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第5章 面影と温もり
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俺はとりあえず先に家に入って部屋を片付けた。
一時はごみ屋敷と化していた俺の部屋だったが、
さすがに一年以上独り暮らしをすれば、家事仕事も板に着いてきていた。
人並みには綺麗になってるとは思う。
そして本題は結菜の物だ。
俺は結菜に対する後ろめたさがあったが、
結菜に関する物をすべて押し入れの中へと押し込んだ。
とりあえずは目につくものだけ。
あとはなんとでも言い訳がきくだろう。
そして俺は外に待たせた恵ちゃんのところへ向かった。
「汚いけど気にしないでね?
どうぞ。」
「なんか緊張しますね。。
お邪魔します!」
結菜以外の女の子は入ったことはない。
なんだかすごい違和感があるな。
とりあえずリビングのソファに座ってもらい、
俺は適当にお茶をだした。
「あっ。ありがとうございます!」
「女の子なんて入れたことないからさ。
どうしていいかわかんないけど、まぁくつろいでよ。」
俺はそのまま寝室へいってベッドの横に布団を敷いた。
やっぱりこういう場合は恵ちゃんにベッドを使ってもらうべきか。
でも結菜とのベッドに他の女の子を寝せるのは胸が痛む。
でも仕方ないか…。
「あ、あのぉ~。」
リビングから恵ちゃんの声が聞こえた。
「あっ、今いくね!」
俺は寝室をざっくりと片付けてリビングへ向かう。
「どうしたの??」
恵ちゃんは困った顔をしながら答えた。
「あのぉ、お風呂借りてもいいですか?…」
「え??…あぁ~そっか!!
ごめんね!」
うっかりしてた。
そりゃ風呂も入るか。
普段の不潔な俺じゃあるまいし、
まさかこのまま布団に入って寝たりはしないか。。。
「すみません。。
こんな汚いままじゃ布団が汚れちゃうと思って。。」
「ごめんごめん!
本当になれてなくてさ。。
今準備するから待っててね?」
俺は急いでバスタオルとフェイスタオルを用意した。
たしか結菜は2枚タオル使ってたはずだ。
「はいタオル!
あとは勝手に風呂場のもの使っていいからね?」
「ありがとうございます!
じゃぁ失礼します!」
恵ちゃんはそういって脱衣場に入っていった。
俺はよからぬことを考えていた。
恵ちゃんが俺の家の風呂に入っている。
当たり前だが、裸でだ。
体洗いやタオルも俺の家のを使うのか…。
なんかちょっとドキドキしてきてしまった。
一時はごみ屋敷と化していた俺の部屋だったが、
さすがに一年以上独り暮らしをすれば、家事仕事も板に着いてきていた。
人並みには綺麗になってるとは思う。
そして本題は結菜の物だ。
俺は結菜に対する後ろめたさがあったが、
結菜に関する物をすべて押し入れの中へと押し込んだ。
とりあえずは目につくものだけ。
あとはなんとでも言い訳がきくだろう。
そして俺は外に待たせた恵ちゃんのところへ向かった。
「汚いけど気にしないでね?
どうぞ。」
「なんか緊張しますね。。
お邪魔します!」
結菜以外の女の子は入ったことはない。
なんだかすごい違和感があるな。
とりあえずリビングのソファに座ってもらい、
俺は適当にお茶をだした。
「あっ。ありがとうございます!」
「女の子なんて入れたことないからさ。
どうしていいかわかんないけど、まぁくつろいでよ。」
俺はそのまま寝室へいってベッドの横に布団を敷いた。
やっぱりこういう場合は恵ちゃんにベッドを使ってもらうべきか。
でも結菜とのベッドに他の女の子を寝せるのは胸が痛む。
でも仕方ないか…。
「あ、あのぉ~。」
リビングから恵ちゃんの声が聞こえた。
「あっ、今いくね!」
俺は寝室をざっくりと片付けてリビングへ向かう。
「どうしたの??」
恵ちゃんは困った顔をしながら答えた。
「あのぉ、お風呂借りてもいいですか?…」
「え??…あぁ~そっか!!
ごめんね!」
うっかりしてた。
そりゃ風呂も入るか。
普段の不潔な俺じゃあるまいし、
まさかこのまま布団に入って寝たりはしないか。。。
「すみません。。
こんな汚いままじゃ布団が汚れちゃうと思って。。」
「ごめんごめん!
本当になれてなくてさ。。
今準備するから待っててね?」
俺は急いでバスタオルとフェイスタオルを用意した。
たしか結菜は2枚タオル使ってたはずだ。
「はいタオル!
あとは勝手に風呂場のもの使っていいからね?」
「ありがとうございます!
じゃぁ失礼します!」
恵ちゃんはそういって脱衣場に入っていった。
俺はよからぬことを考えていた。
恵ちゃんが俺の家の風呂に入っている。
当たり前だが、裸でだ。
体洗いやタオルも俺の家のを使うのか…。
なんかちょっとドキドキしてきてしまった。
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