メゾン・クローズ 光と闇のはざまで

裕福な家庭の娘、コンスタンスの青春は決しておだやかではなかった。
母はすでに家を出ており、父は仕事でいそがしく、仲の悪い義母との暮らしは苦痛でしかない。
そんなときに父の会社が破産し、学院を辞めざるを得なくなり、ますます義母との関係は悪化する。
家を出た母の行方をさがしていたとき、事件にまきこまれ、コンスタンスの運命はさらに狂っていく。
世紀末のパリ。夜の世界へと転落していく一人の少女は、試練に揉まれ、したたかに強く生きる。
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