【完結】貴方の為の恋愛参考書

雪則

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第３章恋愛に必要な事

適度な束縛

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前にも話しましたが長く続く恋愛をしたいのならば適度な束縛は必要です｡

人間には理性と本能が存在します｡

人間は生まれた時には理性などありません｡

成長する中でさまざまな人間関係を経験して理性を育みます｡

つまり我慢を覚えます｡

ですが人間のもともとの気持ちである本能はなくなりません｡

本能とは常に頭の中にあります｡

たとえば､コンビニに行きます｡

欲しい商品がたくさんあるなかで一度は考えたことがあると思います｡

レジを通さずに外に持ち出せないかな? と｡

つまりは万引きです｡

ですが大抵の人は万引きをしません｡

それはなぜでしょう?

答えは今までの人生経験から考えて､バレたら大変なことになるとわかっているからです｡

またはテレビやニュースで捕まっている人を見ているからこそ自分には出来ないなと考えます｡

人間は他人のした行為からも学ぶことができます｡

ですからテレビで事件の内容を流したり､警察２４時的な番組を流します｡

実際に視聴者に悪い例を見せることで犯罪率は軽減されます｡

犯罪は経験してから学んでも遅いですから｡

なぜこのような話をしたかと言いますと､

理性がいかに脆いものかと言うことです｡

もちろん大抵の人はコンビニに入っても万引きはしません｡

理性がしっかり働くからですが､

これがもし上手く働かなかった場合､人間は本能に負けてしまいます｡

たとえば貴方はコンビニにはいりました｡

するとそこのコンビニにはカメラがいっさいありません｡

店員は椅子で寝てしまっています｡

他にお客は一人もいない｡

少しだけ心が揺らぎませんか?

さらに付け加えるならば､

貴方が今､万引きしようと考えてる物はチロルチョコ一個だけです｡

さらに新たに入ってきた客が周りの状況を見て､たくさんの商品を万引きしていってしまいました｡

自分のいる場所でも変わります｡

貴方がいるのはドライブしていて実家からは程遠く離れた田舎町のコンビニです｡

もちろん顔見知りなんているはずもありません｡

どんなに貴方が万引きなんてするはずないと思っていても､ある条件が揃った場合に心は簡単に揺らいでしまうんです｡

そしてこれは浮気も一緒です｡

さっきの話しを浮気に置き換えてみましょう｡

貴方の彼氏はもちろん浮気なんてしません｡

貴方を失うことが嫌でそんなことをしようなんて考えたこともありませんでした｡

ですが男の本能としては､浮気をしたい気持ちはどこかにあるが､彼女のことを考えるとしようなんてまったく思わない｡

これが本能です｡

そして条件を与えます｡

ものすごく自分好みの女の人から浮気をしようと言われました｡

もちろん断ります｡

ですが､携帯を修理に出していて彼女から連絡が突然くることはありません｡

その彼女は出張で遠くにいっています｡

しかも言い寄ってきた女性は一回の性行為だけだからと軽くいってきます｡

さらに一緒にいた男の友人は､もう一人の女とさっさとホテルへ消えていきました｡

しかもここはドライブできた顔見知りもまったくいない田舎町｡

こんな状況の彼が浮気をしない自信が貴方にはありますか?

今の世の中は誘惑だらけです｡

どんなに貴方を真剣に愛していても､周りが彼を変えてしまいます｡

あまりに縛り付けると男は逃げていきますが､ある程度の束縛はお互いのために必要なんです｡

そのバランスがむずかしいですが､理想は犬の散歩です｡

檻の中にいれていては犬は外を夢見てしまいます｡

ですが散歩をさせることで犬は満足して貴方になつきます｡

ですが散歩の時にはしっかり首輪にリードがされています｡

しかし犬は自分は自由だと勘違いして貴方に感謝します｡

大事なのは男にはある程度自由だと思わせておきながらも､

道を間違えそうになったらリードを引いてきちんと戻してあげることです｡

束縛を理解できない人がいますが､確実に長続きなんてしません｡

もし､続いていたとしてもそれは人に羨ましがられるような関係ではないでしょう｡

束縛を適度にして､無駄な問題を避けるように心がけましょう｡

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