異世界は夢

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私は田中雅美、19歳。誕生日は1/23。因みに生粋の理系★

「私だけが生きていても意味が無い。全員が居なくなるのも意味が無い。」

何故か爆速で魔力が元に戻る。
周りの景色はさっきよりもバグっている。
時間が徐々に無くなっている。

「その為に戦うのか！そんな大層なことを言っておきながら傷一つ我に付けれていないぞ！」
「そういうお前もだろ！」

このままじゃジリ貧だ。
今度は魔法が一気に使えなくなった。
もうこの世界の秩序がおかしくなってくる頻度が早すぎる。
ランダムに効果が変わるなら、それを狙うしかない。
あ、ちょっと待って。魔法が使えないのはまずい。

「純粋な肉体で我には勝てぬ！運が悪かったな、田中雅美！」
「賭けだ！あら不思議！」

棒が現れる。
マジシャンのマジックは永遠（の筈）だ。
心器だけは、おかしくならない。
魂自体は変形できないという事だ。
なら…

「彼のマジックは…魂と共にある！」

花びらが舞い、それが一気に熱を帯びる。
火花の様に、辺りに飛び散った。
なるへそ。花弁が火花になっている間は魔法が無制限に使えるのか。
マジでマジシャンクソ強くね？