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40 ※隆一視点
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生理になったと泣きそうな顔で報告されてから一週間が経った。
「終わったし、もう大丈夫だからそろそろしませんか」と由莉から誘われたら断る理由もなく、久しぶりにベッドに押し倒したら、これ。
服を脱がせた段階からずっと表情が強張っているし、呼吸が震えている。
どういう触り方をされても変わらないと由莉は言っていたけど、こんな顔を向けられているのに出来るわけないだろと、心の中で悪態をついた。
「今日、やめておこうか?」
「な、なんで……? 隆一さんはそういう気分じゃない?」
しませんかと誘う時から泣きそうな顔をしていたのは知っている。
生理が終わったらまた頑張らないと駄目だと、由莉がずっと気を張っていたのも分かっていた。
だけど最後に由莉とした時は、こんなにも最初から拒むような顔をしていなかったと思う。
頑張らなきゃと考えているうちに精神的な負担が募っていたのかもしれないし、番と離れて生活している事が知らないうちにストレスになっているのかもしれない。
何が理由かは分からないが、俺が近付いた時の反応は確実に悪化している。
「気分じゃなくても俺はできるよ。俺は本当にいつでもいいから、もっと由莉が疲れてない日にしよう?」
疲れてるなんて言葉で誤魔化して、意地の悪い言い方をしてしまったと口に出してから後悔する。
この状態を疲れていると称するのなら、相手が番の解消をする日まで、恐らくずっと疲れはとれない。
「……私のせいで最近してなかったから、そろそろしたいです。ちゃんと頑張るから、いつでもいいなら今して」
今ここで俺が拒んだところで、状況が良くなる訳じゃない。
由莉がここまで言っているのだから、何もしない方が傷つける事になるだろう。
そんな顔で「頑張る」なんて、言う必要ないのにな。
こうなる事を予想して「妊娠したら番を解除する」という条件を出したのなら、向こうは相当性格が悪いと思う。
何が楽しくて、自分の番に苦しいセックスを覚えさせようとしているのか。
「じゃあ触るけど、無理だって思ったら今日は止めるから。嫌になったらちゃんと教えて」
「……言わないよ。私からお願いしてるのに」
無理に貼り付けた作り笑いが痛々しい。
そんな彼女の正面に座り直し、そのままスカートの中に手を差し込んで柔らかい太腿を撫でた。
下着を抜いて足を開かせ、ローションで濡らした指を少しずつ中に埋めていく。
苦しそうに息を吐いているのは分かっているけど、どうせ苦しいなら短い時間の方がいいだろう。様子を見ながら本数を増やして、狭くなっている膣内を広げていく。
「んっ……、ん……っは」
もうここまでしてしまったのだから、最後までしないと勿体無い。ここで止めたら指を入れただけの苦痛で終わって、無駄に頑張らせた事になってしまう。
それは分かっているけれど、触れる度に近くで落とされる声が苦しそうで手を止めてしまいそうになった。
「っひ、ぅあ……んっ、く」
「もう少し慣らそうか? まだ狭い」
「おねが、顔見るのやだ……う、後ろからして」
「痛いとか苦しいとか由莉は全部隠すから、せめて顔見ながらしたい。様子が見れないと不安になる」
「……っも、前からするのやだ、こんな顔、み……みせるのいや……。苦しいのちゃんと言うから、おねが、っう」
「言わないで我慢するの知ってる。駄目だよ」
「うっ……あ、ひぅ……」
由莉の手がぎゅっとシーツを掴む。
痛みを逃したいだけなら俺に縋ってくれたらいいのに、由莉から俺に触ることはしてくれない。
背中に爪を立てて欲しいとか首に手を回して欲しいとか、俺がして欲しいことは全て由莉が苦しむだけの行為だってちゃんと理解してる。
だからキスしたくても抱きしめたくても、こっちは全部耐えてるんだ。
「ん、そろそろ挿れようか。大丈夫?」
「……うん、全然大丈夫だから、お、奥で出して……」
全然大丈夫じゃなさそうな顔で真逆の事を言う。
辛そうなのが分かっているのに、俺は最後まで出来るんだから色々と最低だ。
触れば柔らかいし、好きな子の肌に触れていれば興奮する。挿れて動けば普通に出せるぐらいには気持ち良いけど、ただ、本当にそれだけ。
中に挿れても気持ち良いのは俺だけで、由莉はずっと苦痛を堪えるだけの顔をしてる。
「ひ……っ、う、んぅ……」
「由莉、ちゃんと息して力抜いて。もう少し奥で出したい」
「入ってるも、っひぁ、あ……出せばいっ、から……んっ」
「こんな浅いとこで出しても意味ない。由莉が頑張ってる意味なくなるよ」
「やっ……う、っふ、ぅ」
少しずつ腰を押し進めていき、狭い場所を抉じ開けるようにして奥に触れる。
ぎゅっと締め付けられて俺は気持ち良いのに、由莉はひたすら苦しそうに息を漏らす。
たった一日、油断して少し目を離しただけの数時間で、こんな体にされてしまうなんて思ってもいなかった。
普段はこの子に近付く奴がいないようにと、俺が側にいない時はボディガードを雇って近くを張らせていたのだ。ただ、ヒートの近い期間だけはそれさえも近付かせたくなくて、由莉の家への送り迎え含めてずっと俺が側にいられるようにしていた。
もっと徹底していれば、こんな事にはなっていなかっただろう。
あの日、初めてキスをねだられて、浮かれて、かなり気持ちを許してくれているんじゃないかと油断したらその隙に奪われた。
顔を合わせるのが恥ずかしいと、そう言った彼女の気持ちを尊重なんてしなければ良かったと思う。
このまま一人で気持ちを整理する時間をあげたら、次に会う時には気持ちを固めてくれるんじゃないかと、そんな甘い事を考えて彼女を見送ったあの時の自分を殺してやりたい。
挿れて欲しいと言われた時点で、我慢なんてせずにそのまま抱いて番ってしまえば良かった。
番になりたいなんて言葉に拘らなくても、由莉からの好意が少しでも見えた時点で自分のものにしておけば、こんな事にはならなかったはずだ。
「あ、っや、奥きた……ふっ、んぁ、ひっ」
「……由莉」
ああ、ほら。名前を呼ぶだけで、こんなにも苦しそうな顔をする。
俺はただ、キスしただけで嬉しいって言ってくれた時と同じ顔が、もう一度見たいだけなのに。
「終わったし、もう大丈夫だからそろそろしませんか」と由莉から誘われたら断る理由もなく、久しぶりにベッドに押し倒したら、これ。
服を脱がせた段階からずっと表情が強張っているし、呼吸が震えている。
どういう触り方をされても変わらないと由莉は言っていたけど、こんな顔を向けられているのに出来るわけないだろと、心の中で悪態をついた。
「今日、やめておこうか?」
「な、なんで……? 隆一さんはそういう気分じゃない?」
しませんかと誘う時から泣きそうな顔をしていたのは知っている。
生理が終わったらまた頑張らないと駄目だと、由莉がずっと気を張っていたのも分かっていた。
だけど最後に由莉とした時は、こんなにも最初から拒むような顔をしていなかったと思う。
頑張らなきゃと考えているうちに精神的な負担が募っていたのかもしれないし、番と離れて生活している事が知らないうちにストレスになっているのかもしれない。
何が理由かは分からないが、俺が近付いた時の反応は確実に悪化している。
「気分じゃなくても俺はできるよ。俺は本当にいつでもいいから、もっと由莉が疲れてない日にしよう?」
疲れてるなんて言葉で誤魔化して、意地の悪い言い方をしてしまったと口に出してから後悔する。
この状態を疲れていると称するのなら、相手が番の解消をする日まで、恐らくずっと疲れはとれない。
「……私のせいで最近してなかったから、そろそろしたいです。ちゃんと頑張るから、いつでもいいなら今して」
今ここで俺が拒んだところで、状況が良くなる訳じゃない。
由莉がここまで言っているのだから、何もしない方が傷つける事になるだろう。
そんな顔で「頑張る」なんて、言う必要ないのにな。
こうなる事を予想して「妊娠したら番を解除する」という条件を出したのなら、向こうは相当性格が悪いと思う。
何が楽しくて、自分の番に苦しいセックスを覚えさせようとしているのか。
「じゃあ触るけど、無理だって思ったら今日は止めるから。嫌になったらちゃんと教えて」
「……言わないよ。私からお願いしてるのに」
無理に貼り付けた作り笑いが痛々しい。
そんな彼女の正面に座り直し、そのままスカートの中に手を差し込んで柔らかい太腿を撫でた。
下着を抜いて足を開かせ、ローションで濡らした指を少しずつ中に埋めていく。
苦しそうに息を吐いているのは分かっているけど、どうせ苦しいなら短い時間の方がいいだろう。様子を見ながら本数を増やして、狭くなっている膣内を広げていく。
「んっ……、ん……っは」
もうここまでしてしまったのだから、最後までしないと勿体無い。ここで止めたら指を入れただけの苦痛で終わって、無駄に頑張らせた事になってしまう。
それは分かっているけれど、触れる度に近くで落とされる声が苦しそうで手を止めてしまいそうになった。
「っひ、ぅあ……んっ、く」
「もう少し慣らそうか? まだ狭い」
「おねが、顔見るのやだ……う、後ろからして」
「痛いとか苦しいとか由莉は全部隠すから、せめて顔見ながらしたい。様子が見れないと不安になる」
「……っも、前からするのやだ、こんな顔、み……みせるのいや……。苦しいのちゃんと言うから、おねが、っう」
「言わないで我慢するの知ってる。駄目だよ」
「うっ……あ、ひぅ……」
由莉の手がぎゅっとシーツを掴む。
痛みを逃したいだけなら俺に縋ってくれたらいいのに、由莉から俺に触ることはしてくれない。
背中に爪を立てて欲しいとか首に手を回して欲しいとか、俺がして欲しいことは全て由莉が苦しむだけの行為だってちゃんと理解してる。
だからキスしたくても抱きしめたくても、こっちは全部耐えてるんだ。
「ん、そろそろ挿れようか。大丈夫?」
「……うん、全然大丈夫だから、お、奥で出して……」
全然大丈夫じゃなさそうな顔で真逆の事を言う。
辛そうなのが分かっているのに、俺は最後まで出来るんだから色々と最低だ。
触れば柔らかいし、好きな子の肌に触れていれば興奮する。挿れて動けば普通に出せるぐらいには気持ち良いけど、ただ、本当にそれだけ。
中に挿れても気持ち良いのは俺だけで、由莉はずっと苦痛を堪えるだけの顔をしてる。
「ひ……っ、う、んぅ……」
「由莉、ちゃんと息して力抜いて。もう少し奥で出したい」
「入ってるも、っひぁ、あ……出せばいっ、から……んっ」
「こんな浅いとこで出しても意味ない。由莉が頑張ってる意味なくなるよ」
「やっ……う、っふ、ぅ」
少しずつ腰を押し進めていき、狭い場所を抉じ開けるようにして奥に触れる。
ぎゅっと締め付けられて俺は気持ち良いのに、由莉はひたすら苦しそうに息を漏らす。
たった一日、油断して少し目を離しただけの数時間で、こんな体にされてしまうなんて思ってもいなかった。
普段はこの子に近付く奴がいないようにと、俺が側にいない時はボディガードを雇って近くを張らせていたのだ。ただ、ヒートの近い期間だけはそれさえも近付かせたくなくて、由莉の家への送り迎え含めてずっと俺が側にいられるようにしていた。
もっと徹底していれば、こんな事にはなっていなかっただろう。
あの日、初めてキスをねだられて、浮かれて、かなり気持ちを許してくれているんじゃないかと油断したらその隙に奪われた。
顔を合わせるのが恥ずかしいと、そう言った彼女の気持ちを尊重なんてしなければ良かったと思う。
このまま一人で気持ちを整理する時間をあげたら、次に会う時には気持ちを固めてくれるんじゃないかと、そんな甘い事を考えて彼女を見送ったあの時の自分を殺してやりたい。
挿れて欲しいと言われた時点で、我慢なんてせずにそのまま抱いて番ってしまえば良かった。
番になりたいなんて言葉に拘らなくても、由莉からの好意が少しでも見えた時点で自分のものにしておけば、こんな事にはならなかったはずだ。
「あ、っや、奥きた……ふっ、んぁ、ひっ」
「……由莉」
ああ、ほら。名前を呼ぶだけで、こんなにも苦しそうな顔をする。
俺はただ、キスしただけで嬉しいって言ってくれた時と同じ顔が、もう一度見たいだけなのに。
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