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第5章 恋愛雑学

似た者同士の結婚

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似た者同士の結婚。

これは一見良いように思えますが、将来の子供にとってはあまりよくありません。

父親と母親というのは出来れば違う考え方をもったほうが良いんです。

子供は親を見て育ちます。

もちろん子供がどんな子になるかは育てた親次第です。

父親と母親がまったく同じような性格をしている場合は、子供は100%親にそっくりな性格になります。

いや、言ってしまえば親の性格の2割り増しくらいになります。

例えば父親も母親も両方が、ガリ勉タイプだとします。

すると子供は一生懸命勉強して当たり前と思います。

人生は勉強がすべてと信じて疑いません。

ここが危険なところです。

勉強以外にもスポーツとか音楽とか色々なものがあります。

ですが小さい頃から勉強が大事と言われ続けて、

否定をする人がまったくいないなかで育ちました。

するとなにも知らない子供は勉強以外は不必要なものだとインプットしてしまいます。

これは勉強だけではなくて、他のことでも言えます。

ですから理想的には両親は別々の考え方をもっていたほうが、子供は器用に育ちます。

ドラゴンボールの悟飯の環境が一番ベストでしょう。

母親のチチからは勉強と言われ、父親の悟空からは体を動かすほうがいいと言われます。

すると両親に足りない部分を補った優れた子供に育つというわけです。

ですが普通人間は自分とは異なった人と結ばれるようになっているものです。

なぜなら自分と違う部分、知らない部分に人は惚れてしまうからです。

一説には自分に足りない部分を持った人と出会うと、

人は一目惚れをすると言われています。

本能的に優れた子孫を残すためにこのような第六感的な現象が怒るようです。

優しい人は決断力のある人を好み。

自我が強い人は控えめな人を好きになります。

ですが最近の恋愛事情はかなり変わってしまっています。

自分が好きではない人と結婚してしまったり、家柄やお金のためにという場合もあります。

そんな場合に、片寄った性格の子供が生まれてしまうんです。

そして子供にとって祖父母の存在はかなり重要です。

両親はもちろん子供をしかります。

叱ることが子供を成長させます。

そして祖父母は孫に対してかなりの確率で甘やかします。

これが大事なんです。

世の中には色々な接し方をする人がいるということを教えることが大事です。

子供にとって祖父母は絶対の味方です。

するとよりいっそう両親が厳しい存在だと実感します。

これがいいことです。

回りの人間はそれぞれ考え方も違えば性格も違うと理解する。

これはかなり重要な子育てポイントです。

これができていないと、

いわゆる自分勝手な子供に育ってしまいます。

それは回りの性格まで決めつけてしまうからです。

自分以外の人の性格パターンを知らなすぎるんです。

人それぞれに考え方が違うということが理解できなくなってしまいます。

これは幼稚園、小学校に入ってからでは手遅れです。

もっと小さい頃に、人にはそれぞれ考え方があって、時には対立するということを教えなければいけません。

ですが今の世の中では子供が人と接する機会が極端に少なすぎます。

近所の人ばかりか、祖父母にもあまり接する機会がなく、両親だけとつねに行動していたのでは、子供は成長しません。

もし子供の将来を考えるならこれはやって頂きたいです。

育った性格は一生変わりません。

その子の人生が左右されます。

そこを親がキチンとしないのは、子供に対する虐待といっても過言ではないと私は思います。

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