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幸運
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──と、とんでもない契約をしてしまった翌日は、確かにそう思っていたはずなのに。
あの約束から一ヶ月が経った今、思う。
好きになる予定なんてなかったはずなのに、私はどこで道を間違えてしまったんだろうか。
昌さんの専属になってから、私の生活はガラリと変わった。
「こんなにキスマークだらけで出勤するのよくないよ」という理由で仕事は辞めさせられ、昌さんの所有するマンションに引っ越した私は、まるで同棲のような状態で昌さんと毎日を過ごしている。
監禁とかではなく同棲だ。
性的な行為で借金を返す相手に対して、昌さんは破格の扱いをしてくれていると思う。
元の部屋にあった私の荷物は全部そのまま運んでくれたし、閉じ込められているわけでもない。
昌さんの仕事がない日に二人でデートに出掛けたりもするし、一人で買い物に行ったり、日中カフェでお茶したりするのも自由だ。
そんな触れ合いの中で好意を抱いてしまった私は、やっぱりどこかおかしいのだろうか。
だけど綺麗な顔をした男の人にキスをされたらドキドキするし、細く見えるのに脱ぐとしっかり筋肉がついた身体や、見上げるくらい高い身長も男らしくて、つい好きだなぁと思ってしまう。
ゆったりとした話し方や少し低めの声も一緒にいて落ち着くし、ちょっとした仕草や匂いも好きなのだ。
普段の昌さんとセックス中の昌さんのギャップには未だに慣れなくて、毎回心臓がきゅうっと締め付けられる。触ってくれるのが素直に嬉しいし、激しくされても気持ち良い。
これはストックホルム症候群と呼ばれるものじゃないだろうかと、そう思ったこともあった。
だけど私は別に監禁されているわけじゃないし、門限付きだけど一人で外出することだって許されている。誘拐犯に好意を抱く心理状況とは違うと思う。
恐怖に対する防衛本能からくる感情なのだろうかとも思ったけれど、最初から今まで痛いことなんて一度もされていないし、始まり方が異常だっただけで昌さんはずっと優しい。自分を守る殻なんて作る必要がないし、安心して側に居られるのだから、防衛本能とこの感情は無関係だ。
それじゃあ何故か、を考えた時に、一番可能性が高いのは脳の錯覚だと思う。
恋人みたいなプレイをしているから、これが恋だと錯覚しているだけなのかもしれない。
だけど私は最中以外の昌さんも好きだって思うし、ただ体の繋がりに意味を持たせるために思い込んでいるわけじゃないと思う。
それに、たとえ錯覚や勘違いから始まった気持ちだとしても、好きになってしまったらきっかけなんて関係ない。
関係ないからこそ、現状をどうにかしたいと、そんなことばかり考えてしまう。
いくら恋人みたいなプレイをして同棲していても、私と昌さんはお金で繋がっているだけの関係なのだ。決して恋人ではないし、昌さんの気持ちも分からない。
私にはまだ借金が残っていて、昌さんが私とするのに飽きて「残りの借金の返済はソープで稼いで自力で頑張って」なんて言い出したら、私は従うしかないのだ。
考えるだけで寒気がする。それだけは絶対に嫌だ。
昌さん以外の人としたくないし、他の人とあんなこと絶対にできない。
早くどうにかしないといつまでも対等になれないし、普通に付き合ってはもらえないだろう。
恋人になりたいなら早く借金の返済をしないといけないのに、このままじゃまだ時間が掛かってしまう。少しでも早く返済するにはどうすればいいんだろうか。
一人でそんなことを考えている最中。メールの受信を知らせる着信音が響き、届いたメールを確認して小さく息を吐いた。
ああ、そうか。ただこうやって悩むだけで、この世界はいつだって私の味方をしてくれる。
「前後賞合わせて三千万円……入金されてる……」
昌さんと出会う三日前だっただろうか。なんとなくネットで宝くじでも買ってみようかなと思い立って購入し、その存在を今まですっかり忘れていた。
当選したとか入金したとかメールで教えてくれるんだ。知らなかった。
手に持っているスマホで口座の残高を確認してみると、しっかりと桁が増えている。
「わ、全額返済できちゃうな。これ……」
容姿も能力も平均値だけど、それが完璧に補填されるくらいに強運なのだ、私は。
昔から、何かに悩んだ瞬間に解決する事が多かった。どうやら私の運は、まだ尽きていなかったらしい。
*****
おかえりなさいのキスを交わしたあと、話したい事があるんですと伝えて、昌さんに座ってもらう。
定位置であるソファに一緒に腰掛けて、入金のメールを開いたまま昌さんにスマホを手渡した。
「昌さん、これ見てください」
「うん、嬉しそうな顔してどうしたの? なにが……」
「えっと、実は宝くじが当たったので、借金の返済できるなって思って」
「え、…………は?」
急に温度を無くした短い声を出し、昌さんがピタリと動きを止める。
話を続けようと思い軽く裾を引っ張ると、昌さんの瞳の奥から光が消えた。
「あの、どうすればいいですか? 振り込みになるなら口座を」
「やめて、いらないよ。なんでこんな……」
「え? でも私は借金があって」
「受け取らない。お願いだからやめて」
「昌さ……」
「急に切ろうとするのやめて。せっかくここまで……なんでこんな急に……」
「あの、え……っわ」
正面から思いっきり抱き締められ、昌さんの顔が見えなくなる。
背中に回された両腕が、少しだけ震えているように感じた。
「昌さん……?」
「初めて会った時からずっと好きで、ようやく手に入ってずっと幸せで……こんな、こんなに早く終わりにされるなんて考えてない」
「……初めて会った時?」
「半年前に道でぶつかって、俺が落とした荷物拾った君が笑って渡してくれた時。俺の周りにいたことないタイプの、毒気とか全然含まれてない顔で笑う子だなって思って目で追って……そこからずっと手を出す機会狙って、あの日強引な形できっかけ作って近付いた」
「え……」
「動き方も表情も話し方も全部が好きだって思って、借金押し付けてよかったって思ってた。こうでもしないと、君は俺なんかと関わってくれてない」
借金を押し付けられたと言っても、それで私は不幸な目に遭ったわけではない。きっかけなんてなんでもいいし、今は昌さんが私を好きだと言ってくれたことの方がずっと重要だ。
「あ、あの! 借金をきっかけにしなくても、普通に出会って話しただけで、関わってたと思います。だからとりあえず今は返済を」
「は、真っ当な世界で生きてきた君に俺は似合わないし、もし普通に出会ってたら、君はそのうち俺から離れたいって思う日がくるよ。普通の恋人なんて、別れ話されたらおしまいでしょ?」
「そんなこと……」
「恋人の真似事でいい。側に居て。絶対にどこにもいかせたくないから、俺は君と対等になるのが一番怖い」
「は……」
重なった唇に呼吸ごと奪われて舌が絡む。
いつもより余裕のないキスの仕方に、どうしようもないくらい心臓がきゅっと苦しくなった。
あの約束から一ヶ月が経った今、思う。
好きになる予定なんてなかったはずなのに、私はどこで道を間違えてしまったんだろうか。
昌さんの専属になってから、私の生活はガラリと変わった。
「こんなにキスマークだらけで出勤するのよくないよ」という理由で仕事は辞めさせられ、昌さんの所有するマンションに引っ越した私は、まるで同棲のような状態で昌さんと毎日を過ごしている。
監禁とかではなく同棲だ。
性的な行為で借金を返す相手に対して、昌さんは破格の扱いをしてくれていると思う。
元の部屋にあった私の荷物は全部そのまま運んでくれたし、閉じ込められているわけでもない。
昌さんの仕事がない日に二人でデートに出掛けたりもするし、一人で買い物に行ったり、日中カフェでお茶したりするのも自由だ。
そんな触れ合いの中で好意を抱いてしまった私は、やっぱりどこかおかしいのだろうか。
だけど綺麗な顔をした男の人にキスをされたらドキドキするし、細く見えるのに脱ぐとしっかり筋肉がついた身体や、見上げるくらい高い身長も男らしくて、つい好きだなぁと思ってしまう。
ゆったりとした話し方や少し低めの声も一緒にいて落ち着くし、ちょっとした仕草や匂いも好きなのだ。
普段の昌さんとセックス中の昌さんのギャップには未だに慣れなくて、毎回心臓がきゅうっと締め付けられる。触ってくれるのが素直に嬉しいし、激しくされても気持ち良い。
これはストックホルム症候群と呼ばれるものじゃないだろうかと、そう思ったこともあった。
だけど私は別に監禁されているわけじゃないし、門限付きだけど一人で外出することだって許されている。誘拐犯に好意を抱く心理状況とは違うと思う。
恐怖に対する防衛本能からくる感情なのだろうかとも思ったけれど、最初から今まで痛いことなんて一度もされていないし、始まり方が異常だっただけで昌さんはずっと優しい。自分を守る殻なんて作る必要がないし、安心して側に居られるのだから、防衛本能とこの感情は無関係だ。
それじゃあ何故か、を考えた時に、一番可能性が高いのは脳の錯覚だと思う。
恋人みたいなプレイをしているから、これが恋だと錯覚しているだけなのかもしれない。
だけど私は最中以外の昌さんも好きだって思うし、ただ体の繋がりに意味を持たせるために思い込んでいるわけじゃないと思う。
それに、たとえ錯覚や勘違いから始まった気持ちだとしても、好きになってしまったらきっかけなんて関係ない。
関係ないからこそ、現状をどうにかしたいと、そんなことばかり考えてしまう。
いくら恋人みたいなプレイをして同棲していても、私と昌さんはお金で繋がっているだけの関係なのだ。決して恋人ではないし、昌さんの気持ちも分からない。
私にはまだ借金が残っていて、昌さんが私とするのに飽きて「残りの借金の返済はソープで稼いで自力で頑張って」なんて言い出したら、私は従うしかないのだ。
考えるだけで寒気がする。それだけは絶対に嫌だ。
昌さん以外の人としたくないし、他の人とあんなこと絶対にできない。
早くどうにかしないといつまでも対等になれないし、普通に付き合ってはもらえないだろう。
恋人になりたいなら早く借金の返済をしないといけないのに、このままじゃまだ時間が掛かってしまう。少しでも早く返済するにはどうすればいいんだろうか。
一人でそんなことを考えている最中。メールの受信を知らせる着信音が響き、届いたメールを確認して小さく息を吐いた。
ああ、そうか。ただこうやって悩むだけで、この世界はいつだって私の味方をしてくれる。
「前後賞合わせて三千万円……入金されてる……」
昌さんと出会う三日前だっただろうか。なんとなくネットで宝くじでも買ってみようかなと思い立って購入し、その存在を今まですっかり忘れていた。
当選したとか入金したとかメールで教えてくれるんだ。知らなかった。
手に持っているスマホで口座の残高を確認してみると、しっかりと桁が増えている。
「わ、全額返済できちゃうな。これ……」
容姿も能力も平均値だけど、それが完璧に補填されるくらいに強運なのだ、私は。
昔から、何かに悩んだ瞬間に解決する事が多かった。どうやら私の運は、まだ尽きていなかったらしい。
*****
おかえりなさいのキスを交わしたあと、話したい事があるんですと伝えて、昌さんに座ってもらう。
定位置であるソファに一緒に腰掛けて、入金のメールを開いたまま昌さんにスマホを手渡した。
「昌さん、これ見てください」
「うん、嬉しそうな顔してどうしたの? なにが……」
「えっと、実は宝くじが当たったので、借金の返済できるなって思って」
「え、…………は?」
急に温度を無くした短い声を出し、昌さんがピタリと動きを止める。
話を続けようと思い軽く裾を引っ張ると、昌さんの瞳の奥から光が消えた。
「あの、どうすればいいですか? 振り込みになるなら口座を」
「やめて、いらないよ。なんでこんな……」
「え? でも私は借金があって」
「受け取らない。お願いだからやめて」
「昌さ……」
「急に切ろうとするのやめて。せっかくここまで……なんでこんな急に……」
「あの、え……っわ」
正面から思いっきり抱き締められ、昌さんの顔が見えなくなる。
背中に回された両腕が、少しだけ震えているように感じた。
「昌さん……?」
「初めて会った時からずっと好きで、ようやく手に入ってずっと幸せで……こんな、こんなに早く終わりにされるなんて考えてない」
「……初めて会った時?」
「半年前に道でぶつかって、俺が落とした荷物拾った君が笑って渡してくれた時。俺の周りにいたことないタイプの、毒気とか全然含まれてない顔で笑う子だなって思って目で追って……そこからずっと手を出す機会狙って、あの日強引な形できっかけ作って近付いた」
「え……」
「動き方も表情も話し方も全部が好きだって思って、借金押し付けてよかったって思ってた。こうでもしないと、君は俺なんかと関わってくれてない」
借金を押し付けられたと言っても、それで私は不幸な目に遭ったわけではない。きっかけなんてなんでもいいし、今は昌さんが私を好きだと言ってくれたことの方がずっと重要だ。
「あ、あの! 借金をきっかけにしなくても、普通に出会って話しただけで、関わってたと思います。だからとりあえず今は返済を」
「は、真っ当な世界で生きてきた君に俺は似合わないし、もし普通に出会ってたら、君はそのうち俺から離れたいって思う日がくるよ。普通の恋人なんて、別れ話されたらおしまいでしょ?」
「そんなこと……」
「恋人の真似事でいい。側に居て。絶対にどこにもいかせたくないから、俺は君と対等になるのが一番怖い」
「は……」
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いつもより余裕のないキスの仕方に、どうしようもないくらい心臓がきゅっと苦しくなった。
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そう言っていただけてとっても嬉しいです!ありがとうございます!
激重感情拗らせた男が大好きなので、これからもいっぱい書いていきたいです♡