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18 ひまりの友人はリアルより2次元派
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ひまりの友人で唯一彼氏がいない栞は、リアル男子に興味がなかった。
2次元男子が大好きで、アニメや乙女ゲームにどっぷりはまっている。
「——栞、部屋入るよー?」
大学の夏休みで実家に帰省していた姉が栞の部屋の扉をノックした。
「どうぞー」
部屋で漫画を読んでいた栞は、ベッドにうつ伏せになったままだ。
「早いけど、これ誕生日プレゼント。もう帰るから」
「え? 早くない? まだ2日しかいないのに」
「だって、彼氏に会いたいもん」
「そうなんだ。友達も彼氏できてさー。ちょっと寂しくなってきた」
「リアル男子に興味持ち始めた?」
「2次元彼氏ならいつでも欲しいけど。今は乙女ゲームのアレックス王子に恋してるから~」
「ふーん……なら、プレゼントしたものは結構興味持つかもね。私が帰ってから開けてみて。きっとリアル男子にも興味持つと思うよ。じゃーね!」
「うん。気をつけてねー」
栞は袋から箱を出し、包装を開けた。
——え……これって……。やばい!?
栞は慌てて部屋の鍵を閉めた。
——お姉ちゃん、なんでこんなもの……。普通、妹にプレゼントする?
栞が手にしていたのは、バイブだった。
説明書を読むと、アプリ連動式と書かれている。
アプリにはたくさん種類があるようで、栞は『イケメン金髪王子との恋』という題名に目をとめた。
——王子といちゃいちゃしたいな……。
乙女ゲームでは浅いラブシーンがよく登場しており、最近の栞はいつもいやらしい気持ちになってしまっていた。
友人からそのような話を聞いたばかりだったので、栞の性欲に対する好奇心はいつもより強い。
——王子とエッチしてみたいかも……。
栞は携帯で専用アプリを落とし、『イケメン金髪王子との恋』を開いた。
イヤホンをつけ、ベッドの中へ潜り込む。
左手にはバイブを握りしめて……。
『——栞』
——やばい! 王子が耳元で話しかけてきた!
栞は耳元で王子に囁かれただけで体をしびれさせていた。
『今日は栞を離したくない。一緒にいて……』
栞の耳にキスの音が響いた。
舌を絡め合う音や吸い付く音がリアルすぎて、栞の顔はとろんとし始める。
『栞の裸見せてよ』
——はい、王子ならいくらでも……。
栞は服を脱ぎ、布団の中で全裸になった。
『綺麗だよ。この柔らかい胸は僕だけのものだから……』
王子が胸に吸い付く音が響く。
栞は自分の胸を揉み始めた。
——あ……気持ちいい……。もっと激しくさわってください……。
王子の独占欲は栞をより敏感にさせていく。
『栞……』
——乳首、ダメ……。そこ、ダメ!
栞は乳首を重点的に触り、体を乱れさせる。
——下がムズムズしてきた……。
『ここ、濡れてる……。僕を感じてくれてるんだね。嬉しいよ』
ひまりはバイブを起動し、濡れた部分に当てる。
「はあ……はあ、はあ……」
——ちょ……声でそう……。気持ちよすぎ……。
栞は顔を枕にうずめ、声を堪える。
その間もくちゅくちゅと音がなり、王子が栞の名前を囁いてくれていた。
——王子……。
『栞とひとつになりたい』
——私も同じ気持ちです。早く!
栞はバイブをヌルヌルした中へ入れた。
「んっ、ん……」
——気持ちよすぎ……。王子、もっと……。
「んー、んー! ん!」
『栞、もっと声聞かせて』
——ダメ! 誰かに聞かれちゃうから!
『栞、愛してるよ……』
栞はバイブを出し入れして刺激を与え続けた結果、急に頭が真っ白になった。
「はあ、はあ、はあ……」
——やばい……、もう一回したい……。
栞は急いで第2話を開き、再び体を乱れさせた。
2次元男子が大好きで、アニメや乙女ゲームにどっぷりはまっている。
「——栞、部屋入るよー?」
大学の夏休みで実家に帰省していた姉が栞の部屋の扉をノックした。
「どうぞー」
部屋で漫画を読んでいた栞は、ベッドにうつ伏せになったままだ。
「早いけど、これ誕生日プレゼント。もう帰るから」
「え? 早くない? まだ2日しかいないのに」
「だって、彼氏に会いたいもん」
「そうなんだ。友達も彼氏できてさー。ちょっと寂しくなってきた」
「リアル男子に興味持ち始めた?」
「2次元彼氏ならいつでも欲しいけど。今は乙女ゲームのアレックス王子に恋してるから~」
「ふーん……なら、プレゼントしたものは結構興味持つかもね。私が帰ってから開けてみて。きっとリアル男子にも興味持つと思うよ。じゃーね!」
「うん。気をつけてねー」
栞は袋から箱を出し、包装を開けた。
——え……これって……。やばい!?
栞は慌てて部屋の鍵を閉めた。
——お姉ちゃん、なんでこんなもの……。普通、妹にプレゼントする?
栞が手にしていたのは、バイブだった。
説明書を読むと、アプリ連動式と書かれている。
アプリにはたくさん種類があるようで、栞は『イケメン金髪王子との恋』という題名に目をとめた。
——王子といちゃいちゃしたいな……。
乙女ゲームでは浅いラブシーンがよく登場しており、最近の栞はいつもいやらしい気持ちになってしまっていた。
友人からそのような話を聞いたばかりだったので、栞の性欲に対する好奇心はいつもより強い。
——王子とエッチしてみたいかも……。
栞は携帯で専用アプリを落とし、『イケメン金髪王子との恋』を開いた。
イヤホンをつけ、ベッドの中へ潜り込む。
左手にはバイブを握りしめて……。
『——栞』
——やばい! 王子が耳元で話しかけてきた!
栞は耳元で王子に囁かれただけで体をしびれさせていた。
『今日は栞を離したくない。一緒にいて……』
栞の耳にキスの音が響いた。
舌を絡め合う音や吸い付く音がリアルすぎて、栞の顔はとろんとし始める。
『栞の裸見せてよ』
——はい、王子ならいくらでも……。
栞は服を脱ぎ、布団の中で全裸になった。
『綺麗だよ。この柔らかい胸は僕だけのものだから……』
王子が胸に吸い付く音が響く。
栞は自分の胸を揉み始めた。
——あ……気持ちいい……。もっと激しくさわってください……。
王子の独占欲は栞をより敏感にさせていく。
『栞……』
——乳首、ダメ……。そこ、ダメ!
栞は乳首を重点的に触り、体を乱れさせる。
——下がムズムズしてきた……。
『ここ、濡れてる……。僕を感じてくれてるんだね。嬉しいよ』
ひまりはバイブを起動し、濡れた部分に当てる。
「はあ……はあ、はあ……」
——ちょ……声でそう……。気持ちよすぎ……。
栞は顔を枕にうずめ、声を堪える。
その間もくちゅくちゅと音がなり、王子が栞の名前を囁いてくれていた。
——王子……。
『栞とひとつになりたい』
——私も同じ気持ちです。早く!
栞はバイブをヌルヌルした中へ入れた。
「んっ、ん……」
——気持ちよすぎ……。王子、もっと……。
「んー、んー! ん!」
『栞、もっと声聞かせて』
——ダメ! 誰かに聞かれちゃうから!
『栞、愛してるよ……』
栞はバイブを出し入れして刺激を与え続けた結果、急に頭が真っ白になった。
「はあ、はあ、はあ……」
——やばい……、もう一回したい……。
栞は急いで第2話を開き、再び体を乱れさせた。
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