20 / 21
20日目
しおりを挟む
この救いのない私の日記を書いて20日目になった。
私には、「終わり」は無い。
だから、バッドエンドもハッピーエンドもない。
あるとするなら、「終わりはない」という「終わり」だけ。
日記を書いている「私」も、クズでどうしようもなかったあの頃の「私」も、今の「私」も皆例外なく「私」であると認識させられた。
私は単純でもなければ馬鹿でもない。そうなれなかった。
だから、悩みは絶え間なく生まれるだろう。
自分なりの答えを見つける度に、新たな問題が生じるだろう。
答えを見つけたのにもかかわらず、それに対する、反例が何度も何度も見つけてしまうだろう。
それでも、時間は止まってくれない。
私は完璧な人間じゃない。
卓球は大好きだけど、やる気が起きないとか、調子が悪くて放り出したくなる。
腹の立つ人に対して、スポーツマンシップに反する行動をとりたくなる。
私を怒らせたら基本的に二度目は無い。
「謝らない奴」は一生許さないけど、だからと言って、謝ってきたからと言って許すわけじゃない。
器は小さい。
優しさの欠片はギリみられる程度。
そして、感情的だ。
怒りも隠せない。
こんな人間だ。
私は、日々野ありさはしょうもない人間だ。
でも仕方ない。
私は人間だもの。
醜くて当然だ。
感情的で、短気。
自分の矛盾に葛藤する。
運動音痴で、勉学に優れているわけでもない。
人に興味が無いくせに、困ってる人を見捨てることができない。
助けることを面倒だからやりたくないと思っているのに、何かと面倒ごとに肩までずっぷりと浸かっている。
醜いから、私は人間らしい。
人間は醜いと思う。
私は確信している。
だから私は自分を人間だと思える。
そう、思えるようになった。
じゃあね。
私には、「終わり」は無い。
だから、バッドエンドもハッピーエンドもない。
あるとするなら、「終わりはない」という「終わり」だけ。
日記を書いている「私」も、クズでどうしようもなかったあの頃の「私」も、今の「私」も皆例外なく「私」であると認識させられた。
私は単純でもなければ馬鹿でもない。そうなれなかった。
だから、悩みは絶え間なく生まれるだろう。
自分なりの答えを見つける度に、新たな問題が生じるだろう。
答えを見つけたのにもかかわらず、それに対する、反例が何度も何度も見つけてしまうだろう。
それでも、時間は止まってくれない。
私は完璧な人間じゃない。
卓球は大好きだけど、やる気が起きないとか、調子が悪くて放り出したくなる。
腹の立つ人に対して、スポーツマンシップに反する行動をとりたくなる。
私を怒らせたら基本的に二度目は無い。
「謝らない奴」は一生許さないけど、だからと言って、謝ってきたからと言って許すわけじゃない。
器は小さい。
優しさの欠片はギリみられる程度。
そして、感情的だ。
怒りも隠せない。
こんな人間だ。
私は、日々野ありさはしょうもない人間だ。
でも仕方ない。
私は人間だもの。
醜くて当然だ。
感情的で、短気。
自分の矛盾に葛藤する。
運動音痴で、勉学に優れているわけでもない。
人に興味が無いくせに、困ってる人を見捨てることができない。
助けることを面倒だからやりたくないと思っているのに、何かと面倒ごとに肩までずっぷりと浸かっている。
醜いから、私は人間らしい。
人間は醜いと思う。
私は確信している。
だから私は自分を人間だと思える。
そう、思えるようになった。
じゃあね。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
もしもしお時間いいですか?
ベアりんぐ
ライト文芸
日常の中に漠然とした不安を抱えていた中学1年の智樹は、誰か知らない人との繋がりを求めて、深夜に知らない番号へと電話をしていた……そんな中、繋がった同い年の少女ハルと毎日通話をしていると、ハルがある提案をした……。
2人の繋がりの中にある感情を、1人の視点から紡いでいく物語の果てに、一体彼らは何をみるのか。彼らの想いはどこへ向かっていくのか。彼の数年間を、見えないレールに乗せて——。
※こちらカクヨム、小説家になろう、Nola、PageMekuでも掲載しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/light_novel.png?id=7e51c3283133586a6f12)
スマホゲーム王
ルンルン太郎
ライト文芸
主人公葉山裕二はスマホゲームで1番になる為には販売員の給料では足りず、課金したくてウェブ小説を書き始めた。彼は果たして目的の課金生活をエンジョイできるのだろうか。無謀な夢は叶うのだろうか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
人生を共にしてほしい、そう言った最愛の人は不倫をしました。
松茸
恋愛
どうか僕と人生を共にしてほしい。
そう言われてのぼせ上った私は、侯爵令息の彼との結婚に踏み切る。
しかし結婚して一年、彼は私を愛さず、別の女性と不倫をした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる