10 / 13
コウエンの優鬱と八つ当たり。エロスコメディパート2
しおりを挟む
「まったく、なんで私がこんな事しなくてはならないのかなぁ~?考えてみてよ近衛騎士団団長なんだよ、偉い人なんだよ君が思うより、とってもとっても偉いんだよ誰がどこでチチクリあおうと関係ないよね私も忙しいんだよ!」
一方的に早口言葉で毒を吐きながらコウエンは出掛けて行った。残されたフレイムは頭をポリポリとかくと呟いた。俺、最近なんかやった?(最近、彼氏が激しすぎてやり過ぎで腰が痛くて困っています。ユーリより)
はぁ~と長いため息を吐き出すとコウエンはメモ帳を取り出した。メモの中には何やら見取り図に赤色の鉛筆で丸とバツがつけられていた。
それはスカーレットの報告書を元に作られた騎士団訓練所マル秘スポットであった。
(あの二人は監視対象だから基本放置プレイで良いとしても、明らかにあの二人ではない、団員が混ざってるんだよね。これは、お仕置しないとねぇ~コウエンはニヤリと笑った)
まずは、今は使われていない旧厩舎、コウエンは気配を消して物陰に隠れる。獲物が罠に掛かるのをそっと待つ、すると若い団員を連れた色黒の筋骨隆々の中年団員が現れた。
コウエンは両手で目を覆った。(あちゃーいきなり大物が釣れちゃったぁ~?いやまだだ、まだ分からない)
「強くなりたいんだろう?」
「はい。僕、強くなりたいです!」
「そうか、特別に貴様だけに特訓してやろう!」
そう言うと色黒中年団員はカチャカチャとズボンのベルトを外し、ぶっとい肉棒を若い団員の目の前に晒した。
「ひぃーデッカイ!」
顔を背ける青年に色黒中年団員は、厳しくも愛情深く声をかける。
「目をそらすな、目の前に立ち塞がる困難から逃げてはいけない、戦え、戦うんだ!」
恐る恐る若い団員は色黒中年団員の肉棒を見つめた。若い団員の頬がポっと赤くなった。
「みっ見ました!出来ました!これで強くなれますか?」
「ダメだな、まだお前は戦ってもいない、まず俺の肉棒を手で擦り攻撃を仕掛けるんだ」
「えっ、で、でも…」
「俺は、お前ごときの攻撃で倒れるような鍛え方はしていない、さあ来るが良い!」
若い団員は肉棒にそっと手を当て擦りだした。片手では収まらない巨根を両手で必死に遅く、速く、繰り返しながら擦った。やがてネチョネチョ、ヌチャヌチャと、いやらしい音をたてて透明な液体が肉棒の先端から溢れ出した。
「くっ、はぁ、やるな、だが、まだまだ甘いな今度は口でやるんだ舌技も使え」
はぁ、はぁと肩で息をする若い団員は恍惚の表情を浮かべ次第にどんどん従順で大胆になって行った。舌でペロペロと舐めて口に咥える独特の匂いと苦味に始めはむせたが、次第に気にならなくなって行った。
コウエンは胸に片手を当てて目を瞑った。記憶の中にある若かりし頃の彼を思い出していた。
「コウエンやるな」
「お前もな」
剣と剣が激しくぶつかり合う、まだまだ未熟な青年二人は力の限り撃ち合う。コウエンは器用で多種多様の技を使うスピードタイプ。それに対して彼はストイックなまでに体を鍛え小細工なしの力技タイプだった。正反対の彼らは、すぐに意気投合した。
「僕は、あのお方にお仕えしようと思う、お前も一緒に来ないか?」
「そうだな、俺達二人なら誰にも負ける気がしない」
その後、二人は夕日を背にウフフ、アハハと走ったかまでは記憶にないが、あの日キラキラ輝いていた彼を私は忘れない。
はぁ~アウト、これはアウトでしょう、番とラブラブ、バカップルの龍人族だが男性の性欲が無いわけではない。むしろ性欲魔人である。番が見つからない彼らは性欲処理の捌け口に娼館に通う。番を見つければ番以外興味は、まったく無くなるのだが、あいつ独り身が長いからなぁ~だけど何で雄、男なのかな~?それにあの青年どこかで見た事ある?サラサラとした赤い肩までの髪にあの背丈、あれ、昔の僕?コウエンは身体中をガクガクブルブルと震わせた。
ピンポン、本人の防衛本能により記憶の一部を消去します。カチャカチャブーブー。
まぁ~女連れ込むよりはましかなぁ~いやいや教育上問題ありだから、やっぱりお仕置きだね!報告をしに出掛けた、あの日お仕置きしなくてはならないと、あのお方に相談を持ち掛けると、なんでもお仕置きする時に着る正装なる物を頂いた。
畏れ多い事だ。
まず、黒の体にピッタリくい込むレオタードを着ます。そして黒のアミタイツをはき、それから赤いハイヒールを履きます。パピヨンマスクを顔に装着して肩幅まで足を開き仁王立ちします。手には薔薇のムチを持ち、これでお仕置きの正装完成です!
「うん。完璧…だよね?」
「くっ…で出る…」
青年は喉の奥に勢いよく飛び出したソレをゴックンとのみ込んだ。
「さあ、今度は俺の攻撃だ、怯える事はない手加減はしてやる後ろ向きになり尻を突き上げろ」
「お前がな!お前が尻を出せ私は手加減などしないけどな!」
颯爽と股間をモッコリとさせた怪しい黒い男?がハイヒールをカツカツと鳴らし二人の前に現れた。
「きっ、貴様怪しい奴め、成敗してくれる」
「下半身もろだしのお前にだけは言われたくない」
コウエンは男の尻にムチを唸らせた。ビシバシと次々と攻撃を繰り出す。
(なんだ、この攻撃は、この太刀筋、ムチだけど、このスピード始めてではない?こっこれは彼なのか?コウエンお前なのか……)
やがて色黒中年団員はお尻をコウエンに向け蹲った。
「負けを認めたのか?おい、そこの青年、君、強くなりたいのなら今日の事は忘れて家に帰るんだ、いいね?」
「はっ、はい。分かりました」
「衣服の乱れは心の乱れ」
青年はその言葉に従い衣服を正すとビッシと敬礼し家に戻って行った。
「許せ、コウエン俺は…俺は…」
「いや、私は通りすがりの騎士団の正義と秩序を守る炎の戦士ソ・チンフレイ」
「そうか、粗チン、フレイ俺を…俺をそのムチで罰してくれそしてそのハイヒールでグリグリ踏んで欲しい!」
友人の新たな扉を開いてしまったコウエンの憂鬱は加速していった。
その後色黒中年団員は心を入れ替え特殊な趣向のある娼館に通っている。(まぁ~紹介したのは私だけどね。)
騎士団内でア・ナルーの守護者ソ・チンフレイの噂が広まったのは私には関係はないはずだよ。
噂が聞こえる度にフレイムが股間を押さえてビクビクしてるのを、ほくそ笑んでるなんて、そんな底意地の悪い事弟思いの私がやるわけないじゃない?
「コウエン団長!」
「なんだ?」
「王宮よりへリオガバルス皇龍陛下の護衛の件で問い合わせが来ておりますが」
「…………私もクビかな?」
一方的に早口言葉で毒を吐きながらコウエンは出掛けて行った。残されたフレイムは頭をポリポリとかくと呟いた。俺、最近なんかやった?(最近、彼氏が激しすぎてやり過ぎで腰が痛くて困っています。ユーリより)
はぁ~と長いため息を吐き出すとコウエンはメモ帳を取り出した。メモの中には何やら見取り図に赤色の鉛筆で丸とバツがつけられていた。
それはスカーレットの報告書を元に作られた騎士団訓練所マル秘スポットであった。
(あの二人は監視対象だから基本放置プレイで良いとしても、明らかにあの二人ではない、団員が混ざってるんだよね。これは、お仕置しないとねぇ~コウエンはニヤリと笑った)
まずは、今は使われていない旧厩舎、コウエンは気配を消して物陰に隠れる。獲物が罠に掛かるのをそっと待つ、すると若い団員を連れた色黒の筋骨隆々の中年団員が現れた。
コウエンは両手で目を覆った。(あちゃーいきなり大物が釣れちゃったぁ~?いやまだだ、まだ分からない)
「強くなりたいんだろう?」
「はい。僕、強くなりたいです!」
「そうか、特別に貴様だけに特訓してやろう!」
そう言うと色黒中年団員はカチャカチャとズボンのベルトを外し、ぶっとい肉棒を若い団員の目の前に晒した。
「ひぃーデッカイ!」
顔を背ける青年に色黒中年団員は、厳しくも愛情深く声をかける。
「目をそらすな、目の前に立ち塞がる困難から逃げてはいけない、戦え、戦うんだ!」
恐る恐る若い団員は色黒中年団員の肉棒を見つめた。若い団員の頬がポっと赤くなった。
「みっ見ました!出来ました!これで強くなれますか?」
「ダメだな、まだお前は戦ってもいない、まず俺の肉棒を手で擦り攻撃を仕掛けるんだ」
「えっ、で、でも…」
「俺は、お前ごときの攻撃で倒れるような鍛え方はしていない、さあ来るが良い!」
若い団員は肉棒にそっと手を当て擦りだした。片手では収まらない巨根を両手で必死に遅く、速く、繰り返しながら擦った。やがてネチョネチョ、ヌチャヌチャと、いやらしい音をたてて透明な液体が肉棒の先端から溢れ出した。
「くっ、はぁ、やるな、だが、まだまだ甘いな今度は口でやるんだ舌技も使え」
はぁ、はぁと肩で息をする若い団員は恍惚の表情を浮かべ次第にどんどん従順で大胆になって行った。舌でペロペロと舐めて口に咥える独特の匂いと苦味に始めはむせたが、次第に気にならなくなって行った。
コウエンは胸に片手を当てて目を瞑った。記憶の中にある若かりし頃の彼を思い出していた。
「コウエンやるな」
「お前もな」
剣と剣が激しくぶつかり合う、まだまだ未熟な青年二人は力の限り撃ち合う。コウエンは器用で多種多様の技を使うスピードタイプ。それに対して彼はストイックなまでに体を鍛え小細工なしの力技タイプだった。正反対の彼らは、すぐに意気投合した。
「僕は、あのお方にお仕えしようと思う、お前も一緒に来ないか?」
「そうだな、俺達二人なら誰にも負ける気がしない」
その後、二人は夕日を背にウフフ、アハハと走ったかまでは記憶にないが、あの日キラキラ輝いていた彼を私は忘れない。
はぁ~アウト、これはアウトでしょう、番とラブラブ、バカップルの龍人族だが男性の性欲が無いわけではない。むしろ性欲魔人である。番が見つからない彼らは性欲処理の捌け口に娼館に通う。番を見つければ番以外興味は、まったく無くなるのだが、あいつ独り身が長いからなぁ~だけど何で雄、男なのかな~?それにあの青年どこかで見た事ある?サラサラとした赤い肩までの髪にあの背丈、あれ、昔の僕?コウエンは身体中をガクガクブルブルと震わせた。
ピンポン、本人の防衛本能により記憶の一部を消去します。カチャカチャブーブー。
まぁ~女連れ込むよりはましかなぁ~いやいや教育上問題ありだから、やっぱりお仕置きだね!報告をしに出掛けた、あの日お仕置きしなくてはならないと、あのお方に相談を持ち掛けると、なんでもお仕置きする時に着る正装なる物を頂いた。
畏れ多い事だ。
まず、黒の体にピッタリくい込むレオタードを着ます。そして黒のアミタイツをはき、それから赤いハイヒールを履きます。パピヨンマスクを顔に装着して肩幅まで足を開き仁王立ちします。手には薔薇のムチを持ち、これでお仕置きの正装完成です!
「うん。完璧…だよね?」
「くっ…で出る…」
青年は喉の奥に勢いよく飛び出したソレをゴックンとのみ込んだ。
「さあ、今度は俺の攻撃だ、怯える事はない手加減はしてやる後ろ向きになり尻を突き上げろ」
「お前がな!お前が尻を出せ私は手加減などしないけどな!」
颯爽と股間をモッコリとさせた怪しい黒い男?がハイヒールをカツカツと鳴らし二人の前に現れた。
「きっ、貴様怪しい奴め、成敗してくれる」
「下半身もろだしのお前にだけは言われたくない」
コウエンは男の尻にムチを唸らせた。ビシバシと次々と攻撃を繰り出す。
(なんだ、この攻撃は、この太刀筋、ムチだけど、このスピード始めてではない?こっこれは彼なのか?コウエンお前なのか……)
やがて色黒中年団員はお尻をコウエンに向け蹲った。
「負けを認めたのか?おい、そこの青年、君、強くなりたいのなら今日の事は忘れて家に帰るんだ、いいね?」
「はっ、はい。分かりました」
「衣服の乱れは心の乱れ」
青年はその言葉に従い衣服を正すとビッシと敬礼し家に戻って行った。
「許せ、コウエン俺は…俺は…」
「いや、私は通りすがりの騎士団の正義と秩序を守る炎の戦士ソ・チンフレイ」
「そうか、粗チン、フレイ俺を…俺をそのムチで罰してくれそしてそのハイヒールでグリグリ踏んで欲しい!」
友人の新たな扉を開いてしまったコウエンの憂鬱は加速していった。
その後色黒中年団員は心を入れ替え特殊な趣向のある娼館に通っている。(まぁ~紹介したのは私だけどね。)
騎士団内でア・ナルーの守護者ソ・チンフレイの噂が広まったのは私には関係はないはずだよ。
噂が聞こえる度にフレイムが股間を押さえてビクビクしてるのを、ほくそ笑んでるなんて、そんな底意地の悪い事弟思いの私がやるわけないじゃない?
「コウエン団長!」
「なんだ?」
「王宮よりへリオガバルス皇龍陛下の護衛の件で問い合わせが来ておりますが」
「…………私もクビかな?」
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
貴方の事を心から愛していました。ありがとう。
天海みつき
BL
穏やかな晴天のある日の事。僕は最愛の番の後宮で、ぼんやりと紅茶を手に己の生きざまを振り返っていた。ゆったり流れるその時を楽しんだ僕は、そのままカップを傾け、紅茶を喉へと流し込んだ。
――混じり込んだ××と共に。
オメガバースの世界観です。運命の番でありながら、仮想敵国の王子同士に生まれた二人が辿る数奇な運命。勢いで書いたら真っ暗に。ピリリと主張する苦さをアクセントにどうぞ。
追記。本編完結済み。後程「彼」視点を追加投稿する……かも?
平凡顔のΩですが、何かご用でしょうか。
無糸
BL
Ωなのに顔は平凡、しかも表情の変化が乏しい俺。
そんな俺に番などできるわけ無いとそうそう諦めていたのだが、なんと超絶美系でお優しい旦那様と結婚できる事になった。
でも愛しては貰えて無いようなので、俺はこの気持ちを心に閉じ込めて置こうと思います。
___________________
異世界オメガバース、受け視点では異世界感ほとんど出ません(多分)
わりかし感想お待ちしてます。誰が好きとか
現在体調不良により休止中 2021/9月20日
最新話更新 2022/12月27日
雫
ゆい
BL
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、【夜空と暁と】と同じです。
アルサス達がでます。
【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。
随時更新です。
僕の大好きな旦那様は後悔する
小町
BL
バッドエンドです!
攻めのことが大好きな受けと政略結婚だから、と割り切り受けの愛を迷惑と感じる攻めのもだもだと、最終的に受けが死ぬことによって段々と攻めが後悔してくるお話です!拙作ですがよろしくお願いします!!
暗い話にするはずが、コメディぽくなってしまいました、、、。
身代わりオメガの純情
夕夏
BL
宿無しの少年エレインは、靴磨きで生計を立てている。彼はある日、死んでしまったレドフォード伯爵家の次男アルフレッドに成り代わり嫁ぐことを伯爵家の執事トーマスに提案され、困惑する。しかし知り合いの死を機に、「アルフレッド」に成り代わることを承諾する。
バース性がわからないまま、オメガのふりをしてバーレント伯爵エドワードと婚約したエレイン。オメガであることを偽装するために、媚薬を飲み、香水を使うも、エドワードにはあっさりと看破されてしまう。はじめは自分に興味を示さないかと思われていたエドワードから思いもよらない贈り物を渡され、エレインは喜ぶと同時に自分がアルフレッドに成り代わっていることを恥じる。エレインは良心の呵責と幸せの板挟みにあいながら、夜会や春祭りでエドワードと心を通わせていく。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる