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プロローグ

2・僕達の学校生活はどうでしょうか?

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 2年 B組 新山 碧斗にいやま あおと
 学力、容姿、身体能力の全てが平均。クラスからは「新山碧斗」という人物を数名しか覚えていない。

 彼は、常に1人で本を読んでいる。係などの仕事以外で話すのは、2年 B組 原 誠はら まこと
 前の席に座っているやつぐらいだった。

 だが、新山 碧斗は中学時代は明るく、クラスで目立つ存在だった。
 明るく、目立つ存在だった新山 碧斗は、ある人物から心無い一言を言われ、酷く傷ついた。それ以来碧斗は、人と接することが苦手になってしまった。

 それ故に、高校では地味な人生を送っていた。
 

 そんな中、僕とは真逆の人間が1人いた。

 2年 B組 宮野 陽菜みやの ひな
 学力と運動こそ平均だが、容姿は飛び抜け、学園内では有名な美少女である。
 2年に上がる時に初めて見たが、噂では学園のお姫様だという。
 そんな噂により、一目拝見したいと教室に男子生徒達が来たり、告白は数え切れないほどされるが、全て断ってるらしい。
 
 そんなお姫様と学生に内に結婚を前提に…いや、学生結婚する事になるとは、神様達は何を考えているのやら…。

 これから俺の人生は、どうなるんだろう?
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