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8章 呪いは浸食する
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「はあ…こいつら、本当に寝ないな…」
トーラスは疲れた表情で言った。
二人して駄々こねるのだから困ったものだ。
トーラスが強引に寝させ、二人はようやく寝静まった。
「勘弁してほしいところだ、全く。」
「二人とも寝た?」
奏道が静かに入っていった。
「二人の寝顔はやっぱかわいいわね。」
奏道は微笑みながら言う。
「愛ちゃん以外同期だからねー…皆で馬鹿なことをして、疲れて寝るとかしたこともある。勿論、途中で抜けちゃったりする人もいたけど…楽しかったなあ。……本当に、皆生きててよかった。もしかしたら、誰か…死ぬかもしれなかったんだよね。」
「ああ。」
「良かった。…あとは帰るだけね。」
「…」
「貴方は、帰る場所はあるかしら?」
トーラスは考える。
帰っても妹に合わす顔が無い。
それに今の自分は、あの国のあの者じゃない。
ただの平民のトーラスだ。
「……………さあ。どうだろう。」
ひねり出した言葉がそれしかなかった。
「…深くは聞かないけど、帰りたい場所に帰れればいいわね。」
「………そうかもな。」
すると、もぞもぞと、ベットの上の布団が動いた。
「…うぅ…」
「…?」
トーラスはベットの方を向いた。
奏道は不安そうな顔になる。
「…また…」
どうやら、橋本は悪夢を度々見ているらしい。
(本当に此奴面倒だな。)
治療している間、橋本は一回だけ意識を取り戻していた。
トーラスが一番驚いた。
もはや恐怖を感じたくらい珍しいことだった。
「団長を…助けて…」
死にかけだが、確かな声でそう言った。
「私の命はいくらでもあげる、どうでもいいから…」
何故か知らないが、トーラスは非常に腹が立った。
こっちは必死に二人を助けようとしているのに、当の本人は助かる気が無い。
生きてたら、殴りかかっていただろう。
それはそうと、橋本の呼吸が荒くなっている。
「ぅ…ふう…はあ…」
過呼吸になりかけている。
「本当に…何があったの…こんなになるまで…」
どうやら、知らないらしい。
(此奴の事情は此奴だけ知ってればいいし、俺が聞く必要は無いな。それに…俺も、エレスト達に本当の俺を言ってねえ。)
すると、浅村が動き出した。
幾ら寝ていても、隣で騒がれたら誰だって起きるだろう。
「ん…んー…」
寝言らしき何かを言って、寝返りを打った。
「あら…!!!」
浅村は橋本を優しく抱き抱え、頭をそっと撫でた。
「これでアサムラは寝てるのか…?」
「あらあら~…!!」
奏道は楽しそうに言う。
「私がいなくても大丈夫そぉねえー…!」
奏道のニヤニヤが止まらない。
「そうみたいだな、いくぞー」
トーラスは半ば強引に奏道を部屋から追い出した。
そんなこんながあって、特に何もなく一日が終わった。
深夜の時間。
「…」
橋本は起き上がった。
寝過ぎて、もう寝れなかった。
爆睡した気もするし、眠りが浅かった気もする。
ただ言えるとすれば、この時間誰も起きていないという事だ。
(流石に見張りは起きてるけど。)
隣に団長が寝ている。
もうそろそろ、ベッドを別にしてほしい。
死ぬほど恥ずかしいからだ。
誰が人工呼吸という名の接吻をした人の隣で寝て普通に居れるというのだろう。
(馬鹿だろ!!!!!)
橋本は静かにベッドから降り、外に向かった。
「相変わらず…外って綺麗だ…」
紋章の旅団には感謝しても感謝しきれない恩がある。
自分を迎えてくれ、仲間として接してくれたからこそ、自分は死ぬほど努力が出来た。
「星みたいに、自分も輝いた人間に…無理だな。」
だから、自分が人として歪んでしまった過程を他人に言えるわけがない。
誰かしら何かしらあるのは当然だ。
自分だけが不幸では無いし、その逆も然り全員が不幸という訳でもない。
(誰が人に虐められただけの弱者って言えるかよ…)
少し昔のことを思いだし、弱く頭を搔き毟る。
「…大丈夫?」
橋本はビクッと身体が浮いた。
「…団長…」
「あ、ごめん。びっくりさせた。」
冷たい風が吹く。
「あ、いえ…」
薄暗いが、周りの灯篭が静かに照らされて、少しだけ色付いて浅村の顔が見れる。
魔法が使えない今の橋本は何からにも隠すことが出来ない。
「寝れないの?」
「…はい。」
「奇遇だね。俺も寝れないよ。」
(多分私が浅村さんを起こしたな。申し訳ない…)
「ちょっと…聞きたいことがある。」
「へ?何ですか?」
「何で命を投げ打って俺を助けた?」
橋本は言葉が出なかった。
彼のことが好きだから?いや、そういう表面の話をしている訳ではないだろう。
「…見捨てれると思います?私に。単に、自分が死んでもどうでも良くて…でも、他人が死ぬのはどうでもよくないんです。」
「……」
浅村が苦虫を嚙み潰したような顔になる。
「それが…!それを俺が許す訳が無いだろ…!」
「先輩なら…そう言うと思った。」
「じゃあ何で…!」
浅村は橋本の肩を掴んだ。
痛くなるほど強く。
「頼むから…!止めてくれ…!俺は君を殺してまで生きたい訳じゃない…!もうこんな真似は止してくれ!俺はそんなことを橋本さんが次もそうするって考えるだけで…苦しくなる…!」
「…」
それは出来ないと、言えるわけがなかった。
橋本は自分の命の価値を最底辺で考えていた。
それは簡単に覆せるものではない。
「分かり…ました。」
そう言うしかなかった。
でも、これからはそうするしかない。
「…もう戻ろうか。トーラスにバレたら怒られちゃうからね。」
「…はい。そうですね。」
「あ!」
浅村は何かを思い出したように言う。
「俺が意識を失っている間だけに本音言っちゃあいけないよ。」
橋本は何を言ったか思い出す。
「え…え!?あ、え、ちょ、え、どういうことですか!?」
意識が無いのに聞かれるわけがないはずだ。
しかし、浅村は物凄い悪い顔で笑っている。
「え?聞きたいの?」
「え、いや!いや、聞きたい…ああいや、聞きたくない…え?」
「テンパり過ぎでしょ!あっははは!!!」
この人は本当に良い性格をしていると、橋本は思った。
二人は部屋に戻る。
「は~~~~~~~~~~~~~~~ぁぁぁぁぁ…」
小さい声で言っている。
すると、急に浅村が橋本を守るように抱きかかえた。
「…誰だ。」
(え、ちょ、浅村さああああああああああん!!!)
黒いフードの男がいる。
すると、橋本の視界がおかしいことになった。
浅村と黒フードの位置が変わったのだ。
橋本は黒フードの人質になってしまった。
「今すぐそこから離れろ!」
浅村は叫ぶ。
橋本は黒フードを押し倒す。
「貴方が敵でしょ。」
浅村の方を見る。
恐らく姿が変わっただけだ。
その瞬間また何かが変わった。
橋本が浅村を押し倒している状態になっている。
「今度は人の位置!」
「待って、俺だよ!」
頭を殴ろうとした瞬間、また何かが変わった。
「…」
ベッドが壊れるほどの拳をすんでのところで、頭を避けた。
「何故わかった…」
代わりに黒フードの首にナイフが刺さっていた。
そのまま倒れていった。
男の左手に紋章が光っている。
「よく分かったね。あとちょっとどいてくれ…」
「あ、スミマセン重かったですね!!」
「重いとかじゃなく…じゃない、見た目変わったことと位置変わったのよく見切れたね。」
「浅村さんが左利きなのでそれで見極めてました。」
「あーなるほどね。」
二人の間に一気に緊張が走る。
あの男は呪術師だ。
まただ。
(また呪術師…!今度は誰を殺す気だ…!?)
橋本はナイフを引き抜いた。
万が一で借りたトーラスの魔法具が結局血に濡れてしまった。
「…即座に全員に通達しましょう。怪我人を避難させないと。」
ここには、まだ負傷者がいる。
「ああ、そうだね。」
二人は動き出した。
トーラスは疲れた表情で言った。
二人して駄々こねるのだから困ったものだ。
トーラスが強引に寝させ、二人はようやく寝静まった。
「勘弁してほしいところだ、全く。」
「二人とも寝た?」
奏道が静かに入っていった。
「二人の寝顔はやっぱかわいいわね。」
奏道は微笑みながら言う。
「愛ちゃん以外同期だからねー…皆で馬鹿なことをして、疲れて寝るとかしたこともある。勿論、途中で抜けちゃったりする人もいたけど…楽しかったなあ。……本当に、皆生きててよかった。もしかしたら、誰か…死ぬかもしれなかったんだよね。」
「ああ。」
「良かった。…あとは帰るだけね。」
「…」
「貴方は、帰る場所はあるかしら?」
トーラスは考える。
帰っても妹に合わす顔が無い。
それに今の自分は、あの国のあの者じゃない。
ただの平民のトーラスだ。
「……………さあ。どうだろう。」
ひねり出した言葉がそれしかなかった。
「…深くは聞かないけど、帰りたい場所に帰れればいいわね。」
「………そうかもな。」
すると、もぞもぞと、ベットの上の布団が動いた。
「…うぅ…」
「…?」
トーラスはベットの方を向いた。
奏道は不安そうな顔になる。
「…また…」
どうやら、橋本は悪夢を度々見ているらしい。
(本当に此奴面倒だな。)
治療している間、橋本は一回だけ意識を取り戻していた。
トーラスが一番驚いた。
もはや恐怖を感じたくらい珍しいことだった。
「団長を…助けて…」
死にかけだが、確かな声でそう言った。
「私の命はいくらでもあげる、どうでもいいから…」
何故か知らないが、トーラスは非常に腹が立った。
こっちは必死に二人を助けようとしているのに、当の本人は助かる気が無い。
生きてたら、殴りかかっていただろう。
それはそうと、橋本の呼吸が荒くなっている。
「ぅ…ふう…はあ…」
過呼吸になりかけている。
「本当に…何があったの…こんなになるまで…」
どうやら、知らないらしい。
(此奴の事情は此奴だけ知ってればいいし、俺が聞く必要は無いな。それに…俺も、エレスト達に本当の俺を言ってねえ。)
すると、浅村が動き出した。
幾ら寝ていても、隣で騒がれたら誰だって起きるだろう。
「ん…んー…」
寝言らしき何かを言って、寝返りを打った。
「あら…!!!」
浅村は橋本を優しく抱き抱え、頭をそっと撫でた。
「これでアサムラは寝てるのか…?」
「あらあら~…!!」
奏道は楽しそうに言う。
「私がいなくても大丈夫そぉねえー…!」
奏道のニヤニヤが止まらない。
「そうみたいだな、いくぞー」
トーラスは半ば強引に奏道を部屋から追い出した。
そんなこんながあって、特に何もなく一日が終わった。
深夜の時間。
「…」
橋本は起き上がった。
寝過ぎて、もう寝れなかった。
爆睡した気もするし、眠りが浅かった気もする。
ただ言えるとすれば、この時間誰も起きていないという事だ。
(流石に見張りは起きてるけど。)
隣に団長が寝ている。
もうそろそろ、ベッドを別にしてほしい。
死ぬほど恥ずかしいからだ。
誰が人工呼吸という名の接吻をした人の隣で寝て普通に居れるというのだろう。
(馬鹿だろ!!!!!)
橋本は静かにベッドから降り、外に向かった。
「相変わらず…外って綺麗だ…」
紋章の旅団には感謝しても感謝しきれない恩がある。
自分を迎えてくれ、仲間として接してくれたからこそ、自分は死ぬほど努力が出来た。
「星みたいに、自分も輝いた人間に…無理だな。」
だから、自分が人として歪んでしまった過程を他人に言えるわけがない。
誰かしら何かしらあるのは当然だ。
自分だけが不幸では無いし、その逆も然り全員が不幸という訳でもない。
(誰が人に虐められただけの弱者って言えるかよ…)
少し昔のことを思いだし、弱く頭を搔き毟る。
「…大丈夫?」
橋本はビクッと身体が浮いた。
「…団長…」
「あ、ごめん。びっくりさせた。」
冷たい風が吹く。
「あ、いえ…」
薄暗いが、周りの灯篭が静かに照らされて、少しだけ色付いて浅村の顔が見れる。
魔法が使えない今の橋本は何からにも隠すことが出来ない。
「寝れないの?」
「…はい。」
「奇遇だね。俺も寝れないよ。」
(多分私が浅村さんを起こしたな。申し訳ない…)
「ちょっと…聞きたいことがある。」
「へ?何ですか?」
「何で命を投げ打って俺を助けた?」
橋本は言葉が出なかった。
彼のことが好きだから?いや、そういう表面の話をしている訳ではないだろう。
「…見捨てれると思います?私に。単に、自分が死んでもどうでも良くて…でも、他人が死ぬのはどうでもよくないんです。」
「……」
浅村が苦虫を嚙み潰したような顔になる。
「それが…!それを俺が許す訳が無いだろ…!」
「先輩なら…そう言うと思った。」
「じゃあ何で…!」
浅村は橋本の肩を掴んだ。
痛くなるほど強く。
「頼むから…!止めてくれ…!俺は君を殺してまで生きたい訳じゃない…!もうこんな真似は止してくれ!俺はそんなことを橋本さんが次もそうするって考えるだけで…苦しくなる…!」
「…」
それは出来ないと、言えるわけがなかった。
橋本は自分の命の価値を最底辺で考えていた。
それは簡単に覆せるものではない。
「分かり…ました。」
そう言うしかなかった。
でも、これからはそうするしかない。
「…もう戻ろうか。トーラスにバレたら怒られちゃうからね。」
「…はい。そうですね。」
「あ!」
浅村は何かを思い出したように言う。
「俺が意識を失っている間だけに本音言っちゃあいけないよ。」
橋本は何を言ったか思い出す。
「え…え!?あ、え、ちょ、え、どういうことですか!?」
意識が無いのに聞かれるわけがないはずだ。
しかし、浅村は物凄い悪い顔で笑っている。
「え?聞きたいの?」
「え、いや!いや、聞きたい…ああいや、聞きたくない…え?」
「テンパり過ぎでしょ!あっははは!!!」
この人は本当に良い性格をしていると、橋本は思った。
二人は部屋に戻る。
「は~~~~~~~~~~~~~~~ぁぁぁぁぁ…」
小さい声で言っている。
すると、急に浅村が橋本を守るように抱きかかえた。
「…誰だ。」
(え、ちょ、浅村さああああああああああん!!!)
黒いフードの男がいる。
すると、橋本の視界がおかしいことになった。
浅村と黒フードの位置が変わったのだ。
橋本は黒フードの人質になってしまった。
「今すぐそこから離れろ!」
浅村は叫ぶ。
橋本は黒フードを押し倒す。
「貴方が敵でしょ。」
浅村の方を見る。
恐らく姿が変わっただけだ。
その瞬間また何かが変わった。
橋本が浅村を押し倒している状態になっている。
「今度は人の位置!」
「待って、俺だよ!」
頭を殴ろうとした瞬間、また何かが変わった。
「…」
ベッドが壊れるほどの拳をすんでのところで、頭を避けた。
「何故わかった…」
代わりに黒フードの首にナイフが刺さっていた。
そのまま倒れていった。
男の左手に紋章が光っている。
「よく分かったね。あとちょっとどいてくれ…」
「あ、スミマセン重かったですね!!」
「重いとかじゃなく…じゃない、見た目変わったことと位置変わったのよく見切れたね。」
「浅村さんが左利きなのでそれで見極めてました。」
「あーなるほどね。」
二人の間に一気に緊張が走る。
あの男は呪術師だ。
まただ。
(また呪術師…!今度は誰を殺す気だ…!?)
橋本はナイフを引き抜いた。
万が一で借りたトーラスの魔法具が結局血に濡れてしまった。
「…即座に全員に通達しましょう。怪我人を避難させないと。」
ここには、まだ負傷者がいる。
「ああ、そうだね。」
二人は動き出した。
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