【完結】黒い金魚鉢

雪則

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「これをかけて??」


言われるがままにサングラスのような物をかける。


次に机から取り出したのはラジコンのコントローラのようなものだった。


「それはコントローラ??なにを動かすの??」


「いいからそのまま楽にしてて??」


しばらくたつとさっきまでサングラス越しに見えていたルクの姿が見えなくなった。


「わっ!なんにも見えなくなっちゃった!」


「大丈夫。今映像を送るよ。」


ルクがそう言うと、サングラス越しに映像が流れ出した。


「ここは??」


「探査挺だよ。このコントローラで動かしてそのカメラがとらえた映像をその眼鏡から直接見ることができるんだ。」


「綺麗な星が見えるよ!」


「望遠鏡じゃぁ星の中までは見えないからね。実際に探査挺を星の中に入れて観察するんだ。
じゃぁ今見えている惑星に入るよ。」


次の瞬間物凄い勢いでカメラは星の中へと入っていった。


そこには緑が広がっていて、見たこともないような生き物達がたくさん生活していた。


「凄いだろ??この探査挺は円盤型で、重力があっても複雑な飛行が可能なんだ。
もちろん空中で停止することも可能だし、姿を見えなくすることも出来るんだ。」


しばらく星の中を観察させてもらった僕はあるものを見つける。


「あれ??なんか原っぱにすっごく大きな絵みたいなのが描いてあるよ。」


「あぁ、それは僕が一度観察した場所に目印代わりにつけているんだ。
まぁ星に住んでる生き物からしたらびっくりしちゃうだろうけどね。
暇潰しの遊びだよ。」
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