異世界は夢

ユア教 教祖ユア

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500文字以内って相当短いと思う田中雅美だぁ。
マジで、ゲームと違ってHPとかないからどう殺せばいいのか困るぜ。
やっぱり、最後の最後は…

「貴様…小手先は人一倍だな。」

大量の血がボトボト垂れている。汚ねえな。
魔族は自分の魔器に影響されてお陀仏していった。
此奴は同じ真似が出来んからなあ。

「それはどうも。」

流石に私も何度も夢から覚める訳にはいかない。
時の流れが正常じゃないから、下手したら次起きたら世界が崩壊してましたーってことになり兼ねん。
それに此奴の魔法も異常だ。
なんで上位魔族の魔法ってこうも気持ち悪いんだろうね!
ま、大丈夫。私なら倒せる。
勇者が倒せたらしいし、私も倒せるさ。

「その程度の力で…正義を語る資格は無い。」
「正義とか言うつもりは無いよ。そういうの嫌いだし。」
「じゃあお前は何で動いている?勇者の真似事か?」
「…そっちが理解する事は恐らく無いよ。それこそ暇人にはね。」

大義も無い。
未来に対する希望も人一倍ある訳ではない。
私はただの人間。
傷が死ぬ程痛いし、一生勝てる気がしないけど。
やってやるよ。そういう気持ちだけある。
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