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2章 少女の冒険が始まりました

8・少女は初めて友達が出来ました。

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「昨日はすまんな。」
「何がだ?」
「あの子をここまで連れてきてくれてきてくれたじゃないか。」
「そんなことか。きにしなくていいぞ!どうせここまで来る予定だったからな!」
「でも、ありがとうぐらい言わせてくれ。ありがとよ」


「お前名前なんて言うんだ?」
「ユキ…。」
「ユキか…」
私この子の名前知らないんだよね...なんて言うんだよう?
『チラ』
「オヤジたちまだ話してるし遊び行こうぜ。」
「いいのかな?」
「いいって、行こうぜ」
「うん」

ん?なんか声が聞こえたような...あれ?ユキどこ行くんだ?
「なぁどこで遊ぶ?」
「どこでもいいよ?」
「なら他にも友達呼ぼうぜ!」
「うんいいよ?」
な、なぜ!?ユキあのガキとどこへ行くんだ!?
「おーい」
「おぉ来たか!」
「この子がそうなの?」
「あぁそう...」
「きゃー、可愛い!」
「ニーナは可愛いものが好きだからな」
「???」
「あぁ僕達はミナトくんの友達だよ」
「ミナト?」
「あんたまさかこの子に自分の名前言ってないの?」 
「俺の名前言ってなかったか?」
「うん...」
「あんたってやつは...」
「まぁまぁいいじゃない。僕の名前はハルだよ、こっちはニーナ。よろしくね。」
『コクコク』
「あなたの名前は?」
「ユキって言うんだとよ。」
「あんたには聞いてないわよ!」
「蹴らなくてもいいじゃないか!」
「そうでもしないとあんたは分からないでしょ!」
「まぁまぁ!新しく仲間も増えたし鬼ごっこでもしようよ!」
「そうね」
「そうだな」
「いくわよ?」
「「「じゃんけん」」」
「???」
「どうしたの?」
「じゃんけん?」
「知らないの?」
『コクコク』
「ジャンケンはねグー、チョキ、パーで勝ちを決めるよ。グーは石、チョキは剣、パーは紙だよ」
「わかった」
「ならもう1回」
「「「「ジャンケン」」」」

「負けかよ!」
「頑張りなよ!」
「くっそ~」
楽しそうだったけど大丈夫か?転んだりしないよな?
「何してんのよ?」
『ビクッ』
「脅かすなよ!」
「アンタがずっと子供たち見てるからでしょ!」
「そ…それは…」
「マユ?」
「ユキ!」
「どうしたんだ?」
「えっとな…」
「ニーナあんたお母さんが呼んでたよ」
「そうですか。」
「あとミナト」
「なんんだよ?」
「お父さんがおこってたよ。」
「マジか…」
「マジですよ。」
「…ユキ帰るぞ!」
「う…うん」
『ポツン』
「私達も帰ろうか」
「うん、そうだね…」


「お前は何してんだ!」
「ごめんよオヤジ!ギャーっ!」
「ユキ、楽しかったか?」
『コク』
「…今回は怒らない。けど、今後遊びに行く時はちゃんと誰かに言うこと!分かったか?」
『コクコク』
「ならよろしい。」
「やさしいね。」
「今回は、ちゃんと言ってなかったのが悪っかた。けど、ユキが楽しかったら良いだけさ。」
「おぉ、マユちょうどよかった。」
「じいさんどうしたんだ?」
「お前たちのギルドマスターが1度帰っててこいだとよ」
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