異世界は夢

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落ちるって怖いと思う田中雅美です。
あの浮遊感がね怖いんよ。
あ、因みにセクシー魔族を倒したことにより、塔が消失し、約15階からの高さから落ちてます。

「うわあああああ！！！！おいでー！！！！！」

翼を使ってギリギリ地面に衝突する前に到着する。
あぶねえ。死ぬところだったぜ。
何はともあれ…殺すべき魔族はあと一人。

「なんだ…？この寂びれた村は？」
「塔が消えてる？魔族が死んだのか？」
「まさかお前が…殺したのか？」

私は頷いた。

「何故、俺達から死に場所も奪うんだ。」
「死ぬ時くらい幸せに死にたいのに。」

死ぬ事も出来ない臆病共め。

「生きろ。この世界はそれをするだけの価値がある。」
「それは恵まれた奴が！！」
「生きている理由なんて後付けなんだから、生きてたら何かは得れる。どうせ死ねないんだろ？だったら、何かして生きてた方がマシだろ。だから私は今日まで生きてる。」
「…」
「精々頑張れ。私の答えであってそっちの答えっていう訳じゃない。悩みながら苦しむんだな。それが生きるって事さ。」

だから私は魔族を屠る。
さあ、行くか。最期の戦いへ。
私は進み始めた。