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第4章 友情と愛情
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いつものように簡単な自己紹介から始まる。
正直今回の合コンは結菜の面影を感じる彼女にしか目がいかなかった。
そしてその彼女の自己紹介の番が回ってきた。
「私は浜岡 恵(はまおか めぐみ)って言います。
本当にこういう場所は苦手で…。
なんか暗くてごめんなさい。。」
へぇ~。
名前は恵って言うんだ。
「んじゃぁ恵ちゃんは俺の隣でねぇ~??」
すかさず楓が猛烈アタックをかけだした。
「恵っていい名前だねぇ?
んじゃぁ恵ちゃんって呼ぶね?
俺のことは楓って呼んでねぇ??」
楓は終始恵ちゃんに付きっきりだった。
まぁ俺には結菜がいるわけだから気にしないが…
やっぱり恵ちゃんが気になって他の子との話に集中できなかった。
ことあるごとに楓と話している恵ちゃんを遠くで見ていた。
目があうとなんだか恥ずかしくて目をそらしてしまう。
そんなことが何度かあった。
そんなことを繰り返していくうちに妙な感覚になってきていた。
なんだか恵ちゃんをみるたびに目が合う気がする…。
気のせいか…?
他の子と話しているときにも視線を感じる気がした。
また俺の勘違いがでたのか?
女は怖い生き物だ。
思わせ振りな態度には要注意だ。
……。
にしても本当に目が合うような気がする…。
そんなこんなで、結局楓は最後まで恵ちゃんと話続けて、解散の時間になった。
「よぉ~し!!
今日はすごく楽しかったから会計はこの楓様に任せなさぁ~い!」
俺達男メンバーの中にはいくつか取り決めたルールがある。
その中のひとつがこのオゴリ制度だ。
今日は好みの子がいるからいいとこ見せたい!って時には
このようにオゴリ宣言ができるのだ。
そして女の子達に懐のデカさをアピールする。
でも後日男4人で割り勘にするってカラクリだ。
恵ちゃんにいいところをみせるべく、
意気揚々と会計をする楓。
どうやら楓の猛アタックの効果もあり、半ば無理矢理ながらもこの後は二人で帰るようだ。
楓のことだからきっともうホテルに連れ込むんだろう。
そんな楓が会計をしているのを後ろで待っていた時だった。
恵ちゃんが周りの目を盗むように俺のところへ寄ってきた。
正直今回の合コンは結菜の面影を感じる彼女にしか目がいかなかった。
そしてその彼女の自己紹介の番が回ってきた。
「私は浜岡 恵(はまおか めぐみ)って言います。
本当にこういう場所は苦手で…。
なんか暗くてごめんなさい。。」
へぇ~。
名前は恵って言うんだ。
「んじゃぁ恵ちゃんは俺の隣でねぇ~??」
すかさず楓が猛烈アタックをかけだした。
「恵っていい名前だねぇ?
んじゃぁ恵ちゃんって呼ぶね?
俺のことは楓って呼んでねぇ??」
楓は終始恵ちゃんに付きっきりだった。
まぁ俺には結菜がいるわけだから気にしないが…
やっぱり恵ちゃんが気になって他の子との話に集中できなかった。
ことあるごとに楓と話している恵ちゃんを遠くで見ていた。
目があうとなんだか恥ずかしくて目をそらしてしまう。
そんなことが何度かあった。
そんなことを繰り返していくうちに妙な感覚になってきていた。
なんだか恵ちゃんをみるたびに目が合う気がする…。
気のせいか…?
他の子と話しているときにも視線を感じる気がした。
また俺の勘違いがでたのか?
女は怖い生き物だ。
思わせ振りな態度には要注意だ。
……。
にしても本当に目が合うような気がする…。
そんなこんなで、結局楓は最後まで恵ちゃんと話続けて、解散の時間になった。
「よぉ~し!!
今日はすごく楽しかったから会計はこの楓様に任せなさぁ~い!」
俺達男メンバーの中にはいくつか取り決めたルールがある。
その中のひとつがこのオゴリ制度だ。
今日は好みの子がいるからいいとこ見せたい!って時には
このようにオゴリ宣言ができるのだ。
そして女の子達に懐のデカさをアピールする。
でも後日男4人で割り勘にするってカラクリだ。
恵ちゃんにいいところをみせるべく、
意気揚々と会計をする楓。
どうやら楓の猛アタックの効果もあり、半ば無理矢理ながらもこの後は二人で帰るようだ。
楓のことだからきっともうホテルに連れ込むんだろう。
そんな楓が会計をしているのを後ろで待っていた時だった。
恵ちゃんが周りの目を盗むように俺のところへ寄ってきた。
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