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第三章 運命の出会いとケモナー
不思議なお兄さん
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泣きながら笑っている不思議なお兄さんに、どのような対処をしたものかと考えているとお兄さんがさらに変なことをいった。
「どうしよぅ、絶対に怒られるよぉ…すぐ帰る予定がぁ」
そういって落ち込んでいるけど、これはあれか。黙って出てきたとか?それで迷子になったとか?
しかし、器用な人だな。泣きながら笑ってるって…あ、もしかしてだけど、この人。
「ねぇー!お兄さん。どうして笑いながら泣いているの?」
「え?俺、笑ってないよぉ?今はどうしようかって泣いちゃってるけどぉ」
どうやら、普段から笑ったような顔つきの人らしい。紛らわしいというか、張り付いた笑顔といえばいいのかな?表情筋ががっちがちに固定されてるみたいだ。まるでいつも笑っているようにしているみたい。
「坊ちゃま!話をしてはいけませんよ!」
「でも、困ってるみたいだし」
ミルデイはすっかり不審者認定しているけど、あんまり危険とは思わないんだよな。なんでかわからないけど。
たぶん、本当に困っているのがわかるからかな。
お兄さんは頭を抱えて座り込んでしまった。結構高そうな服が汚れてしまうが気にしないのか。商人か、どこかの若旦那とかかな?
「きっと呪いだぁ…ご先祖様から続く、やたらと問題に巻き込まれる呪いだぁ」
なにそのトラブル体質。巻き込まないでほしいんだけど。
そんなことをいうから、ミルデイがさらに距離をとろうとしているじゃないか。
しかし、そうはいっても…本当に困っているみたいだし…少しだけ話を聞いてみるか。
困っているようだし、少し話を聞いてみようと思うんだが…いいか?
「うん…困っている人は助けるのがうちの家訓!」
まぁ、そうだな。家訓だから仕方ないよな!
「お兄さん、ここはね、ポルティだよ」
「ポルティ?」
「坊ちゃま!」
ミルデイが目をつり上げているが、あとでしっかりと謝るようにしよう。
とりあえず、お兄さんにここがどこだかを教えてあげるのが先決だ。
「そうだよー。ポルティ。知ってる?」
「ポルティ…じゃあ、フェスマルク領近くまで来ちゃったのか」
「来ちゃった?お兄さんどうやってきたの?」
泣くのはやめて、納得しているところ悪いが、お兄さんの言い分が気になる。「来ちゃった」なんて、普通は使わないだろう。馬車や徒歩でないならあと考えれるのは一つだ。
「えっとね、魔法を使ったんだけどね、俺、あんまり才能がなくて…『転移』に失敗したみたい。近くまでは来たんだけど」
「それ…危なかったねー」
「うん、生きててよかったよぉー」
お兄さんの言葉にぞっとしながら言葉を返した。
魔法が使えるようになって、ちょっとだけ魔法の勉強をしてみたのだが『転移』については、事故がたまにあり、それによっては、命がなくなることもあるらしい。
転移先を、知っているなら失敗は少ないが、知らない場所ならば、知っている人物に場所を浮かべてもらうか、正確な地図が必要だそうだ。
また、人員や距離によって使う魔力量も変わる。そのため、手紙のやりとりがもっぱらで、人を『転移』で運ぶのはあまりしないらしい。
父様はよく使っているが、父様だからなにも問題はないらしい。たまに、精霊様のいたずらがあるらしいけど、危険はなかったという話を聞いたことがある。
ちなみに、失敗した場合、体の一部だけが目的地に行っていたり、ばらばらに飛んで行ったりするらしい。もちろん『転移』のランクと習熟で危険はなくなるらしい。
バラバラになっても無事とは限らない。つまり、下手すればお兄さんは死んでいたかもしれないということだ。
「うわ…今思うと…震えてきたぁ」
「お兄さん…あ、あそこ座れるから」
がたがた震えだしたお兄さんがあまりにもかわいそうだから、街に備えてあるベンチを指差して教える。景観目的と観光客が増えたからイスを街中に置くことになったのだ。こういう風に人が多いと、人に酔ってしまう人や、ふとした体調不良の人が利用できるようになったので、評判がいい。
このことに、気づいたのは孤児院の子たちだった。街の人たちからの寄付が少し増えたようで嬉しい。
「ありがとう…おじさんに優しいなんて、君はいい子だねぇ」
お兄さんはしみじみといっているが、おじさんには見えないし、おじさんとかいうと、ティルカがかわいそうに思えるから、お兄さんと呼んでいたいかな。お兄さんより年上に見えるからな、ティルカって。
「坊ちゃま、そろそろ」
「んー…」
離れようとミルデイはいうが…ふらふらとしながら、ベンチに座り込んで途方にくれているお兄さんをみているとこのまま放っておくのも…まだ時間はあるし少しぐらい話てもいいだろう。
ケルン、お前はどうしたい?
「んー…もう少しお話したいかな」
お前もか…じゃぁ、そうするか。
そうして少しだけ話をするつもりが、結構、話が弾んだ。
「うん。それでねぇ、おじさんのお父さんから仕えてくれてるんだけど、凄い厳しくて、お礼にも行かせてくれないんだよぉ」
「大変だねー」
「うん、大変なんだー」
なんだ、このふんわり空間。どっちもほのぼのと話をしているから時間がやたらとかかる会話だった。
お兄さんはどうも貴族ではないそうだ。ただ、古い家だから、たくさんの人が仕えていて、仕事が大変らしい。そして、もう結婚していて娘さんがかわいいと自慢していた。お兄さんぐらいの娘だったら、ケルンよりも小さいのかな?
すでに結婚する相手がいると娘さんから宣言されてショックで寝込んだそうだ。世のお父さんは大変だなぁ。
「お婿さん予定の子は会ったことはないけど親戚の子だからぁ…でもぉ…まだ早いよぉ」
と落ち込んでしまった。
いまいちよくわからないが…もしエセニアが結婚して出ていくって考えたら、軽くショックを受けたから、そういう気持ちなのかもな。
んー。しかしなんか…このお兄さん。ケルンに似た雰囲気…いや、もっと誰かに顔が似てるような気がする。こう、ふとしたときに…よくみた顔つきなんだよな。
「それで、娘たちのこともあってねぇ、色々と相談したくて…俺のおばさんの家がここら辺らしいんだけど、行ったことがなくてねぇ、ちょっとお礼もあって伺おうと思ったんだけどぉ」
「間違ったんだねー」
「そうなんだよぉ。内緒で来たんだけどすぐに帰るつもりだったんだけどねぇ…失敗だよぉ」
そういって途方に暮れている。お兄さんどうするんだろうか。再度『転移』は本人も使用はしないつもりらしい。もしもがあっては嫌だしな。俺もおすすめしない。いよいよ困ったら…使用するだろうけど。
「でもどうしよぉ…お金もないし…ここって貧民院ないんだよねぇ」
お兄さんがいう貧民院は、昔の王様が作った施設だ。旅人や、身寄りのない人が一晩だけ泊まれる場所を提供するという場所だ。主に王都や、大きな都市にしかない。ポルティも大きな街だと思うのだが、ここには貧民院はない。教会や孤児院が代わりになるだろうけど…さすがに魔法で飛んできたっていう身元不明の人はやすやすと泊めないだろう。
身分を証明する者も何も持ってきていないらしいし。
「大変そう…」
お金を貸す…というか、あげるっていうのも手段ではあるが…このお兄さんもしかしたら、変なことに巻き込まれるかもな。
お金を持っていると変な人に絡まれそうだ。本人もトラブルメーカーと申告してきたからな。
「んー…お兄ちゃんの部屋を使っていい?」
作業部屋か?…俺はいいが…父様に怒られるぞ?
「父様はいいの!僕は怒っています!」
おー。落ち着け。
怒りが再発したみたいだ。お兄さんをこっそり泊めるなんて、父様だけじゃなく家族全員が怒りそうだけどな。
「お兄さん、泊まる場所ないなら、僕のお兄ちゃんの部屋使う?」
「え?いいのぉ?」
「お兄ちゃんは、大丈夫だって」
ぱぁっと顔を輝かせると、超イケメンになるな、お兄さん。
「坊ちゃま…それは」
「いいの!内緒ね!」
反抗期に不良とつるむのではなく、困った人を助けるんだからセーフだよな?
あとこのお兄さんは俺とも気が合いそうな気がする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新が遅れました。
力尽きて寝ていました。
明日も更新します。
「どうしよぅ、絶対に怒られるよぉ…すぐ帰る予定がぁ」
そういって落ち込んでいるけど、これはあれか。黙って出てきたとか?それで迷子になったとか?
しかし、器用な人だな。泣きながら笑ってるって…あ、もしかしてだけど、この人。
「ねぇー!お兄さん。どうして笑いながら泣いているの?」
「え?俺、笑ってないよぉ?今はどうしようかって泣いちゃってるけどぉ」
どうやら、普段から笑ったような顔つきの人らしい。紛らわしいというか、張り付いた笑顔といえばいいのかな?表情筋ががっちがちに固定されてるみたいだ。まるでいつも笑っているようにしているみたい。
「坊ちゃま!話をしてはいけませんよ!」
「でも、困ってるみたいだし」
ミルデイはすっかり不審者認定しているけど、あんまり危険とは思わないんだよな。なんでかわからないけど。
たぶん、本当に困っているのがわかるからかな。
お兄さんは頭を抱えて座り込んでしまった。結構高そうな服が汚れてしまうが気にしないのか。商人か、どこかの若旦那とかかな?
「きっと呪いだぁ…ご先祖様から続く、やたらと問題に巻き込まれる呪いだぁ」
なにそのトラブル体質。巻き込まないでほしいんだけど。
そんなことをいうから、ミルデイがさらに距離をとろうとしているじゃないか。
しかし、そうはいっても…本当に困っているみたいだし…少しだけ話を聞いてみるか。
困っているようだし、少し話を聞いてみようと思うんだが…いいか?
「うん…困っている人は助けるのがうちの家訓!」
まぁ、そうだな。家訓だから仕方ないよな!
「お兄さん、ここはね、ポルティだよ」
「ポルティ?」
「坊ちゃま!」
ミルデイが目をつり上げているが、あとでしっかりと謝るようにしよう。
とりあえず、お兄さんにここがどこだかを教えてあげるのが先決だ。
「そうだよー。ポルティ。知ってる?」
「ポルティ…じゃあ、フェスマルク領近くまで来ちゃったのか」
「来ちゃった?お兄さんどうやってきたの?」
泣くのはやめて、納得しているところ悪いが、お兄さんの言い分が気になる。「来ちゃった」なんて、普通は使わないだろう。馬車や徒歩でないならあと考えれるのは一つだ。
「えっとね、魔法を使ったんだけどね、俺、あんまり才能がなくて…『転移』に失敗したみたい。近くまでは来たんだけど」
「それ…危なかったねー」
「うん、生きててよかったよぉー」
お兄さんの言葉にぞっとしながら言葉を返した。
魔法が使えるようになって、ちょっとだけ魔法の勉強をしてみたのだが『転移』については、事故がたまにあり、それによっては、命がなくなることもあるらしい。
転移先を、知っているなら失敗は少ないが、知らない場所ならば、知っている人物に場所を浮かべてもらうか、正確な地図が必要だそうだ。
また、人員や距離によって使う魔力量も変わる。そのため、手紙のやりとりがもっぱらで、人を『転移』で運ぶのはあまりしないらしい。
父様はよく使っているが、父様だからなにも問題はないらしい。たまに、精霊様のいたずらがあるらしいけど、危険はなかったという話を聞いたことがある。
ちなみに、失敗した場合、体の一部だけが目的地に行っていたり、ばらばらに飛んで行ったりするらしい。もちろん『転移』のランクと習熟で危険はなくなるらしい。
バラバラになっても無事とは限らない。つまり、下手すればお兄さんは死んでいたかもしれないということだ。
「うわ…今思うと…震えてきたぁ」
「お兄さん…あ、あそこ座れるから」
がたがた震えだしたお兄さんがあまりにもかわいそうだから、街に備えてあるベンチを指差して教える。景観目的と観光客が増えたからイスを街中に置くことになったのだ。こういう風に人が多いと、人に酔ってしまう人や、ふとした体調不良の人が利用できるようになったので、評判がいい。
このことに、気づいたのは孤児院の子たちだった。街の人たちからの寄付が少し増えたようで嬉しい。
「ありがとう…おじさんに優しいなんて、君はいい子だねぇ」
お兄さんはしみじみといっているが、おじさんには見えないし、おじさんとかいうと、ティルカがかわいそうに思えるから、お兄さんと呼んでいたいかな。お兄さんより年上に見えるからな、ティルカって。
「坊ちゃま、そろそろ」
「んー…」
離れようとミルデイはいうが…ふらふらとしながら、ベンチに座り込んで途方にくれているお兄さんをみているとこのまま放っておくのも…まだ時間はあるし少しぐらい話てもいいだろう。
ケルン、お前はどうしたい?
「んー…もう少しお話したいかな」
お前もか…じゃぁ、そうするか。
そうして少しだけ話をするつもりが、結構、話が弾んだ。
「うん。それでねぇ、おじさんのお父さんから仕えてくれてるんだけど、凄い厳しくて、お礼にも行かせてくれないんだよぉ」
「大変だねー」
「うん、大変なんだー」
なんだ、このふんわり空間。どっちもほのぼのと話をしているから時間がやたらとかかる会話だった。
お兄さんはどうも貴族ではないそうだ。ただ、古い家だから、たくさんの人が仕えていて、仕事が大変らしい。そして、もう結婚していて娘さんがかわいいと自慢していた。お兄さんぐらいの娘だったら、ケルンよりも小さいのかな?
すでに結婚する相手がいると娘さんから宣言されてショックで寝込んだそうだ。世のお父さんは大変だなぁ。
「お婿さん予定の子は会ったことはないけど親戚の子だからぁ…でもぉ…まだ早いよぉ」
と落ち込んでしまった。
いまいちよくわからないが…もしエセニアが結婚して出ていくって考えたら、軽くショックを受けたから、そういう気持ちなのかもな。
んー。しかしなんか…このお兄さん。ケルンに似た雰囲気…いや、もっと誰かに顔が似てるような気がする。こう、ふとしたときに…よくみた顔つきなんだよな。
「それで、娘たちのこともあってねぇ、色々と相談したくて…俺のおばさんの家がここら辺らしいんだけど、行ったことがなくてねぇ、ちょっとお礼もあって伺おうと思ったんだけどぉ」
「間違ったんだねー」
「そうなんだよぉ。内緒で来たんだけどすぐに帰るつもりだったんだけどねぇ…失敗だよぉ」
そういって途方に暮れている。お兄さんどうするんだろうか。再度『転移』は本人も使用はしないつもりらしい。もしもがあっては嫌だしな。俺もおすすめしない。いよいよ困ったら…使用するだろうけど。
「でもどうしよぉ…お金もないし…ここって貧民院ないんだよねぇ」
お兄さんがいう貧民院は、昔の王様が作った施設だ。旅人や、身寄りのない人が一晩だけ泊まれる場所を提供するという場所だ。主に王都や、大きな都市にしかない。ポルティも大きな街だと思うのだが、ここには貧民院はない。教会や孤児院が代わりになるだろうけど…さすがに魔法で飛んできたっていう身元不明の人はやすやすと泊めないだろう。
身分を証明する者も何も持ってきていないらしいし。
「大変そう…」
お金を貸す…というか、あげるっていうのも手段ではあるが…このお兄さんもしかしたら、変なことに巻き込まれるかもな。
お金を持っていると変な人に絡まれそうだ。本人もトラブルメーカーと申告してきたからな。
「んー…お兄ちゃんの部屋を使っていい?」
作業部屋か?…俺はいいが…父様に怒られるぞ?
「父様はいいの!僕は怒っています!」
おー。落ち着け。
怒りが再発したみたいだ。お兄さんをこっそり泊めるなんて、父様だけじゃなく家族全員が怒りそうだけどな。
「お兄さん、泊まる場所ないなら、僕のお兄ちゃんの部屋使う?」
「え?いいのぉ?」
「お兄ちゃんは、大丈夫だって」
ぱぁっと顔を輝かせると、超イケメンになるな、お兄さん。
「坊ちゃま…それは」
「いいの!内緒ね!」
反抗期に不良とつるむのではなく、困った人を助けるんだからセーフだよな?
あとこのお兄さんは俺とも気が合いそうな気がする。
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更新が遅れました。
力尽きて寝ていました。
明日も更新します。
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