますから、今回も上手く育てて見せますよ」
「それは頼もしい限りだ」黒井は水守の背中をポンと叩いてその場を後にした。
「本当は面倒くさいと思っているんじゃないか」水守はぼそりとつぶやいた。「いや、そうではない。面倒くさいなど思っていない。ただ、進めば進むほど向けられるこの期待みたいなやつが苦手なんだ」
水守はポケットに手を突っ込みながら非常階段へと向かった。
ある種のものごとは時間の経過に比例して話しづらくなっていく。次の朝に話すべきだったかもしれない。そう思いながら御堂は社員寮の一室でパソコンを眺めて時間をつぶしていた。無理を言って研究室に行かせてもらったので、ある程度の情報は水守には報告したが、あの夜の地下室の光景については話さなかった。黒井からの催促と時間があったので、メグミという女に連絡した。状況だけは知っていた。もう付き合って三年になるらしい。とても心根のいい女性らしい。皆が羨ましがるほど見目が麗しいらしい。(だからなんだ、それは俺の恋人ではない)
彼女はとても心配していた。可能なら会いたいと伝えてきた。ただ、御堂の両親から会えない状態であることは聞いているとも言っていた。だから、御堂は合わない選択肢を選んだ。御堂なりの考えがあっての選択だった。会うのであれば問題が解決してからの方が良い。ただ、連絡は出来るので、御堂は過去のメッセージを参考にしつつ、御堂が送りそうな文面をつくり上げた。そんなやり取りの中でも、彼(メグル)は幸せ者だなと思うことが多々あった。
そうして穏やかな時間を過ごしていると、病室で起きたことも、地下室で見たことも、全て淡いセピアの記憶になっていった。そして、ようやく御堂の処遇が決まった。
【御堂メグル 魔導警備 警備部 特殊班配属】その辞令を持って部屋を訪ねたのは水守であった。
「これからよろしく頼む」水守は言う。「なるべく東京の配属になるように苦心したんだ、そうしたら空きは俺のところにしかなくてね」
「お心遣いありがとうございます。これからもよろしくお願いします」
「まずは書類をたくさん書かなければならないが、それは明日からでいい。今日はゆっくり休め。良くも悪くも明日からの方が監視は少ない」
「はい」(良くも悪くも?)御堂はその言葉が引っ掛かった。
次の日、御堂は宅配ボックスに入れられていた制服を着て、魔導警備本社へと向かう。徒歩で行ける距離に通勤先があるというのはとてもありがたい。御堂はその道を、変な朝会とかあったら嫌だなとか、二人の他にも同僚はいるのだろうかとか、この先の将来のこととかを考えて歩いて行った。良く晴れた日であり、彼に降り注ぐ光は冬の装いである。そして、10分ほどで着いた。正面から入るのははじめてであった。支給されたIDカードをかざしてエレベーターの乗り口へと向かっていく。御堂の他にも若い男女がエレベーターを待っていた。乗り込むと彼らは5,6,10.15と押した。御堂は11を押した。10を押した女性が彼のことをちらりと見た。綺麗だが気の強そうな顔の人だった。
10階は一般警備員のフロアだと水守が言っていた。一般警備員は、「一般」と名前がついているが、業務内容は一般的な警備会社のものとは異なる。魔道具と呼ばれる装備を身に着けて、魔法犯罪者に立ち向かう、魔法犯罪のスペシャリストである。水守ら特殊班はイレギュラーな存在であり、ほとんどの魔法犯罪は彼らが対処する。彼女からも微かに魔力の香りがする。おそらく魔道具の残り香だろう。
11階の大半は書庫である。12階が応接室や会議室、14階が社長室である。御堂は特殊班の部屋まで歩いていく。部屋の中では水守と江良が口論を繰り広げている雰囲気がある。どうせ煙草のことで揉めているのだろう。御堂が扉を開けたとき、江良の身体が倒れこんでくる。
「あ」御堂と江良は目が合った。御堂は仕方なく手を貸したが、顔は明後日を向いていた。「気を付けてくださいね」
「ありがとう」江良はしおらしく言う。「御堂くん、制服、似合っているね」
「そうですか? 制服のデザインが良いんだと思いますよ」
「それもそうだ、制服は隊員ごと、似合うように作られているんだからな」
「へぇ(そのこだわり……)、確かに水守さんの制服と少し違いますね。形も……特に色が違う。肩の社章の色がネイビーですか。ぼくのはいろんな色が入っている」
「これは、魔法の属性に合わせた色になっている。お前の社章は一般隊員と同じスタンダードなものだ」
「決まりがあるんですか?」
「まぁ、そういうことだ。お前と江良は属性が判別できない、無属性だからそういう風になっている」
「なるほど」
「今日は、書類書いてもらうって言っていたよな」
「えぇ、そう仰っていました」
「それは後回しにする」
「へぇ」
「それよりも御堂、お前は俺に報告しなければいけないことがあるんじゃないか?」
「へ」
「この間、久々津のところに行ったとき、お前は何を見た。夜に大学内に入ったことは知っているんだ」水守が凄んで言うので、御堂は壁に身体をぶつけてしまった。ただ、御堂としてもいいきっかけが出来たため正直に話した。地下で見たアンドロイドの話。そして、彼の助けを求める声を。このころには自分の能力についてどこまで話していいか見当がつくようになっていた。上手くかいつまんで二人に話した。
・・・
「それで、今すぐにでも司馬さまのところへ行きたいと?」根津は慇懃な笑みを浮かべて、両の手を揉んで言う。「どういった心変わりなのでしょうか?」
「うるさい、今すぐに案内しろ!」久々津は怒鳴る。眉間にしわが寄り、目は血走り、右の口角だけが上がっている。彼は今資料をまとめている。時刻は夜の十一時。場所は地下二階。
「今すぐにですと、司馬さまはご就寝なされていると思いますが」
「それで構わない、挨拶は明朝にすればいい。すぐにこの場を離れたいのだ!」
「いや、それは困ります。司馬さまはそういう雑な対応をお嫌いになります。なので、明朝にお迎えに上がります。大丈夫です」
「なにが大丈夫なんだ! 今この瞬間も、魔導警備の奴らの足音が聞こえる」久々津は荷物をまとめる手を止める。「話しかけられたんだ、今日! あの水守とかいうのとは違う女に。奴は魔導警備の制服を着ていた!」
「社章の色は何色でしたか?」
「社章? なんでそんなこと聞くんだ」
「それはとても重要なことなのです」
「う、うむ……社章」久々津はこめかみに指を二本立てて揉む。彼には中途半端だが映像記憶能力がある。「あぁ、単色ではない、黄色と青と赤と……」
「なるほど、それならば一般隊員ですね。であるなら、そう悲観することはありませんよ。彼らは魔法を検知することが出来ない。何気なく話しかけてきたのでしょう」
「そ、そうか? そうなのか」久々津の顔から力が抜けた。手に持っていたロボット工学ハンドブックが床に落ちて大きな音をたてた。
「ただ、早朝にはお迎えに上がります。何か感じ取られた可能性はあります。魔力は感じ取れなくても勘が鋭い人間はいますから」
「あぁ、頼む」久々津の声は本棚にあたって消えた。
・・・
「相当怪しかったわよ、久々津とかいう男。魔導警備の社章を見た途端、表情がこわばっていた。ただ、さすがは大学教授ね、それ以降の受け答えはスムーズだったわ。ただ、御堂君の話以外はね」
「裏は取れたと言っていいかもしれない。御堂の話はおおよそ正しいだろう」
「信用してあげなさいよ。あんな小さなお子様が、上官をだますなんて考えすぎよ」
「お子様とはいえ、頭は切れる」
「そうだとしても、人をだまそうなんてしないんじゃない? 彼は明るい道を歩いていそうだし」
「経歴はそうだ。現在の人間関係もそうだ。暗い部分などないように見える。ただ……」
「ただ、なにさ?」
「話がかみ合わないんだよな。少し部品がかけていて、はまらないんだ。あいつの口から出る言葉はすべて、取り繕ったもののように聞こえる」
「そう? 私は彼と話したことないから知らないけれど……でもそれと信用しないことは別じゃない?」
「別じゃないだろう?」
「別よ」柊はカウンターから身体を離す。右手で水守の肩に触れる。「言葉だけを聞いていちゃだめよ。ちゃんと彼の行動も評価しなきゃね」彼女は手を振って店を出ていった。[これで貸1]水守は柊からのメッセージを呆然と見ていた。グラスの中で氷がカランと音を立てて溶けた。
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