20 / 67
4章 堕天使の決戦
20
しおりを挟む
「もう……行ってしまうの?」
クレイアは不満そうに言う。
「本来なら、不死人とエルフは本来関わる事のない種族だ。」
グルーは、笑いながらそう言った。
「で、でも…」
アレイも不安そうだ。
「お二人さんはまだしも、他の守人は他の種族に助けられたことを良しとしない筈だ。それに戦闘だけができても、今は復興が出来なかったら意味が無いからな。」
「そう…ほんと、エルフはプライドがこういうところまで影響して…」
「でも、そういう所、嫌いじゃないんだろ?」
「ええ。それが…私達誇り高きエルフだから。」
グルーは笑う。
「俺たちは、きっとここに来ることは無いだろうが…二人は良かったら理由なんて無くても俺たちの町に来てくれ。」
「ええ。約束するわ。」
「エレスト、エウルは…」
「俺たちは行くところがあるから、お前らに会うことは当分ねえよ。だけど、エウルが思ったよりも重症だから、完治したらすぐに里を出る。」
エウルの怪我と言えば肋骨骨折と、大量出血による貧血と、紋章の酷使による、疲労その他諸々である。
「…まあ、という訳で、元気で…」
「一番元気してない嬢ちゃんに言われてもなあ…」
グルーは苦笑いをした。
「まあ、頑張れ。この先死に狂いでやってみたら、案外何とかなるものさ。」
「ああ、ありがとう。不死人の言う事は説得力が違うな。」
不死人は帰っていった。
「さあ…俺達はもう少しゆっくりするか。」
「…次はどこに行くの?」
クレイアは恐る恐る聞いた。
「吸血鬼の根城だ。だから、完全に完治してから行く。」
「…確かに前もそう言ってたけど…本気?」
「ああ。魔法国に直線距離で行くにはそうするしかない。魔法国は貴族の影響はあまり無いらしいからな。追手が来る事はあんまり無いだろ。」
「これこそが冒険の醍醐味よね!」
「とまあ、エウルが一番乗り気だし、別に悪いさ。」
「えぇ…」
クレイアは若干引いている。
「ちょっとついていきたい気持ちもあるけど…私達はこの里を守らないといけないから…応援しとくわ。」
「ああ、それで良いよ。」
エレスト達は出来るだけエルフと関わることの無く、3日が過ぎた。
「…で?エウルは元気か?」
「エルフの治療を受けまくったのだから、当たり前よ。」
ドヤ顔でエレストを見る。
「そんなにドヤられても…」
「もう行くのね。」
「ああ。」
「クスクス…頑張って。私達も頑張るわ。」
「ありがとう。アレイ。お互い頑張りましょ。」
「あ、言っとくけど、私達は決して貴方達に感謝してないとかそういうわけじゃないのよ。ただ…」
「分かってるよ。こっそり、クレイア達が、俺たちのことを訴えてたってのも知ってる。」
「……見てたの?」
どうやら、他のエルフたちは相当直接感謝を述べるのは嫌らしい。
「まあ、カバンの中に魔法の治療薬とかが、いつの間にか沢山入ってたってことにしとくよ。」
「……フフッ。……そうなのね。じゃあ、私たちの贈り物も受け取って。」
「これは?」
「結界を一時的に張れる魔法具よ。殆どの攻撃ははじき返すと思うけど、その代わり、一回しか使えない。私たちしか魔力を込めてないし仕方ないけど。」
「嬉しいよ。ありがとう。」
エレスト達は重くなった荷物を担ぎながら、里を発った。
「それにしたって、夜も寝ずに戦うって大変なのねー」
「これ以上は、流石にしたくねえな。」
流石エルフの森だろうか。
小さな妖精たちが至る所に飛んでいる。
「もう、引っ掻けちゃ、駄目よ。」
エウルは木の枝に引っかかった妖精を助けていた。
「前までは妖精なんていなかったのにな。ま、ここがちょっとは平和になったってことだな。」
「そうね。フフッ…戦った甲斐があったわ。」
エウルは嬉しそうにしている。
「ま、今からが本番みたいなものだぞ。」
「……そうね。今から行くのは…吸血鬼の住まう場所なのだから。」
吸血鬼は夜の間、不老不死になる。
傷も一瞬で塞がり、人間にはるかに凌駕する身体能力を併せ持つ。
しかし、太陽に弱く、一度でも浴びると灰になる。
太陽の光に届かない場所でも、弱体化しており、ほぼ人間と変わらない。
「生活スタイルは完全昼夜逆転するからな。」
夜に寝てしまえば、いつ吸血鬼に襲われるか分からないので一番やってはいけないことだ。
「一番大変かもー…それに、あの場所に法律なんて存在してないし。」
吸血鬼の住処に法律はない。
一応他の国に吸血鬼が行く場合は、その国の法律に従うという事に何とかこぎつけたらしい。
しかし、その代わりにその場所に行く者に、守ってくれる法律はない。
「まあ、あんな場所に好んでいく奴は馬鹿でもいないだろうな。」
「それもそうね。普段いかない場所に行くなんて、これこそが冒険って感じね!」
ここでウキウキしているのは恐らくエウルくらいだろう。
つまりは、クレイジーという事だ。
「……死ぬなよ?」
「死ぬなんてことをしたら、家族のみんなに迷惑が掛かってしまうわ。私が死んで良いのは、貴族としての公務だけよ。」
エウルは相当変わっている。
貴族としての力を使いたがらないくせに、貴族としての誇りを誰よりも持っている。
いや、貴族の体裁を守るために、貴族であることを極力隠したいのだろう。
そんなこんなで、吸血鬼の根城の一歩手前までやって来た。
「睡眠はしっかりとったか?」
「昼に寝るのに苦労したけど大丈夫よ!」
移動の間、睡眠する時間を徐々にずらすことにしていた。
「さあ、行くぞ。真っ暗だし、気を付けないとな。」
二人は、吸血鬼の根城に入っていった。
因みに、今の時刻は夕暮れ時である。
幸いなことに、エルフの里で夜戦にある程度は慣れている。
「入ってから初日だし、戦闘はないと思うが、吸血鬼の相手は本当に厄介だから戦闘は極力避けるぞ。流石に、戦闘0で通り過ぎれるとは思えないけどな。」
「流石にここは端っこだもの。ここで戦闘になったら帰りたくなるわ。」
「確かに。俺もそうおも……」
その瞬間爆発音が聞こえた。
「ごめん。家に帰っていい?」
「奇遇だな。俺も家に帰りたくなってきた。帰る場所無いけど。」
土煙から、長い緑髪の人らしき者が飛んできた。
「吸血鬼!?」
よく見れば本を持っている。
恐らくは魔法書だろう。
「いや違う!人間だ。脳筋の吸血鬼が魔法なんて非効率なことをするわけがない!」
「お前誰だよ、初対面のくせに失礼だな!」
緑髪の人が叫ぶ。
「吸血鬼にも失礼ね…」
「楽しそうだな!俺も混ぜてくれ!」
先ほど戦闘していたであろう吸血鬼が襲ってきた。
「ああもう、滅茶苦茶だよ!あと、血は吸われるなよ!」
エレストは急いで剣を抜いた。
「分かってるわよ!」
吸血鬼に吸われると、血が止まりにくい。
医者がいない今、吸血されることは危険だ。
「俺の邪魔はするなよ、旅人!…美麗なる結晶に魅了されよ。 『斑雪の刃』!」
白い刃が吸血鬼に突き刺さる。
この魔法は間違いなく神聖魔法だ。
(こいつ神聖魔法使えるのかよ!)
しかし、そんな会話をしている暇はない。
この魔法だけじゃ、吸血鬼は死んでない。
吸血鬼に神聖魔法は確かに効く。
しかし、あくまでもトドメ程度で、その魔法で殺せるという訳じゃない。
夜の吸血鬼は、この程度では死なない。
「やっぱり、その魔法は痛いなあ!」
吸血鬼が緑髪の人に襲い掛かる。
「片眼鏡、後ろに下がれ!」
「誰が片眼鏡だ!」
と言いつつも緑髪の人は後ろに下がる。
エレストは雷撃の紋章を光らせる。
雷撃・閃光を使い、高速で吸血鬼の真横から剣で首を切り落とす。
「人間でもそんな速度が出るのか!」
エレストが刎ねた首から喋っている。
「その状態で喋らないで、気持ち悪い!斬り避け。魔導・鎌鼬!」
エウルも辛辣である。
吸血鬼の両腕を吹き飛ばす。
「消え失せろ!」
緑髪の人は最後の一つの斑雪の刃を刎ねられた首に突き刺した。
「とても楽しかった!ありがとう!」
吸血鬼はそう言いながら、ボロボロと崩れていった。
クレイアは不満そうに言う。
「本来なら、不死人とエルフは本来関わる事のない種族だ。」
グルーは、笑いながらそう言った。
「で、でも…」
アレイも不安そうだ。
「お二人さんはまだしも、他の守人は他の種族に助けられたことを良しとしない筈だ。それに戦闘だけができても、今は復興が出来なかったら意味が無いからな。」
「そう…ほんと、エルフはプライドがこういうところまで影響して…」
「でも、そういう所、嫌いじゃないんだろ?」
「ええ。それが…私達誇り高きエルフだから。」
グルーは笑う。
「俺たちは、きっとここに来ることは無いだろうが…二人は良かったら理由なんて無くても俺たちの町に来てくれ。」
「ええ。約束するわ。」
「エレスト、エウルは…」
「俺たちは行くところがあるから、お前らに会うことは当分ねえよ。だけど、エウルが思ったよりも重症だから、完治したらすぐに里を出る。」
エウルの怪我と言えば肋骨骨折と、大量出血による貧血と、紋章の酷使による、疲労その他諸々である。
「…まあ、という訳で、元気で…」
「一番元気してない嬢ちゃんに言われてもなあ…」
グルーは苦笑いをした。
「まあ、頑張れ。この先死に狂いでやってみたら、案外何とかなるものさ。」
「ああ、ありがとう。不死人の言う事は説得力が違うな。」
不死人は帰っていった。
「さあ…俺達はもう少しゆっくりするか。」
「…次はどこに行くの?」
クレイアは恐る恐る聞いた。
「吸血鬼の根城だ。だから、完全に完治してから行く。」
「…確かに前もそう言ってたけど…本気?」
「ああ。魔法国に直線距離で行くにはそうするしかない。魔法国は貴族の影響はあまり無いらしいからな。追手が来る事はあんまり無いだろ。」
「これこそが冒険の醍醐味よね!」
「とまあ、エウルが一番乗り気だし、別に悪いさ。」
「えぇ…」
クレイアは若干引いている。
「ちょっとついていきたい気持ちもあるけど…私達はこの里を守らないといけないから…応援しとくわ。」
「ああ、それで良いよ。」
エレスト達は出来るだけエルフと関わることの無く、3日が過ぎた。
「…で?エウルは元気か?」
「エルフの治療を受けまくったのだから、当たり前よ。」
ドヤ顔でエレストを見る。
「そんなにドヤられても…」
「もう行くのね。」
「ああ。」
「クスクス…頑張って。私達も頑張るわ。」
「ありがとう。アレイ。お互い頑張りましょ。」
「あ、言っとくけど、私達は決して貴方達に感謝してないとかそういうわけじゃないのよ。ただ…」
「分かってるよ。こっそり、クレイア達が、俺たちのことを訴えてたってのも知ってる。」
「……見てたの?」
どうやら、他のエルフたちは相当直接感謝を述べるのは嫌らしい。
「まあ、カバンの中に魔法の治療薬とかが、いつの間にか沢山入ってたってことにしとくよ。」
「……フフッ。……そうなのね。じゃあ、私たちの贈り物も受け取って。」
「これは?」
「結界を一時的に張れる魔法具よ。殆どの攻撃ははじき返すと思うけど、その代わり、一回しか使えない。私たちしか魔力を込めてないし仕方ないけど。」
「嬉しいよ。ありがとう。」
エレスト達は重くなった荷物を担ぎながら、里を発った。
「それにしたって、夜も寝ずに戦うって大変なのねー」
「これ以上は、流石にしたくねえな。」
流石エルフの森だろうか。
小さな妖精たちが至る所に飛んでいる。
「もう、引っ掻けちゃ、駄目よ。」
エウルは木の枝に引っかかった妖精を助けていた。
「前までは妖精なんていなかったのにな。ま、ここがちょっとは平和になったってことだな。」
「そうね。フフッ…戦った甲斐があったわ。」
エウルは嬉しそうにしている。
「ま、今からが本番みたいなものだぞ。」
「……そうね。今から行くのは…吸血鬼の住まう場所なのだから。」
吸血鬼は夜の間、不老不死になる。
傷も一瞬で塞がり、人間にはるかに凌駕する身体能力を併せ持つ。
しかし、太陽に弱く、一度でも浴びると灰になる。
太陽の光に届かない場所でも、弱体化しており、ほぼ人間と変わらない。
「生活スタイルは完全昼夜逆転するからな。」
夜に寝てしまえば、いつ吸血鬼に襲われるか分からないので一番やってはいけないことだ。
「一番大変かもー…それに、あの場所に法律なんて存在してないし。」
吸血鬼の住処に法律はない。
一応他の国に吸血鬼が行く場合は、その国の法律に従うという事に何とかこぎつけたらしい。
しかし、その代わりにその場所に行く者に、守ってくれる法律はない。
「まあ、あんな場所に好んでいく奴は馬鹿でもいないだろうな。」
「それもそうね。普段いかない場所に行くなんて、これこそが冒険って感じね!」
ここでウキウキしているのは恐らくエウルくらいだろう。
つまりは、クレイジーという事だ。
「……死ぬなよ?」
「死ぬなんてことをしたら、家族のみんなに迷惑が掛かってしまうわ。私が死んで良いのは、貴族としての公務だけよ。」
エウルは相当変わっている。
貴族としての力を使いたがらないくせに、貴族としての誇りを誰よりも持っている。
いや、貴族の体裁を守るために、貴族であることを極力隠したいのだろう。
そんなこんなで、吸血鬼の根城の一歩手前までやって来た。
「睡眠はしっかりとったか?」
「昼に寝るのに苦労したけど大丈夫よ!」
移動の間、睡眠する時間を徐々にずらすことにしていた。
「さあ、行くぞ。真っ暗だし、気を付けないとな。」
二人は、吸血鬼の根城に入っていった。
因みに、今の時刻は夕暮れ時である。
幸いなことに、エルフの里で夜戦にある程度は慣れている。
「入ってから初日だし、戦闘はないと思うが、吸血鬼の相手は本当に厄介だから戦闘は極力避けるぞ。流石に、戦闘0で通り過ぎれるとは思えないけどな。」
「流石にここは端っこだもの。ここで戦闘になったら帰りたくなるわ。」
「確かに。俺もそうおも……」
その瞬間爆発音が聞こえた。
「ごめん。家に帰っていい?」
「奇遇だな。俺も家に帰りたくなってきた。帰る場所無いけど。」
土煙から、長い緑髪の人らしき者が飛んできた。
「吸血鬼!?」
よく見れば本を持っている。
恐らくは魔法書だろう。
「いや違う!人間だ。脳筋の吸血鬼が魔法なんて非効率なことをするわけがない!」
「お前誰だよ、初対面のくせに失礼だな!」
緑髪の人が叫ぶ。
「吸血鬼にも失礼ね…」
「楽しそうだな!俺も混ぜてくれ!」
先ほど戦闘していたであろう吸血鬼が襲ってきた。
「ああもう、滅茶苦茶だよ!あと、血は吸われるなよ!」
エレストは急いで剣を抜いた。
「分かってるわよ!」
吸血鬼に吸われると、血が止まりにくい。
医者がいない今、吸血されることは危険だ。
「俺の邪魔はするなよ、旅人!…美麗なる結晶に魅了されよ。 『斑雪の刃』!」
白い刃が吸血鬼に突き刺さる。
この魔法は間違いなく神聖魔法だ。
(こいつ神聖魔法使えるのかよ!)
しかし、そんな会話をしている暇はない。
この魔法だけじゃ、吸血鬼は死んでない。
吸血鬼に神聖魔法は確かに効く。
しかし、あくまでもトドメ程度で、その魔法で殺せるという訳じゃない。
夜の吸血鬼は、この程度では死なない。
「やっぱり、その魔法は痛いなあ!」
吸血鬼が緑髪の人に襲い掛かる。
「片眼鏡、後ろに下がれ!」
「誰が片眼鏡だ!」
と言いつつも緑髪の人は後ろに下がる。
エレストは雷撃の紋章を光らせる。
雷撃・閃光を使い、高速で吸血鬼の真横から剣で首を切り落とす。
「人間でもそんな速度が出るのか!」
エレストが刎ねた首から喋っている。
「その状態で喋らないで、気持ち悪い!斬り避け。魔導・鎌鼬!」
エウルも辛辣である。
吸血鬼の両腕を吹き飛ばす。
「消え失せろ!」
緑髪の人は最後の一つの斑雪の刃を刎ねられた首に突き刺した。
「とても楽しかった!ありがとう!」
吸血鬼はそう言いながら、ボロボロと崩れていった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
名前を書くとお漏らしさせることが出来るノートを拾ったのでイジメてくる女子に復讐します。ついでにアイドルとかも漏らさせてやりたい放題します
カルラ アンジェリ
ファンタジー
平凡な高校生暁 大地は陰キャな性格も手伝って女子からイジメられていた。
そんな毎日に鬱憤が溜まっていたが相手が女子では暴力でやり返すことも出来ず苦しんでいた大地はある日一冊のノートを拾う。
それはお漏らしノートという物でこれに名前を書くと対象を自在にお漏らしさせることが出来るというのだ。
これを使い主人公はいじめっ子女子たちに復讐を開始する。
更にそれがきっかけで元からあったお漏らしフェチの素養は高まりアイドルも漏らさせていきやりたい放題することに。
ネット上ではこの怪事件が何らかの超常現象の力と話題になりそれを失禁王から略してシンと呼び一部から奉られることになる。
しかしその変態行為を許さない美少女名探偵が現れシンの正体を暴くことを誓い……
これはそんな一人の変態男と美少女名探偵の頭脳戦とお漏らしを楽しむ物語。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
発展科学の異端者
ユウ
ファンタジー
世界は、科学の発展した新科学時代。ある時科学者たちは、見つけてはいけない神秘の産物を発見する。それは、この世界と他の世界をつなぐものだった。研究者はこれを応用すれば、様々なことができると考え、研究に取り組む。だがそれが世界に悲劇を齎すこととなる。
この世界の生物ではない、化け物(モンスター)がこの世界に現れるようになる。その結果、何か国かは滅びる道を進んだ。だが人類は、驚くべきスピードで対抗手段を見つける。それは『科学武装』と呼ばれるものだった。それは、科学魔法と呼ばれるものと科学武装と呼ばれるものだった。
まず科学魔法は、科学に基づき、火・水・雷・土・風を発動できるものだ。そのためには、かなりの練習と適性が必要である。逆に科学武装は、適正よりも、鍛錬の方が大事である。人にあった武器を練習する必要があり、それを習得できたものは、魔物狩りが許される。その姿を皆は『科学武装師』と呼ぶ。
これは新科学時代の、ルーア国に生まれた天災科学武装師、城ケ崎(じょうがさき)零(れい)の物語
更新予定は、基本的に土曜日、日曜日の18時頃を予定してます。
たまに、平日も投稿するかもです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる