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第三章の裏話
追話 ケルンの日記
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日記!
今日はね、散歩した!もぐたとかは、お眠なんだけど、トラゾウが背中にのせてくれたんだ!
スラキチも、ひんやりしてたけど、お眠にならないのかな?
日記!
今日はね!お友達が遊びにきた!
ミケ君とね、メリアちゃん!
かわいい!そんでね、かっこいい!でもミルディとミケ君はなんだかけんかしちゃった。
どろぼうねこ?ってなんだろ?そんな種類がいるのかな?エフデにきいたら、僕はまだわかんなくていいっていうから、そのうちわかるのかな?
日記!
今日はお絵描き!
エフデがね、絵が上手くなったってほめてくれたのー!
嬉しくてたくさんおしゃべりした!楽しかった!
日記!
今日もエフデがお返事をしてくれないことがあった。
ミケ君たちを治して!ってボージィン様にお願いしてから、ときどきお返事をしないときがあるけど…エフデだいじょうぶ?僕ね、心配。日記もね、前は一緒に考えて書いてたのに、あれから僕が一人で書いてるもん。
心配だよ。
日記!
エフデがね、日記は書いたか?まだだろ?って聞いてきた。
さっき書いたよ?見てないの?って聞いたら、またお返事がなくて。
「考え事してた」
っていわれちゃった。
やっぱり、エフデは元気じゃないんだ!母様に聞いてみよ。困ったら母様に聞いたらいいってティルカもいってたもん。
日記!
母様にきいたの!そしたらね、なんだかたくさん、難しいこといってたんだけどね。
「ケルンがエフデを、お兄ちゃんってちゃんと呼んであげてたら元気になるわ」
って母様がいったの!
だから、エフデのことは二人っきりでもお兄ちゃんっていうことにした!そしたらお兄ちゃんはね。
「やめろよー。おれはお前なんだし…まぁ、いいけどよ」
って!母様にいったら、照れてるって!聞いてたエセニアも笑ってた。
日記!
今日はねー、ナザドがきて、キャスに怒られてた!勉強中にきたんだもん。びっくりしちゃった!二人って、お顔はあんまり似てないの。目とか肌の色ぐらいかな?いっつもキャスがナザドを怒ってて、ナザドがずるい!って泣いちゃってキャスの眼鏡を壊しちゃう。それでね、ティルカがきたら、二人にげんこつをしちゃうの。ごんって!痛そう…それをエセニアがみてね「坊ちゃまは真似してはいけませんよ?」っていうの!
僕ね、いっつもいいなぁって思ってたんだ。
僕もね、お兄ちゃんが欲しかったんだもん。
そしたらね、お兄ちゃんがね。
「おれがいるんだから、さみしくないだろ?」
って!僕ねーうれしい!…でも…お兄ちゃんと遊びたい。一緒にかけっこしたり、お絵描きしたり、ハンクのおいしいご飯を一緒に食べて、お風呂にはいってね、絵本を読んでもらうの!
母様からもね。
「ケルンはお兄ちゃんっ子ね」
っていわれちゃった。お兄ちゃんっ子?ってなに?ってきいたら、お兄ちゃんが大好きな子だって。僕はそうだなって思う!
それでね、父様にお願いしたけど…父様でも難しいって。お兄ちゃんの体は悪い人のせいで、どこかにいっちゃって、どこにもないから難しいって。
悲しくて泣いちゃった。
お兄ちゃんね、僕が楽しそうにするといつも、よかったなっていうの。でも、お兄ちゃんがしたいことを僕はさせてあげれない。
もふもふ?っていうのだって、僕がしないとお兄ちゃんには伝わらないもん。
お兄ちゃんの体ってどこにいったんだろ。悪い人返してくれないかな。僕の宝物全部と交換してくれないかなぁ。
日記!
朝御飯を、食べてたらティルカがきた。明日はお休みだから急いできたんだって!いつもそうだけど、ティルカがお休みのときっていきなりなんだもん。
そんで、二人でどこかに行こう!っていわれたから、いいよ!って返事した!
一緒に遊ぶ予定を決めてなかったから、お兄ちゃんに相談したら、本屋に行きたいっていわれたから、絵本を買いに行った!たくさん買ってもらっちゃった!
そういえば、ティルカは母様ぐらい僕の気持ちがわかっちゃう。だから、聞いてみた。
「お兄ちゃんの体って、どこにあるの?お兄ちゃんは体があったら遊べるんだよ?悪い人…なんでお兄ちゃんの体をとっちゃったの?」
そしたらね、ティルカが泣いたの。初めてみた。お兄ちゃんが慌てて。
「泣くな!泣いてちゃおれたちを守れないだろ!ティルカは守ってくれんだろ?な?」
そういったら、泣き止んでくれたけど…ティルカでも泣くんだね。ティルカもびっくりしてた。泣いてるのに気づいてなかったもん。
でも、お兄ちゃんがいってるよ!って伝えたら、ぎゅてしてきた。
「必ず、次こそは絶対に守ってみせます」
って。いつも守ってくれてるのに、変だねってお兄ちゃんもいってた。
「かふんしょうかもな」
かふんしょう?ってなんだろ?
日記!
今日はリンメギン王様にお願いをした!父様にもお願いをしたし、これでばっちし!
昨日はティルカが泣いたのってエセニアにいったら、どうして?って聞かれて、わかんないっていったの。お兄ちゃんのことで泣いたのかな?って話したら、エセニアもびっくりしてた。
「エフデ様。ケルン坊ちゃまをお止めしてくださいよ?一兄さんが泣くなんてよっぽどですよ?六年ぶりじゃないですか」
お兄ちゃんが謝ってた。僕を止めるって変なのー。
六年ぶりってことは見たことないなってお兄ちゃんもいってた。僕の産まれた日から泣いてなかったんだって。
「今年になってかふんしょうが出たんだろうな」
ってお兄ちゃんがいってたから、かふんしょう?って大変なんだね。
日記!
すごい絵本をみつけた!
龍の女王と人形って絵本!
絵本の中でね、龍の女王様が人形をエルフの男の子にしたの!
これでお兄ちゃんの体ができるね!ってお兄ちゃんにいったら。
「俺はいいんだぞ?」
またそんなこというの!だから父様に龍の女王様にお願いしよ!っていいにいったんだけど…あのね。龍の女王様はもういないんだって。ずっと昔に死んじゃっていなくなっちゃたんだって。
「絵本はあくまで昔話だから…父様にもどうすることはできない。すまないな。エフデ、ケルン」
そういって頭をなでてくれた。
僕ね、泣いちゃった。たくさん泣いちゃった。
日記!
お兄ちゃんが面白い話をいっぱいしてくれた!
学園にいったら、友達をたくさんつくって、ピクニックするんだって!大きな丘の上でサンドイッチを食べるんだって!
あれ?ちがったかな?
あとね、ミルディがリボンを欲しがりそうだなぁって思ったから、新しいのを買っておくりものにした!喜んでくれた。
「よくわかったな」
ってお兄ちゃんがいうけど、エセニアの趣味をわかるお兄ちゃんだってすごいと、思う。僕にはわかんないもん、一ヶ所だけ模様が違うのがいいとか、選んじゃうのお兄ちゃんぐらいだよ?しかも、エセニアが喜ぶし。
大好きなんだねっていうと、お兄ちゃんが慌てて面白かった!
明日も明後日も、ずっとお兄ちゃんと一緒だから、楽しいよ!
日記
好きに書いてくれといわれたから、少しだけ書こう。
あまりやらないが、ケルンの手を俺は使える。絵も描くことだってある。でも、ケルンが主体であって俺はおまけだ。
日記を書いていいとはいうがな、ケルンもプライバシーは、大事にしてくれ。そのうち恥ずかしくなるぞ?まぁ、そのなんだ。
俺だって楽しいんだ。
だってな、ケルンは俺だってのに、ずっとお兄ちゃんっていうんだ。なんだか、最近はそうだなって思うようになってしまった。
ミケ君たちにすらケルンはいったんだ。
「お兄ちゃんは、体が悪いから会えないけどお話してくれてね、大好きなんだ!」
って。
嬉しくてな。でもな。俺はお前の人生の重石になりたくないんだ。
いつも、楽しく、好きに生きてほしい。それが俺の願いだ。
・・・・・・・・・・・・・
百話目です!
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、エフデは棒神様といいます。ケルンたちはボージィン様っていいます。
あと、一部の英語や花粉症、ケモ耳なんて言葉はモフーナにはありません。エフデは古代文字が書けます。
また登場人物紹介のときにでも書きます。
百話目は日記としましたが、ケルンも日記を書いています。今回はその一部ということです。
あとブラコンになったのはだいたいエフデが悪い。面白可笑しく遊んでくれるお兄ちゃんなんて、そりゃ気に入られる。
明日からも忙しくなければ毎日更新していきます。
誤字脱字やリメイク前のままだったところを修正したりもぼちぼちやっていきます、
これからもよければ物語にお付き合いいただけたら嬉しいかぎりです。
今日はね、散歩した!もぐたとかは、お眠なんだけど、トラゾウが背中にのせてくれたんだ!
スラキチも、ひんやりしてたけど、お眠にならないのかな?
日記!
今日はね!お友達が遊びにきた!
ミケ君とね、メリアちゃん!
かわいい!そんでね、かっこいい!でもミルディとミケ君はなんだかけんかしちゃった。
どろぼうねこ?ってなんだろ?そんな種類がいるのかな?エフデにきいたら、僕はまだわかんなくていいっていうから、そのうちわかるのかな?
日記!
今日はお絵描き!
エフデがね、絵が上手くなったってほめてくれたのー!
嬉しくてたくさんおしゃべりした!楽しかった!
日記!
今日もエフデがお返事をしてくれないことがあった。
ミケ君たちを治して!ってボージィン様にお願いしてから、ときどきお返事をしないときがあるけど…エフデだいじょうぶ?僕ね、心配。日記もね、前は一緒に考えて書いてたのに、あれから僕が一人で書いてるもん。
心配だよ。
日記!
エフデがね、日記は書いたか?まだだろ?って聞いてきた。
さっき書いたよ?見てないの?って聞いたら、またお返事がなくて。
「考え事してた」
っていわれちゃった。
やっぱり、エフデは元気じゃないんだ!母様に聞いてみよ。困ったら母様に聞いたらいいってティルカもいってたもん。
日記!
母様にきいたの!そしたらね、なんだかたくさん、難しいこといってたんだけどね。
「ケルンがエフデを、お兄ちゃんってちゃんと呼んであげてたら元気になるわ」
って母様がいったの!
だから、エフデのことは二人っきりでもお兄ちゃんっていうことにした!そしたらお兄ちゃんはね。
「やめろよー。おれはお前なんだし…まぁ、いいけどよ」
って!母様にいったら、照れてるって!聞いてたエセニアも笑ってた。
日記!
今日はねー、ナザドがきて、キャスに怒られてた!勉強中にきたんだもん。びっくりしちゃった!二人って、お顔はあんまり似てないの。目とか肌の色ぐらいかな?いっつもキャスがナザドを怒ってて、ナザドがずるい!って泣いちゃってキャスの眼鏡を壊しちゃう。それでね、ティルカがきたら、二人にげんこつをしちゃうの。ごんって!痛そう…それをエセニアがみてね「坊ちゃまは真似してはいけませんよ?」っていうの!
僕ね、いっつもいいなぁって思ってたんだ。
僕もね、お兄ちゃんが欲しかったんだもん。
そしたらね、お兄ちゃんがね。
「おれがいるんだから、さみしくないだろ?」
って!僕ねーうれしい!…でも…お兄ちゃんと遊びたい。一緒にかけっこしたり、お絵描きしたり、ハンクのおいしいご飯を一緒に食べて、お風呂にはいってね、絵本を読んでもらうの!
母様からもね。
「ケルンはお兄ちゃんっ子ね」
っていわれちゃった。お兄ちゃんっ子?ってなに?ってきいたら、お兄ちゃんが大好きな子だって。僕はそうだなって思う!
それでね、父様にお願いしたけど…父様でも難しいって。お兄ちゃんの体は悪い人のせいで、どこかにいっちゃって、どこにもないから難しいって。
悲しくて泣いちゃった。
お兄ちゃんね、僕が楽しそうにするといつも、よかったなっていうの。でも、お兄ちゃんがしたいことを僕はさせてあげれない。
もふもふ?っていうのだって、僕がしないとお兄ちゃんには伝わらないもん。
お兄ちゃんの体ってどこにいったんだろ。悪い人返してくれないかな。僕の宝物全部と交換してくれないかなぁ。
日記!
朝御飯を、食べてたらティルカがきた。明日はお休みだから急いできたんだって!いつもそうだけど、ティルカがお休みのときっていきなりなんだもん。
そんで、二人でどこかに行こう!っていわれたから、いいよ!って返事した!
一緒に遊ぶ予定を決めてなかったから、お兄ちゃんに相談したら、本屋に行きたいっていわれたから、絵本を買いに行った!たくさん買ってもらっちゃった!
そういえば、ティルカは母様ぐらい僕の気持ちがわかっちゃう。だから、聞いてみた。
「お兄ちゃんの体って、どこにあるの?お兄ちゃんは体があったら遊べるんだよ?悪い人…なんでお兄ちゃんの体をとっちゃったの?」
そしたらね、ティルカが泣いたの。初めてみた。お兄ちゃんが慌てて。
「泣くな!泣いてちゃおれたちを守れないだろ!ティルカは守ってくれんだろ?な?」
そういったら、泣き止んでくれたけど…ティルカでも泣くんだね。ティルカもびっくりしてた。泣いてるのに気づいてなかったもん。
でも、お兄ちゃんがいってるよ!って伝えたら、ぎゅてしてきた。
「必ず、次こそは絶対に守ってみせます」
って。いつも守ってくれてるのに、変だねってお兄ちゃんもいってた。
「かふんしょうかもな」
かふんしょう?ってなんだろ?
日記!
今日はリンメギン王様にお願いをした!父様にもお願いをしたし、これでばっちし!
昨日はティルカが泣いたのってエセニアにいったら、どうして?って聞かれて、わかんないっていったの。お兄ちゃんのことで泣いたのかな?って話したら、エセニアもびっくりしてた。
「エフデ様。ケルン坊ちゃまをお止めしてくださいよ?一兄さんが泣くなんてよっぽどですよ?六年ぶりじゃないですか」
お兄ちゃんが謝ってた。僕を止めるって変なのー。
六年ぶりってことは見たことないなってお兄ちゃんもいってた。僕の産まれた日から泣いてなかったんだって。
「今年になってかふんしょうが出たんだろうな」
ってお兄ちゃんがいってたから、かふんしょう?って大変なんだね。
日記!
すごい絵本をみつけた!
龍の女王と人形って絵本!
絵本の中でね、龍の女王様が人形をエルフの男の子にしたの!
これでお兄ちゃんの体ができるね!ってお兄ちゃんにいったら。
「俺はいいんだぞ?」
またそんなこというの!だから父様に龍の女王様にお願いしよ!っていいにいったんだけど…あのね。龍の女王様はもういないんだって。ずっと昔に死んじゃっていなくなっちゃたんだって。
「絵本はあくまで昔話だから…父様にもどうすることはできない。すまないな。エフデ、ケルン」
そういって頭をなでてくれた。
僕ね、泣いちゃった。たくさん泣いちゃった。
日記!
お兄ちゃんが面白い話をいっぱいしてくれた!
学園にいったら、友達をたくさんつくって、ピクニックするんだって!大きな丘の上でサンドイッチを食べるんだって!
あれ?ちがったかな?
あとね、ミルディがリボンを欲しがりそうだなぁって思ったから、新しいのを買っておくりものにした!喜んでくれた。
「よくわかったな」
ってお兄ちゃんがいうけど、エセニアの趣味をわかるお兄ちゃんだってすごいと、思う。僕にはわかんないもん、一ヶ所だけ模様が違うのがいいとか、選んじゃうのお兄ちゃんぐらいだよ?しかも、エセニアが喜ぶし。
大好きなんだねっていうと、お兄ちゃんが慌てて面白かった!
明日も明後日も、ずっとお兄ちゃんと一緒だから、楽しいよ!
日記
好きに書いてくれといわれたから、少しだけ書こう。
あまりやらないが、ケルンの手を俺は使える。絵も描くことだってある。でも、ケルンが主体であって俺はおまけだ。
日記を書いていいとはいうがな、ケルンもプライバシーは、大事にしてくれ。そのうち恥ずかしくなるぞ?まぁ、そのなんだ。
俺だって楽しいんだ。
だってな、ケルンは俺だってのに、ずっとお兄ちゃんっていうんだ。なんだか、最近はそうだなって思うようになってしまった。
ミケ君たちにすらケルンはいったんだ。
「お兄ちゃんは、体が悪いから会えないけどお話してくれてね、大好きなんだ!」
って。
嬉しくてな。でもな。俺はお前の人生の重石になりたくないんだ。
いつも、楽しく、好きに生きてほしい。それが俺の願いだ。
・・・・・・・・・・・・・
百話目です!
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、エフデは棒神様といいます。ケルンたちはボージィン様っていいます。
あと、一部の英語や花粉症、ケモ耳なんて言葉はモフーナにはありません。エフデは古代文字が書けます。
また登場人物紹介のときにでも書きます。
百話目は日記としましたが、ケルンも日記を書いています。今回はその一部ということです。
あとブラコンになったのはだいたいエフデが悪い。面白可笑しく遊んでくれるお兄ちゃんなんて、そりゃ気に入られる。
明日からも忙しくなければ毎日更新していきます。
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