異世界は夢

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小中学生の時は、友達は一人しかいませんでした、田中雅美です。
え？誰かって？目の前にいる此奴です★

「親友って言い合ったけど、長らく会えてなかったね…寂しかった。」
「…そうだね。」
「……本当に会えて嬉しい。」

私は覚悟を決める。

「違う。」
「え？」
「お前は！たなかまさみじゃない！」

私は親友を蹴り飛ばす。
あ、登場人物は同名同姓です。ややこしいよね。

「なんで…」
「あの子は全力で私に抱きつきに来る！！あと親友じゃない！大親友って言う！」

彼女は煙となって消えた。
駄目だ、絶対に違うという確証が無いと、蹴り飛ばしても煙となって消えない。
困ったなあ。
私さ、リアルの知り合いを蹴り飛ばすの、夢でも幻でも嫌なんだけど。

「いやあ、困るなあ。許せ、私の知り合い達！」

私は階段を上る。
次の階に辿り着いたぜ！

「あ！先輩！！！！！」

まるで小動物の様にやってくるのは、後輩まさみ。
あ、登場人物は全員同名同姓なのでここからややこしくなります。

「先輩、お久しぶりです！」

後輩は…蹴れんなあ。

「本当に会いたくて仕方なかったんですよ！」
「そっか。」

いやあ、偽物ポイントどこ？