異世界は夢

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はいはい、昔から根本的な部分は一切変わらない田中雅美です。
皆さん気になりますよね。人の恋路について。

「…いないよ。」
「安心しました。やっぱりいないと先輩じゃないですよ。」
「クッソ失礼だな。]」

すると、急に顔色が変わる。

「…田中さん。」
「…え？」
「俺を蹴り飛ばして。ここにいる俺は幻だから消えるべきだ。そして、田中さんは進んでほしい。」

なにそれかっこよ。
私は頷く。
本当の貴方にもし会えたら、あの時言えなかったありがとうとごめんなさいを言うよ。

「またいつか、会いましょう。」

幻は霧散した。
私は階段を上る。
早よ頂上行きたいんやけど。

「俺はタナカパイセン！皆で蕎麦を食おうぜ！」

私は飛び蹴りをかました。

「いつも食べてるのはラーメンだろ！！！！！」

先輩にこんな事言っていいのか？
ま、いっか。
ここはファンタジー小説だし。現実じゃないし。
私はまたまた上る。
知り合いを、何回も蹴り飛ばしながら進んでいった。

「討伐対象目視完了。」

うっわ。ゴーレムおるやんけ。

「応答しろ。」
「旧式BM19。任務を執行します。」

はあ！？旧式！？
というかなんだよ、そのクソでかい武器は！