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31 栞の二次元世界
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ひまりのヤリマン話を聞いたその日の夜。
栞の部屋。
栞は宿題を終えると、デスクの鍵のかかった引き出しを開け、バイブを部屋着のポケットに入れた。
——今日はやっぱり……セフレシリーズかな~!
栞はそのカテゴリーの中から、ちょうど良さそうなタイトルを見つける。
『イケメンと体だけの関係だけど、何か?』
——強気な感じの私になればいいよね~。
イヤホンをつけた栞は布団の中に潜り込み、スマホの画面を嬉しそうにタッチした。
最初に主人公・栞の独り言が流れ始めた。
『あー、仕事疲れたー。ストレス溜まってるし……誰かとシたいな~』
栞はスマホ画面で数人のセフレに「今日会えない?」というメッセージを送った。
しばらくして、1番お気に入りのイケメンから連絡があった。
『ラッキー。今日はいっぱいおねだりしよーっと』
栞は待ち合わせ場所に着くと、そこにはイケメンセフレが爽やかな笑みを浮かべて待っていた。
——まじイケメン! このボイスも最高! 二次元ってハズレないよね~。
栞は期待を膨らませた。
2人はその後、ラブホに消える。
『——なんか、久しぶり?』
『そうだね。仕事が忙しかったから』
『俺も——』
セックスに飢えていた2人は激しく舌を絡ませながら、互いの服を脱がし始める。
イケメンは慣れた手つきでするすると栞の服を脱がし、スムーズに栞をベッドに誘う。
ベッドの上で横向きに寝転がった2人は、舌を絡ませ続ける。
栞のいやらしい吐息が時々聞こえ、すでに全裸になっていたリアル栞の胸が高ぶる。
そして——。
栞の頬に置いていたイケメンの右手は、ゆっくりと下方へ動き出す。
『あっ……んっ……はあ……はあ——』
胸先を親指でくねくね動かしながら優しく胸をもむ。
——そんなに気持ちいいの?
リアル栞も合わせて手を動かし、自分の胸を揉む。
急激に波が押し寄せ、栞は法悦の笑みを浮かべる。
——あ……気持ちいい……。二次元イケメンに揉まれてると思うと、全然違う……。
『あんっ、あんっ!』
その後、栞の声が徐々に大きくなっていた。
イケメンの左手も下に行き、栞のトロッとした液体を溢れさせていたからだ。
下は口から耳へ、そして首筋へ……栞が感じやすいところばかりを狙ってくる。
『そこ、もっと……』
耳を舐められる音がイヤホンから届き、栞はその音だけでさらに濡れさせる。
——リアルでされてるみたい……。
そして、ようやくイケメンのアレが栞の中へ。
リアルではバイブの振動が始まり、栞は中で出し入れする。
『あっ、あっ……あんっ……』
「はあ、はあ……んっ……」
2人の栞が同じように吐息を漏らす。
徐々に強くなるバイブの振動が栞の腰を浮かせ、最後には——。
栞はくたっと脱力し、荒くなった息を二次元の栞と一緒に整える。
すると——。
『——俺、明日結婚するんだ。でも、これからもこの関係を続けたい。栞の体が人生で最高だから』
最後のイケメンのセリフを聞いた直後、栞は鳥肌を立たせた。
——このイケメン、サイテー。でも……なぜかゾクゾクする……。二次元だからいいか、って思っちゃうんだよね……。
栞はその後、第2話の不倫バージョンをスタートさせ、静かに喘いだ。
栞の部屋。
栞は宿題を終えると、デスクの鍵のかかった引き出しを開け、バイブを部屋着のポケットに入れた。
——今日はやっぱり……セフレシリーズかな~!
栞はそのカテゴリーの中から、ちょうど良さそうなタイトルを見つける。
『イケメンと体だけの関係だけど、何か?』
——強気な感じの私になればいいよね~。
イヤホンをつけた栞は布団の中に潜り込み、スマホの画面を嬉しそうにタッチした。
最初に主人公・栞の独り言が流れ始めた。
『あー、仕事疲れたー。ストレス溜まってるし……誰かとシたいな~』
栞はスマホ画面で数人のセフレに「今日会えない?」というメッセージを送った。
しばらくして、1番お気に入りのイケメンから連絡があった。
『ラッキー。今日はいっぱいおねだりしよーっと』
栞は待ち合わせ場所に着くと、そこにはイケメンセフレが爽やかな笑みを浮かべて待っていた。
——まじイケメン! このボイスも最高! 二次元ってハズレないよね~。
栞は期待を膨らませた。
2人はその後、ラブホに消える。
『——なんか、久しぶり?』
『そうだね。仕事が忙しかったから』
『俺も——』
セックスに飢えていた2人は激しく舌を絡ませながら、互いの服を脱がし始める。
イケメンは慣れた手つきでするすると栞の服を脱がし、スムーズに栞をベッドに誘う。
ベッドの上で横向きに寝転がった2人は、舌を絡ませ続ける。
栞のいやらしい吐息が時々聞こえ、すでに全裸になっていたリアル栞の胸が高ぶる。
そして——。
栞の頬に置いていたイケメンの右手は、ゆっくりと下方へ動き出す。
『あっ……んっ……はあ……はあ——』
胸先を親指でくねくね動かしながら優しく胸をもむ。
——そんなに気持ちいいの?
リアル栞も合わせて手を動かし、自分の胸を揉む。
急激に波が押し寄せ、栞は法悦の笑みを浮かべる。
——あ……気持ちいい……。二次元イケメンに揉まれてると思うと、全然違う……。
『あんっ、あんっ!』
その後、栞の声が徐々に大きくなっていた。
イケメンの左手も下に行き、栞のトロッとした液体を溢れさせていたからだ。
下は口から耳へ、そして首筋へ……栞が感じやすいところばかりを狙ってくる。
『そこ、もっと……』
耳を舐められる音がイヤホンから届き、栞はその音だけでさらに濡れさせる。
——リアルでされてるみたい……。
そして、ようやくイケメンのアレが栞の中へ。
リアルではバイブの振動が始まり、栞は中で出し入れする。
『あっ、あっ……あんっ……』
「はあ、はあ……んっ……」
2人の栞が同じように吐息を漏らす。
徐々に強くなるバイブの振動が栞の腰を浮かせ、最後には——。
栞はくたっと脱力し、荒くなった息を二次元の栞と一緒に整える。
すると——。
『——俺、明日結婚するんだ。でも、これからもこの関係を続けたい。栞の体が人生で最高だから』
最後のイケメンのセリフを聞いた直後、栞は鳥肌を立たせた。
——このイケメン、サイテー。でも……なぜかゾクゾクする……。二次元だからいいか、って思っちゃうんだよね……。
栞はその後、第2話の不倫バージョンをスタートさせ、静かに喘いだ。
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